映画『ドラムライン』の概要:2002年のアメリカ映画(原題:Drumline)。ボーイズ・ツー・メンやマドンナなどを手がけた敏腕プロデューサーのダラス・オースティンの実体験を基に映像化した作品である。
映画『ドラムライン』 作品情報
- 製作年:2002年
- 上映時間:119分
- ジャンル:青春、ヒューマンドラマ
- 監督:チャールズ・ストーン三世
- キャスト:ニック・キャノン、ゾーイ・サルダナ、オーランド・ジョーンズ、レナード・ロバーツ etc
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映画『ドラムライン』 評価
- 点数:80点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『ドラムライン』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『ドラムライン』のあらすじを紹介します。
マンハッタンのハーレムに住むデヴォン(ニック・キャノン)。
その天才的なマーチング・ドラムの腕を見込まれ、A&T大学の音楽特待生として入学することになった。
早速才能を開花させたデヴォンは、他に才能ある若い音楽家たちを圧倒させる。
そしてマーチング・バンドで一緒にパフォーマンスをする上級生の女性ダンサー、レイラと恋愛関係になり充実した日々を過ごし始めた。
しかし彼の自信過剰な性格でリーダーや仲間と衝突を繰り返す。
ある時スターティング・メンバーに選出されたデヴォン。
しかしそのプレイ中、単独パフォーマンスに走ったデヴォンにリー監督は激怒。
しかも楽譜を読めないことを隠していたことのバレてしまい退部になってしまう。
ライバル校からのスカウトに合うが自分のチームの良さを痛感したデヴォンは、譜読みの勉強を始め再び部に戻ることになった。
大会に出ることは許されなかったが、A&T大学は決勝まで進出。
その決勝には参加が許され、デヴォンは力を発揮し見事優勝することができたのだった。
映画『ドラムライン』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ドラムライン』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
マーチング・バンドの魅力と迫力満載の映画
マーチング・バンドと言われても日本では実際のところ、馴染み深いわけでもなくピンと来る人も少なくないかもしれない。
しかし本作を見るとあっという間に魅力にはまってしまう。
大勢でのズレない動き、重い楽器を担いでのダンス。
何をとっても素晴らしく本当に感動してしまった。
動きの乱れもなく最高の演奏をする演奏者、そこにダンサーがいたりと総合的なパフォーマンスを楽しむことができる。
吹奏楽部などに所属していた人はたまらない映画であるかもしれない。
ドラム・ラインが格好良すぎる
「ドラム・ライン」という言葉さえこの映画で初めて知った。
ドラムだけでバトルを繰り広げるシーンは鳥肌ものだ。
特にデヴォン役の俳優のニック・キャノンの鋭い目の演技が見事で、緊迫感がひしひしと伝わってくるのである。
隣の人のドラムや、バトル中の相手のドラムを叩くなどその挑発感といったらない。
ドラムを叩いている人がこんなに真剣に楽器で戦っている場面は映画であっても初めてだったので、興奮してしまった。
ストーリーはありがちな青春ドラマ
この映画のメインは上記でも話したとおりマーチング・バンドの「ドラム・ライン」である。
そのため内容はそんなにこだわらなくてもすんなり頭に入るし、かえって良かったと思う。
話の内容には良い意味でさほど期待していなかったのだが、思っていたよりもスマートな作りであった。
主人公が才能を発揮しチームワークに目覚めていく。
王道の学園ものだがそれが心地よく楽しむことができるのである。
その場で素直になって頑張るか、利益主義者のところで自分の気持ちに嘘をついてやっていくのか、いかにも青年らしい爽やかな悩みを描いているところも鉄板である。
映画『ドラムライン』 まとめ
音楽ものの自伝やミュージカル映画は、大体ヒットするのがお決まりである。
歌や楽器のパフォーマンスを演出することで迫力や感動が増し、ストーリー構成がどうであってもそんなに細かい場所は気にならないからだ。
そうは言っても何でも良いわけではない。
もちろんテンポ感や見せ方は大事になるわけで、演出の技術力が求められるであろう。
本作はテンポ感が非常に良く進み、退屈することはほとんど無い。
またマーチング・バンドの練習風景や厳しいチームメイトとのやりとりなど、非常にリアルに学生生活の困難を描いており身近な映画に感じる。
物は違えど誰でも何かを頑張っていることはあり、主人公の気持ちとうまく連動する作りになっているところが好感持てる映画である。
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