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映画『クライ・ベイビー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『クライ・ベイビー』の概要:ジョニー・デップ演じる心優しい不良少年は、ある日上流階級のお嬢様と劇的に恋に落ちる。アンダーグラウンドの帝王ジョン・ウォーターズが手がけた、ロカビリー音楽満載のカラフルな青春ミュージカルコメディ。

映画『クライ・ベイビー』の作品情報

クライ・ベイビー

製作年:1990年
上映時間:86分
ジャンル:コメディ、ミュージカル、青春
監督:ジョン・ウォーターズ
キャスト:ジョニー・デップ、エイミー・ロケイン、スーザン・ティレル、ポリー・バーゲン etc

映画『クライ・ベイビー』の登場人物(キャスト)

ウェイド・ウォーカー / クライ・ベイビー(ジョニー・デップ)
ロックを愛する心優しい不良少年。家族や友人を大切にしている。感情が高ぶると一粒の涙をこぼす。
アリソン・ヴァーノン・ウィリアムズ(エイミー・ロケイン)
ウェイドと同じ高校に通うお嬢様。不良の素質があり、ウェイドと一目で恋に落ちる。
ミズ・ヴァーノン・ウィリアムズ(ポリー・ハーゲン)
アリソンの祖母。早くに両親を亡くしたアリソンを可愛がっている。社交界マナースクールの校長。
ワンダ・ウッドワート(トレイシー・ローズ)
ウェイドの友人の不良娘。美人で巨乳。
ハチェット / モナ・マルノロウスキー(キム・マックギーレ)
ウェイドの友人。壮絶な面持ちの不良娘。
ミルトン(ダレン・E・バロウズ)
ウェイドの友人の不良少年。ハチェットの恋人。少々気弱な性格。
ペッパー・ウォーカー(リッキー・レイク)
ウェイドの妹で、肝の据わった不良娘。二児の母で三人目を妊娠中。
ロマナ(スーザン・ティレル)
ウェイドの祖母。両親を死刑で亡くしたウェイドを可愛がり、一流の不良に育て上げた。
ベルヴェデーレ(イギー・ポップ)
ロマナの夫。
ボールドウィン(ステファン・メイラー)
ウェイド達と同じ高校に通うお坊っちゃま。アリソンに恋している。
レノラ(キム・ウェッブ)
ウェイドと同じ高校に通う女生徒。ウェイドに熱烈に片思いしている。
刑務所の看守(ウィレム・デフォー)
ウェイドが収監された刑務所の看守。ウェイドを坊主頭にしようとする。
裁判官(ロバート・ウォルシュ)
逮捕されたウェイド達の裁判を受け持つ。若い頃からミズ・ウィリアムズに恋心を抱いている。

映画『クライ・ベイビー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『クライ・ベイビー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『クライ・ベイビー』のあらすじ【起】

1950年代のボルチモア。気が高ぶると一粒だけ涙をこぼすことから、不良少年のウェイドにはクライ・ベイビーというあだ名がついていた。

ウェイド達の高校では予防接種が行われている。ウェイドと学校随一のお嬢様アリソンは、隣同士の席で同じタイミングで注射を受ける。同時に注射を刺された瞬間に目が合い、ウェイドとアリソンは劇的に恋に落ちる。

放課後、アリソンはウェイド達の不良グループに話しかける。アリソンが不良と関わることを快く思わないミズ・ウィリアムズとボールドウィンは、ウェイド達からアリソンを引き離して車で連れ帰る。

アリソンに心を奪われたウェイドは、仲間達と車に乗り込み、ミズ・ウィリアムズの車を追いかける。アリソン達に追いついたウェイドは、アリソンに愛を告白する。ウェイド達の車は、アリソン達を追い越し猛スピードで去っていく。

アリソン達は、ミズ・ウィリアムズが経営する社交マナースクールに到着する。この日、スクールではタレントショーが催されており、アリソンやボールドウィンはステージで歌う。

ウェイド達は、ウェイドの祖母ロマナが経営するスイムクラブに向かう。ウェイドに片思いしているレノラがウェイドにアプローチをかけてくるが、ウェイドは相手にしない。ロマナはウェイドに、高額の貯金をはたいて買ったバイクを贈る。

ウェイドはバイクにまたがり、アリソンを迎えにマナースクールへ向かう。ウェイドがアリソンに呼びかけると、アリソンが飛び出してくる。アリソンは止める祖母を無理やり説得し、バイクの後ろに飛び乗る。ウェイドはアリソンをスイムクラブに連れ帰る。

ウェイドの仲間達は、お嬢様ながらも不良の素質のあるアリソンを受け入れる。アリソンは、上品なドレスから不良スタイルに姿を変える。ウェイドがステージで歌い、クラブは大いに盛り上がる。

ウェイドのステージの後、ウェイドとアリソンは初めてのキスを交わす。愛を語り合う最中、二人の近くの木に雷が落ちる。ウェイドは、雷を含め電気を嫌う理由をアリソンに話す。ウェイドが幼い頃、爆弾魔だったウェイドの父親は、ウェイドの無実の母親もろとも電気椅子で処刑された。

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映画『クライ・ベイビー』のあらすじ【承】

ボールドウィンと上流階級の仲間達が、アリソンを連れ去られた仕返しにスイムクラブを襲撃する。ボールドウィン達は、不良達の車やウェイドのバイクに火をつける。不良グループとボールドウィン達は大乱闘になる。どさくさにまぎれてレノラは、ウェイドの子を妊娠しているとアリソンに嘘をつく。乱闘に介入してきた警察が、ウェイド達とアリソンを逮捕する。

裁判所で、ウェイドは刑務所行きを言い渡される。ウェイドの友人達は各家庭に引き渡され、ペッパーの子供達は養護院に引き取られる。ロマナとベルは罰金を請求される。ミズ・ウィリアムズに恋心を抱いている裁判長は、アリソンだけを丁寧に釈放する。

レノラは、裁判所の前に集まっていた報道陣に向かって、ウェイドの子を妊娠したのでウェイドと結婚したと嘘をつく。

アリソンは、ウェイドと引き離され、毎日泣き暮らしている。ある日、ラジオからウェイドとレノラの結婚の偽ニュースが流れ、アリソンはショックを受ける。アリソンは、ボールドウィンからの正式な交際の申し込みを受ける。アリソンを気遣うミズ・ウィリアムズは、本当にボールドウィンが好きかと尋ねるが、アリソンは本心を隠して答えない。

刑務所内でウェイドは、アリソンがボールドウィンと付き合うことを知らされて悲しみに暮れる。ウェイドは囚人仲間の手を借りて、左目の下に涙の形のタトゥーを入れる。ウェイドは脱獄を試みるが、失敗する。

映画『クライ・ベイビー』のあらすじ【転】

アリソンはボールドウィンとともに、新しく開園するテーマパークで歌うことになる。

家出したワンダは、ヒッチハイクしてテーマパークに向かう。ペッパー、ロマナ、ベルは変装して養護院に乗り込み、ペッパーの子供達を取り戻してテーマパークへ急ぐ。

アリソンはボールドウィン達とテーマパークのステージに立っている。アリソンは、本当は好きではない相手と一緒にいることに強い不満を抱いている。ミズ・ウィリアムズがステージの応援に来ている。

テーマパークに、ウェイドの仲間達が続々と集まってくる。ロマナはミズ・ウィリアムズを懐柔し、アリソンの幸せを願うミズ・ウィリアムズは不良グループ側の味方になる。テーマパークのキャラクターに変装した不良達は、ステージからアリソンを連れ去る。不良達は、ウェイドの釈放の為に協力するようにアリソンに頼む。

アリソンは再び不良娘のファッションに身を包み、不良達と共に刑務所の前でウェイドの釈放を訴える。ミズ・ウィリアムズが不良側についたことを知った裁判長はウェイドの味方になり、ウェイドを釈放する。

映画『クライ・ベイビー』の結末・ラスト(ネタバレ)

ウェイドが解放されたことに納得がいかないボールドウィンは、釈放会見の場でウェイドを挑発する。ボールドウィンは、ウェイドの両親の処刑を執行したのはボールドウィンの祖父だったと話す。両親の死の敵討ちを賭けて、ウェイドはボールドウィンにチキンレースでの決闘を申し込む。ボールドウィンは承知する。

ウェイドとボールドウィンは、それぞれ車のボンネットにしがみつき、チキンレースの準備をする。ウェイドの車には、ペッパー、ロマナ、ベルが同乗する。ボールドウィンを止めようとしたミズ・ウィリアムズは、無理やりボールドウィン側の車内に押し込められる。
チキンレースのスタートが切られ、双方の車は猛スピードで走りだす。アリソンはボールドウィン側の車にミズ・ウィリアムズが乗っていることに気づく。ウェイドの友人が運転するバイクの後ろに乗り、アリソンはボールドウィンの車に近づこうとする。バイクが岩につまづき、アリソンは衝撃で空に放り出される。

同時にレースの決着がつく。怯えて道をそれたボールドウィン側の車は、鶏小屋へ突っ込む。勝利したウェイドを、仲間達が取り囲む。放り出されたアリソンが、ちょうどウェイドの腕の中に落ちてくる。アリソンとウェイドは涙を流す。

映画『クライ・ベイビー』の感想・評価・レビュー

ジェルで固めたリーゼントに皮のジャケットとパンツ。ロックを感じさせるロカビリーなジョニー・デップが堪らない作品でした。『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』など、少し人間離れした役を演じるのが上手い彼ですが、今作で演じた不良少年ウェイドの役どころはちょっと悪そうな雰囲気の彼にぴったりでした。
お嬢様と恋に落ちたウェイドがライバルと最後の最後まで競い合う姿は、若さとパワーに溢れていて、なんだか元気を貰えました。(女性 30代)

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