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映画『名探偵コナン 11人目のストライカー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『名探偵コナン 11人目のストライカー』の概要:日本を代表する推理漫画である『名探偵コナン』。その、第16番目の劇場版にあたる作品。三浦知良や遠藤保仁など、本当のプロサッカー選手もゲストで参加するなど、豪華な仕上がりになっている。

映画『名探偵コナン 11人目のストライカー』の作品情報

名探偵コナン 11人目のストライカー

製作年:2012年
上映時間:110分
ジャンル:アニメ、サスペンス
監督:静野孔文
キャスト:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、桐谷美玲 etc

映画『名探偵コナン 11人目のストライカー』の登場人物(キャスト)

江戸川コナン(高山みなみ)
高校生探偵、工藤新一が薬の影響で子供になってしまった姿。頭脳はそのままで、あらゆる事件を解決しながら黒の組織を追っている。
毛利蘭(山崎和佳奈)
新一の幼馴染。長年新一に思いを寄せており、姿を消している新一の身を案じている。
毛利小五郎(神谷明)
蘭の父親で、毛利探偵事務所の所長。へっぽこ探偵であったが、コナンの活躍により名探偵として名を馳せる。
中岡一雅(東地宏樹)
かつてプロサッカー選手を目指していたが、交通事故によりその夢を諦めた男性。

映画『名探偵コナン 11人目のストライカー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『名探偵コナン 11人目のストライカー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『名探偵コナン 11人目のストライカー』のあらすじ【起】

高校生探偵である工藤新一は、偶然黒の組織という謎の犯罪集団の犯行現場を見かけてしまう。そして、毒薬を飲まされた新一は、頭脳はそのままに、身体が子供に戻ってしまったのだった。

江戸川コナンとして、幼馴染の毛利蘭の家に厄介になることになった新一。蘭の父親である毛利小五郎は探偵を営んでおり、ある日、事務所に一件の脅迫電話がかかってくる。それは、電話の主がとある場所に爆弾を仕掛けたという犯行予告だった。『青い少年と青いシマウマ、上からの雨、下から人が左の手でそのまま示すのは左の木』、それが犯人が示したヒントだった。

そのヒントは、サッカーのハンドリングに関係していた。実は約2週間前、コナンや小五郎達はプロのサッカー選手が教えるサッカー教室に通っていたのだ。サッカーが大好きで、自らも有名なプレイヤーであったコナンは、その教室に大興奮。そして、先程のヒントは、そのサッカー教室の際に話題に上がっていたのだった。

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映画『名探偵コナン 11人目のストライカー』のあらすじ【承】

そして、ちょうど東都スタジアムで、サッカーの試合を観戦していたコナンの元に電話がかかってくる。正確には、事件の手助けを求めるため、コナンの持つ新一の携帯に電話がかかってきたのだった。コナンは一連の事件と、犯人が告げたヒントを聞くと、あっという間にその暗号を解いてしまう。そして、爆弾がこのサッカー場の電光掲示板に仕掛けてあるということに気がつくのだった。

コナンが慌てて電光掲示板裏に向かうと、そこは爆発物が所狭しと並べられていた。爆弾解除が間に合わないと踏んだコナンは、警察に連絡を入れると、観客を避難させ、そして、自らは掲示板が観客側に倒れないように奔走したのだった。そして、そんなコナンの活躍により、死傷者は出ずに済んだのだった。

そして、コナンは今回の事件の犯人を突き止めようと推理を始める。犯人は、例のサッカー教室に参加していた、山森、香田、榊、本浦、中岡という人物に絞られた。中でも、息子が東都スタジアムで行われた試合の後急死した本浦、そして、交通事故によってプロ入りを断念した中岡に容疑が向けられた。

映画『名探偵コナン 11人目のストライカー』のあらすじ【転】

犯行は、それで終わりではなかった。毛利探偵事務所に、再び犯行予告が届いたのである。そして、今回はさらに多くの人が危険にさらされるという。小五郎は、近々行われる大人気アイドル、沖野ヨーコのコンサート会場に爆弾が仕掛けられていると考える。しかし、コナンはどこか引っかかりを感じていた。

コンサートと同じ日、国立競技場でJリーグの最終試合が行われることになっていたのだ。そして、コナンの不安は的中してしまう。当日になって、犯人から国立競技場に爆弾を仕掛けたというメッセージが入ってきたのだ。さらに最悪なことに、蘭と友人である園子が、国立競技場にサッカーを観戦しに向かっていた。

そして、犯人は細かく要求を提示してきた。まず、前回のように観客を避難させてはいけないこと。そして、チームのエースストライカーと監督のみに、自分が爆弾を仕掛けていることを知らせること。その要求にはある理由があった。犯人は、そのエースストライカーに自分の指示した通りの試合をさせる、つまり、八百長をさせようとしていたのだった。

映画『名探偵コナン 11人目のストライカー』の結末・ラスト(ネタバレ)

爆発を止める方法は、ゴールポストのクロスバーの中央にシュートを決めること。しかし、Jリーグの最終日であるその日は、計10試合が同時に行われていた。そこに、もう一つの会場を含めた、計11ものスタジアムに爆弾が仕掛けられていたのだった。

一方、コナンは今回の一連の事件の犯人を突き止めていた。その人物とは、かつてプロサッカー選手の道を諦めた中岡だった。しかし、中岡が事件を起こしたのは、自らのサッカー生命が絶たれたからではない。実は、本浦の死んだ息子、知史に関係があった。

中岡は子供好きで、ふとしたことから知史と知り合った。しかし、その直後中岡は事故に巻き込まれてしまう。サッカー選手を辞めようと考えていた時、知史が試合でゴールを決めたのだった。その瞬間を見届けた中岡は、もう一度頑張ってみようと考え直す。しかし、その後に知史が亡くなってしまったのだった。

そして、爆発が始まった。しかし、コナンと仲間たちが協力して、見事にクロスバーにシュートを決めた。こうして、最後の爆発はなんとか免れたのだった。そして、容疑を認めた中岡は、そのまま警察に連行されるのだった。

映画『名探偵コナン 11人目のストライカー』の感想・評価・レビュー

コナンには実在の人物、「相棒」の杉下右京さんや歌舞伎の海老蔵さんも含めゲスト出演することが多いですね。スポーツ選手出演、映画のキャスティングは豪華になるけど、セリフの棒読みが気になるところです。
犯人の思惑では、11人目のストライカーが毛利小五郎になるはずでしたが、実際におっちゃんが暗号を解いて対峙したら、クロスバーに当てることができなかったでしょう。中岡はサッカー素人ができると思っていたのか、初めから無理なことを言っていたのか?(女性 40代)


本作では、サッカースタジアムが舞台でプロのサッカー選手が声優を務めてるんですが、本業じゃないぶん棒読みが気になります。ストーリー自体は、どちらかと言うと子ども向きで単純で、もう少しひねっていても良かったんじゃないかと思います。サッカー=コナン君みたいなところがあり、サッカーボールを蹴るコナン君をかなり今回は期待しました。

今回は、展開に無理があったんじゃないかと思いました。唯一の見せ場が、爆弾によってスタジアムの屋根が崩れ落ちるところは迫力があって観ていてハラハラさせられました。(女性 30代)


始まって早々の爆破シーン。更にスタジアムまでも爆破。次々と畳み掛けてくる展開に乗り遅れてしまいそうでしたが、コナンのアクションが本当にかっこよく、いつの間にか見入ってしまいました。
作品を通して伏線が散りばめられていて、ミステリー作品としても楽しめます。Jリーグとのコラボという事で実際のサッカー選手が登場するのも面白いところ。セリフが棒読みなのはご愛嬌です。
少年探偵団もしっかり活躍していて、とても楽しい作品でした。(女性 30代)

関連作品

次作 名探偵コナン 絶海の探偵
前作 名探偵コナン 沈黙の15分

みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    今まで様々な舞台で活躍してきたコナンですが、ついに得意のサッカーがテーマの映画です!ありそうでなかったこの題材に、予告を見た当時とても楽しみにしていました。しかし蓋を開けてみると壮大な爆弾破壊に加え、かなり無理矢理な展開で残念でした。まず電光掲示板を示す暗号はコナン映画としては久しぶりによくできていて、なるほどと思いました。しかしそんなところに爆弾を仕掛けるなんて不可能ではないかと…ましてや誰にも見られずに…。とはいえ今作は小五郎への挑戦状に暗号文、容疑者のアリバイ等もしっかりと描かれていたので観客側が落ち着いて推理する楽しみができました。一番犯人じゃなさそうな人物が実は、というのもミステリーのお約束ですね。(笑)しかし本作と前作の「沈黙の15分」は、コナンがらしくないです。前作だと「言葉は刃物なんだ…」と急に教訓じみたことを語り始めたり、今作は犯人に激しい口調で問い詰めるなど、今までの冷静でキザに決めるコナンはどこへやらといった感じです。観客に何か教えを訴えたかったのでしょうか、逆効果だった気がします。

    そして本作の見所は本物のサッカー選手が本人役で登場する場面。日本代表を務めた遠藤保仁選手や三浦知良選手もそっくりに描かれています。しかしあくまで本業はサッカー選手、声優は難しいものなんだな…と思わず感じてしまいました。

  2. 匿名 より:

    ①センサーに反応しなかった理由

    最初にクロスバーの真ん中に当てたビッグ大阪の真田選手。しかし爆弾のタイマーが止まった反応は見られず、選手だけでなく観客も動揺してしまう展開です。なぜならば真田選手がボールを蹴った国立競技場のセンサーはダミーで、真犯人の中岡がいた東都スタジアムが本当の起爆装置を止められる場所です。本来ならばそこに小五郎を呼び、知史くんの敵を討つつもりで一緒に死ぬ覚悟をしていました。しかしやって来たコナンが見事クロスバーにボールを当てたため、死人を出すことなく事件は終結を迎えるのです。

    ②11人目のストライカーとは?

    10人目までは実際に試合の中で犯人に求められたシュートを放ったエースストライカーたち。よって11人目は最後の爆破を食い止めたコナンということになります。題名でそのままカタカナ表記を使うのは、第5作目の「天国へのカウントダウン」以来でした。

    ③声優を務めたJリーガー

    三浦知良、遠藤保仁、楢崎正剛、中村憲剛、今野泰幸というサッカー好きにはたまらない選手陣が登場しました。セリフはありませんでしたがエースストライカーとチーム名も実際に存在するものが使用されています。さらに本作が公開されたあと、後日談となるTVシリーズ第742話「Jリーガーとの約束」が放送されました。真田選手や香田も再登場し、新たなゲストとして槙野智章選手が本人役で登場しています。