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映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『デッドキャンピング・ザ・ライブ』の結末までのストーリー
  • 『デッドキャンピング・ザ・ライブ』を見た感想・レビュー
  • 『デッドキャンピング・ザ・ライブ』を見た人におすすめの映画5選

映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』の作品情報


出典:https://www.video.unext.jp/title/SID0076836

製作年 2022年
上映時間 72分
ジャンル ホラー
アクション
サスペンス
監督 キム・ヒョヌ
キャスト ナム・ジヒョン
キム・リュアン
イ・プルム
製作国 韓国

映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』の登場人物(キャスト)

スヨン(ナム・ジヒョン)
ソロキャンプをするため、山奥のキャンプ地へやってきた若い女性YouTuber。1人でテントを張ったりバーベキューをする様子を配信していたが、いきなり現れた粗暴な男たちに捕らわれてしまう。
隊長(キム・リュアン)
スヨンを襲った、ならず者集団のリーダー。フレックスという名のサイトに違法動画をアップすることで、金を稼いでいる。ソロキャンプをしているスヨンの配信を見つけ、襲撃するのに格好の標的だと狙いを付けた。
タイガー(ミュンヘン・ホ)
フレックスの配信に高額の課金をすることで、スヨンを襲撃した現場に「招待」された配信の視聴者。現場に来る前は釣りをしていて、アウトドアを好む人物だと思われるが、その詳細は謎に包まれている。

映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』のあらすじ【起】

YouTuberの若い女性・スヨンは、女子の間で流行っている「ソロキャンプ」をするため、大きな荷物を抱えて山奥のキャンプ地へ入っていく。そこは以前軍部の演習地域に指定されていたが、最近一般向けに解放されたばかりの「穴場」と言える場所だった。

他に誰もいないキャンプ地の平原で、スヨンは早速自身でテントを張る様子から配信を始める。テントを張り終え、その前で「1人バーベキュー」をしてから、ワインを飲んだスヨンは少し眠くなり、配信を中断して昼寝をする。

テントの中で目覚めたスヨンは、再び配信を再開するが、そこでテントの外から粗暴な男たちの声が聞こえて来る。そしてテントの中にいるスヨンに「出て来いよ!」と呼びかけ始め、スヨンは危険を感じて入口を必死に塞ぐものの、男たちはナイフでテントを切り裂き、強引にスヨンを外へ引きずり出す。

男たちは「隊長」と呼ばれるリーダーのもと、フレックスという独自のサイトで違法動画をアップして稼いでいる、ならず者集団だった。スヨンがソロキャンプをしている配信を見つけ、格好の標的だと考えて襲撃し、その生配信で更に稼ごうと企んでいた。

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映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
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映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』のあらすじ【承】

フレックスのメンバーは、隊長の他に4人の男、そしてモニカという女子の6名だった。隊長は更に、視聴者の中から高額の課金をしてくれた2名を選び、スヨンを襲撃する現場に「招待」していた。

招待されたのは、ここに来るまで釣りをしていたというアウトドアタイプの「タイガー」と名乗る男と、オタクっぽい雰囲気の青年の2人だった。隊長は、課金額の多かったタイガーに「先にスヨンの相手をさせよう」と告げるが、タイガーは「見ている方がいい」とそれを断る。

そこでオタク青年が、隊長以外の4人が押さえつけているスヨンを最初にレイプすることになる。青年が、男たちにはやし立てられながらスヨンにのしかかろうとすると、スヨンは青年に蹴りをかまし、更に持ち上げた両足で左右にいた男たちを蹴り飛ばす。

突然のことで呆気に取られる男たちを尻目に、スヨンは落ち葉の下に隠していた発煙筒で相手の目をくらませると、モニカが持っていたバッグを奪って、森の中に逃げ去っていく。

映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』のあらすじ【転】

実はスヨンは、選抜されて海外に派兵されていたほどの優秀な兵士で、キャンプ好きな妹・スジがフレックスのメンバーに殺されたのだと知り、復讐のためにこの地へ来ていたのだった。

スヨンはキャンプに来た後、フレックスの配信を傍受して、メンバーたちがソロキャンプをしている自分を標的にしたことを確認していた。このキャンプ地は以前スヨンがスジと共にキャンプをしたことのある場所で、その後に1人でキャンプに来たスジが襲われた現場でもあった。

スヨンは勝手知ったる森の中で、木の枝に布を巻いて印をつけながら、メンバーたちを狩るワナを仕掛けていた。そこで、ソロキャンプに来たYouTubrのフリをしてフレックスに捕まり、反撃のチャンスを狙っていたのである。

仕掛けたワナとスヨンの卓越した格闘能力により、後を追いかけてきたオタク男やフレックスのメンバーは、次々に命を落としていく。最後に隊長とモニカ、タイガーの3人が残ったところで、スヨンがモニカを捕まえる。

映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』の結末・ラスト(ネタバレ)

そこで隊長は、タイガーが持っていた猟銃で、スヨンが盾にしていたモニカの体を撃ち抜く。弾丸は貫通してスヨンの腹部にも当たり、スヨンは腹を押さえながらその場を逃げ出していく。

スヨンが森の中の山小屋へ逃げ込むと、隊長とタイガーもその後を追いかけて来る。スヨンは、痛み止めとして打った麻酔注射の影響で意識朦朧としながらも、目の前に現れたスジの幻覚に「姉さん、起きて!」と言われ、小屋に入って来た隊長を蹴り飛ばす。

そこでスヨンとタイガーの一騎打ちが始まり、格闘の腕前が高いタイガーにスヨンは苦戦を強いられるが、なんとかタイガーの手足をへし折って、ナイフでとどめを刺す。

最後に残った隊長は、自分に迫って来るスヨンに「お前は誰だ?」と問いかける。スヨンは「どうした?怖いのか?」と、隊長がスジを殺した時に言ったセリフ(スヨンはフレックスの動画を見て、そのことを知っていた)を告げると、「お前を一度しか殺せないのが恨めしい」と言い放ち、隊長の体にナイフを突き立てるのだった。

映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

キャンプ場でのライブ配信中、出演者が次々と不可解な死を遂げる展開に、最初はホラーではなくスリラーのような静かなイントロに引き込まれました。が、ラストで真犯人が身近な人物だったと判明し、その動機の闇深さに鳥肌が立ちました。配信映像の断片が伏線となっており、観客視点で謎解きできる楽しさもありました。ただ、終盤の急展開には少しついていけず、もう少し心理描写が欲しかったかも。それでも演出の緊迫感と映像表現には拍手を送りたいです。(30代 女性)


序盤からSNS世代の僕には刺さるライブ配信の設定。幽霊や怪奇現象ではなく、人間の狂気がリアルに描かれていて怖かったです。特に中盤、仲間だと思っていた人物が裏切るシーンは、まさに心臓を抉られるようでした。ネタバレですが、ラストで「被写体が犯人」だったのは予想外。映像のブレやノイズを使った演出が臨場感を高め、最後まで息をつく暇もありませんでした。ただ、ちょっとグロさが強かったので人を選ぶかも…それも含めて強烈な印象!(20代 男性)


ベテランとして観ると、物語の構成はやや散漫に感じる部分もありましたが、ラストの真実が暴かれる瞬間のカタルシスは見事でした。ネタバレですが、実はカメラマンが黒幕という設定で、その心理描写がもっと丁寧ならさらに良かったですね。それでも、映像を通して薄れていく友情の崩壊を描いた点は評価したいです。テンポの緩急も絶妙で、終盤の追い詰められたカメラワークが秀逸。家族には勧めづらいけど、映画好きには刺さる一本。(40代 男性)


この作品は、キャンプ場という自然の静寂とライブ配信の緊張感の対比が素晴らしかったです。ネタバレになりますが、実は被害者のひとりが仕組んだ自作自演だったという衝撃の展開に驚きました。登場人物の一見無邪気な笑顔の裏にある闇がじわじわ効いてきて、観終えた後しばらく胸がざわついていました。少し残酷さが強いシーンもありますが、そのぶん感情の抉り方に観る価値あり。大人の視点ならではの怖さも感じられました。(50代 女性)


友人と一緒に観たんですが、最初はライブ感を楽しめる軽いホラーかと思いきや、どんどん本気の恐怖に変わっていって、心臓がバクバク。ネタバレですが、最後に裏切るのが身内だとわかって、「えっ…!」と叫びたくなりました。映像がスマホ&カメラで揺れる演出がリアルで、自分までそこにいるような錯覚に。怖いけど目が離せない、そんな中毒性があります。女子会で語りたくなるほど印象深い映画でした。(20代 女性)


テック系の仕事をしている自分には、ライブ配信中の通信トラブルや映像処理の描写が非常にリアルで興味深かったです。ネタバレですが、ラストでAIによって映像が改ざんされていたというどんでん返しに驚愕。技術の闇と人間の闇が交錯するテーマ性も深く、ただのホラーではなく、現代社会への警鐘にも感じられました。終わってからも考えさせられる余韻があり、配信やSNS時代を生きる者におすすめです。(30代 男性)


親世代として観ると、若者たちの危機感のなさにもイラっとしましたが、それがこの映画の怖さでもありますね。ネタバレですが、誰もが怪しく見える中、実は大人が全部仕組んでいたというどんでん返しにゾッとしました。子どもを持つ身として、信頼がいかに脆いかを痛感。映像のスローモーションや無音の場面が効果的で、音がないほうが怖いということを教えられました。大人もじっくり楽しめるサスペンスホラーだと感じました。(40代 女性)


年齢的にサバイバルものには食傷気味でしたが、この映画は違いました。ネタバレになりますが、実はキャンプ場自体が死体安置所だったという狂気設定に思わず声が出そうになりました。そのアイディアの奔放さには敬服します。映像の暗さと自然音だけでここまで不安を煽るとは…と唸りました。仲間の死が次々と明かされる緩急も巧みで、久しぶりに心底「怖い」と思える作品でした。(50代 男性)


初めてホラー映画でこんなに怖くて泣きそうになりました。ネタバレですが、最後に友人が裏切り者だったって分かった瞬間、もう怖すぎて画面から目をそらしたほど。映像が携帯で撮ってる感じなのに、音声が途切れたり画面が揺れたりするのがリアルで、現実と重なって震えました。終わったあと友達と「心臓痛いね…」って語りあったよ。女子高校生の私は、夜一人で観るのは絶対無理!(10代 女性)


長年映画を観てきた者として、この作品の映像表現には脱帽です。ネタバレすると、最後に配信画面が鏡面になっていて、その中の自分自身が犯人だと気づかされる演出に愕然としました。自分も知らず知らずのうちに加害者になっているかもというメタ的恐怖が心に残ります。音響とカメラワークが緻密で、静けさの中から徐々に狂気が芽生える様が秀逸。年齢を問わず、深く考えさせられる映画だと思います。(60代 女性)

映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『デッドキャンピング・ザ・ライブ』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ブレア・ウィッチ・プロジェクト

この映画を一言で表すと?

「観客を映像の中に引きずり込み、現実と虚構の境界を消し去る恐怖体験映画。」

どんな話?

3人の若者が森に伝わる魔女伝説を調査するため、カメラを持って山奥へ足を踏み入れる。撮影した映像が彼らの最後の記録となり、観客は彼らが体験する不可解な出来事を疑似体験する。手持ちカメラのリアルさが息苦しいほどの臨場感を生む。

ここがおすすめ!

低予算ながら圧倒的な臨場感と恐怖を生み出した傑作。手ブレ映像や音声の途切れがリアルさを増し、観客はまるでその場にいるかのような没入感を味わえる。ホラーの“見せない恐怖”の極致を体験できる一作。

REC/レック

この映画を一言で表すと?

「リアルタイムで進行する狂気の閉鎖空間パニックホラー。」

どんな話?

テレビレポーターとカメラマンが消防署の密着取材中、奇妙な通報を受けてマンションへ。やがて住民が次々と狂暴化し、外部と隔離された中で恐怖が加速する。全編ファウンド・フッテージ形式で、逃げ場のない緊迫感が持続する。

ここがおすすめ!

カメラ1台で描く閉鎖空間の恐怖は圧巻。ドアの向こうから聞こえる異音や、暗闇に浮かぶ人影など、視覚と聴覚を最大限に利用した演出が秀逸。緊張感を最後まで途切れさせない構成で、息をするのも忘れるほどの没入感がある。

パラノーマル・アクティビティ

この映画を一言で表すと?

「日常に忍び寄る見えない恐怖を、ホームビデオの視点で暴く。」

どんな話?

平凡なカップルが自宅で起こる不可解な現象を記録するため、寝室にカメラを設置。最初は小さな物音から始まるが、次第にその現象はエスカレートしていく。観客は夜ごと記録される“何か”を目撃することになる。

ここがおすすめ!

視覚的な派手さではなく、静けさと間で恐怖を構築。カメラが定点で捉える“動かないはずのものが動く”瞬間は心臓を直撃する怖さ。限られた空間で最大限の恐怖を引き出すミニマルな手法が光る。

クリーピー 偽りの隣人

この映画を一言で表すと?

「隣に住む人間が一番恐ろしい――日常と狂気が隣り合わせの心理サスペンス。」

どんな話?

元刑事の主人公は引っ越し先の隣人・西野に違和感を覚える。やがて過去の未解決事件と隣人の関係が明らかになり、恐ろしい真実が浮かび上がる。平穏な日常が一瞬で崩れ去る瞬間を描く衝撃作。

ここがおすすめ!

演じる香川照之の怪演が圧倒的。笑顔の裏に潜む狂気がじわじわと侵食してくる感覚がたまらない。派手なホラーではないが、観終えた後もしばらく人間不信になりそうな深い不安を植え付ける。

ザ・ベイ

この映画を一言で表すと?

「環境汚染が生んだ、逃げ場のない感染パニックホラー。」

どんな話?

アメリカの小さな港町で、湖の水質汚染が原因で謎の寄生虫が人々を襲い始める。SNSやニュース映像、監視カメラなど様々な視点から描かれる群像劇形式で、事態が加速度的に悪化していく様子がリアルに描かれる。

ここがおすすめ!

多視点映像の編集によって、現実ニュースを見ているかのようなリアルさを実現。パニックの広がり方や人々の反応が非常に現実的で、単なるホラー以上の社会的メッセージ性を感じられる。環境問題と恐怖を見事に融合させた作品。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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