この記事では、映画『シティ・オブ・エンジェル』のあらすじをネタバレありで解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『シティ・オブ・エンジェル』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『シティ・オブ・エンジェル』 作品情報

- 製作年:1998年
- 上映時間:114分
- ジャンル:ラブストーリー、ファンタジー
- 監督:ブラッド・シルバーリング
- キャスト:ニコラス・ケイジ、メグ・ライアン、デニス・フランツ、アンドレ・ブラウアー etc
映画『シティ・オブ・エンジェル』 評価
- 点数:75点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★★★
[miho21]
映画『シティ・オブ・エンジェル』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『シティ・オブ・エンジェル』のあらすじを紹介します。
死の天使セス(ニコラス・ケイジ)は、ロサンゼルスの病院で外科医として働くマギー(メグ・ライアン)に恋をした。
しかし天使は生身の人間に触れたり、感じることは出来ない。
それでも衝動を抑えることが出来ないセスは、マギーの前に姿を現してしまう。
これは天使界の中では御法度であった。
やがてセスに惹かれていくマギー。
お互い愛情を持ち始めるも、物体として愛し合うことは不可能。
その事に酷く悩むセスだった。
そんなある日、セスはマギーの患者のメッセンジャーと出会う。
彼はセスが天使だということを見抜いた。
その理由はメッセンジャー自身が元天使だと言うのである。
現在の奥さんと愛し結婚するために人間になったのだ。
メッセンジャーが教えてくれた人間になる方法、それは自殺すること。
悩んでいる間にもマギーは同僚からプロポーズを受けてしまう。
それを知ったセスは急がなくてはと、高いビルから飛び降りた。
するとセスの体からは血が流れ、痛みがあるではないか。
映画『シティ・オブ・エンジェル』 結末・ラスト(ネタバレ)
人間になることが出来たセスは、マギーが休暇をとっている別荘に向かった。
到着すると温かく迎えてくれるマギーの姿が。
ついにその夜、二人は結ばれることが出来た。
しかし翌日、買い物に出かけたマギーに思いもよらない悲劇が襲う。
交通事故だった。
そのまま意識不明の重体に陥ったマギーは二度とセスの前に戻ってくることは無かった。
マギーのために人間になり、共に生きようとしたセス。
しかしその直後にマギーは一人逝ってしまった。
悲しみに暮れるセスだったが、ひと時でも彼女と幸せの時間を過ごすことが出来て良かったと仲間の天使に語るのだった。
彼はこれからも人間として生きていくことを誓うのだった。
映画『シティ・オブ・エンジェル』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『シティ・オブ・エンジェル』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
リメイクというには不十分
この元になった作品、それはフランスと西ドイツ合作の1987年製作の映画「ベルリン・天使の詩」である。
背景にこだわり、美しさを追求しているヴィム・ベンダース監督の映画であるが、彼の映画をリメイクするということはほぼ不可能であると言える。
元々の作品の濃度が違いすぎるのだ。
「ベルリン・天使の詩」は恋をするために人間になりたいというものではない。
長い間様々な人間の人生を見届けてきた天使が哀愁や哲学に苦しみ、永遠の命から解放されたいと思う物語である。
結果的に女性に恋をするのだが、本作品のようにいきなりマギーに恋をして天使を辞めちゃおうというようなものではないのだ。
ただヴィム・ベンダースの映画は中々小難しく、好き嫌いは分かれやすい。
そういう意味では本作品のようなカジュアルで観やすい娯楽映画にしたのは良かった。
真っ向から勝負してリメイクしていたら間違いなく潰れていただろう。
ニコラス・ケイジの天使姿に違和感
本作品の主役は天使役のニコラス・ケイジだろう。
物語はそれなりに綺麗で美しく、なんてことはないが面白い。
しかし最初から最後まで気になるのがニコラス・ケイジである。
何故か天使だと言われてもしっくりこない。
普通は最後には感情移入して物語に入り込める筈なのだが、それがどうも難しい。
確かに線が細く優しそうに微笑むのであるが、天使のイメージではないのだ。
そこが残念で仕方なかった。
ビジュアル的に天使なのは絶対にメグ・ライアンだと思うのですが、今作の天使はニコラス・ケイジ。どんな役でも引き受けるで有名な彼が今度は天使か…と疑いながら鑑賞しましたが、とにかく美しくて繊細で儚くて「天使」がしっかりイメージ出来ました。
ストーリーはとても、切なくて悲しいものですがそれでも人間になってよかった、人間として生きていくと仲間に伝えるセスは心まで清らかで美しい立派な人間だなと感じるでしょう。(女性 30代)
天使が人間になる決断をするという設定がロマンチックで、前半は静かで美しい恋愛映画として楽しめた。しかし人間になった直後に恋人を失うという展開には衝撃を受けた。報われない選択にも思えるが、それでも「触れられる時間」を選んだ主人公の覚悟が印象的で、愛の形について深く考えさせられた。(30代 男性)
天使として永遠に生きるか、人間として短い愛を選ぶかというテーマが切なすぎる。ようやく結ばれたのにすぐ別れが訪れる展開はあまりにも残酷で涙が止まらなかった。それでも主人公が後悔していないように見えるラストが印象的で、愛することの意味を考えさせられる作品だった。(20代 女性)
哲学的なテーマが強く、単なる恋愛映画ではない深みを感じた。天使の視点から人間の感覚や生の価値を描いている点が興味深い。特にラストの喪失は衝撃的だが、それによって「一瞬の輝き」の尊さが際立つ。余韻の残る作品で、観終わった後もしばらく考え込んでしまった。(40代 男性)
全体的に静かで詩的な雰囲気があり、映像と音楽がとても美しかった。天使が人間になる過程や、感覚を得る喜びが丁寧に描かれている分、恋人を失うラストがより悲しく感じる。それでも彼の選択が間違いではないと思わせる力があり、切ないけれど温かさも感じる作品だった。(30代 女性)
恋愛映画として見るとあまりにも残酷な結末だが、その分強く記憶に残る。永遠よりも一瞬を選ぶというテーマはシンプルながら深い。主人公が人間として感じる喜びや痛みがリアルで、だからこそ最後の喪失が重く響く。静かに心に残るタイプの映画だと思う。(50代 男性)
正直、ラストはかなりショックだった。せっかく人間になったのにすぐ別れが訪れる展開は理不尽に感じる部分もある。ただ、それでも主人公がその時間を肯定しているのを見ると、愛とは何かを考えさせられる。綺麗事では終わらないリアルさが印象的だった。(20代 男性)
女性として、あの短い時間でも全力で愛し合えたことが尊いと感じた。悲しい結末ではあるけれど、二人が過ごした時間がしっかり描かれているからこそ納得できる。天使のままでは得られなかった感情を知ることの意味が深く伝わってきて、切なさと温かさが同時に残る作品だった。(40代 女性)
恋愛と哲学が融合したような独特の作品で、好みは分かれそうだが個人的には好きだった。特に天使たちの存在が静かに描かれている点が印象的で、現実と非現実の境界が曖昧な雰囲気が良い。ラストは悲しいが、それがこの作品のテーマを際立たせていると思う。(30代 男性)
一見ロマンチックな設定だが、実際にはかなりシビアな物語だと感じた。永遠の存在が有限の人生を選ぶという決断の重みが伝わってくる。ラストの出来事は衝撃的だが、それによって主人公の選択がより意味を持つ。観終わった後にじんわりと余韻が残る作品だった。(50代 女性)
映画『シティ・オブ・エンジェル』を見た人におすすめの映画5選
ベルリン・天使の詩
この映画を一言で表すと?
天使が人間の世界に憧れる、静かで詩的な愛の物語。
どんな話?
ベルリンの街で人々を見守る天使が、人間の女性に恋をしたことをきっかけに、自らも人間になることを望むようになる物語です。天使としての永遠と、人間としての有限の人生の間で揺れる心情が丁寧に描かれ、モノクロとカラーを使い分けた映像表現も印象的です。静かで哲学的な雰囲気の中で、愛と存在の意味が問いかけられます。
ここがおすすめ!
映画『シティ・オブ・エンジェル』の原案とも言える作品で、より詩的で内省的な魅力があります。天使という存在を通して、人間として生きることの意味や感覚の尊さが深く描かれており、静かな余韻が長く残ります。派手さはありませんが、じっくりと味わうことで心に響く、芸術性の高い一本です。
ゴースト/ニューヨークの幻
この映画を一言で表すと?
死を越えて愛を伝えようとする、切なくも温かいラブストーリー。
どんな話?
恋人を守ろうとして命を落とした男性が幽霊となり、彼女に迫る危険を知らせようと奮闘する物語です。霊能力者の助けを借りながら、見えない存在として愛を伝えようとする姿が描かれます。死後の世界と現実が交錯しながら、愛の強さと別れの切なさが印象的に描かれています。
ここがおすすめ!
映画『シティ・オブ・エンジェル』のように、死や超越的な存在を通して愛を描いた作品が好きな人におすすめです。本作はロマンチックな要素とサスペンスがバランスよく融合しており、感動的なラストが心に残ります。愛する人を想う気持ちの強さに、涙せずにはいられない名作です。
きみに読む物語
この映画を一言で表すと?
一生をかけた愛が紡がれる、心揺さぶる純愛映画の傑作。
どんな話?
若い頃に出会い恋に落ちた男女が、さまざまな障害を乗り越えながら愛を育んでいく物語です。やがて時が流れ、老いた二人の関係が描かれる中で、過去と現在が交錯していきます。記憶や時間を超えて続く愛の強さが描かれ、感動的な展開が観る者の心を揺さぶります。
ここがおすすめ!
映画『シティ・オブ・エンジェル』で描かれた「限られた時間の中での愛」に共感した人にぴったりです。本作は人生を通して愛し続けることの意味を丁寧に描いており、感情の積み重ねが非常に豊かです。涙なしでは観られないラストと、深い余韻が魅力の名作です。
アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜
この映画を一言で表すと?
時間を操れる青年が知る、かけがえのない日常の尊さ。
どんな話?
タイムトラベル能力を持つ青年が、自分の人生や恋愛をより良くしようと過去をやり直していく物語です。しかし次第に、完璧な未来よりも今この瞬間の大切さに気づいていきます。家族や恋人との何気ない時間の価値が描かれ、温かくも切ないドラマが展開されます。
ここがおすすめ!
映画『シティ・オブ・エンジェル』のように、「限られた時間の尊さ」をテーマにした作品が好きな人におすすめです。本作はファンタジー要素を持ちながらも、日常の大切さに気づかせてくれる内容で、観終わった後に優しい気持ちになれます。恋愛と家族愛の両方を楽しめる点も魅力です。
いま、会いにゆきます
この映画を一言で表すと?
再び訪れた奇跡の時間が、愛の意味を静かに問いかける感動作。
どんな話?
亡くなったはずの妻が、雨の季節に再び現れるという不思議な出来事をきっかけに、家族が再び一緒に過ごす時間を描いた物語です。記憶を失った彼女と、夫と息子の関係がゆっくりと再構築されていきます。限られた時間の中で育まれる愛が、切なくも温かく描かれています。
ここがおすすめ!
映画『シティ・オブ・エンジェル』のように、別れと再会、そして限られた時間の中での愛に心を動かされた人に最適です。本作は日本映画ならではの繊細な感情表現が魅力で、静かに涙を誘います。ラストで明かされる真実と余韻が深く、愛のかたちについて考えさせられる作品です。



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