映画『コナン・ザ・グレート』の概要:アーノルド・シュワルツェネッガーの出世作といっても過言ではない一作。作中に登場する激しいアクションも、後にアクション俳優として名を馳せる彼が自身で担当している。
映画『コナン・ザ・グレート』の作品情報
上映時間:121分
ジャンル:アクション、アドベンチャー
監督:ジョン・ミリアス
キャスト:アーノルド・シュワルツェネッガー、サンダール・バーグマン、ジェームズ・アール・ジョーンズ、マコ etc
映画『コナン・ザ・グレート』の登場人物(キャスト)
- コナン(アーノルド・シュワルツェネッガー)
- 元々は族長の息子という身分であったが、謎の集団による襲撃のため、奴隷となってしまった。闘技の腕を変われる。
- タルサ・ドゥーム(ジェームズ・アール・ジョーンズ)
- コナンの村を襲った襲撃者の長。蛇を神として讃える邪教を広めている。
- オズリック王(マックス・フォン・シドー)
- とある街を統治する王様。娘をタルサに奪われたことで、コナンに娘奪還を依頼する。
- ヴァレリア(サンダール・バーグマン)
- 旅の途中、コナン達と知り合った女盗賊。コナンと徐々に距離を縮めていく。
- サボタイ(ジェリー・ロペス)
- 自由を手にしたコナンの仲間になった男。盗賊で、弓の名手。
映画『コナン・ザ・グレート』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『コナン・ザ・グレート』のあらすじ【起】
コナンは、キンメリアという刀鍛冶の部族が生活を営んでいる場所に暮らしていた。彼は族長の息子として生を受け、恵まれた立場で平和に毎日を過ごしていた。しかし、ある日突然その平穏は打ち砕かれることとなる。蛇の紋章を掲げた襲撃者が現れ、次々と街を破壊していったのだ。
コナンの父親は族長として襲撃者に立ち向かうものの、力及ばず殺害されてしまう。さらに、コナンの母親までもが殺されてしまったのだった。街は焼き尽くされ、生き残ったコナンは奴隷として他の子供たちと共に売り飛ばされることとなった。そして、族長の息子という恵まれた立場であったはずのコナンは、遥か遠い北の地で、奴隷として長年にわたり労働を強いられることとなったのだった。
その過酷な労働のおかげで、コナンの肉体は屈強になった。そんなコナンの体格が見込まれ、彼は闘技場に出場することになるのだった。そして、その闘技場でコナンは激しい戦いを何度も繰り返すことになる。
映画『コナン・ザ・グレート』のあらすじ【承】
そして、コナンは闘技の世界で類稀なる才能を発揮し、次々と勝利を収めるのだった。そんなコナンは観衆から大きな人気を得る。そして、コナンは奴隷の立場でありながら、当時は上流階級しか身につけていなかった読み書きを学んだり、剣の指導を受ける機会を手にするのだった。
そんなコナンに、とうとう自由になる機会がやってくる。十数年経って、ようやくコナンは奴隷の立場から解放されたのである。自由を手にしたコナンは、あてもなく旅をしていた。そんなある日、彼はとある洞窟へと迷い着く。その洞窟ではクロム神という神が奉られており、コナンはそこで一振りの剣を手に入れるのだった。
そして、その剣を手に旅を続けていたコナンは、途中一人の男を仲間に引き入れる。彼はサボタイという名の盗賊で、弓の名手だった。そんな二人は、近くに蛇を神として崇めている邪教の神殿があることを聞きつけ、その神殿の中にあるという財宝を盗み出す計画を立てるのだった。
映画『コナン・ザ・グレート』のあらすじ【転】
しかし、その神殿には彼らよりも先に侵入者がいた。その人物は、女盗賊であるヴァレリア。ヴァレリアとコナン、サボタイは協力して宝を盗み出すことにする。見事宝を手にした一行だったが、その途中、コナンは信じ難いものを目にする。なんと、幼い頃に自分達の村を襲った襲撃者の紋章が、神殿内に飾られていたのである。この邪教の一行と、彼らを統べるタルサ・ドゥームという教主こそが、コナンの平穏を打ち砕いた憎き仇だったのである。
その後、町に戻ったコナン達を、一人の人物が訪ねてきた。その人物とは、なんと統治者であるオズリック王からの使者だった。オズリック王にとってもタルサは目の上のたんこぶのような存在であり、そんなタルサに一矢報いたコナン達を讃えたのである。そして、オズリック王は一つの依頼をコナン達に持ちかける。なんと、王の娘であるヤスミナ姫もタルサの持つ魔術によって洗脳されてしまったのである。そんな彼女を、コナン達に奪還してほしいというのだった。
映画『コナン・ザ・グレート』の結末・ラスト(ネタバレ)
ヴァレリアとサボタイの反対を押し切り、コナンは一人でヤスミナ姫の奪還へと乗り出す。しかし、早々にタルサに見つかってしまったコナンは、磔の刑に処されてしまう。深い傷を負ったコナンを助けたのは、彼を心配して後を追ってきたサボタイとヴァレリアだった。
瀕死のコナンを助けるため、二人は魔法使いの助けを仰ぐ。その夜、死神がコナンの命を奪うために現れた。そんな死神と、ヴァレリアとサボタイは必死で戦い、コナンは一命を取り留めたのだった。そして、今度は3人で、彼らは再びタルサの神殿へと向かう。コナンは姫を助け出すことに成功するが、なんとタルサが放った矢がヴァレリアに当たり、彼女は命を落としてしまうのだった。
そして、激しい戦いの末コナンはようやく勝利を収めた。コナンは神殿に火を放つと、姫と共にその場を立ち去るのだった。オズリック王に姫を預けたコナンは、そのまま街を後にし、再び放浪の旅に出る。そして、彼の長い冒険が始まるのだった。
映画『コナン・ザ・グレート』の感想・評価・レビュー
その時代の子供向けのファンタジーアクション映画。現在で言えばなんだろう。ハリー・ポッターとかピクサーの映画のような立ち位置の作品。大人も鑑賞できるが対象年齢はかなり低いと考えてほしい。そうした理解がなければとてもこの映画の意義が理解できないだろう。アーノルド・シュワルツェネッガーも筋肉付き過ぎで使い物にならないイロモノ俳優とされていた時代であり、いわば漫画のキャラクターの代わりに配役された。現在わざわざ視聴するとしたらそうした時代を感じる資料だろう。(男性 30代)
子供が好きなヒーロー作品と言うべきなのか分かりませんが、ストーリーは子供にも理解できる分かりやすい展開で、登場するキャラクターはかなりガチガチの戦闘モードという、ある意味大人も子供も楽しめる作品です。
主人公のコナンを演じたアーノルド・シュワルツェネッガー。今ではアクション映画の英雄とも呼ばれる彼ですが、彼の名を一躍有名にしたのがこの作品でしょう。
内容はそこまで深くないので、あまり考えずに楽しめる作品です。(女性 30代)
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