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映画『ダイ・ハード4.0』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ダイ・ハード4.0』の概要:「世界一不運な男」ジョン・マクレーンが帰ってきた!毎度事件に巻き込まれるマクレーン刑事が、今度はサイバーテロに立ち向かう。ブルース・ウィリスの代名詞ともなった『ダイ・ハード』シリーズ第4作。

映画『ダイ・ハード4.0』の作品情報

ダイ・ハード4.0

製作年:2007年
上映時間:129分
ジャンル:アクション
監督:レン・ワイズマン
キャスト:ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、ティモシー・オリファント、クリフ・カーティス etc

映画『ダイ・ハード4.0』の登場人物(キャスト)

ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)
ニューヨーク市警の刑事。毎回なぜか大事件に巻き込まれる、最も不運にしてタフな男。妻のホリーとは離婚、2人の子供からも距離を置かれているようだ。
マシュー・ファレル(ジャスティン・ロング)
天才ハッカーの青年。知らずにサイバーテロに協力してしまった。犯人グループに殺されそうになったところをマクレーンに救われ、彼を手助けするようになる。
ルーシー・ジェネロ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)
マクレーンの娘で、両親の離婚後は母の方についていった。父とは折り合いが良くない。マクレーンを危険視した犯人グループに、人質として誘拐される。
トーマス・ガブリエル(ティモシー・オリファント)
犯人グループのリーダー。国防総省の保安担当プログラマーだった経験を持つ。
マイ・リン(マギー・Q)
ガブリエルの恋人。部下として一緒にテロを行うアジア系女性。
ボウマン副局長(クリフ・カーティス)
FBI副局長で、ガブリエルの元同僚でもある。マクレーンに協力的。
ワーロック(ケヴィン・スミス)
ファレルのハッカー仲間。『スター・ウォーズ』のファン。

映画『ダイ・ハード4.0』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ダイ・ハード4.0』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ダイ・ハード4.0』のあらすじ【起】

デート帰りの娘ルーシーを尾行していたジョン・マクレーン刑事は、上司からハッカーのマシュー・ファレルを拘束するよう指令を受ける。FBIからの要請だ。マクレーンはマシューの自宅に向かったが、そこでプロの殺し屋たちに襲撃を受けてしまう。マクレーンはマシューを守り辛くもその場を逃れる。

ワシントンDC。トーマス・ガブリエル率いるサイバーテロ集団が、交通管制センターをハッキングし、交通網がダウン。さらに国土安全保障省にもハッキング、炭素菌騒ぎを起こし職員を全員退避させる。株式市場もハッキングで機能がダウンし、大混乱となる。

FBIのボウマン副局長が原因を調べさせる中、マクレーンがファレルを連れて合流した。FBIでは他に7人のハッカーが殺されたという情報をつかんでおり、ファレルもその保護対象だったのだ。その時、犯人グループからの犯行声明ビデオが全国に放送される。「次は公共エネルギーが狙われる」と訴えるファレルをボウマンは相手にせず、マクレーンと共に帰してしまった。ファレルの言葉を信用したマクレーンは、彼に同行する。ファレルはとあるサイバー会社からプログラム開発にスカウトされ、それがサイバーテロに加担することとは知らず協力してしまったのだ。

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映画『ダイ・ハード4.0』のあらすじ【承】

犯人グループは、殺し損ねたファレルの行方と、ファレルを救ったマクレーンの素性を調べていた。マクレーンとマシューはパトカーで家まで送られる途中だ。しかしマシューが、パトカー誘導の無線から聞こえる声が犯人グループの1人だと気付く。パトカーは進路を変えたが、ヘリに銃撃を受けてしまう。ガブリエルは交通網をコントロールしてマクレーンの運転するパトカーを追い詰めていく。マクレーンは車を使ってヘリを撃ち落とした。

マクレーンたちが死んだと考えたガブリエルは次の段階を実行。ガブリエルの手下が情報管理局に侵入する。電気通信や情報網は全て犯人グループの手に渡ってしまった。マクレーンは携帯電話でボウマンに連絡を取るが、途中で携帯電話が通じなくなってしまった。ファレルは自分の加担したことの重大さに後悔する。ファレルは電話をリプログラミングし、使えるようにする。さらに犯人達は、電力を停止するためにアメリカ東部の電力ハブにいるはずだと気付く。

マクレーンとファレルは電力ハブにたどり着いた。そこは思った通り、すでに職員の殺された形跡があった。制御室にはガブリエルの部下、マイがいた。マクレーンがマイと戦う間に、マシューがコンピューターの操作を試みる。マクレーンはマイを、車ごとエレベータシャフトに突き落とした。

映画『ダイ・ハード4.0』のあらすじ【転】

マシューは東部ハブの警備プログラムを回復した。異変に気づいたガブリエルがマイに電話をすると、電話に出たのはマクレーン。恋人でもあったマイを殺され、ガブリエルは怒りに燃える。東部ハブに天然ガスを送り込むよう指示する。先ほどの電話でガブリエルの写真を撮ったマクレーンは、ボウマンにそれを送信する。ガブリエルはボウマンの元同僚の、保安担当プログラマーだったということが判明する。送り込まれた天然ガスのせいで施設が爆発、2人は命からがら逃げ出す。

アメリカ東部中の電気が消えた。ファレルはワーロックという知り合いに助けてもらうことにする。ワーロックは社会保障局で膨大な電力が使われていることを発見する。一方ガブリエル達も、ワーロックのハッキングに気づき、マクレーンが生きていることを知る。ガブリエルはマクレーンとテレビ電話をつなぎながら、エレベーターに閉じ込められたルーシーに接触する。マクレーンを脅すためだ。会話をしている間にワーロックはガブリエルの居場所を逆探知した。マクレーンとファレルはウッドローンへ向かう。

ルーシーがエレベーターから誘拐される。

マクレーンとファレルはウッドローンへ侵入、警報が鳴ったためボウマン達もガブリエルの狙いに気づく。ウッドローンはNSAの施設で、政府のものも含め金融関係の情報がすべて集まっているのだ。ここの警備プログラムもガブリエルがプログラミングしたものだった。ボウマンは自らヘリと戦闘機でウッドローンへ向かう。

映画『ダイ・ハード4.0』の結末・ラスト(ネタバレ)

見張りを倒したマクレーンは、ガブリエルに居場所を教え宣戦布告する。殺し屋がマクレーンの始末に向かった。ファレルはその隙に、情報局のコンピューター内に侵入した。

ガブリエルはマクレーンを脅すつもりでルーシーを無線に出したが、ルーシーは冷静に敵の人数を教える。一方ファレルはコンピューターに解読コードをプログラムしたところで見張りに捕まってしまう。戦闘機の接近に気づいたガブリエル達は、人質2人を連れて車で脱出。殺し屋を始末したマクレーンも、後ろのトラックに飛び乗った。

トラックを乗っ取ったマクレーンがガブリエルを追う。マクレーンはワーロック経由でボウマンに連絡を取り、ボウマンは別の戦闘機を向かわせる。しかしガブリエルは戦闘機の無線をハッキング、マクレーンのトラックを攻撃させる。マクレーンは脱出、戦闘機も炎上した。

足を撃たれ、ルーシーに銃口を向けられたファレルは、解読コードを解除し始める。そこへマクレーンがやってきた。満身創痍の中、マクレーンはガブリエルを射殺する。ルーシーを拘束していた手下も、ファレルが撃ち殺した。事件は一見落着し、マクレーンはルーシーと仲良く救急車に乗るのだった。

映画『ダイ・ハード4.0』の感想・評価・レビュー

12年ぶりに製作されたシリーズの4作目にして、アナログ世代とデジタル世代が見事に融合した作品である。

3作目で完結したと思えば、まさかの4作目で多少の不安を持ったが、時代遅れのオヤジとなったジョン・マクレーンがサイバーテロに対抗する物語が素晴らしい。

今回はジョン・マクレーンが知らない世界でサポートするハッカーのマシューの存在は大きく、あまり語らない彼の代わりとしてしゃべりまくりで、いい意味で雰囲気を軽くしている。

主人公や相棒に悪役もキャラクターは濃いが、何より短いシーンながら強烈なインパクトを残したワーロック役のケヴィン・スミスの存在が非常に面白い。(男性 30代)


今回はアナログ人間のジョンがサイバーテロに立ち向かうという物語だが、ハッカーの若者が相棒というのも意外性があり良かった。しかし、トラックで戦闘機を落とすというのは若干無理があるかもしれないが…これが、この作品一番の見所である。

前の作品と比べると、若干の疾走感は否めないが、相変わらずやりたい放題の「マクレーン節」には「待ってました!」という他なかった。
しかし、親が親なら娘も娘である。
ちゃんとマクレーンの血を引き継いでいる威勢の良さに思わず娘の「ルーシー」を応援したくなった。(女性 30代)


ブルース・ウィリス主演、大ヒットアクション映画、シリーズ第4弾。サイバーテロに揺れるアメリカを舞台に「世界一不運な男」ジョン・マクレーンの活躍を描く。

本作は1作目のころに比べれば時代が格段に進歩しているわけで、作中の設定ももちろんの事、演出もCG、VFXによるところが増え、迫力のある映像を表現しているが本質にある困難に挑む男のドラマは変わっていない。また、主人公・マクレーンの娘、ルーシーが登場し、作中で疎遠になっていた親子が絆を取り戻していく姿に心打たれる。(男性 20代)


ダイ・ハードシリーズの中でも今作は一気にサイバー犯罪などネットの世界に踏み込んだイメージだった。今回の相棒であるマット・ファレルはザ・今どきの青年でひ弱な感じだったが、自分が得意とするハッキング技術を使いマクレーンを助ける場面もあり、最後にはかっこいい男性になっていて良かった。

シリーズを追うごとに規模が大きくなってきているが、マクレーンのやる気のないキャラクターで調和され、やりすぎ感が出ないところがこのシリーズの魅力だと思う。(女性 20代)


世界一ツイていないおじさんと、サイバーテロ集団との対決。4.0のアクションも見ごたえ抜群でした。かなり無理があると思いましたが、ヘリコプターに車を衝突させて落とすシーンが斬新で印象的です。個人的に今作の相棒がかなり良かったです。マクレーンの対応できない技術面を補う立ち回りで、ベストマッチなコンビだと思います。また、ルーシーもしっかり父の血を引いていてカッコよかったです。細かいですが、足を撃って敵の拘束を抜ける技を親子揃って使うところが好きです。(男性 20代)


大ヒット『ダイハード』シリーズの4作目。またも大暴れするジョン・マクレーンの今回のバディーは、ひょんなことからであったハッカー青年のファレルだ。信頼関係などないが、お互いの秀でている部分を利用し合いながらストーリーが進んで行く。そうしたアンバランスもキャラクターの魅力の1つだ。
そして、シリーズ毎に激しくなるアクションも必見。地形を利用して、車をヘリコプターに衝突させるなど、想像だにしないシーンだ。
娘を人質に取られ、絶体絶命の危機に身を犠牲にして乗り切るなど、ダイナミックな主役をぜひとも観てほしい。(男性 40代)


めちゃくちゃアナログ人間で文句タラタラなジョン・マクレーンの今回の相手はサイバーテロ。1988年の1作目から見ている筆者としては、物語の展開は時代の流れについて行っていますがずっと変わらないキャラクターのマクレーンに対処できるのか心配になってしまいました。
しかし、そんな心配は無用で今回の相棒はオタクの若者。キャラクター設定が本当に上手いですよね。現場で体を張るマクレーンと、裏でオタクの力を発揮する青年。凸凹コンビにも見えますが、2人のテンポの良いやり取りは見ていて爽快でした。(女性 30代)

関連作品

次作 ダイ・ハード5 ラスト・デイ
前作 ダイ・ハード3

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