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映画『デス・ライナーズ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『デス・ライナーズ』の概要:新薬の治験に参加したヒロイン。だが、その新薬には未来のビジョンを見せるという副作用があった。ヒロインは他の被験者が死ぬビジョンを見て、未来を変えるために仲間達と奮闘する。未来予知にて殺人鬼との先回りの対決を描くサスペンス。

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映画『デス・ライナーズ』の作品情報

デス・ライナーズ

製作年:2016年
上映時間:108分
ジャンル:サスペンス
監督:D・J・ビオラ
キャスト:ネイサン・クレス、ヴァージニア・ガードナー、カービー・ブリス・ブラントン、ライアン・ヒガ etc

映画『デス・ライナーズ』の登場人物(キャスト)

アナ・ニコルズ(ヴァージニア・ガードナー)
州立大の大学生で勘が鋭く知的。デンに好意を寄せるも、他の被験者よりも多くのビジョンを見る。
デン(ネイサン・クレス)
アナとはバーで一度会っている。金欠の苦学生。アナに惹かれており、彼女を助けようと勇敢にも殺人鬼へと立ち向かう。心根が優しく勇敢な青年。
クリステン(カービー・ブリス・ブランドン)
おしゃべりの金髪女性。とにかくヒステリックで、自ら志願して治験に参加したくせに、ビジョンを見て逃げ出そうとする。
スクラッチ(ライアン・ヒガ)
日系米人で何度も治験に参加している。感情表現が大げさでユーモアがある。治験の常連であり、研究所を良く知る人物。実は夜中に散策して薬剤を盗んでは売り、金を稼いでいる。
マーカス(マーク・ファーズ)
ビリヤードに負けて治験に参加することになった青年。ビックマウスで攻撃的だが、デンに諭され被験者を救おうとする良心を残している。
パスカル(イーサン・ペック)
新薬治験の初期の被験者。初めて副作用が現れた人物で、絵を描く才能がある。度重なる投薬にて、過去から未来までのあらゆるビジョンを見るため、精神崩壊している。博士に恨みを抱いており、新薬の痕跡を全て消そうとしている殺人鬼。

映画『デス・ライナーズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『デス・ライナーズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『デス・ライナーズ』のあらすじ【起】

州立大の大学生アナ・ニコルズは、仕事探しのためにバーを訪れ、ハロラン製薬の治験募集のビラを渡される。報酬は2000ドルとかなり高額であったが、彼女は悩んだ末に参加することにした。

治験する新薬は、記憶を増強させる辺縁系刺激剤。参加者の半数に投薬し、残りの半数には偽薬を与えモニターする。治験中は研究所に軟禁され、外部との接触は一切禁止。アナを含めた18人の被験者達はほとんどが若者で、彼らは研究所6階の居住区へと案内された。

1時間後には投薬が開始。被験者の中にバーで一度会ったことがある青年、デンがいることを知ったアナ。彼の存在に少しだけ安心感を得た。

数時間後、次第に投薬の効果が現れ始める。それは薬の副作用で数分先の未来を見るというものだった。現場責任者の博士は、体験したことは決して他に話してはならないと被験者に厳命する。人の脳は強い思い込みで誤認することがあるからだった。

その日の夜中、ふと目が覚めたアナはトイレを利用後、自分以外の被験者が毒ガスで殺されるビジョンを見る。彼女は急いでトイレから戻り部屋の中を覗くも、被験者たちは何事もなく眠っている。アナは急いで荷物をまとめて帰ろうとしたが、ドアは封鎖され外には出られない。恐ろしいビジョンを見た彼女は恐慌状態に陥ってしまい、研究員は鎮静剤を打って博士に診てもらうことにした。

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映画『デス・ライナーズ』のあらすじ【承】

恐らくアナは薬の副作用でビジョンを見たと思われる。彼女は別室へ連れ出され、博士からは今後も副作用が酷くなることを告げられる。
その頃、研究所前に不審な人物が登場。守衛は不審者を追い、大雪が降る外で獣用の罠にかかり、殺害されてしまう。

一方、最初にビジョンを見た被験者のマーカスは、帰りたがっていた金髪女性クリステンを誘い、研究所からの脱出を図ろうとしていた。そこへデンが現れるが、日系米国人のスクラッチが秘密の経路から外へ出たことを知り、自分も行くことにする。

無事に部屋の外へ出た3人だったが、なぜか部屋の鍵が開く。デンはこの機に乗じてアナの捜索をするもモニタールームへ迷い込んでしまう。彼らはそこで、研究員が何者かに襲われ殺害されるのを目撃。恐怖に戦き、別の通路から廊下へ逃れた。

廊下の壁には夥しい血痕。階段には守衛の死体があった。急いで外へ出た3人だったが、外は猛吹雪。彼らの後を追って来たスクラッチも加わり、4人は吹雪から逃れようと近くの車へと避難した。
一同は途端に口論となるも、デンはアナや他の被験者を見殺しにできないと言い、車の鍵を奪ってしまう。研究所の構造に詳しいスクラッチからアナの収容場所を聞き、デンは1人で研究所へ。彼の必死の説得にマーカスも戻ることにし、釣られてクリステンも戻った。

フロントから電話をかけて救助を呼ぼうとしたが、電話も客用エレベーターも使えない。その時、クリステンが異様な匂いに気付く。匂いの元を辿り、清掃用の漂白剤とアンモニアを混合した毒物が散布されたことが判明。貨物用エレベーターが起動していたため、デンはアナの救助をしに5階で降りた。マーカスとクリステンは6階へ戻り、被験者の様子を見に行くことにする。

映画『デス・ライナーズ』のあらすじ【転】

同じ頃、被験者の部屋ではガスが散布され、アナが見たビジョンの通りに被験者たちが次々と命を落としていた。
一方、アナはというと、またもビジョンを見て覚醒。拘束具から逃れトイレへ。その時、彼女は被験者たちの悲鳴を耳にし、自分が見たビジョンが現実となったことを知るのだった。

部屋の前でクリステンとデン、マーカスと合流したアナ。彼女はクリステンが殺されるビジョンを明かすも、すでにクリステンの姿が無い。彼女はトイレへ駆け込んでいたが、トイレにて夥しい血痕を目にして急いでランドリーボックスへ潜り込んだ。しかし、中には有刺鉄線が仕込まれおり、クリステンはトンネルの中で絡まって息絶えてしまう。

アナのビジョンを元にドアの施錠から逃れた3人は、助かる方法を考え博士がいるのを思い出して、オフィスへ向かうことにした。
博士のオフィスへやって来た3人は、PC端末にて半年前の実験映像を発見。被験者はパスカルという男で一心に絵を描いている。彼は博士たちの質問には答えず、カメラに向かってデンに「行け」と命令。恐らくパスカルは半年後の未来を見て、絵を描いているのだ。
そして、殺人鬼と化しているのも、パスカルなのだろう。

その時、内線にてスクラッチと連絡が取れる。彼は寒さに耐えかね、施設のガレージへ移動しており、そこで大量の絵を発見したと言う。スクラッチは事情を聞き、自分で何とかしてみると話すのだった。

内線を切った後、アナはデンとマーカスに無菌室へ避難しようと進言。次に襲われるのはデンとマーカスである。故に、ビジョンで見なかった場所へ向かおうと言ったのだ。3人は口論しつつも、アナの言う通りに無菌室へと向かった。

一方、ガレージで寒さに震えていたスクラッチは、盗んできた薬剤に新薬が混じっていることを思い出し、自分に投薬。
その後、ガス欠で動かないバイクのために一旦、車へ戻ってガソリンを持って来ることにした。しかし、車で殺されるビジョンを見てしまい方向転換。だが、ガレージへ戻っても襲われるビジョンを見る。スクラッチは猛吹雪の中、立ち往生してしまう。

映画『デス・ライナーズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

同じ頃、無菌室を発見したアナ達だったが、すでに博士が避難しており中へ入れず。仕方ないので、パスカルのことについて聞くことにした。
実験初期、薬を投与したパスカルに初めて副作用が出た。過去の記憶を追体験させる薬のはずが、彼は未来を予知。博士は薬に改良を加え、更にパスカルへ投薬。すると、彼は次第に未来ばかりではなく、現在や過去を同時に見るようになった。そのせいで、パスカルは精神が崩壊してしまう。博士は投薬をやめたが、以降もパスカルはビジョンを見続けたと言う。

極寒の外で立ち往生していたスクラッチ。彼は恐る恐るガレージへ戻るも、やはりビジョンの通りに襲われてしまう。どうにか逃れ車へ避難しほっとしたスクラッチだったが刹那、彼は殺人鬼に襲われ胸を一突きにされてしまうのだった。

無菌室に入れず、無作為に時間を浪費しているアナ達だったが、外からドアを叩く音に恐怖を煽られる。マーカスは手近にあった鉄パイプでアナを殴打。それを止めるためにデンが彼へ飛び掛かり、2人は揉み合いに。そうして、揉み合ううちにマーカスはオフィスから自衛のために持って来たナイフでデンに刺されてしまう。
場は一瞬で静まり、マーカスはナイフを持って室外へ。彼はアナが見たビジョンの通りに、廊下で息絶えるのであった。

パスカルはあらゆる未来を見て、先回りしてくる。そこで、デンはアナを連れて施設の屋上へ。大雪が積もっているため、屋上から飛び降りても怪我はしない。デンはアナを突き落とし、彼女を助けることにした。

地上へ下りたアナは、デンの言う通り車に乗り込みライトを点ける。そこで、クリステンの遺体があり驚愕するも、彼女が見た未来と違う死に方をしていることに気付く。アナは必ずしもビジョンの通りに未来がくるわけではないことを知り、スクラッチが持っていた新薬を自らに注射。更に効果を上げることにした。

その頃、パスカルと対決するため、施設のプールへやって来たデンだったが、パスカルに迫られ逃げ遅れてしまう。そこでパスカルは能力を増強したアナにより、自らが死ぬビジョンを見る。未来を現実にしないためには、デンをすぐさま殺さなければならない。パスカルはためらいもせず、デンを刺殺しその場を去った。

そこへ、アナがようやく駆け付けるも、すでに時遅し。彼女はデンを助けようとするも、外へ出たところで息を引き取ってしまう。泣き崩れる彼女を朝日が照らす。未来はすべて現実となり、惨劇を止めることはできなかった。

映画『デス・ライナーズ』の感想・評価・レビュー

本作は、記憶力向上のために海馬を刺激する新薬の治験に参加した男女18人の被験者たちを描いたサスペンス作品。
新薬の効果は、被験者たちに予知能力が備わっていくというもので、少し先の未来に起こるヴィジョンや死が見えるという副作用がある。
予知能力を駆使しながら戦うシーンや、同じ場面が繰り返されるシーンは面白かった。
しかし、テンポ良く展開していったけれど、犯人の動機や行動が腑に落ちず、あっけなく終わってしまったように感じた。(女性 20代)


ここまで不思議なことは起きないだろうが、新薬の治験って怖いなって思ってしまった。
未来のヴィジョンを見るのが突然なので、現実との境目に混乱する。そのため、登場人物達が戸惑う気持ちが、物凄く良く理解できる。設定はおもしろい作品だったが、中途半端なところで物語が終わってしまったのが残念だった。もう少し続きがあっても良かったと思う。予知能力を持つパスカルやアナがこれからどんな日々を送ることになるのか、非常に気になる。(女性 30代)


治験のバイトで試した新薬には、未来のビジョンを見ることができるという副作用があったというサスペンス作品。
未来のビジョンとは、決定づけられていなければ見ることができないものだとは思うし、まぁまずはあり得ない。設定はなかなか面白く、犯人とヒロイン側との未来を見合っての戦いも面白かった。結末は悲惨なものだったが、相手が上手だったというだけの話。こういう終わり方も有りだと思う。つまり、犯人は未来を決定づける手を打ち行動していたということ。これは能力を熟知していなければできない。ヒロインに太刀打ちできるはずがないのだ。それでも、奮闘した方だとは思う。続きが出るなら観てみたいと思わせる作品だった。(女性 40代)


新薬の治験のバイトが高額な理由が少し分かった気がします。脳を刺激することで未来のビジョンが見えてしまうなんて実際の治験ではありえないとは思いますが、こうなることも有り得るという危険と隣り合わせなのだと感じました。
そもそも未来が見えるという設定がイマイチ腑に落ちず、何をもとにそのビジョンが出来上がるのかなどモヤモヤしてしまう部分もありました。
見えたビジョン通りの未来にはならない事もあるとなると、設定がかなり崩れてしまうので辻褄が合わない点も…。もう少しシナリオや設定を丁寧に作って欲しかったです。(女性 30代)

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