映画『クローバーフィールド・パラドックス』の概要:深刻なエネルギー危機を救うために行われた実験で、世界中に異変が発生してしまう。あるはずの地球が消え、宇宙飛行士たちも様々なトラブルに見舞われる。世界を元に戻すことは可能なのだろうか。
映画『クローバーフィールド・パラドックス』の作品情報
上映時間:102分
ジャンル:SF、サスペンス
監督:ジュリアス・オナー
キャスト:ググ・ンバータ=ロー、デヴィッド・オイェロウォ、ダニエル・ブリュール、ジョン・オーティス etc
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映画『クローバーフィールド・パラドックス』の登場人物(キャスト)
- エヴァ・ハミルトン(ググ・バサ=ロー)
- シェパードの船員。かつて、自分のせいで家族を失ってしまったことを悔いている。
- エルンスト・シュミット(ダニエル・ブリュール)
- ドイツ出身のシェパードの船員。怪しいメッセージを残しており、裏切り者の疑いをかけられる。
- ヴォルコフ(アクセル・ヘニー)
- 船員。実験の後から様子がおかしく、自分の顔に違和感があると言い続ける。鏡の中に現れた自分と会話する。
- マンディ(クリス・オダウド)
- 船員。パラドックスの影響で壁に手を吸い込まれてしまい、なんとか生還するも腕そのものは失ってしまう。
- タム(チャン・ツィイー)
- 船員。賢く、キビキビ動く小柄なアジア系の女性。自ら率先してシェパードの暴走を停止させようとする。
- ミーナ・ジェンセン(エリザベス・デビッキ)
- 船内の壁の中に現れた謎の女性。船員全員を知っていたが、船員は誰も彼女のことを知らなかった。
映画『クローバーフィールド・パラドックス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『クローバーフィールド・パラドックス』のあらすじ【起】
地球の資源は底をついており、5年以内に枯渇すると言われていた。エネルギー不足を解決する新エネルギーが研究・開発されている。クローバーフィールド・宇宙ステーションで働くのは、様々な人種の宇宙飛行士たちだ。
シェパードと名付けられた装置に、早期着火の許可が出る。この装置は、資源問題を解決できる可能性を秘めているものの、混沌を引き起こす可能性もあるという。具体的に言うならば、過去と未来、また多次元にわたっての大きな問題が出るかもしれないと危惧されていた。
シェパードに点火がされた。正常に動き出す装置。皆が喜んだのも束の間、宇宙船内に異常が発生した。船内は激しく揺れ動き、火災も発生。地球と連絡を取ろうとしたところで、地球からのシグナルが消滅していることに気付く。
本来ならあるはずの場所に、地球がなくなっていた。地球は消滅してしまったのだ。誰のせいでこうなったか、責任を問い始める船内のメンバー。
映画『クローバーフィールド・パラドックス』のあらすじ【承】
ヴォルコフは自分の顔に違和感があった。何ともないか周りに聞くが、特に見た目に変化はなかった。
船内で謎の音がしていた。壁の内側からの叫び声のようだった。壁を壊して取り除くと、電源線が通っている壁の中に女性が挟まって苦しんでいる。自分に何が起きたのか理解していないその女性を、なんとか助け出すことに成功する。彼女のことは誰も知らなかったが、彼女のほうは船員たちの名前を全員知っていた。
船員たちは、現状のトラブルがシェパードの起動が原因で起きたものとするなら、シェパードを元に戻せばいいのではないかと考える。
相変わらず顔に違和感のあるヴォルコフは、鏡を見ていた。目の向きがおかしいことに気づき、鏡の中の自分と会話を始める。その後、船員たちの前に現れて銃を向けたヴォルコフだったが、泡を吹いて倒れる。ガクガク震えながら爆発し、体内から実験用のミミズを噴射した。
映画『クローバーフィールド・パラドックス』のあらすじ【転】
壁の中にいた女性は、このステーションに2年いたエンジニアだと話した。全員が一緒に訓練した仲間なのに、なぜ自分を知らないのか戸惑っているようだ。また、シュミットを信用しないように、エヴァにだけ忠告をした。今の状況になったのは、彼のせいだと言う。
キールがシュミットに殴りかかった。シュミットが書いたメッセージを読んだらしい。シュミットは、ドイツの命令でシェパードをオフラインにしたと責められる。シュミットは、それは自分ではないと否定した。
マンディが船内を歩いていると、壁に腕が飲み込まれる。慌てて抵抗してなんとか全身引きずり込まれるのを阻止したが、腕はきれいに取れてなくなっていた。不思議なことに、痛みはない。
シュミットが、全員をデッキに呼び寄せた。皆が集まると、マンディの失った腕が意思を持っているかのように一人で歩いている。マンディの腕は、文字を書いていた。「切れ」「ヴォルコフを開け」という指示だった。
映画『クローバーフィールド・パラドックス』の結末・ラスト(ネタバレ)
タムがヴォルコフの体を解剖していくと、何かの装置が出てきた。スクリーンに投影してみると、星座が逆に映っている。地球は本来の場所と逆側に移動していた。
地球からの通信を聞いたところ、14ヶ月の宇宙戦争が起こっているらしい。ここはどうやら別の次元のようだった。モンクは、どの地球でもいいから行こうと言う。このままにしておけば、いずれ自分たちの地球も同じことになると言うタム。
タムはシェパードが凝縮作業を行ったことで、換気が必要になったと気付いていた。気圧調整デッキに向かうが、閉じ込められてしまう。水が溜まっていくデッキの中のタムをなんとか出そうとするものの、外側の扉が壊れてタムは凍りついた。
壁から現れた女・ミーナは、エヴァに自分の世界のことを話す。この世界のエヴァは家族を失っているが、ミーナの世界ではエヴァは宇宙に行っておらず、家族と暮らしているらしい。ミーナは自分の世界を守るためにエヴァを殺そうとするが、失敗して宇宙空間へと投げ出された。
シェパードにより元の世界に戻ったエヴァとシュミットは地球へ向かっていたが、地球では巨大な生き物が出現してしまっているのだった。
映画『クローバーフィールド・パラドックス』の感想・評価・レビュー
やっと全貌が見えてきたシリーズ3作目。何がなんだかわからないまま状況を把握できず終わる1作目と2作目の、原因を描く話。シリーズとしては珍しい構成で、見ている側も段々と状況が掴めてくるのがおもしろい。
次に何が起こるか予測のできない異常事態にハラハラしつつも、別の次元が繋がり、影響を与え合うという、SF映画ならではの設定にワクワクすることができる。次回作がどういう視点から描かれるのかも楽しみに待たれる。(MIHOシネマ編集部)
『クローバーフィールド』シリーズの3作目となる今作。とにかく意味が分からないまま進んでいくストーリーがクセになるこのシリーズが大好きな私は今作にも非常に期待していました。
今作は前の2作に比べると物凄く分かりやすい内容になっていて、今まで謎だった部分や理解出来ていなかった部分が少しずつ解明されていきます。
今作だけを見ても面白くないと思うので、これから見る方にはシリーズの最初から鑑賞することをオススメします。(女性 30代)
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