映画『すべての終わり』の概要:妻と夫が遠く離れているときに、急に世界に混乱が訪れる。何が起こっているのかまったくわからないなかで、妻を助けるため、妻の父親と一緒に駆けつけようとする夫のストーリー。
映画『すべての終わり』の作品情報
上映時間:113分
ジャンル:SF
監督:デヴィッド・M・ローゼンタール
キャスト:テオ・ジェームズ、フォレスト・ウィテカー、カット・グレアム、ケリー・ビシェ etc
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映画『すべての終わり』の登場人物(キャスト)
- ウィル(テオ・ジェームズ)
- 妻の実家に挨拶するタイミングで、世界の終わりの大混乱に遭遇してしまった男。妻のために戻ろうとする。
- トム(フォレスト・ウィテカー)
- サムの父親。娘を助けるために何でもしようとしている。銃を持っている。
- サム(カテリーナ・グレアム)
- ウィルの妻で、トムの娘。妊娠しており、シアトルでウィルの帰りを待っている。
- リッキー(グレイス・ドーヴ)
- 居留地で出会った変わり者の娘。ガスの扱いに長けており、2000ドルでウィルたちについてきてくれる。
映画『すべての終わり』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『すべての終わり』のあらすじ【起】
シアトルにて。夫婦が、妊娠している子の性別を聞いていた。健康な男の子だそうだ。妻の家族に挨拶をするため、夫のウィルはシカゴへと旅立ち、妻のサムは見送った。
サムから電話が来た。二人がテレビ通話をしていると、大きな音がする。サムの側で停電が発生し、電話が切れてしまう。
ウィルの方でも、街は混乱していた。サムと全く連絡ができなくなり、西で何かが起きたということしかわからなかった。ウィルは、サムの父親のトムと行動することにした。トムは、自分の妻のポーラは息子が守るが、自分は娘を守らなければならないと言う。トムに一緒に来るかと聞かれたウィルは、トムの車に乗り込んだ。
何が起きているかわからないなかで、街は現金しか使えない状況になっていた。女に絡まれたウィルが気を取られていると、女の仲間の男達に囲まれてしまう。因縁をつけられて暴力をふるわれそうになったものの、トムが銃を取り出し、囲んでいた男たちを追い返した。
映画『すべての終わり』のあらすじ【承】
ウィルは、トムが銃を持っていることを言ってくれてもよかったのにと伝える。車を奪われたら終わりなんだぞと返すトム。ウィルは弁護士なので、銃を持つ必要がなかったのだと言った。
二人の車は高速に乗ろうとしたが、軍隊に通行止めになっていると言われてしまう。トムは車から出て、娘が助けを待っているのだと説得を始めた。次で降りるので、なんとか進ませてほしいと懇願するウィルのおかげで、通行の許可が下りた。二人はミネソタへと入ってゆく。
ウィルたちは警察車両に追われた。よく見れば乗っているのは警察ではないようだった。トムが銃を撃ち、今のは脅しだが、弾丸をトランクから出しておけと指示する。なんとか引き離したものの、目の前に現れたシカに驚き、ハンドルを切って脇に突っ込んでしまう。
その隙に追いついてきた警察車両から人が降りてきた。銃を持っており、ウィルが車から出されそうになる。トムが来て助けてくれたが、トムはあばらが折れているようだった。
映画『すべての終わり』のあらすじ【転】
二日目。二人は、人々の集まる居留地にたどり着いた。ガスの扱いに長けた女性・リッキーと出会った二人は、交渉してついてきてもらおうとする。なかなか信用してもらえなかったが、2000ドル払うことを条件に交渉は成立した。
先に進んでいると、対向車と事故を起こしてしまう。車から出て確認するが、一人を除いて全員死んでいた。生きている一人は何やら電話番号を呟いていたが、助かる見込みがなさそうなので置いていくしかない。
リッキーはカリフォルニアでラッパーになりたいのだと言う。変わったキャリアだとウィルが言うと、冗談だと笑った。打ち解けてきたが、おかしな雲が出ていることに気付いた。突然雷が落ち、土砂降りになった。橋が落ちている。
三日目。住人以外立ち入り禁止と書かれた場所に来た。ウィルが親友がここにいると伝えるが、通る車皆そう言うと相手にしてもらえない。アダム・デュモントの結婚式にも出たし、奥さんの名前も知っていると細かく伝えると、家まで案内してもらえることになった。アダムはサンフランシスコに出張中で、連絡がないそうだ。アダムの死を感じると言う奥さんを慰める。
映画『すべての終わり』の結末・ラスト(ネタバレ)
燃える森に差し掛かり、車がパンクしたという女に助けを求められた。助けようと近づくと、男が現れ、ガスをよこせと言う。すべてのガスを奪われたウィルは、去る男たちを必死で追った。トムはあばらの痛みで銃を持てなくなっていた。
リッキーがタイヤを撃つと、車は横転して止まった。ガスを取り返したが、車は炎上した。自分が殺したとパニックになるリッキー。
四日目。リッキーはいなくなっていた。ウィルはトムに、サムをずっと守るよう言われる。目の前に現れた武装した男たちを次々と倒していくが、突破した時にはトムは事切れていた。
車を捨て歩いていたウィルは、通りすがりの車に乗せてもらった。ウィルの親の家に寄り、ここでしばらく暮らしていいと伝える。代わりにジープをもらった。
街は崩壊していた。ウィル助けに来てと書かれたメッセージを発見し、そこに向かうとサムに会えた。サムの隣人はこれは模擬実験だと予測していたが、誰にもわからない、生き延びないとと返す。隣人に誘い出されてついていくと、殺されかける。ウィルは彼を殺す。
まだ、何かが来るようだ。ウィルはサムとともに逃げ続ける。
映画『すべての終わり』の感想・評価・レビュー
まさしく「世界の終わり」を描いた、終末サバイバルムービー。ごく普通の日常が崩れてゆく様子を見ることができる。今までは平和に秩序を保って暮らしていたはずの人々が、あっという間に暴力と混乱に支配されてゆく。
難点を言うなら、とくに何のオチもないこと。一体何が原因でこうなったのかや、この先どうなるのかについて、何ひとつヒントがない。あまりに唐突に終わるので、少し面食らってしまった。(MIHOシネマ編集部)
SFスリラーで終末に向かう世界が舞台ですが、宇宙人なのか戦争なのか、その根本的な理由には触れません。その分ロードムービー要素が大きいです。西海岸に何かが起きた。巻き込まれたかもしれない結婚を約束した彼女の下へ、大事な愛娘の下へ、気まずい関係の彼氏と義父(予定)の旅がメインです。道中トラブルが次々と起き、心理描写が丁寧に描かれ飽きずに観れます。ラストはふわっとしていましたが、特にモヤモヤさせません。難点は字幕でしょうか。英語は聞き取れませんが、そんなことは言っていない感が結構あります。(男性 20代)
何が起きているのか分からないのが、本当に怖い。主人公と同じ状況に立たされたとき、自分だったら怖気づいて会いに行くことができないかもしれないなと思った。今まで秩序の中で平和に暮らしていたのに、他人からの襲撃を疑い銃を携帯しないと安全に道を進めなくなる状況になってしまったことが、恐ろしさと共に切なさも感じる。作品を見終わった後、『すべての終わり』というタイトルが重く心に伸し掛かる。ウィルとサムが無事に再会できたことは喜ばしいが、娘と会えぬままトムが亡くなってしまったのが悲しい。(女性 30代)
彼らはこの後どうなるのだろう…と言うまさに「タイトル通り」の絶望感を味わうことが出来る作品でした。
急に世界の終わりが訪れると言われても実感が無いし正直意味が分かりませんよね。しかし、この作品を見ると「急に」というのはそういう事なのかと感じます。
何故そうなったのか、これからどうなるのかが分からないラストにモヤモヤするという人もいますが、それこそがリアルで何も分からないままとにかく生きなければならないのだと思い知らされました。(女性 30代)
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