映画『チャーリーとチョコレート工場』の概要:ロアルト・ダールの児童小説『チョコレート工場の秘密』を、ティム・バートン監督が映像化した作品。摩訶不思議で風刺の効いたおとぎ話は、ティム・バートン監督の作風にぴったりで、ポップでありながら毒気のあるファンタジー映画に仕上がっている。
映画『チャーリーとチョコレート工場』の作品情報
上映時間:115分
ジャンル:ファンタジー、コメディ
監督:ティム・バートン
キャスト:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デヴィッド・ケリー、ヘレナ・ボナム・カーター etc
映画『チャーリーとチョコレート工場』の登場人物(キャスト)
- ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)
- 巨大なチョコレート工場を持つ天才ショコラティエ。歯科医の父親にショコラティエになることを反対され、親子の縁を切って成功を掴んだ。社会性のないかなりの変人で、家族や両親という言葉を嫌う。後継者を探すため、5人の子供を工場に招く。
- チャーリー・バケット(フレディ・ハイモア)
- チョコレート工場のある町で暮らす少年。両親と4人の祖父母と貧乏暮らしをしているが、家族の愛に包まれ、心優しい少年に育った。ウォンカのチョコレート工場に憧れ、工場の模型を作っている。金のチケットを引き当て、工場に招かれる。
- ジョーおじいちゃん(デイビッド・ケリー)
- チャーリーの母方の祖父。昔ウォンカのもとで働いたことがあり、チャーリーにウォンカのことを話して聞かせる。チャーリーの付き添いとして、一緒に工場へ行く。
- ウンパ・ルンパ(ディープ・ロイ)
- チョコレート工場で働く従業員の総称。熱帯のルンパランド出身の部族。ウォンカにスカウトされ、大好きなカカオ豆を好きなだけ食べられるという条件で雇われている。かなりの人数がいるが、男女問わず全員同じ顔をしている。体は非常に小さい。歌と踊りが好き。
- オーガスタス・グループ(フィリップ・ウィーグラッツ)
- 1枚目の金のチケットを引き当てたドイツの少年。両親は肉屋を営んでいる。四六時中チョコレートを食べている肥満児。人の良さそうな母親もふくよか。
- ベルーカ・ソルト(ジュリア・ウィンター)
- 2枚目のチケットを引き当てたイギリスのナッツ会社の令嬢。欲しいものは何でも与えられ、鬼のようにわがままな娘に育った。父親は娘の言いなり。
- バイオレット・ボーレガード(アナソフィア・ロブ)
- 3枚目のチケットを引き当てた野心家で高慢ちきな少女。何でも勝たないと気が済まない性質で、記録を更新するため、同じガムを噛み続けている。母親も野心家。
- マイク・ティービー(ジョーダン・フライ)
- 4枚目のチケットを引き当てたハイテクオタクの少年。人を上から目線で見ている生意気な少年で、非常に冷めている。父親は息子のことが理解できず、いつもオロオロしている。
映画『チャーリーとチョコレート工場』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『チャーリーとチョコレート工場』のあらすじ【起】
チャーリー・バケットは、両親と4人の祖父母と暮らしている平凡な少年だ。歯磨き工場で働いている父親の給料は最低で、バケット家は食べていくのがやっとの生活をしていた。それでもチャーリーは家族を大切にする心優しい少年に育っていた。
チャーリーが暮らす町には、ウィリー・ウォンカの巨大なチョコレート工場がある。母方の祖父のジョーおじいちゃんは、この工場で働いていたことがあり、ウォンカのこともよく知っている。ウォンカの工場は順調に業績を伸ばしていたが、他のお菓子メーカーのスパイに秘密のレシピを盗まれ、15年前に全従業員を解雇し、工場を閉鎖していた。その後工場は再稼働し始めたのだが、ウォンカやそこで働く従業員の姿を見た人はおらず、工場の中がどうなっているのかも一切わからなかった。
ある日ウォンカは「5人の子供を工場に招待し、そのうちの1人には信じられない幸運を与える」と発表する。工場への招待状となる金のチケットは、ウォンカバーと呼ばれる板チョコに入っている。このニュースは世界中で話題となり、ウォンカバーは飛ぶように売れる。しかしチャーリーがウォンカバーをもらえるのは、1年に1度の誕生日だけだった。
最初のチケットを引き当てたのはドイツの肉屋の息子、オーガスタスで、毎日大量のチョコを食べる肥満児だった。2枚目のチケットを手にしたのは、イギリスのナッツ会社のひとり娘、ベルーカで、父親が金のチケットを欲しがる娘のために、何万個ものウォンカバーを買い占めていた。
チャーリーの両親は、誰よりもチョコレート工場に憧れている息子のために、早めの誕生日プレゼントを用意する。しかしそのウォンカバーに、金のチケットは入っていなかった。チャーリーは、めったに食べられないチョコレートを、家族全員で分ける。
映画『チャーリーとチョコレート工場』のあらすじ【承】
3枚目のチケットは、アトランタで暮らすバイオレットが手に入れる。彼女は常に勝者でないと気が済まない高慢ちきな娘で、今回も最後の1人になる気満々だった。そして4枚目のチケットは、デンバーで暮らすマイクという生意気な少年が手にする。マイクはテレビゲームばかりしているハイテクオタクで、緻密な計算で当たりを勝ち取っていた。
チケットは残り1枚となり、ジョーおじいちゃんはヘソクリをはたいてチャーリーにウォンカバーを買ってやる。しかしその中にも金のチケットは入っていなかった。
金のチケットを諦めかけた頃、チャーリーは雪道で10ドル札を拾い、近所の雑貨屋でウォンカバーを買う。その場で包みを開けると、中に金のチケットが入っていた。チャーリーは大急ぎで家に帰り、チケットを引き当てたことを報告する。チャーリーは家計のためにチケットを売るべきではないかと悩んでいたが、家族は「工場へ行け」と言ってくれる。
翌日、チャーリーはジョーおじいちゃんとチョコレート工場へ行く。約束の10時に門が開き、5人の子供とその付き添いが工場の敷地内に足を踏み入れる。ウィリー・ウォンカはかなりの変わり者で、みんなと会話が噛み合わない。一同は妙な空気のまま、ウォンカの案内で工場見学を始める。
最初に案内されたのは、巨大なチョコレートの滝があるフレーバー作りの部屋で、部屋全体がお菓子でできていた。自由に見学していいと言われ、部屋中のお菓子を貪り食っていたオーガスタスは、足を滑らせてチョコレートの川へ落ちてしまう。すると、どこからともなく大勢のウンパ・ルンパが集まってきて、オーガスタスを罵る歌を歌い始める。パイプに吸い込まれていった息子を見て、オーガスタスの母親は大騒ぎするが、ウォンカは平気な顔をしていた。みんなは「まるでこの出来事を予想していたようだ」と不審がる。
映画『チャーリーとチョコレート工場』のあらすじ【転】
ウォンカと残りの8人は、ウンパ・ルンパの漕ぐ船に乗り込み、チョコレートの川を移動する。チャーリーに「自分の子供時代を覚えていないの?」と質問されたウォンカは、久しぶりに子供時代を思い出す。ウォンカは有名な歯科医の息子で、お菓子を食べることを禁止されていた。
トンネルや急流を抜け、一同は発明室へ入る。そこは新しいお菓子を開発する部屋で、まだ実験段階の新商品があった。そこでフルコースが味わえるガムを見つけたバイオレットは、ウォンカが止めるのも聞かず、そのガムを噛み始める。ガムはトマトスープからローストビーフの味に変わり、バイオレットを興奮させる。しかしデザートのブルーベリーパイのところで、バイオレットの顔や体が紫色に変わり始め、全身がブルーベリーのように丸く膨らんでいく。すると、またウンパ・ルンパが集まってきて、バイオレットを罵る歌を歌い始める。巨大な風船のようになってしまったバイオレットは、母親の手でジュース室へ転がされていく。
次の部屋へ移動中、チャーリーから「初めて食べたチョコを覚えている?」と質問されたウォンカは、また子供時代を思い出す。ウォンカは父親に内緒で一粒のチョコを食べ、お菓子の虜になった。そして独自でお菓子の研究を始め、ショコラティエになりたいという夢を持ったのだ。
ウォンカと残りの6人は、ナッツの選別室を見学する。この工場では、訓練されたリスが、くるみからナッツの実を取り出していた。部屋の中央には、中身がダメになっているくるみを捨てるためのダストシュートがあった。「訓練されたリスが欲しい」とわがままを言いだしたベルーカは、ウォンカが止めるのも聞かずにリスを捕まえに行き、怒ったリスたちに襲われる。そして中身がダメになっていると判断され、ダストシュートに捨てられてしまう。すると、またウンパ・ルンパが集まってきて、ベルーカを罵る歌を歌い始める。ベルーカを助けに行った父親も、リスによってダストシュートに突き落とされる。
ボタンを押せば自由自在に移動するガラスのエレベーターに乗った残りのメンバーは、マイクの希望でテレビ室へ向かう。エレベーターの中で、ウォンカはショコラティエになることを父親に反対され、家出をした過去を思い出す。父親とは、それきり会っていなかった。
巨大なチョコレートをテレビ画面の中にテレポートさせる装置を見て、マイクは自ら装置の中に入り、テレポートを試みる。マイクがテレビ画面の中に現れると、テレビ番組にウンパ・ルンパが登場し、マイクを罵る歌を歌い始める。父親の手でテレビから出されたマイクは、人形のように小さくなっていた。ウォンカは笑いをこらえて、キャンディー伸ばし機で体を引き伸ばすといいとアドバイスする。
映画『チャーリーとチョコレート工場』の結末・ラスト(ネタバレ)
ウォンカはチャーリーが最後の1人になったことを喜び、チャーリーとジョーおじいちゃんをガラスのエレベーターで家まで送ってくれる。チャーリーは空中から、工場を出て行く4人の子供と付き添いの親たちを目にする。オーガスタスはチョコレートまみれ、バイオレットは紫色のふにゃふにゃ人間、ベルーカはゴミまみれ、伸ばされたマイクは紙のように薄くなっていた。
チャーリーの家族に会ったウォンカは、チャーリーを自分の後継者にして、工場を丸ごと譲るつもりだと告げる。チャーリーは喜ぶが、工場へ行ったら2度と家族には会えないと言われ、その話を断る。ウォンカには、あの素敵な工場よりも家族を選ぶチャーリーの気持ちが理解できなかった。
その後、失業していた父親にもいい仕事が見つかり、バケット家は幸福な日々を送る。ウォンカの方は、あれ以来スランプに陥り、おいしいチョコレートを作れなくなっていた。
ウォンカはスランプの原因が家族にあるのだと考え、チャーリーに付き添ってもらって、数十年ぶりに父親に会いに行く。父親は、天才ショコラティエとして活躍する息子の情報を仕入れ、ウォンカが紹介された新聞記事を大切に保管していた。久しぶりに再会したウォンカと父親は、ぎこちなく抱き合い、親子の絆を取り戻す。
ウォンカはチャーリーの家族も受け入れることにして、改めてチャーリーを工場に迎えたいと申し出る。今度はチャーリーもその申し出を受け入れ、家族と一緒に工場へ引っ越し、ウォンカの仕事を手伝い始める。チャーリーはウォンカのチョコレート工場を勝ち取り、ウォンカは何にも代えがたい家族を手に入れる。みんなは最高に幸せだった。
映画『チャーリーとチョコレート工場』の感想・評価・レビュー
誰も入ったことのない謎の多いチョコレート工場。そこに入れるチャンスが巡ってきたときの、子供達のワクワクが伝わってくる。とても貧しい家庭で育ったチャーリーも工場に入れることになり、チャンスは平等にあるのだと嬉しい気持ちになる。トラウマを持ちどこか影のあるウィリー・ウォンカと、小さいながらも家族への愛に溢れたチャーリーの、とても心温まり作品に仕上がっている。さみしいときに見ると、愛に包まれ心が癒されるのではないだろうか。(女性 30代)
子供から大人まで楽しめる物語であり、子供を持つ親としては一緒に見たい作品である。家族の大切さや、自分だけが得をするのではなく、周りを見て行動したりと、子供向けの作品ではあるが、映画を通して心の勉強ができる。ジョニー・デップが演じるウィリー・ウォンカの衣装やメイク、話し方も独特で目を引き寄せたり、チャーリーや他の子供たちを演じる子役たちも、それぞれの個性に合った演技をしている。楽しめる映画だけではなく、色々と考えさせられる映画でもある。(女性 20代)
よくできた絵本の世界をそのまま映画にしたような、本当に面白い作品。演出、脚本、キャスティングとどれを取っても並々ならぬこだわりが感じられ、細部に至るまで製作者の理想を完璧に描いているように思う。
チャーリーのおじいちゃんが、「お金はこの世の中にありふれているけれど、あの工場に行けるチケットはこれだけだ」というような意味のことをいうシーンが、とても心に残っている。お金や物に対しての価値観に迷ったとき、このシーンを思い出す。とても素敵なファンタジー、家族思いのチャーリーが可愛すぎて、暖かくも胸が締め付けられるシーン満載。ころころと変わる場面展開が楽しく、大人も子供も楽しめること間違いなしの映画。(女性 30代)
家族という単語を聞くだけで、寂しさを感じていたウィリー・ウォンカ、そんな彼を放って置けなかったチャーリーの優しさが好きです。ウォンカは素直な性格ではありませんが、困った時はチャーリーを頼ってきたりと、意外に可愛い所があります。
チャーリーとウォンカは、ある種ソウルメイトのような関係で、一緒にいることが幸せに繋がり、工場内で家族として共に生活することは、運命だったのではと感じました。
父親との確執があり、家族を恐れていたウォンカが、チャーリー達家族と幸せになるラストは、観ていて温かい気持ちになります。(女性 20代)
ティム・バートン監督の世界観は好きだけど、この映画はオリジナルの「夢のチョコレート工場」の方が好きです。
ジョニー・デップ演じるウィリー・ウォンカが暴走しすぎというか、いろいろ演出がくどい、しつこい感じを受けます。
誰が演じているかわからないウィリー・ウォンカは恐ろしくて、オカルトファンタジーのような、工場の中もしょぼいんだけどそのアナログSF感がいいんですよね。
と、いうことで「夢のチョコレート工場」も観てほしいと思っています。(女性 40代)
ティム・バートンとロアルト・ダールとジョニー・デップのコラボだ。間違いなしに面白いはずだ。設定もさることながら、ジョニーの可笑しな役の始まりはここからだったように思う。
チョコレート工場に招待されたチャーリーと4人の子供たち、彼らがまた個性豊かというか、子供の悪い例というか。そんな彼らが工場の行く先々で罰のような罠にかかっていく姿は観ていて清々しいものだ。
子供に何が大切か教えてくれる映画でもあるが、それよりも工場内部がお菓子の家のようで心がワクワクしてしまう。ダークファンタジーでもあるが、子供の夢が詰まっている映画だ。(女性 20代)
子供の夢が詰まった大好きな作品。お菓子に入っている当たり券でチョコレート工場をもらえる。そういう夢のあるお話大好きです。この作品に出てくるチョコレート工場はまるで夢の国。チョコレートの滝はもちろん、工場の中にあるものは全て食べられるお菓子で出来ています。工場の主ウィリー・ウォンカを演じるのはジョニー・デップ。監督はティム・バートン。言わずと知れた最強タッグです。
楽しくて可愛いだけじゃない、欲望にまみれた人間模様も描かれていて、子供向けの作品ですが大人もしっかり考えさせられます。(女性 30代)
この映画をきっかけにティム・バートン監督とジョニー・デップが大好きになった。派手な色彩やウィリー・ウォンカの見た目や言動など、とにかくインパクトが大きい。子供は特に衝撃を受けると思う。でも、ただ派手派手しいだけでなく、ストーリーも胸にグッとくるところがあって良かった。親子関係について、考えさせられる作品だと思う。
映像だけでなく音楽も素晴らしいので、ぜひ見て欲しい。ウンパ・ルンパが踊るシーンは、特にお気に入り。多分、皆気に入ると思う。(女性 30代)
チョコの甘い美味しそうな匂いがしてきそうな、ティムバートンならでは不気味さが見え隠れするポップな世界観に一気に引き込まれる。独特な世界観の中でも、メッセージ性があって、楽しいだけでなくジーンと胸に響く場面もあるのがとても良かった。一見子供向けだが、ブラックジョークが良い塩梅で散りばめられていて、大人が見ていてもクスッと笑えるシーンがたくさんあり楽しい。ジョニー・デップの演じるウィリー・ウォンカの得体の知れない不気味さと面白さが絶妙なバランスがさすがだった。(女性 20代)
ブラックジョークが過ぎるところもあるけれど、チョコレート工場の中のお菓子でできた世界観にはワクワクが詰まっている。そう感じるのは、初めて鑑賞した幼かったあの頃も、大人になった今も変わらない。工場の外の景色は暗く、冷たい風を感じさせるような雰囲気が漂っているが、その中に存在するチャーリーと彼の家族の優しさが温かさを感じさせる。
髭の生えていないジョニー・デップが若々しくて美しかった。(女性 20代)
みんなの感想・レビュー
観るたびに新しい発見があり、どんどん好きになる作品。チョコレート工場はテーマパークのように夢があるけれど、皮肉たっぷりの演出でワガママな子供をこらしめるところが面白いです。時々出てくるパロディーの部分も楽しませてくれます。
ウィリー・ウォンカはジョニー・デップしか考えられないくらいのハマり役だし、チャーリーと一緒に工場へ行くジョーおじいちゃんも味があって素敵。
チャーリーの家は貧しいけれど愛に溢れていてちょっと憧れます。ファンタジーっていいなあと素直に楽しめる映画です。
これぞジョニー・デップとティム・バートンの映画。カラフルでテーマパークのような工場でさぞかし楽しいことが起きるのだろうと思いきや、これは本当に子供向けなのだろうかと思うようなブラックな出来事が次から次へと起こる。こういう時のおかしな格好をしたジョニー・デップは本当にサマになる。チャーリー以外の子供に起こることのインパクトが強く、後半の印象がどこか薄い。いや、重要なのは確実に後半なのだがそれ位前半の悪ふざけが面白すぎるのだ。コミカルでブラックな歌も聴き所。
不思議可愛い世界観が最高にワクワクする知らない人はいないであろうこの映画。子供向けの面白おかしいストーリーかと思いきや、なかなかブラックジョークが効いていて、大人になってからも楽しめる。
ティムバートンの不思議な世界観、耳に残る音楽、傲慢な子供たちをブラックに成敗、ウォンカ自身も長年の気掛かりから解放され、チャーリーと絆を深めていく。何をとっても一筋縄ではいかなくて、初めて見た時は予測不可能だった。これは何度でも見たくなる正真正銘の名作だ。
小さいころ、この原作の児童文学が大好きでした。出てくる工場をいつも想像して、一度で良いから行ってみたいと思っていました。この映画は、そんな私の小さなころの夢を叶えてくれたような映画です。
原作の通りの工場と、その中で繰り広げられる冒険は、大人も子供も楽しめるものです。ストーリーは、ちょっと原作とは違うので、賛否両論あるかなとは思いますが、それでもあの工場を体験できるようなこの作品は、本当に素晴らしいと思います。
ゴールデンチケットに当選した5人の子供とその保護者が、ウォンカのチョコレート工場を見学する話です。見終わって、ものすごく面白かったと感じたわけではないですが、ふと観たくなるような不思議な映画です。
主人公のチャーリー以外の子供は、欲深いというか良く捉えると子供らしいです。そんな子供たちが次々にいなくなるのが笑えます。また、まったくメインキャラクターではないですが、これを見た人のほとんどはウンパルンパに心を鷲掴みにされると思います。単体はただの小さいおじさんなのに、無数の同じ顔をしたおじさんが歌っている姿が面白いです。
これまで何度もタッグを組んできたティム・バートン×ジョニー・デップ作品。ジョニー・デップは地顔で出演する映画がどんどん減っていってますが、結局はこういう役が似合うんだなあと思います。ウィリーウォンカは子供達をふるいにかけて、言うことを聞かない子供は次々排除していくという点が子供向け映画なのにわりとブラックに描かれているのが面白いなと思いました。ウンパルンパも面白くてこれだけで一見の価値ありです。
未知の世界だった工場内部がどんどん明らかになっていくシーンはとても楽しく、色彩豊かな画面の美しさも見どころの一つです。
お菓子がいっぱいのチョコレート工場は、まるで夢のよう。
原作を膨らませつつも、ちゃんとティム・バートンワールド満載なので、すぐにその世界観に引き込まれた。
悪い子にはちゃんとお仕置きが待っていて、そういう子どもへの皮肉もコミカルに表現されていて楽しめた。ウォンカがスランプの解消のために父親に会いに行って絆を取り戻し、皆幸せになって良かった。
ウンパルンパの歌が頭から離れない、夢の詰まった作品。
大人も子どもも夢見るチョコレート工場見学。そんなチャンスがチャーリーのもとに飛び込んできます。
幸運にも世界中でたったの5枚しかないチケットをゲットしたチャーリーはおじいちゃんと一緒に工場の中へと入ります。チョコレートの滝、不思議な生物、すべてお菓子でできたとてもカラフルで不思議な光景が目の前に広がります。
少しブラックな要素がファンタジーの世界に味を加えています。最後には心優しいチャーリーと孤独だった、ウォンカとの絆を感じるハッピーエンドが待っています。
ジョニー・ディップ主演だったのですが、世界観が違っていて好き嫌いが分かれる映画じゃないかと思いました。何もかもチョコレートで出来ている世界は、子供にとっては憧れで夢の国なんだろうと思います。
小さい頃にお菓子のおまけがついていて当たりが出るのが嬉しかった、そんなワクワクさせてくれる世界が待っています。
ただド派手なだけの作品かと思いきや、家族との関係だったり自分自身の性格だったり、改めて見つめ直すきっかけになる素敵な物語だった。主人公のウィリー・ウォンカがチャーリーのお陰で、確執のあった父親と和解する場面は感動した。ストーリー、衣装、舞台どれをとっても素晴らしい作品なのだが、何と言っても音楽が最高だと思う。音楽を聞けばこの作品を思い出すぐらい、印象的でキャッチーな曲が使われている。
チャーリーの家族を思うひたむきな思い、貧しいながらも心豊かな家族、そして自由に生きながら孤独なウィリー・ウォンカがみんなと幸せに暮らすラストは何度見ても本当にうれしいものです。この映画の一番の見どころはなんといってもウンパ・ルンパの歌と踊りです。とにかく面白くてみんなの息もぴったり!劇中で子ども達に“あらかじめ練習していたみたい”と突っ込まれるほど。一番のお気に入りは最初の子どもオーガスタ・グループがチューブでチョコレートと一緒に吸い込まれていったあとの踊りです。とにかくノリがよくて思わず一緒に踊りたくなってしまいます。
個人的にウィリー・ウォンカが透明なエレベーターにぶつかるシーンがお気に入りです、本当に面白くて声を出して笑ってしまいます。
私も、エレベーターにぶつかるシーンが好きなんです!(´°▽°`)
工場の雰囲気?が私の好きな感じで、幼稚園の時に思い描いていた、お菓子の国に似てるんですよ(°▽°)動画見たいけど、見ることができなくてじぁあネタバレ見にいくかぁーと思ってここに来ましたが、まさか、好きなシーンが一緒とは思いませんでした( ●≧艸≦)
【文章ごちゃごちゃですみません(笑) 】