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映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

記録的大ヒットを収めた『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』。その待望の新作が今夏登場。冴羽リョウの過去に言及する話題作となっている。再び巻き起こるシティーハンター旋風に乗り遅れるな。

映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の作品情報

劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)

タイトル
劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)
原題
なし
製作年
2023年
日本公開日
2023年9月8日(金)
上映時間
不明
ジャンル
アニメ
アクション
監督
竹内一義
脚本
むとうやすゆき
製作
不明
製作総指揮
不明
キャスト
神谷明
伊倉一恵
田中秀幸
一龍斎春水
玄田哲章
小山茉美
戸田恵子
深見梨加
製作国
日本
配給
アニプレックス

映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の作品概要

1980年代から1990年代、『黄金世代』と呼ばれていた週刊少年ジャンプで連載されていた伝説の作品、それが『シティーハンター』。後に『エンジェル・ハート』など形を変え、実写映画や海外での実写映画制作など長年愛され続けている本シリーズ。そんな大人気シリーズの新たなる映画シリーズが、2019年より始動している。オリジナルキャストが勢揃いしての本シリーズは、その年の日本および世界中のファンを大きく沸かせた。その大ヒットを受け、今年新作の制作が決定。本作で描かれるのは、原作でも大人気且つ本シリーズの革新に迫る『海原神』編。これまで存在を仄めかせながらも明らかになってこなかった『天使の涙』や冴羽リョウの過去が、とうとう明らかになる。

映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の予告動画

映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の登場人物(キャスト)

冴羽リョウ(神谷明)
新宿を拠点に活動するスイーパー。普段は何でも屋、『冴羽商事』を営んでいる。
槇村香(伊倉一恵)
冴羽リョウの相棒。冴羽を厳しくも優しく支える女性で、トラップの名人でもある。
海原神(堀内賢雄)
香と冴羽の前に現れた謎の男性。冴羽の過去を知っている様子だが…?
海坊主(玄田哲章)
冴羽と昔馴染みの傭兵。『キャッツ・アイ』というカフェを営んでいる。

映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』のあらすじ(ネタバレなし)

新宿に居を構える『冴羽商事』。一見どこにでもある普通の便利屋だが、実は裏の顔があった。冴羽リョウは、知る人ぞ知る都会のNo.1スナイパーなのだ。しかし、普段は女性にだらしない冴羽。いつものように仕事と金銭的な問題に頭を抱えていた一同だったが、そんな時、幸いにも一件の依頼が舞い込んでくる。動画制作者だという女性アンジーから持ちかけられたその依頼は、行方不明になってしまった猫を探してほしいというものだった。その一方で、警察はとある難事件を追っていた。バイオ企業ゾルディック社が、とある薬の最新型を発明していたのだ。その薬とは『エンジェル・ダスト』。それはかつてリョウ自身を蝕み、さらには彼の相棒の命を奪った恐るべき薬だった。

映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の感想・評価

天使の涙<エンジェル・ダスト>とは

本作のタイトルにもなっている『天使の涙』。この天使の涙は、『シティーハンター』シリーズを語る上で欠かすことのできない超重要ワードなのだ。そのワードが初めて作中に登場したのは超初期のこと。冴羽リョウの初代相棒にして槇村香の兄である槇村秀幸が命を落としたのも、この『天使の涙』が原因なのだ。また、本作で語られることとなるが冴羽自身も、かつてこの薬に苦しめられていた過去をもつ。2人にとっては憎しみの対象でしかないこの『天使の涙』が、作中の大きなキーワードとなる。一体この劇薬が彼らにどのような不幸を再びもたらすのか。物語開始からその存在を示され続けていた伏線が、とうとう回収される。

海原神という男

本作で、冴羽リョウと槇村香の前に立ちはだかる謎の存在、海原神。彼が一体何者であるかは、これまで原作の『シティーハンター』シリーズを追ってきたファンには今更語るまでもないだろう。それほどまでに、彼の存在は本シリーズにおいて非常に重要。大きなネタバレとなり得るため詳細の名言は伏せるが、冴羽リョウという人物の過去に大きく迫ることとなる。まさに、集大成とも言える最新作を飾るにこれ以上ないキャラクターなのだ。海原神役にはベテラン声優堀内賢雄を起用。レギュラーメンバーが超大御所ばかりの本シリーズにおいても見劣りしないキャスティングとなっている。一体海原が作品をどのように彩ってくれるのか。今から期待は高まるばかりである。

オリジナルキャストの熱演

新劇場版シティーハンターシリーズの大きな見どころの一つといえば、アニメ放送当時のオリジナルキャストらがそのまま集結しているという点。名だたる大御所達が勢揃いするというニュースは、前作公開時にも大きな話題となった。そして、前作公開から早4年。再び、ここにオリジナルキャストが再集結した。勿論キャスト勢も年齢を重ねており、主役冴羽リョウを演じる神谷明は今年で76歳を迎えている。長い声優人生を歩んできた神谷明。主役を含め数々のキャラクターを演じてきた神谷明だが、それら全ての中で彼が最も思い入れのあるキャラクターこそがこの冴羽リョウなのだ。その熱意は、彼が起こした会社名を、作中に登場する『冴羽商事』にするほど。本作で最終章となるかもしれないシティーハンター 。作品を最初から最後まで見守ってきた神谷明氏の最後になるかもしれない冴羽リョウとしての名演に期待したい。

映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の公開前に見ておきたい映画

映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ

あの『シティーハンター』の新作長編映画が制作される。そんなニュースに耳を疑った人も多いことだろう。それもそのはず。シティーハンターの続編が日の目を浴びるのは、実に20年ぶりのこととなるのだ。しかも、単なるリブート企画というわけではなく、オリジナルのキャストが勢揃いという点も大きな話題となった。懐かしい愛すべきキャラクター達、『Get Wild』などの楽曲、そして、豪華声優陣。それら全てが組み合わさったあまりにも豪華な一作は、興行収入15億円越えという結果に繋がった。最新作も本作の勢いに続きたいところ。いつものように仕事難に苦しんでいた冴羽商事。そんな彼らの元に、謎の組織に狙われているというモデル、進藤亜衣のボディーガードの依頼が舞い込んでくる。

詳細 劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ

ルパン三世VSキャッツ・アイ

『シティーハンター』の原作者である北条司のもう一つの代表作、それがこの『キャッツ・アイ』。『キャッツ・アイ』の方がより前に連載されており、シティーハンターはいかにこの大ヒットシリーズを超えるかという課題を常に突きつけられてきた。そういった意味では、本シリーズは『シティーハンター』の元祖と言ってもよいだろう。そんなキャッツ・アイが、近年何年もの時を経て再びスクリーンを駆け巡った。それこそが本作。同じく長年愛され続けている名作、ルパン三世とコラボしての登場。失踪した父親の手がかりを見つけるため、3連作の絵画を追っていた姉妹。しかし、なぜか天下の大泥棒ルパン三世もその絵画を狙っていたのだった。

詳細 ルパン三世VSキャッツ・アイ

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション

言うまでもなく、『シティーハンター』は日本が誇る大人気コミックの一つ。その人気は日本だけに留まらず、海外でも高い評価を得ている。そして、2019年、フランスで『シティーハンター』が実写映画化されるというファンも驚きの事態が起こった。そもそも実写映画というジャンル自体が、何かと賛否両論を生みやすいもの。ファンが元々抱いていたイメージとずれていたり、漫画の表現を無理やり実写で描くことで違和感が生まれたりするためだ。しかし、本作の監督は無類のシティーハンターファン。溢れ出る原作へのリスペクトと愛をもって、日本でも中々難しい実写映画大成功を見事に果たしてみせたのだ。原作者も認めた、新しい形の『シティーハンター』。

詳細 シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション

映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の評判・口コミ・レビュー

映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』のまとめ

長年人々を魅了し続けてきた『シティーハンター』。連載を開始したのが80年代とは思えないほど色褪せない唯一無二の存在感を誇っている。しかし、そんなシティーハンターもとうとう終わりが近づいている。最新作は、『シティーハンター 最終章』と公式から発表が出ているのだ。勿論最終章と銘打ちながらも何だかんだと続編が制作されるケースもあるが、本作で取り扱われているストーリーは物語の根幹である『天使の涙』と『海原神』。まさに最終章にこれほど相応しいテーマはない。これらがテーマとなることを考えると、いよいよシティーハンター最終章というのも現実味を帯びてくる。これまで愛し続けてきたシティーハンターの最後をその目に焼き付けよう。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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