この記事では、映画『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0077433
製作年 | 1997年 |
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上映時間 | 116分 |
ジャンル | ミステリー サスペンス コメディ |
監督 | 堤幸彦 |
キャスト | 堂本剛 ともさかりえ 古尾谷雅人 水川あさみ |
製作国 | 日本 |
映画『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』の登場人物(キャスト)
- 金田一一(堂本剛)
- 有名な探偵・金田一耕助の孫。普段はごく普通のお調子者な高校生だが、IQ180という祖父譲りの天才的な頭脳を持ち、これまで数々の難事件を解決してきた。幼馴染の美雪の文通相手である中国人のレイリーから、ある殺人事件の真相解明を依頼されて上海にやって来る。
- 七瀬美雪(ともさかりえ)
- はじめの幼馴染の女子高生。ミステリー研究会に所属し、生徒会長をつとめている。才色兼備、文武両道で全校生徒の憧れの的。以前日本に公演でやってきたレイリーと知り合い文通をするようになり、その縁ではじめとともに上海へ招かれる。
- 剣持勇(古尾谷雅人)
- 警視庁刑事部捜査一課の警部。これまで何度もはじめに助けられてきたことから、彼を深く信頼している。今回もはじめに協力を依頼されたのでこころよく応じ、無茶をやらかしたはじめのために上海まで飛んで来てくれる。
- ヤン・レイリー(水川あさみ)
- 上海の楊雑技団の団員。団長でもある父親が何者かに殺されてしまい、文通相手の美雪を通じて聞かされていたはじめの力を借りるべく二人を上海に招く。同じ劇団員である兄のシャオロンを慕っている。
- ヤン・シャオロン(陳子強)
- レイリーの兄で同じ雑技団の団員。日本人を嫌っており、最初ははじめのことを敵視していたが、自分にかけられた嫌疑を晴らそうとしてくれる姿を見て、やがて信頼感情が芽生えていく。
- 藤堂壮介(中尾彬)
- 雑技団のプロデューサー。裏の権力者として実質的に雑技団を取り仕切っており、団長や団員に対して横暴に振る舞う一面がある。団員であるマルチナと深い関係にある様子。
- リー・ポール刑事(修健)
- 上海公安当局の刑事。アリバイがないシャオロンを殺人事件の容疑者と断定し、逮捕する。「自分は捜査に感情を持ち込まない主義だ」といって、シャオロンをかばうはじめを強烈に糾弾する。
映画『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』のあらすじ【起】
名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生の金田一一(はじめ)と、幼馴染の女子高生・七瀬美雪。ある日美雪は、文通相手の中国人レイリーに招かれて、幼馴染のはじめと一緒に上海へ行くことになった。これまで数々の事件を解決してきたはじめの頭脳を見込んで、レイリーはある事件の解明を依頼してきたのだった。
レイリーによると、所属する上海雑技団の団長である彼女の父親が何者かによって殺されてしまったという。遺体には、雑技団の看板演目である「魚人遊戯」で使われる仮面が被せられており、耳が切り取られていた。魚人遊戯は、「魚人に囚われた姫が、春夏秋冬を表す4つの衣装と仮面を、水中で次々と変えていく」という演目だ。団長はその中の「春の仮面」を被らされていた。そして、事件の容疑者となっているのは、唯一アリバイがないレイリーの兄で団員のシャオロンだった。
団員の間では、この悲劇が「スーランの呪いだ」とまことしやかに囁かれていた。スーランは、かつて雑技団にいた看板団員だった。しかし、6年前に酷い火傷を顔に負わされてしまい自殺していた。スーランは死ぬ間際に呪いの詩を残しており、犯行の手口がその内容に酷似していたのだ。
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映画『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』のあらすじ【承】
事件を担当することになった上海公安当局のリー・ポール刑事は、シャオロンを容疑者と睨みながらも、証拠となる凶器を見つけることができないでいた。
次の日、雑技団のプロデューサーである藤堂は、魚人遊戯を演じるマルチナがいなくなっていることに気づき、やむを得ずレイリーを代役にあてる。演目が始まり舞台が暗転。しばらくして照明が着くと、さっきまでレイリーしかいなかった水槽の中に突如マルチナの死体が現れる。マルチナは額を撃ち抜かれており、「夏の仮面」を被らされていた。舌が切り取られていたことから、やはりスーランの呪いの詩通りに犯行が行われていることになり、団員たちは戦慄する。
そして、今回も唯一人アリバイがないシャオロンが疑われ、とうとう逮捕されてしまう。しかし、どうしても彼がやったとは信じられないはじめは、警察の隙をついてシャオロンを連れ出して逃亡を図る。
道中で危うくパスポートをヤギに食べられそうになりながらも、はじめはシャオロンと共に、田舎にあるシャオロンの父の生家へ逃げのびてくる。シャオロンは、部屋にある柱時計の音に違和感をおぼえたので中を開けてみると、とんでもない大金が隠されていた。
映画『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』のあらすじ【転】
はじめとシャオロンは、シャオロンの父が強盗団の手伝いをさせられていたことを家政婦から聞かされる。さらに、7年前に日本で起きた轢き逃げ事件の切り抜き記事を部屋で見つけたはじめは、事件に関係があると考えて日本の剣持警部に連絡して調べてもらうことにした。記事には、犯人の右手に蛇の刺青があると書かれており、はじめは藤堂に同じ刺青があったことを思い出す。
藤堂を問い詰めるためシャオロンとはじめは劇団へ戻った。しかし、今度は藤堂が殺されてしまう。彼もまたスーランの呪いの詩になぞらえて右目を撃たれ、「秋の仮面」を被らされていた。はじめは魚人のマスクを被った犯人と遭遇し、クマの檻の前まで追い詰められて殺されそうになる。しかし、なぜか犯人は何もせずそのまま逃走する。
結局はじめは真相にたどり着けず、シャオロンは再び逮捕されてしまう。剣持警部も上海にやって来るが、はじめ、美雪と共にリー刑事から国外退去を命じられる。警察に空港まで連れて来られたところで、はじめはヤギに食い千切られたパスポートを見て閃いた。すぐに劇団へ戻り、団員たちやリー刑事に真犯人と事件の真相を説明すると告げた。
映画『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』の結末・ラスト(ネタバレ)
事件の真犯人はレイリーだった。凶器は小型のデリンジャー銃で、演目で芸をさせるクマに餌と一緒に食べさせて証拠を隠滅していたのだ。犯行の動機は、日本で起きた7年前の轢き逃げ事件だった。実はレイリーは日本人で、彼女の本当の父親はその時に藤堂とマルチナに殺されてしまった。幼いレイリーは父親を驚かそうとトラックの荷台に隠れていたが、強奪されたトラックごと雑技団の船で上海へ連れて来られたのだった。そして、レイリーを見つけた団長は、藤堂に気づかれないよう自分の娘として育ててくれたのだ。
団長の死は実は自殺で、それを発見したレイリーが藤堂への復讐に利用するため、スーランの呪いになぞらえた殺人に見せかけたのだった。レイリーが隠し持っていた遺書から、団長は藤堂の犯罪に加担してしまったことを苦にして自殺したことも判明する。
はじめに全てを見抜かれてしまったレイリーは、絶望して自らナイフで命を絶とうとする。その瞬間、シャオロンがとっさにレイリーを止めに入り、自らナイフを体に受ける。そして、レイリーに「ずっと好きだった」と告白するのだった。
映画『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』の感想・評価・レビュー
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映画『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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