映画『ダンシング・ハバナ』の概要:2004年製作のアメリカ映画(原題:Dirty Dancing Havana Nights)。1987年製作のダーティー・ダンシングを基にしたダンス青春映画で、サウンドトラックが人気で売上を伸ばした。
映画『ダンシング・ハバナ』 作品情報
- 製作年:2004年
- 上映時間:分
- ジャンル:ラブストーリー
- 監督:ガイ・ファーランド
- キャスト:ディエゴ・ルナ、ロモーラ・ガライ、セーラ・ウォード、ミカ・ブーレム etc
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映画『ダンシング・ハバナ』 評価
- 点数:80点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★★☆
映画『ダンシング・ハバナ』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『ダンシング・ハバナ』のあらすじを紹介します。
1958年のキューバは、革命が訪れる激動の時代であった。
父親の仕事で転勤してきた18歳のケイティはホテル住まい。
まだ貧しさの残るキューバで、お嬢様でホテル暮らしのアメリカ人高校生は一際目を引く存在だった。
しかし同じような生活をしているお嬢様とは気が合わず、街に繰り出すケイティ。
そこで楽しそうに道で皆が踊っているサルサダンスに魅了される。
ケイティはダンサーの1人で、滞在しているホテルのウェイターをしているハビエル(ディエゴ・ルナ)と出会う。
そこでサルサダンスを教えてもらい楽しい時間を共有するようになるのだが、客と個人的に親しくなったという理由でハビエルはホテルを解雇されてしまう。
兄弟も多く、決して裕福とは言えない暮らしをしているハビエルの実家を訪れるケイティ。
家族でアメリカに移住することを夢見ている彼。
そこで彼にダンスの大会があることを告げる。
なぜなら優勝者には高額な賞金が支払われるからだ。
そして猛練習に励む2人。
ダンスの腕が上達するとともに、お互いの心の距離も縮まっていく。
そしていよいよ本番。
決勝戦まで勝ち上がったケイティとハビエルのコンビだったが、途中でキューバ革命が勃発してしまった。
このことで2人の行く末が決定的に。
それは別々の道を歩むという結果を迎えることになってしまうということであった。
映画『ダンシング・ハバナ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ダンシング・ハバナ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
とにかく劇中の音楽が最高な演出効果になっている
この映画の7割をダンスで盛り上げていると言っても過言ではない。
それくらいダンス三昧の映画である。
前半は練習シーン、後半は大会と2人の恋愛を描きながらもあくまで主役はダンスなので音楽やダンスに興味が持てないと非常にキツイ映画になってしまうだろう。
そのダンスシーンを盛り上げてくれるのが、後ろにかかる音楽である。
小気味良くアップテンポなラテンとヒップホップを融合させたお洒落なナンバーは、思わず体を自然と揺らしたくなる衝動にかられる。
この音楽を製作しているのがサンタナやブラック・アイド・ピースといった大御所の面々。
CDだけ購入しても良いくらいの豪華な仕上がりとなっている。
特に日が暮れていく海辺での練習シーン。
夕日に映るシルエットのシーンに効果的に流れ、思わずうっとりしてしまう。
ディエゴ・ルナの魅力全開
ハビエル役のディエゴ・ルナ。
最初出てきた時は線が細く頼りなく見えるが、映画を見ているうちにマジックにはまってしまう。
何ともたくましく、優しく真面目な青年を見事に演じきっているのである。
この俳優を知らないと言う人も多いことであろう。
アメリカ映画にももちろん出演しているが、出身のメキシコで人気のある俳優である。
目が印象的な俳優で、今後が期待されている注目株。
テンポ感の良い見やすい映画
恋愛とダンスをテーマにしている割には、上映時間105分という短い時間が嬉しい。
2時間見たら飽きそうだが105分だと「もう少し見ても良いかな」というくらいの良いところ終わる。
出会いから大会までリズムよく進み、あまり無駄なシーンが無い。
そのためこちらの興味も持続し楽しんだまま映画を見終わることができるのである。
ダンスの迫力と、ディエゴ・ルナ演じるハビエルが最高すぎてもっと2人のダンスを見たい、もっと心地よい音楽を聞いていたいと思わせてくれるような作品でした。
貧しい家庭の青年と、お嬢様という出会うはずのない2人が出会ったことで起こる情熱的な愛や、その気持ちを思いっきりぶつけたダンスは本当にかっこよくて見ているこちらまで踊り出したくなってしまいました。
ピュアな2人のちょっぴり切なくて胸がぎゅっとなるようなストーリーなので特に女性におすすめしたい作品です。(女性 30代)
映画『ダンシング・ハバナ』 まとめ
本作は日本公開当時、単館上映であった。
しかし人気があったため列をつくる日も多く、サントラの売上も良かったという知る人ぞ知る映画である。
基盤になっているダーティー・ダンシングファンはがっかりしたという人も多いのだが、この映画はテンポ感、カジュアル感が現代風に直されていて見やすいものに生まれ変わっているように思う。
また非常に不安定な青春時代の心の葛藤や、どうしようもならない家柄、親の都合等が無駄なく描かれていて納得できる。
男性よりも女性うけするのは音楽物の宿命。
ダンスを通して恋愛に発展していく姿は女性の憧れといっても良いだろう。
その切なさやセクシーさを俳優ディエゴ・ルナが見事に演じている。
苦手意識を持たずにぜひ鑑賞して欲しい1本。
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