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映画『デッドクリフ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『デッドクリフ』の概要:バルカン半島のリスニャック山に、ロッククライミングをしに来た5人の若者。リフレッシュ休暇のつもりで意気揚々とやってきた5人は、思いもよらない恐怖に遭遇する。決して踏み入ってはならない山で起こった、サバイバル・ホラー映画。

映画『デッドクリフ』の作品情報

デッドクリフ

製作年:2009年
上映時間:87分
ジャンル:ホラー
監督:アベル・フェリー
キャスト:ファニー・ヴァレット、ジョアン・リベロー、ラファエル・ラングレ、ニコラ・ジロー etc

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映画『デッドクリフ』の登場人物(キャスト)

クロエ(ファニー・ヴァレット)
看護師。ギョームの元彼女で、現在はルイックと付き合っている。
ギョーム(ラファエル・ラングレ)
クロエの元彼氏。クロエはまだ自分に未練があると思っている。
フレッド(ニコラ・ジロー)
カリーヌの彼氏。登山が得意。
カリーヌ(モード・ヴィレール)
クロエの友人。フレッドの彼女。
ルイック(ジョアン・リベロー)
クロエの彼氏。ギョームを敵対視している。

映画『デッドクリフ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『デッドクリフ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『デッドクリフ』のあらすじ【起】

看護師として働いていたクロエは、仕事で患者の少年を助けられなかったことを気に病んでいた。友人のカリーヌがリフレッシュ休暇を兼ねて、クロエをロッククライミングに誘う。カリーヌの彼氏のフレッド、クロエの彼氏のルイック、そしてクロエの元彼氏ギョームの5人で、バルカン半島のリスニャック山へ向かう。

登山ルートは、いくつかの名所を経て山頂まで行き、最後はスライダーで下山。順調にいけば、夕方には街でお酒が飲めるというフレッドの言葉に、メンバーはテンションを上げていく。

登山口から歩き出して間もなく、5人は立入禁止の看板を発見する。その先へのルートも塞がれていた。フレッドが身一つで崖を登っていくと、その先にはルートがあったため、フレッドはロープを下ろし4人を登らせる。

命綱をケーブルに掛け、5人は崖を進んでいく。アルプス山脈の絶景が目の前に広がる。5人は山と山を繋ぐ長い橋へ到着。眼下に広がる景色に、フレッドは歓喜の声を上げた。

フレッド、ギョーム、クロエの順番で橋を渡る。クロエの後ろを歩くルイックは高所で足が竦みパニックを起こす。クロエが橋を戻りルイックを宥めゆっくりと歩かせる。最後にカリーヌが橋を渡ると、ケーブルを繋いでいたボルトが岩から抜ける。橋が崩落し、カリーヌは命綱に吊るされる。

フレッドが急いでロープを投げカリーヌを引き上げると、間一髪で命綱のボルトも外れ、橋は完全に通れなくなってしまった。ルイックは冷静さを失いフレッドを罵倒、他のメンバーにも不穏な空気が流れる。

映画『デッドクリフ』のあらすじ【承】

山頂へ行きスライダーで下山するしかなくなった5人。崖を進んでいくも、ケーブルが途中で無くなっていた。登山慣れしているフレッドとカリーヌが命綱無しに岩肌を登り、3人を引き上げることにした。クロエとギョームは、ケーブルにハーネスをかけて休むが、ルイックは手を離せず、疲れと死の恐怖から冷静さをどんどん失っていく。

クロエが必死にルイックに大丈夫だと呼びかけ、ルイックもゆっくりと手を放す。ところが、ハーネスのフックが外れ宙吊り状態に。助けようと手を伸ばしたギョームも、一緒に宙吊り状態になってしまう。

崖を登ったフレッドとカリーヌは、森の中を3人のいるところまで走って戻る。2人も冷静さを失いつつあり、フレッドは、本当はこの山が立入禁止になっていたと知っていて入ったとカリーヌに告白。そのとき、仕掛けてあったトラバサミにフレッドの足が挟まる。痛みに叫び声をあげるフレッド。2人で協力して外そうとするが、トラバサミはフレッドの足に固く食い込んでいた。

仕方なく3人の元へ戻ったカリーヌは、ロープを投げて3人を引き上げる。訳を話し急いでフレッドのところへ戻るも、カリーヌがいない間にフレッドは誰かに引きずられ、その場から姿を消してしまっていた。

映画『デッドクリフ』のあらすじ【転】

フレッドを探して4人は森の中を進む。その途中、ルイックとギョームはクロエのことで喧嘩になり取っ組み合う。先に歩いていたクロエは戻って2人を止めようとするが、落とし穴に嵌ってしまった。

底の見えない深い落とし穴に、カリーヌがロープを伝って降りていく。落とし穴には、無数の杭のようなものが突き出しており、穴に落ちたクロエの左腕には、その杭が深々と突き刺さっていた。クロエを助け出し処置をする。人がいる気配を感じ取ったギョームは、3人にフレッドの捜索を急がせた。

次第に辺りは暗くなり、雨が降る。諦め、弱気になるカリーヌを励まし、4人は逸れないようロープで体を縛り等間隔に歩き出す。最後尾を歩いていたカリーヌの胸を、突然ボウガンの矢が貫く。異変に気付いたクロエがカリーヌの元へ走り出す。しかし、カリーヌは何かに後ろへ引きずられ、3人が追いついたときにはもうカリーヌは死体となっていた。

泣き縋るクロエを連れて歩き出したルイックとギョームは、山小屋を発見し中へ入る。小屋の中には全裸で血だらけのフレッドが横たわっていた。フレッドは一瞬意識を取り戻すも、声を上げることもなく3人の目の前で絶命した。

フレッドの持っていたリュックサックを探して、ギョームは地下室へ足を踏み入れる。地下にあったのは、無数の人間の死体。ギョームは、地下室の奥で壁に書かれた「アントン」の文字を見つける。リュックサックはその文字の下に置かれていた。ルイックはギョームを急かし、階上へ上がるギョームから荷物を奪うと、ギョームを地下へ蹴り落とし入口を塞いだ。

映画『デッドクリフ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ルイックがクロエを連れて外へ出ようとしたところで、カリーヌの死体を担ぎながら小屋へ戻ってきた男と鉢合わせる。クロエは男に突き飛ばされ、ルイックは殴りつけられる。クロエが男に飛び掛かると、ルイックは松明を持って外へ逃げ出してしまった。

クロエとギョームは男に捕らえられ、両腕を縛られ地下室の天井から吊るされる。男は、クロエを担いで階上へ上がると、クロエを天井から吊るし、ナイフを手にゆっくりと近づいていく。ギョームは自力で縄を解き、地下室の扉の隙間から「アントン!」と呼びかけ気を引こうとする。

そこへルイックが戻り、アントンに石を投げつけると、再び一目散に逃げる。ボウガンを手に、アントンはルイックを追った。クロエは体を揺らして天井の吊り具から脱し、ギョームを地下室から出す。2人は武器を手に小屋から逃げ出した。

朝日が昇り、明るくなった森の中をルイックは逃げ回る。アントンの狙ったボウガンがルイックの足に命中し、ルイックは崖まで追い詰められてしまう。ルイックは自分の足に刺さったボウガンをアントンに突き刺し、頭を石で殴りつける。その後ルイックは、崖にある梯子で逃げようとするが、鉄製の梯子は壊れていた。

ギョームとクロエが助けに駆け付け、ギョームは腕を伸ばしルイックに掴ませる。ところが、ギョームは故意にルイックの手を離し、ルイックは崖下へ落ちていった。泣き叫ぶクロエを抱きしめるギョームの頭部にアントンの放ったボウガンの矢が突き刺さった。

小屋から持ってきたナイフを手に、クロエはアントンに襲い掛かる。アントンの反撃を受け倒れ込んだクロエは、アントンの名を叫んでいた。アントンが怯んだ隙に、ナイフでアントンの首を掻っ捌く。重傷を負わせたアントンに止めを刺すことができず、クロエはナイフを捨てスライダーで下山する。

クロエが捨てたナイフを拾い、アントンはよろよろと立ち上がる。リスニャック山にスライダーのケーブルが切れる音が鳴った。その後、ルイックの遺体が発見されるも、クロエ他3名は未だに行方が知れない。

映画『デッドクリフ』の感想・評価・レビュー

かなり衝撃的なシーンが多く、目をつぶってしまいそうになる残酷な部分や、はっと息を飲む所がたくさんあり、見ていてはらはらした。立ち入り禁止だと知っていたのにも関わらず、仲間を誘ってしまったフレッドや、故意にルイックの手を離してしまったギョームなど、崖っぷちの中でも裏切りが発生してしまうシーンも見所である。様々な仕掛けや殺害があった中で、果敢に逃げ回り立ち向かったクロエの行方が分からない最後のシーンが辛く、ホラー映画ならではの終わり方であった。(女性 20代)


自然を舞台にした作品は、その自然の豊かさ故に起きてしまうどうしようも無い自然の猛威や、恐怖を描くことが多いと思うのですが、今作は前半のパートはロッククライミングをする男女の姿を描いているものの、後半は人間関係や心の闇が明らかになってくるので、人間の怖さを強く感じました。
極限状態に陥った時にどんな行動をするかで人間性が分かると思いますが、今作の登場人物は皆、自分のことしか考えておらずとてもモヤモヤしてしまいました。(女性 30代)

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