この記事では、映画『コスモス』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『コスモス』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0043075
製作年 | 2015年 |
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上映時間 | 101分 |
ジャンル | ドラマ コメディ |
監督 | アンジェイ・ズラウスキー |
キャスト | サビーヌ・アゼマ ジャン=フランソワ・バルメ ジョナサン・ジュネ ヨハン・リベロ |
製作国 | フランス ポルトガル |
映画『コスモス』の登場人物(キャスト)
- ヴィトルド(ジョナサン・ジェネ)
- 法学部試験に失敗して、友人のフックスと逃げるようにポルトガルの小村にやって来た学生。親公認の美人な恋人がいるが、訪れた民宿一家の娘レナに心を奪われる。文学オタクで小説を書いたこともある。
- レナ(ビクトリア・グエッラ)
- マダム・ヴォイティスの美しく奔放な娘。結婚したばかりの夫リュシアンがいる。女優志望で現在は語学教師をしている。夫がいながら下宿人のヴィトルドと心を通い合わせて行く。
- フックス(ヨハン・リベロ)
- ヴィトルドの友人。パリでファッションアシスタントの仕事をしている。真逆の性格故にヴィトルドともうまくいっているようだが、職場の同僚との関係は悪いようでヴィトルドに愚痴をこぼす。
- キャサレット / ジネット(クレマンティーヌ・ポンズ)
- ヴィトルドが間借りする民宿の女中で、マダム・ヴォイティスの姪。動物好きで、レナが飼っている猫に懐かれている。事故が原因で唇が捲れ上がっているが、治療はせずそのままにしている。
- マダム・ヴォイティス(サビーヌ・アゼマ)
- 民泊の女主人。躁鬱の気がありヒステリックで家族とすぐ口喧嘩になる。興奮すると動きが止まってしまう癖がある。再婚した夫レオンとの結婚生活は17年を迎え、憎まれ口にも拍車がかかる。身分が卑しいと、キャサレットのことを密かに蔑んでいる。
- レオン(ジャン=フランソワ・バルメ)
- マダム・ヴォイティスの再婚した夫。保険会社に35年間勤めていたが、経済危機の煽りを受け退職。今は民泊の手伝いをしている。衒学的な言葉を捲し立てる変わり者。痩せている妻のことを何故か「おデブちゃん」と呼んでいる。
- リュシアン(アンディ・ジレ)
- レナの夫。若く優秀な建築家。几帳面で口数は少ない。奇人揃いの一家にあって唯一正常と言える人間。
映画『コスモス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『コスモス』のあらすじ【起】
法学部試験に失敗したヴィトルドは、友人のフックスを伴ってポルトガルの小さな村にやって来る。泊まる予定だった宿の宿泊料が法外だったため、二人は近くにあるフランス人一家が営む民宿に泊まることにした。
宿には、女主人のマダム・ヴォイティスと夫のレオン、マダムの娘レナとその夫のリュシアン、女中のキャサレットがいた。
民宿へ来る途中、近くの森でケーブルに吊るされたスズメの死骸を見つけたヴィトルド。彼はフックスにそのことを話すが、「子供のいたずらだろ」と言われ相手にされなかった。
夜。食事に呼ばれたヴィトルドとフックスは、一家と食卓を囲む。ヴィトルドはリュシアンにスズメの死骸の件を話すが、「先週末はニワトリが吊るされていた」と返される。
食事の後、フックスは職場の同僚とうまくいっていないとヴィトルドに愚痴をこぼす。ヴィトルドは、自分も父との関係は良くないと言ってフックスを慰めた。法律の勉強にうんざりして小説を書いていたことがあると言って、フックスに見せる。
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映画『コスモス』のあらすじ【承】
ヴィトルドは床に着いてからも、森で見た吊るされたスズメが気になって眠れない。フックスを起こしにいくが、彼は部屋にいなかった。階段で見つけた猫のあとを追うと、キャサレットの部屋に辿り着く。彼女は悲しい夢を見ているのか、眠りながら涙を流していた。
翌朝、キャサレットが部屋に朝食を運んで来てくれ、若夫婦のことを色々と教えてくれる。朝食の後、ヴィトルドはフックスと森に行くが、スズメの死骸は無くなっていた。しかし、海に遊び行った後、再び森に戻るとスズメの死骸は元通りに吊るされていた。誰の仕業なのか?二人は推理を巡らす。
フックスはスズメを吊るしたのはキャサレットだと言うが、ヴィトルドは動物好きの彼女がそんなことするはずがないと反論する。さらにスタンダールの小説に、レナとキャサレットの関係を暗示するような文章を見つけ妄想じみた小説を書き始める。
映画『コスモス』のあらすじ【転】
その夜。ヴィトルドとフックスは、スズメの死骸があると睨んでキャサレットの部屋に忍び込む。怪しいものはいくつかあったが、決定的な証拠は何もなく落胆する。そうこうしていると、食事に出掛けていたレナとリュシアンが帰って来る。ヴィトルドは庭から若夫婦の部屋を覗き、二人が愛し合っているのを見て嫉妬する。ヴィトルドは衝動的に、レナが大事にしている猫を殺して庭に吊るす。
翌朝、猫が発見され一家が集まり犯人探しが始まるが、ヴィトルドは動揺しながらも知らないふりを装った。フックスはキャサレットの部屋に怪しいものがあったと一家に告げる。マダムはレオンを、ヴィトルドはマダムが怪しいとお互いに疑いを向け合う。その後ヴィトルドはフックスに、自分が猫を殺して吊ったと打ち明けて取り乱す。
家族の混乱を見かねて、レオンはヴィトルド達も含めた隣村への小旅行を提案する。そして、「スズメ、ニワトリ、猫と来て次はもっと大きな獣が狙われるのでは…」と謎めいた予言をする。
映画『コスモス』の結末・ラスト(ネタバレ)
レオンによると、レナとリュシアンが住む予定の新築の家は工事中だが、ほぼ住める状態なのでレナの友人ジネットに鍵を渡して貸しているらしい。その友人も新婚ということだ。
海辺の家を目指して旅に出掛ける一行。道中神父に出会い、彼も乗せて行くことになった。トロとジネット夫妻が暮らすロッジに到着し食卓を囲む一行。フックスとヴィトルドは、ジネットが唇の怪我以外はキャサレットに瓜二つで驚く。
ヴィトルドは猫を殺したことをレナに打ち明けるが、レナはケロっとしている。ヴィトルドはレオンに付いて来いと言われ、森の中へ導かれる。レオンは、レナに惚れていることに気付いているとヴィトルドに告げる。
夜の森。リュシアンが首を吊っているのを発見するヴィトルド。
(これはヴィトルドの妄想なのか?)レナと結ばれたヴィトルドが、二人で民宿を後にする。フックスともここでお別れだ。「神は信じるか?」というヴィトルドに「信じない」と答えるフックス。「彼女を両親に紹介するんだ」と言ってヴィトルドはフックスと別れた。
「あなたが偉大な作家になるなら女優にしてくれる?」というレナ。それに「ママが怒る」とヴィトルドは答えた。
映画『コスモス』の感想・評価・レビュー
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映画『コスモス』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『コスモス』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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