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映画『デスペラード』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『デスペラード』の概要:メキシコの町を舞台に流れ者のギター弾きの男が恋人を殺した男に復讐を果たそうとするアクション映画。ロバート・ロドリゲス監督のデビュー作『エル・マリアッチ』の続編で、アントニオ・バンデラスが主役を演じる。

映画『デスペラード』の作品情報

デスペラード

製作年:1995年
上映時間:104分
ジャンル:アクション
監督:ロバート・ロドリゲス
キャスト:アントニオ・バンデラス、サルマ・ハエック、ヨアキム・デ・アルメイダ、チーチ・マリン etc

映画『デスペラード』の登場人物(キャスト)

エル・マリアッチ(アントニオ・バンデラス)
ギター弾きの男。マフィアに恋人を殺され、手を撃たれた。ギターケースに大量の武器を隠し持っており、復讐のためにブチョを探し求めている。
カロリーナ(サルマ・ハエック)
書店を経営する女性。道端で銃撃されたマリアッチの介抱をする。ブチョに麻薬の隠し場所を提供し、お金を受け取っている。
ブチョ(ジョアキム・デ・アルメイダ)
マフィアのボスでコロンビア人と取引して麻薬を密売している。突然現れたマリアッチを殺すように部下に命じる。
ブシェミ(スティーブ・ブシェミ)
マリアッチの友人。マリアッチがブチョを探し出すのを手伝っている。

映画『デスペラード』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『デスペラード』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『デスペラード』のあらすじ【起】

酒場にブシェミが現れて、バーテンダー相手に別の酒場で見てきた光景を語り始める。別の酒場にマリアッチが入ってきて、ブチョという男の居場所を聞きだそうとしたのだ。しかし、酒場にいたゴロツキが立ち上がったために、マリアッチは手にしていたギターケースから銃を取り出し、その場にいた全員を皆殺しにした。その話を聞いたバーテンダーは驚いた反応を見せる。ブシェミはマリアッチがここを目指していると言い残して酒場から出て行く。

ブシェミはマリアッチの元に行き、酒場での様子を報告する。そして、酒場がブチョと関係があるのは間違いないと断言する。マリアッチにはブチョのせいで恋人を殺され、手を負傷した過去があった。マリアッチはブチョに復讐するために酒場に向かう。一方、バーテンダーはブシェミから聞いた話をブチョに伝え、別の酒場で起きたことが事実だったと報告する。ブチョは部下に町に繰り出して警戒するように指示する。町ではナイフを持った屈強な殺し屋も徘徊し、危険な雰囲気が漂いだす。

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映画『デスペラード』のあらすじ【承】

酒場に集金人がやって来て、バーテンダー相手に笑い話を披露する。そして集金人はトイレの奥にある隠し部屋でお金を数え始める。酒場に今度はマリアッチが入ってくる。ギターケースに隠した銃が見付かってしまい、マリアッチは酒場にいたブチョの部下達と銃撃戦になる。マリアッチは部下を殺すが、ブチョの居場所を聞き出すのに失敗してしまう。表通りに出たマリアッチはカロリーナとすれ違う。その瞬間に背後からブッチョの部下に狙われそうになり、マリアッチは相手を仕留めるが負傷する。

ブチョが様子を確認にするために酒場に現れ、惨めな惨状に激怒する。一方、カロリーナは自分の経営する書店にマリアッチを連れ込み、ケガを治療する。その弾みでカロリーナはマリアッチのギターケースの中身を見てしまう。そこでマリアッチは事情を説明し、ブチョを探すのを手伝ってほしいと頼む。マリアッチはその足で教会に向かい、ブシェミに会う。しかし、ブシェミはこれ以上揉め事を起こさないように助言し、協力を拒む。

映画『デスペラード』のあらすじ【転】

ブチョは取引相手のコロンビア人から殺し屋を派遣したとの連絡を受ける。マリアッチはブシェミを何とか説得しようとするが、そこにナイフを持った屈強な殺し屋が現れ、ブシェミを殺してしまう。マリアッチも窮地に追い込まれるが、そこにブチョの部下達も姿を見せる。ブチョの部下達は屈強な殺し屋をマリアッチと勘違いし、相手を撃ち殺す。しかし、屈強な殺し屋こそがコロンビア人組織が雇った殺し屋だった。

マリアッチはカロリーナの書店に戻る。そこに突如、ブチョが現れる。実はカロリーナは本屋を維持するために、ブチョに麻薬の隠し場所を提供していたのだ。しかし、カロリーナは慌ててマリアッチを隠れさせて庇う。ブッチョは一旦書店を後にするものの、マリアッチが書店にいると確信し、殺害を命じる。カロリーナは再びマリアッチのケガの手当をする。そして2人は結ばれる。2人がいる寝室にブチョの部下達が近づくが、マリアッチが気付き、銃撃戦となる。そして、マリアッチとカロリーナは書店の屋上から隣の家に飛び移って身を隠す。

映画『デスペラード』の結末・ラスト(ネタバレ)

書店は焼かれてしまい、ブチョが様子を確認に現れる。マリアッチは屋上からブチョを狙おうとするが、相手の顔を見て引き金を引くのをやめる。ブチョは書店襲撃が失敗したことに苛立ちを募らせる。マリアッチはカロリーナを連れてモーテルに身を隠し、過去の出来事を打ち明ける。そしてミュージシャン仲間に連絡を入れ、加勢を頼む。マリアッチは仲間と合流し、ブチョの部下達と対峙する。マリアッチの仲間はギターケースの中にマシンガンやロケットランチャーを仕込んでおり、ブチョの部下達と激しい銃撃戦を繰り広げるが、マリアッチを残して双方が全滅する。

マリアッチはカロリーナと共にブッチョの屋敷に乗り込む。ブチョはマリアッチの姿を見て驚く。何とマリアッチはブチョの弟だったのだ。ブチョはカロリーナに銃口を向けるが、マリアッチは袖の下に隠していた銃で取り出し、ブチョを撃ち殺す。復讐を果たしたマリアッチは一人で町を去ろうとするが、カロリーナが車で追い掛けてきて、2人は一緒に旅立つ。

映画『デスペラード』の感想・評価・レビュー

およそ100万円で製作された『エル・マリアッチ』が好評だったことを受け、ロバート・ロドリゲス監督が膨大な予算を投じて作った第2作。ロドリゲスらしいB級映画に仕上がっているが、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』など後の作品と比べると遊び心は控えめだ。ラテンの香りが漂い、ハリウッド慣れした目には新鮮に映る。盟友のクエンティン・タランティーノがゲスト出演し、得意の小ネタを披露しているのも注目だ。(MIHOシネマ編集部)


アメリカなのに中南米の土埃舞う雰囲気を漂わせているのが、メキシコらしさ全開で独特でユニークだ。もはやデスペラードというジャンルとして成り立っていると思う。三部作の中で一番最初に観たが一作目から観なくても十分面白い。

もちろん主人公を演じたアントニオ・バンデラスもカッコいいのだが、スティーヴ・ブシェミやクエンティン・タランティーノが出演している点も見逃せない。彼らが出演していることで、馴染みのないメキシコのストーリーでも直ぐに溶け込めた。(女性 20代)

関連作品

次作 レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード
前作 エル・マリアッチ

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