この記事では、映画『悪魔のような女(1955)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『悪魔のような女(1955)』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0044809
製作年 | 1955年 |
---|---|
上映時間 | 114分 |
ジャンル | サスペンス スリラー |
監督 | アンリ・ジョルジュ・クルーゾー |
キャスト | シモーヌ・シニョレ ヴェラ・クルーゾー ポール・ムーリッス シャルル・ヴァネル |
製作国 | フランス |
映画『悪魔のような女(1955)』の登場人物(キャスト)
- クリスティーナ(ヴェラ・クルーゾー)
- 資産家の令嬢で、所有している寄宿学校で子供達に英語を教えている。学校の校長でもある夫のミシェルに虐げられており、虚弱体質なこともあり心身共に疲弊してしまっている。
- ニコール(シモーヌ・シニョレ)
- クリスティーナの同僚教師でミシェルの愛人。夫から抑圧されるクリスティーナに同情を寄せながら、自らもミシェルから日常的な暴力を受けて憎しみを募らせている。
- ミシェル(ポール・ムーリス)
- クリスティーナの夫であり、寄宿学校の校長を務める。公私に渡るパートナーでもあるクリスティーナを始め、ニコールや周囲の人間を強権的に従わせ、生徒達からも恐れられている。
- フィチェット(シャルル・ヴァネル)
- 元刑事の私立探偵。クリスティーナの話を聞き、捜査協力を申し出る。
映画『悪魔のような女(1955)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『悪魔のような女(1955)』のあらすじ【起】
パリ郊外にある寄宿学校。校長を務めるミシェルは、妻で英語教師のクリスティーナを公私共に支配していた。資産家の娘でもあるクリスティーナが学校の所有者だったが、夫の尊大な態度にクリスティーナは心身共に参ってしまっていた。さらにミシェルは、ラテン語教師のニコールを公然と愛人にしており、彼女もまた暴力を振るわれてミシェルを憎んでいた。
ある日、我慢が限界に達したニコールは、ミシェルの殺害計画を彼女に持ちかける。敬虔なクリスチャンであるクリスティーナは逡巡するが、ニコールに押し切られる形で計画に同意する。
二人は休暇という名目で、学校から遠く離れたニコールのアパートに向かう。ニコールはミシェルを誘き出すためクリスティーナに電話させると、自分は上階の知り合い夫婦の部屋で待機する。アパートにやって来たミシェルは彼女を連れ帰ろうとするが、睡眠薬入りのウィスキーを飲まされそのまま眠ってしまった。
映画『悪魔のような女(1955)』を無料視聴できる動画配信サービスと方法については、以下の記事をご覧ください。
映画『悪魔のような女(1955)』のあらすじ【承】
しばらくして部屋に戻って来たニコールは、クリスティーナと二人でミシェルを浴室のバスタブへ運ぶ。湯を溜めながら浮いて来ないように重しを乗せ、テーブルクロスを被せてひとまず夜を明かすことにした。
翌朝、バスタブに沈んで動かなくなっているミシェルを見て、クリスティーナは思わず身を竦める。一方、ニコールはクリスティーナへ冷静に指示を出し、ミシェルを荷物籠に移し替える。上階の夫婦の助けも借りて、バレないよう注意しながら籠を車に運び込み、二人はアパートをあとにした。
夜遅くにようやく学校に着いた二人。クリスティーナは完全に憔悴し切っていたが、何とかニコールと二人でミシェルの入った籠を運び出す。アリバイ工作はできたので、ニコールはミシェルをプールに投げ込み、あとは死体が発見されるのを待つのみだった。
しかし翌日になっても、一向に見つかる気配がない。しびれを切らした二人がプールの水を抜いてみると、何とミシェルの姿は跡形もなく消え去っていた。心臓の持病を患っているクリスティーナはショックを受けて気を失ってしまう。
映画『悪魔のような女(1955)』のあらすじ【転】
数日後、死んだはずのミシェルのスーツがクリーニングから戻って来る。クリスティーナはクリーニング店に赴き、店主に依頼人の特徴を聞くとミシェルとぴったり一致していた。依頼人の住所は近くのホテルになっており確かめに行くが、外出中のようで所在までは分からなかった。もしかしたらミシェルは生きているのではないかと、クリスティーナは恐怖に怯える。
その後、セーヌ川で男の死体が上がったと知ったクリスティーナは、死体安置所へ向かったがミシェルではなかった。居合わせた元警官で私立探偵のフィチェットは、クリスティーナの様子が気になり事情を聞いた。事件に興味を持ったフィチェットは、ミシェルの捜索に協力すると申し出る。クリスティーナは戸惑いつつもそれを承諾した。
フィチェットは学校で聞き込みを始める。すると、生徒のモネがミシェルに会ったと言ったり、記念撮影の写真にミシェルらしき人物の顔が映り込んでいたりと不可解な出来事が頻発する。クリスティーナの不安は募るばかりで眠れない日々が続く。フィチェットは、ミシェルが生きており再び学校に姿を現すはずだと睨む。そんな折、ニコールは突然学校を辞めて地元に帰るとクリスティーナに告げる。
映画『悪魔のような女(1955)』の結末・ラスト(ネタバレ)
ある晩、寝ていたクリスティーナは、校内に何者かがいる気配を感じて目を覚ます。様子を窺いに廊下へ出ると、誰もいないはずの奥の部屋に灯りが点いている。恐る恐る奥の部屋に入ると、明らかにさっきまで人がいた形跡があった。クリスティーナが背筋を凍らせたその瞬間、突然部屋の灯りが消える。慌てて逃げ出し自分の部屋に戻ったクリスティーナは、バスタブに白目をむいて沈んでいるミシェルの姿を目の当たりにする。湯船から這い上がり迫り来るミシェルを見て、クリスティーナは心臓麻痺を起こしショック死してしまった。
ミシェルは作り物の目玉を外すと、近くに隠れていたニコールを呼び寄せて抱き合う。事件の真相は、邪魔になったクリスティーナを死に追いやるため、ニコールとミシェルが仕組んだ自作自演劇だった。しかし、そこへ計画を見抜いていたフィチェットが現れ、二人はあっさり捕まってしまう。
ミシェルとニコールが逮捕され、寄宿舎は閉鎖されることが決まった。後始末に追われる教師達のところにモネがやって来て、クリスティーナに会ったと主張する。モネは彼女が生きていると訴えるが、話を信じるものは誰もいなかった。
映画『悪魔のような女(1955)』の感想・評価・レビュー
この映画の感想・評価・レビューはまだ投稿されていません。
映画『悪魔のような女(1955)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『悪魔のような女(1955)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
映画『悪魔のような女(1955)』を見逃した人やもう一度見たい人のために、以下の記事では映画『悪魔のような女(1955)』を無料で視聴できる動画配信サービスと方法について紹介しています。
ぜひ、以下の記事もご覧いただき、映画『悪魔のような女(1955)』を視聴してみてはいかがでしょうか。
みんなの感想・レビュー