この記事では、映画『コリーニ事件』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『コリーニ事件』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0051876
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 122分 |
ジャンル | ミステリー サスペンス |
監督 | マルコ・クロイツパイントナー |
キャスト | エリアス・ムバレク アレクサンドラ・マリア・ララ ハイナー・ラウターバッハ フランコ・ネロ |
製作国 | ドイツ |
映画『コリーニ事件』の登場人物(キャスト)
- カスパー・ライネン(エリアス・ムバレク)
- 新人弁護士の青年。弁護の対象である被告人は頑なに黙秘を続け、また被害者がかつての自分の恩人であることが判明し困惑する。それでも真実を明らかにするため奮闘する。
- ヨハナ・マイヤー(アレクサンドラ・マリア・ララ)
- 被害者の孫でありライネンの元恋人。祖父を亡くし、深い悲しみに暮れる。ライネンが祖父の敵であるマイヤーを弁護すると知り、猛反対している。
- リヒャルト・マッティンガー(ハイナー・ラウターバッハ)
- ライネンの弁護士としての師匠である。初めての弁護に悪戦苦闘するライネンにアドバイスをしてくれる。マイヤーの弁護人でもある。
- ハンス・マイヤー(マンフレート・ツァパトカ)
- 殺人事件の被害者。面倒見がよく人望もある人物であった。ホテルで滞在中にコリーニという男性に銃殺されてしまう。
映画『コリーニ事件』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『コリーニ事件』のあらすじ【起】
2001年、ベルリンの高級ホテルで実業家のジャン・B・マイヤーが殺害される事件が起こる。
容疑者はコリーニという男で、コリーニの弁護につくのは、弁護士になったばかりのライネンという青年である。初めての弁護に張り切っていたライネンであったが、コリーニは面会しても一言も言葉を発することはなかった。その後も黙秘を続けるコリーニであったが、現場に残された銃の指紋や靴の血痕からコリーニが犯人であることは間違いなかった。
その後、ライネンは友人との会話の中で、コリーニに殺害されたマイヤーが、幼少期からの恩人で家族ぐるみの付き合いがあった人物だった事を知る。彼は名前が変わっていたため、すぐに気が付かなかったのだ。マイヤーの孫であり、ライネンの元恋人であるヨハナからもコリーニの弁護をすることを反対され、ライネンは弁護を続けるかどうか悩む。
しかし師匠であるマッティンガーから、自ら望んだ仕事なら職務は全うすべきだと言われ、弁護を続けることにする。
審理が始まるが、相変わらずコリーニは一向に口を開こうとせず、ライネンは困り果てていた。そこでライネンが身の上話をし始めるとコリーニは少しずつ口を開くようになるのであった。
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映画『コリーニ事件』のあらすじ【承】
コリーニはマイヤーに記者と偽って手紙を書いていたらしい。だから容易にマイヤーのホテルの部屋に入りこめたのだとマッティンガーから聞かされる。
その後、マイヤーの殺害に使用された銃が、現在では極めて入手困難であるワルサーP38という銃であったことが判明する。ライネンはその銃にどこか見覚えがあった。ヨハナの元を訪ね、彼女が寝静まった頃に幼少期の記憶を頼りにマイヤーの書斎を探るライネンは、そこでワルサーP38を見つけるのであった。
後日、この銃の画像をコリーニに見せた時、彼が一瞬動揺したのを目の当りにしたライネンは審理の中断を直訴する。裁判長や他の裁判官は難色を示すが、ライネンはコリーニの動機を示唆するヒントが見つかったと言い、裁判長より4日の猶予をもらう。そしてコリーニの故郷であるモンテカティーニへ向かうのであった。
ライネンはモンテカティーニで、コリーニをよく知る人間から聞き込みを始め、ドイツに戻り、再び審理が始まる。その後、弁護側の証言により、マイヤーが元ナチスの将校であり、マイヤーの指示で殺されたモンテカティーニ市民がいて、それがコリーニの父だった事が判明する。これこそコリーニの殺害動機だったのだ。
映画『コリーニ事件』のあらすじ【転】
コリーニと姉はずっとマイヤーを戦争犯罪者として訴え続けていたが、それらはすべて却下され、やがてマイヤーの罪は時効を迎える。
告発が却下されたとき、コリーニは姉から、自分が生きている間は黙っているようにと誓わせられていた。姉は30年以上苦しみ続けて死んだと。コリーニは姉の死をきっかけに再び復讐に動くことになったそうだ。どんな法律がマイヤーを守ったのだとコリーニは涙ながらに訴える。
ライネンはマイヤーが不起訴になった経緯を徹底的に洗い始め、そしてコリーニ姉弟を不起訴にした担当のマッティンガーを証言台に立たせる。
マッティンガーは当時の法律では合法だったと主張。それでもライネンはマイヤーの不起訴の正当性を問うべく真っ向からぶつかっていく。そして、現代の理解ならマイヤーは戦争犯罪で起訴され、有罪となるのが正しいとマッティンガーに言わせるのであった。そこで審理は終了し、判決の結果を明日に行うと裁判官が告げる。
コリーニはライネンにありがとうと感謝を述べ握手を交わすと、再び留置所に戻っていくのであった。
映画『コリーニ事件』の結末・ラスト(ネタバレ)
翌日になり、判決を言い渡す日がやって来る。傍聴席にはライネンを含め、たくさんの人が集まるが、肝心のコリーニの姿がどこにもなかった。
ライネンが不思議に思っていると裁判長が現れ、コリーニが刑務所内で自らの命を断った事が告げられる。法廷は騒然とし、強い衝撃と深い悲しみの中、裁判は中止となる。
数日後、ライネンの事務所宛にベルリン地方裁判所から手紙が届く。中にはコリーニからの手紙が入っており、俺の父だと書かれた写真が同封されていた。そこには幼い頃のコリーニとコリーニの父が笑顔で写っていた。
そして、ライネンはコリーニの葬儀に参列する。その後、故人を偲ぶ会に参加したライネンのもとにサッカーボールが転がってきたことに気が付き、誰もいないところへボールを転がす。するとそこに子供時代のコリーニが現れ、ボールをキャッチする。そしてコリーニはライネンに笑いかけるのであった。
その後すぐ、コリーニの父も現れコリーニは父と手を繋いで去っていく。その親子の後ろ姿をライネンは嬉しそうに見守るのであった。
映画『コリーニ事件』の感想・評価・レビュー
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映画『コリーニ事件』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『コリーニ事件』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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