映画『コードネーム:プリンス』の概要:ポールは離れて暮らす娘・ベスと、インターネット電話で話をした。その時、ベスの様子に違和感を抱く。それから、ベスと連絡がつかなくなり、行方が分からなくなる。ポールは娘を探すことにした。
映画『コードネーム:プリンス』の作品情報
上映時間:91分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ブライアン・A・ミラー
キャスト:ジェイソン・パトリック、ブルース・ウィリス、ジョン・キューザック、Rain etc
映画『コードネーム:プリンス』の登場人物(キャスト)
- ポール(ジェイソン・パトリック)
- 若い頃は悪いことばかりしていた。刑務所に入る代わりに、軍隊に入隊することを決める。除隊後、殺し屋として活動していたが、20年前に大きなミスを犯す。その後、妻と出会い、娘のベスが生まれる。妻は病死している。
- オマー(ブルース・ウィリス)
- 犯罪組織のボス。ポールに妻子を殺され、ずっと恨み続けている。
- アンジェラ(ジェシカ・ロウンズ)
- ベスの友人。ドラッグを吸うなどちょっと悪いことはするが、ごく普通の大学生。
映画『コードネーム:プリンス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『コードネーム:プリンス』のあらすじ【起】
自動車整備工場で働くポールは、娘のベスとインターネット電話で話した。その時、ベスの元気がなく、何だか様子がおかしいことに気づく。ポールは訝しみながらも、ベスが風邪を引いたかもしれないと言うのでそれを信じた。そして、週末に会うことを約束して電話を切った。
ポールの元に学費滞納通知書が届いた。ポールは事情を確認するため、ベスに電話をかけた。すると、なぜか男性が出た。その男は名前を名乗らずに、すぐに電話を切ってしまう。ポールはベスに何度も電話をかけるが、留守番電話になるだけだった。ベスが暮らしているアパートの管理人に電話をかけた。すると、ベスが長期不在であることを教えられる。
ポールはベスの部屋に急いで向かった。そこで、女性(アンジェラ)と一緒に写っているベスの写真を見つける。ポールはその写真を持ってバーに聞き込みに行った。バーテンダーの女性にまともに相手にされなかったが、アンジェラを見つける。アンジェラはポールのことを煩わしそうに邪険にするが、ポールは必死に頼み込み、食事を奢る代わりにベスのことを教えてもらった。ベスは大学に行っておらず、ニューオリンズで出会ったエディに惚れ込み悪いことをしていた。エディはドラッグを売り捌いているような男だった。
映画『コードネーム:プリンス』のあらすじ【承】
ポールは報酬を渡す代わりに、アンジェラにエディの元まで道案内を任せた。アンジェラはベスが失踪したと思っておらず、羽目を外しているだけだと思っていた。ベスを自由にさせてあげるべきだと説得するが、ポールは聞く耳を持たなかった。ポールはベスが何らかの事件に巻き込まれたと確信している様子だった。
エディがいそうなクラブに辿り着いた。ポールは街の中では自分にあまり近づかないようアンジェラに忠告し、先にクラブの中に入っていった。アンジェラは困惑しながらも承諾した。アンジェラはドラッグを吸うと、誘惑する振りをしてポールに近づいた。そして、そのクラブにエディがいないことを伝えた。2人は店を出たところで、エディの仲間の男を見つける。ポールはエディの居場所を尋ねるが、殴られてしまう。しかし、ポールは反撃して、男が持っていた携帯を奪った。
アンジェラは暴力を振るい慣れているポールに困惑する。正体を尋ねるが、ポールは何も話そうとはしなかった。しかし、アンジェラはポールの体に彫られた入れ墨と、体に残っている古傷を見てしまう。ポールは亡くなった妻の名前も体に彫っていた。アンジェラはベスが父に会えなくてホームシックに陥っていたことを話した。
エディの仲間の携帯を使って連絡を取ったお蔭で、エディの居場所が判明する。ポールはアンジェラに報酬を渡し、帰るよう指示した。アンジェラは不満を抱くが、ポールはそれを無視してエディの元に向かった。しかし、エディは軽口を言いベスのことを話そうとはしなかった。だが、そこにライリーが現れる。ライリーはポールに殺されそうになりながらも、命を救われた過去があった。そして、エディはライリーの甥だった。ライリーは命を助けてもらった礼に、エディにベスのことを話させた。エディはベスの居場所を知らなかった。だが、彼はベスがヘロインを求めていたので、トニー・マルティネスという売人を紹介していた。
映画『コードネーム:プリンス』のあらすじ【転】
アンジェラはベスが見つかるまで帰るつもりはなかった。ポールは車を運転してアンジェラを駅まで送ろうとするが、車に乗った男達に撃たれ殺されそうになる。ポールはアンジェラを守りながら車を運転した。男達の乗った車は事故を起こした。ポールは瀕死の男を脅し、誰の差し金か聞いた。男はオマーだと話した。ポールは逃げようとした男を射殺し、車に乗って立ち去った。アンジェラはその光景に怯えた。
アンジェラは泣きながらポールになぜ追われているのか尋ねた。ポールは観念して、自分の生い立ちを話した。ポールは若い頃悪さばかりしており、敵が大勢いた。刑務所か軍の2つしか選べる道がなかったため、ポールは軍に入隊した。その後、殺し屋として活動しているときに、ある事件が起こる。20年前、暴力で街を支配する男(オマー)がおり、その男を殺さねば犯罪組織の抗争が止まらない状態だった。ポールは車に爆弾を仕掛け、オマーを殺害しようとした。しかし、オマーの妻と娘が車に乗ってしまい、オマーの代わりに死んでしまったのだ。
ポールは友人のサムを訪ね、アンジェラを匿うことと逃走の手助けを頼んだ。サムは二度と自分の前に現れないことを条件に承諾した。その後、ポールは1人で鉄砲店を訪れた。知人の店主(ビッグ・マイク)は亡くなっていたが、息子が店を切り盛りしていた。しかし、息子はポールを怪しみ、銃を向けた。ポールは20年前に街を出る手助けをマイクにしてもらい、彼に銃を預けたことを息子に話した。ポールはその銃を取りに来たのだ。息子はポールが父の好みの酒の飲み方を知っていたので、話を信じることにした。ポールは預けていた銃を確認するが、手入れしていなかったせいで動かなかった。息子は父の友人のために、拳銃を一丁渡した。
映画『コードネーム:プリンス』の結末・ラスト(ネタバレ)
ポールはマルティネスの元に行き、ドラッグで意識が朦朧としているベスを見つける。ベスを連れて帰ろうとするが、マルティネスの仲間から銃を突きつけられる。オマーから連絡があり、ポール親子をビルから出さないよう指示されていたのだ。ポールは反撃し、マルティネスやその仲間達を倒していった。
ポールはベスと共にサムの元に戻った。サムの助けを借りて逃げようとするが、オマーの手下の襲撃に遭う。ポールが反撃している間に、ベスが連れ去られてしまう。ポールはサムに手下の足止めを頼み、アンジェラと一緒に鉄砲店を訪れた。そして、マイクの息子の協力を受け、武器を手に入れる。
ポールはオマーがいるビルを襲撃し、オマーの手下達を倒していった。そこに、オマーがベスを連れて現れる。オマーは妻子を失った苦しみを忘れておらず、ベスを殺してオマーに復讐しようとしていた。ポールはベスを救い出そうとするが、オマーの手下のマークに襲われる。激しい戦いの末、ポールはマークを倒した。
オマーはベスに銃を突きつけたまま、ポールの前に現れた。ベスは肘でオマーを殴った。オマーが体勢を崩した瞬間、ポールがオマーを撃ち抜いた。ベスが父の元に駆け寄ると、撃たれて血を流していた。ベスは父を抱えながらビルの外へと出た。外ではアンジェラが待っていた。
映画『コードネーム:プリンス』の感想・評価・レビュー
主人公よりもサブキャラの方が豪華で誰が主役か分からなくなってしまうキャストです。様々なアクション映画のいいとこ取りをした作品を作りたかったのは分かりますが、色々な要素を取り入れすぎて結局よく分からない作品になっていました。
物語は面白かったですが、ラストで呆気なくボスがやられてしまうのでかなり物足りなさを感じました。とにかく豪華なキャストなので好きな俳優が出ていたら終始楽しめるのでは無いでしょうか。(女性 30代)
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