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映画『怒りの荒野』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『怒りの荒野』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『怒りの荒野』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0070932

製作年 1967年
上映時間 115分
ジャンル アクション
西部劇
監督 トニーノ・ヴァレリ
キャスト ジュリアーノ・ジェンマ
リー・ヴァン・クリーフ
アンドレア・ボシック
ワルター・リラ
製作国 イタリア
ドイツ

映画『怒りの荒野』の登場人物(キャスト)

フランク・タルビー(リー・ヴァン・クリーフ)
流れ者のガンマン。かつて仲間の裏切りに遭い金を持ち逃げされたことから、取り返そうと国境沿いの町を転々としている。早撃ちの名手でその名を轟かせ、界隈からは恐れられている。クリフトンの町で出会ったスコットから弟子入りを志願され、銃の腕を叩き込む。
スコット・メアリー(ジュリアーノ・ジェンマ)
国境沿いの町クリフトンで、掃除やゴミ集めなどあらゆる雑用を押し付けられて生活している青年。母親を早くに亡くし天涯孤独の身。娼婦の私生児として生まれたことから、町の住民たちに蔑まれて肩身のせまい思いをしながら生きている。そんな町の住人を見返すため、ガンマンになることを夢見て銃を買うため日銭を稼いでいる。
マーフ・アラン・ショート(ウォルター・リラ)
スコットの恩師。幼くして孤児となったスコットの面倒を見てきた。かつては保安官だったが、今は老いぼれて馬小屋の掃除夫をしている。スコットの銃の腕前を見込んで訓練するが、間違った道に進ませたくないという思いとの狭間で葛藤する。
クッチャー(ルーカス・アマン)
クリフトンの判事。表向きは町の名士として慕われているが、スコットへは偏見の眼差したっぷりで自分の娘には接触を禁じている。銀行家のターナー、酒場のマレー、保安官のナイジェルと結託してタルビーを町から追い出そうとする。
マレー(アンドレア・ボシック)
クリフトンの酒場の店主。クッチャーや銀行家のターナーと共に町の名士として幅をきかせている。卑しいものは見下し、余所者は排斥する。スコットには酒場への出入りを禁じ、タルビーにも敵意を向ける。
ワイルド・ジャック(アル・ムロック)
クリフトンに程近い集落ボウイに潜伏する悪党。タルビーのかつての仲間で、以前組んだ仕事で捕まり服役していたが脱獄。訪ねて来たタルビーに脅されて裏切り者の情報を漏らす。

映画『怒りの荒野』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『怒りの荒野』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『怒りの荒野』のあらすじ【起】

メキシコ国境に程近い小さな町クリフトン。掃除人としてこの町で働く天涯孤独の青年スコットは、娼婦の子供という出自によって町の住民から見下され、ゴミのように扱われていた。スコットはガンマンになるという夢を抱き、いつか住民たちを見返してやろうという思いをひそかに抱いていた。ガンマンとしての天賦の才を見出し銃の撃ち方をスコットに教えていた恩師のマーフは、過去のある事件の二の舞は踏ませたくないという思いとの間で葛藤していた。

ある日、クリフトンにフランク・タルビーという流れ者のガンマンがやって来る。スコットは手伝いをしているマーフの馬小屋のことを教え、タルビーの馬を預かることになる。駄賃をやるから酒場に来いとタルビーに言われたスコットだったが、店主のマレーに追い出されそうになる。タルビーがそれを無視してスコットを座らせると、酒場に居合わせた血気盛んな男がタルビーに勝負を挑んでくる。しかし、彼はタルビーにあっさり殺されてしまった。

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映画『怒りの荒野』のあらすじ【承】

タルビーは即刻裁判にかけられるが、正当防衛が認められ町を出て行った。スコットは揉め事を起こした張本人として町の連中に袋叩きにあう。悔しさをにじませるスコットは、タルビーに弟子入りするため彼の後を追って町を出て行った。

タルビーに追いついたスコットは弟子入りを志願する。しかし、タルビーは”ガンマンの心得”が必要だと言い残して去っていく。スコットはあきらめずにタルビーの後を追いかける。

タルビーは10年前に金塊強奪を企て実行したが、仲間に裏切られて分け前を持ち逃げされた。その時の金を取り返すために国境沿いの町を転々としていたところ、クリフトンに辿り着いたのだった。情報を聞き出すため、タルビーが次に訪れたのはボウイという集落だった。ここにはかつての仲間の1人ワイルド・ジャックがおり、彼を呼び出して裏切り者の名前を吐かせることにしたタルビー。

ワイルド・ジャックは、クリフトンの酒場の店主マレー、クッチャー判事、銀行家のターナーの3人と、牧場主のファローという男が裏切り者だとタルビーに告げる。

映画『怒りの荒野』のあらすじ【転】

ファローの元へ向かったタルビーだったが、先回りして潜んでいたワイルドの手下に捕まってしまう。馬に引き回されリンチを受けるタルビーだったが、後を追って来たスコットが助けに入りワイルドの手下たちを撃退する。窮地を救ってくれたスコットに弟子入りを許可したタルビーは、銃とガンベルトを買い与えてやった。

タルビーは、金を取り戻すべく再びクリフトンに戻り、マレーやターナーを脅迫し従わせる。それを知ったクッチャーは保安官のナイジェルに頼み、殺し屋のオーウェンを雇ってタルビーの抹殺を企てる。やがてクリフトンにやって来ったオーウェンだったが、凄腕のタルビーには敵わず、あえなく返り討ちにされてしまった。

続いてタルビーは酒場に火を放ちマレーを始末し、新たに酒場やカジノを開いて幅をきかせ始める。クリフトンの権力者を次々と殺し、町を乗っ取っていくタルビー。一方スコットも着々と銃の腕前を上げ、タルビーを凌ぐほどになっていた。もはや皆から蔑まれていたかつてのスコットではなく、タルビーの相棒として町のナンバー2にまで上り詰める。

映画『怒りの荒野』の結末・ラスト(ネタバレ)

人が変わったようになってしまったスコットを見て、マーフは気が気ではない。実はマーフはかつて保安官で、ならず者のタルビーを町から追放した過去があったのだ。タルビーは危険なやつだから縁を切れと警告するマーフだったが、スコットは聞く耳を持たなかった。

一方スコットはクッチャーらに誘き出されて負傷してしまう。スコットを追ってやって来たタルビーは、刃向かってきた町の保安官ナイジェルを殺害するが、クッチャーのことは利用してさらに権力を強めようとしていた。

マーフはタルビーの横暴に耐えられず保安官に復職する。住民の銃の所持を禁じるなど取締を図ってタルビーに圧力をかけるが、逆にタルビーに殺されてしまう。恩師であるマーフが死んだことで、ようやくタルビーの非道ぶりに気が付いたスコット。マーフが遺した伝説のガンマン”ドク・ホリディ”の拳銃でタルビーの手下を仕留め、遂に師であるタルビーとの対決に挑む。一騎討ちになるが、スコットの銃弾が一瞬早くタルビーを撃ち抜いた。戦いに勝利したスコットだったが、無情な思いを胸に、銃を捨てて町を去って行くのだった。

映画『怒りの荒野』の感想・評価・レビュー

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映画『怒りの荒野』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『怒りの荒野』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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