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映画『デッド・カーム 戦慄の航海』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『デッド・カーム 戦慄の航海』の概要:ニコール・キッドマン主演の海洋サスペンス。太平洋でヨットクルージングをしていた夫婦は、難破船の生存者を救出する。その男は妻と2人きりになると、ヨットを乗っ取り逃亡してしまった。

映画『デッド・カーム 戦慄の航海』の作品情報

デッド・カーム 戦慄の航海

製作年:1988年
上映時間:97分
ジャンル:サスペンス
監督:フィリップ・ノイス
キャスト:ニコール・キッドマン、サム・ニール、ビリー・ゼイン、ロッド・マリナー etc

映画『デッド・カーム 戦慄の航海』の登場人物(キャスト)

レイ・イングラム(ニコール・キッドマン)
ジョンの若くて美しい妻。我が子の死から立ち直るため、夫婦でヨットクルーズに出発。難破船の生存者ヒューイにヨットを乗っ取られ、2人きりの航海を強いられる。
ジョン・イングラム(サム・ニール)
レイの夫。オーストラリア海軍の将校。妻を助けに行くため、沈没寸前の難破船の電源を修理し、ヨットを追跡する。
ヒューイ・ワーリナー(ビリー・ゼイン)
難破船の持ち主で唯一の生存者。実は乗船者を全て殺した殺人犯であり精神異常者。レイを乗せたまま、ジョンのヨットを乗っ取る。

映画『デッド・カーム 戦慄の航海』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『デッド・カーム 戦慄の航海』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『デッド・カーム 戦慄の航海』のあらすじ【起】

オーストラリア海軍の艦長ジョンは、子供の死から立ち直れない妻レイの心を癒すため、愛犬ベンを連れてヨットクルーズに連れ出した。何もない大海原で過ごすうちに、レイは少しずつ元気を取り戻す。3週間経ったある朝、2人は難破船を発見。無線で連絡しても応答はなかった。

しばらくすると、ひとりの男が手漕ぎボートで近づき、そのままヨットに這い上がる。男はヒューイと名乗り、船内で何が起きたかを興奮気味に話し始めた。太平洋をクルージング中に神経性の食中毒になり、乗船していた仲間6人は10日前に全員死亡。船は沈没寸前で戻れないと言う。そんな話が信じられず、ジョンはヒューイが眠っている間に船の様子を見に行くことにした。

ボートを漕ぎ、難破船に到着したジョン。ヒューイの言う通り沈没寸前だったが、船室に複数の死体を見つけて驚愕する。ヒューイが犯人だと気付いてヨットに戻ろうとするが、ヨットはヒューイに乗っ取られ、気絶した妻を残したまま逃げられてしまった。

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映画『デッド・カーム 戦慄の航海』のあらすじ【承】

レイは気絶から目覚めると、ヒューイと2人きりになっていることに気付く。夫のいる場所まで戻してくれと訴えるレイ。ヒューイは彼女の頬を撫でながら、友達だから仲良くしようと笑う。ヒューイは精神が錯乱していた。レイは彼を刺激しないように話を合わせながら、別の部屋に移動する。

ジョンは沈みかけた難破船に乗り込んだ。ヨットが逃げた方向をコンパスで計測すると、壊れた電源を修理して船を動かし、ヨットを追跡することにした。どうにかして電源の修理を終えると、船内の照明が点灯して明るくなり、ビデオテレビが再生を始める。その映像には、ヒューイに殺された者たちの生前の姿が映し出されていた。

ジョンは船のエンジンを起動。レーダーも正常に動いて、67キロ先にヨットらしき船影を確認する。無線を送るとレイが受信するが、音声までは届かなかった。音声を送れるのは、ヨット側からのみ。それでもレイは、送信相手がジョンであると確信して喜び、スイッチを切り替える音の回数で無事を確認し合うのだった。

映画『デッド・カーム 戦慄の航海』のあらすじ【転】

レイはヨットを止めるため、エンジンの鍵を海に放り投げた。すると、遊びだと勘違いした愛犬のベンが海に飛び込み、鍵をくわえて戻って来てしまう。鍵を取り戻したヒューイは、友達なのに裏切ったと嘆きながら、レイに暴力を振るうのだった。

一方、ジョンが操縦する難破船はヨットに近づくものの、浸水も進行しているため、半日後には沈没しかねない状況となった。その事をレイに伝えた後、無線は途切れてしまう。

ヒューイはレイを裸にして抱こうとした。レイは先にトイレを済ませたいと言ってその場を離れ、銃の準備をする。しかし、準備が整わぬままにヒューイが現れたため、レイはヒューイの求めに応じて犯されてしまった。

ヒューイはレイを抱いたことで、彼女を恋人だと思い込む。彼女が作った睡眠薬入りドリンクを全て飲み干し、意識が朦朧となった。レイは弱ったヒューイを襲撃。ドアの向こうに隠れた彼に向けて水中銃を乱射するが、誤って愛犬を死なせてしまう。

映画『デッド・カーム 戦慄の航海』の結末・ラスト(ネタバレ)

レイは眠ったヒューイを縄で縛り、ヨットを操縦してジョンのいる船を探した。その頃ジョンは、船が沈没寸前で大ピンチになっていた。水没した船室に閉じ込められながらも、どうにかして船外に脱出。暗闇になるのを待って船を燃やし、炎の明かりでレイにこの場所を伝えようとした。

レイは炎に気付いてヨットを飛ばすが、縄を解いたヒューイに襲撃される。レイは反撃して水中銃でヒューイを気絶させると、非常用ボートの上に彼を突き落とした。ボートはみるみるヨットから遠ざかる。その後、レイは筏で漂うジョンを見つけて救出した。

翌朝、無人の非常用ボートを発見。ヒューイは死んだと思い、レイはすっかり安心して海水浴を楽しんだ。甲板でジョンに髪をシャンプーしてもらい、しばらく眠っていると、彼女に別の手が伸びてくる。それはヒューイの手だった。レイの悲鳴に気付いたジョンは、ヒューイに向かって発煙筒を発射。ヒューイは発煙筒で顔を撃ち抜かれ、そのまま海に落下するのだった。

映画『デッド・カーム 戦慄の航海』の感想・評価・レビュー

太平洋でヨットクルーズ中の夫婦が殺人犯に出くわし、ヨットを乗っ取られた上に、そのヨットには妻が残されているという、まさかの展開の連続だった。沈没しかけた船の電源をあっという間に修理する超有能な夫。海に捨てた鍵をわざわざ拾いに行くおバカな愛犬。凶悪犯なのに隙だらけのヒューイ。そのヒューイを拘束する時、縄をゆるゆるに縛るレイ。なんといってもラストシーン、発煙筒を口に差して死ぬビリー・ゼインは衝撃的だった。ニコール・キッドマンは20代前半で、美しいヌードを披露していた。(MIHOシネマ編集部)

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