映画『コンフェッション(2002)』の概要:アメリカの有名テレビプロデューサー・チャック・バリスの日記や公文書などを基に作られた映画。テレビの仕事をしながら殺し屋もしていたという内容は、真実かどうか定かではない。ジョージ・クルーニー初監督作品。
映画『コンフェッション』の作品情報
上映時間:113分
ジャンル:コメディ、サスペンス
監督:ジョージ・クルーニー
キャスト:サム・ロックウェル、ドリュー・バリモア、ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ etc
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映画『コンフェッション』の登場人物(キャスト)
- チャック・バリス(サム・ロックウェル)
- アメリカで人気テレビ番組を制作し、一躍有名となった男。女好き。ジムという男の紹介でCIAのために人を殺す仕事もするようになる。
- ペニー・パチーノ(ドリュー・バリモア)
- チャックの恋人。性に開放的な彼女は、チャックと意気投合する。初めは彼とも身体だけの関係のつもりでいたが、次第に結婚願望が強まっていく。
- ジム・バード(ジョージ・クルーニー)
- CIAの男。チャックを昔から監視しており、彼を殺し屋としてスカウトする。
- パトリシア・ワトソン(ジュリア・ロバーツ)
- チャックのCIAの仲間で、セクシーな女性。
映画『コンフェッション』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『コンフェッション』のあらすじ【起】
1981年のニューヨーク。とあるホテルに裸の男・チャック・バリスが引きこもっている。恋人のペニーがドア越しに話しかけるが、彼は部屋から出てこない。そして、自らの半生を綴り始めた。
女好きのチャックは、常に女を追いかけていた。上手くいかず欲求不満になった彼は、よくバーで喧嘩をしていた。
チャックはABC放送の臨時職員として働いていた頃、自分の体験を歌にした。人気歌手に歌ってもらったその歌は、ヒットチャートで3位になった。そんなことを話しながら、チャックはデビーという女性を口説いた。
デビーの家でチャックが裸のまま冷蔵庫を物色していると、同居人の女性が帰ってきてしまった。慌てるチャックだったが、その女性は特に気にする様子もなく自分の話をしている。女性はペニーと名乗り、二人はあっという間に意気投合した。
ペニーの夢の話から、チャックは「デート・ゲーム」という番組のアイデアを思い付いた。一人の女性が姿の見えない3人の男性に質問をし、その回答を基に相手を一人選んでデートするという内容である。
企画が通り、チャックは張り切ってテスト版を作ったが、結局没になってしまった。
映画『コンフェッション』のあらすじ【承】
チャックは、バーでの喧嘩相手・ジムから金になる仕事を持ちかけられた。ジムはCIAの仕事だと言うが、抽象的な説明しかしない。チャックは次の番組が決まるまで金に困らなければいいという感覚で仕事を引き受けた。
後に、チャックはCIAのために人を殺すのが仕事だと知る。尋問・拷問の方法などを学びながら、チャックは番組のアイデアも考えていた。
1964年、メキシコシティー。チャックはジムの命令で、ある男を殺した。殺し屋として初めての仕事であった。
メキシコから帰ると、テレビ局の社長から「デート・ゲーム」の準備をしろという電話が来た。
番組は大当たりし、チャックはもう殺し屋の仕事はするつもりはなかった。
「デート・ゲーム」が土曜夜の時間帯に移動することになり、チャックはもっとエキサイティングな内容にすべく頭を抱えていた。すると、どこからともなくジムが現れ、彼はデート先を二流レストランからヨーロッパなどへ変えた方がいいとアドバイスをした。そして、チャックが二人の付添人としてデートに同行し、そこでCIAの仕事もすればいいと言った。
映画『コンフェッション』のあらすじ【転】
ヘルシンキへのデートへ同行したチャックは、夜のクラブでCIAの女から資料を受け取った。彼女はオリビアと名乗った。
人気のない路地でターゲットを殺し、チャックが部屋へ戻ると、オリビアがいた。オリビアは、本当はパトリシアという名で、チャックに他の殺し屋と違うものを感じると言った。
「新婚ゲーム」がABC放送の目玉番組となり、スタッフみんなで喜んでいる。
チャックはペニーと暮らす豪邸を購入した。チャックはペニーを愛していたが、縛り付けられるのが嫌だった。ペニーが結婚したいと言うと、チャックは不機嫌になり家を飛び出した。そして、自らジムへ連絡した。
西ベルリンでチャックはパトリシアから情報を貰っている。ターゲットは東ベルリンのコルバートという男で、チャックは彼と一緒に仕事をしているキーラーと組むことになった。
楽勝だと思っていたチャックだったが、敵に作戦がバレており失敗に終わった。敵に捕らわれたチャックは、相手のスパイとの交換のために生かされていた。そして、相手のスパイとは、以前「デート・ゲーム」に出演していた男であった。
映画『コンフェッション』の結末・ラスト(ネタバレ)
「ザ・ゴングショー」という番組で、チャックは有名人になっていた。
CIAの上司が殺され、キーラーがチャックへ危険を知らせに来てくれたが、彼も殺された。
ジムがチャックの家に現れ、内通者を殺せと言った。チャックが断ると、ジムはチャックのあらゆる情報を話し始めた。そして、チャックの実の父親は連続殺人犯だと言った。チャックはその場でジムを撃った。
番組の収録中、気がおかしくなったチャックは「俺を殺せ」と叫んだ。
ホテルに隠れていたチャックは、パトリシアの部屋へ行った。コーヒーを飲むと、チャックは痙攣を起こして倒れた。パトリシアはチャックを浴室へ運びながら、自分が仲間を殺してきたと話した。
すると、今度はパトリシアが倒れ、チャックは起き上がった。チャックはコーヒーをすり替えていたのだ。
チャックとペニーが結婚式を挙げている。チャックは、自分がCIAの仕事で33人も殺したと告白した。その話を聞いたペニーは大笑いし、チャックも一緒に笑った。
その時、チャックにまた新しい番組のアイデアが浮かんだ。銃を持った3人の老人が過去を振り返り、自分の頭を撃たなかった者が優勝という番組である。
映画『コンフェッション』の感想・評価・レビュー
ジョージ・クルーニーの初監督作品。役者としての演技力はご存知の通りですが、今作を見ると監督としての才能や、キャスティング能力にも長けているのだと感じました。
主人公のチャックを演じたのはサム・ロックウェル。テレビに出演する傍ら、人殺しも請負うというなんとも破天荒な役どころですが、サム・ロックウェルの何を考えているのか分からないある意味「不気味」な表情がチャックのキャラクターに深みを持たせていて、ぴったりなキャスティングだと感じました。
癖になる作品で、1度見ると何度も見たくなってしまうでしょう。(女性 30代)
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