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映画『ダイバージェント』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ダイバージェント』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ダイバージェント』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ダイバージェント』の結末までのストーリー
  • 『ダイバージェント』を見た感想・レビュー
  • 『ダイバージェント』を見た人におすすめの映画5選

映画『ダイバージェント』の作品情報

ダイバージェント

製作年:2014年
上映時間:139分
ジャンル:SF、アクション、ラブストーリー
監督:ニール・バーガー
キャスト:シェイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、アシュレイ・ジャッド、レイ・スティーヴンソン etc

映画『ダイバージェント』の登場人物(キャスト)

ベアトリス・プライアー / トリス(シャイリーン・ウッドリー)
無欲出身の少女。現在の世界のどの枠組みにも当てはまらない、異端者であったことが判明する。
トビアス・イートン / フォー(テオ・ジェームズ)
勇敢で幹部を務める男性。厳しくも、トリスには目をかけている。
ナタリー・プライアー(アシュレイ・ジャッド)
トリスの母親。元勇敢出身者であった。
ケイレブ・プライアー(アンセル・エルゴート)
トリスの兄。博学の道を選ぶ。
アンドリュー・プライアー(トニー・ゴールドウィン)
トリスの父親。心優しく、まさしく無欲に相応しい人物。
ジェニーン・マシューズ(ケイト・ウィンスレット)
博学のリーダー。自分たちこそが政権を握るべきと考えている。

映画『ダイバージェント』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ダイバージェント』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ダイバージェント』のあらすじ【起】

激しい戦争で、人類は多大なダメージを受けた。一度は壊滅の危機にまで陥った人類の生活を立て直すべく、人々は2度と戦争が起こらない、新しい社会体制を作り上げたのだった。かつて人類は人種、国、宗教など様々な枠組みで区分分けがされていた。しかし、新体制ではその枠組みを全て撤廃し、人類をたった5つのカテゴリーに分けることにしたのであった。

子供達は一定の年齢に達すると、コンピューターを活用した選択の儀式を受けることとなる。とあるイメージを見せられるその選択の儀式で如何に行動するかで、自分がどのカテゴリーに所属するかが決まるのである。

5つのカテゴリーは、それぞれ性格によって大別されていた。1つめは無欲(アブネゲーション)、質素な生活を送り、思いやり深く、現在の政権を担っている存在。2つ目は高潔(キャンダー)、決して嘘をつかず、司法を司っている。3つ目は博学(エリュアダイト)、頭脳明晰な集団で、教育・研究を担当。4つ目は平和(アミティ)、心優しい者が集い、農業を行なっている。最後は勇敢(ドーントレス)、勇気があるものが選ばれる、軍事・警察の役割を担う集団である。

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映画『ダイバージェント』のあらすじ【承】

基本的には自分の両親と同じカテゴリーに分類されることが通常ではあるものの、時折違った道を辿る者もいる。その場合、2度とその者は家族の元に戻ることは許されない。同カテゴリーのメンバーこそが自分の仲間であり、家族になるからだ。万が一、配属されたカテゴリーに適応できなかった場合、その者はカテゴリーの枠外、”無派閥”となり世間から蔑まれることになる。

無欲の両親を持つベアトリスは、自分も同じく無欲にカテゴライズされるであろうと考えていた。しかし蓋を開けてみると、何と彼女は無欲ではなかったのだ。彼女はどの派閥にも該当されることのない、”異端者<ダイバージェント>”であることが判明する。秩序を守るためにカテゴライズされたこの世界で、そのルール下に置けない異端者は危険人物扱いをされていた。

テストを担当した人物の勧めで、彼女は自分が異端者であることを隠し、儀式では”勇敢”を選択するのであった。そして、ベアトリスの兄、ケイレブは”博学”の道を進むこととなる。

映画『ダイバージェント』のあらすじ【転】

ベアトリスは”トリス”に名を変え、勇敢で生きていくことなる。しかし、勇敢に入隊するためにはまず厳しい訓練を受ける必要があった。成績下位者は勇敢を追い出され、無派閥として生きなければいけないのだ。ベアトリスは中々訓練で成績をあげられず、追放が濃厚になっていた。

しかし、幹部の1人であるフォーという人物に出会い、彼から指導を受けるうちに少しずつ彼女の成績は上がっていく。生活を共にするうちに、2人は愛で結ばれるのだった。そして、見事トリスも試験を突破してみせた。

すると、幹部の一部が、合格した勇敢の団員達に注射を受けさせるのだった。その注射を受けた人物は、幹部の命令に従う操り人形となってしまうのだった。この事態の黒幕は博学のリーダー、ジャニーンだった。ジャニーンは自分たちこそが政権を握るにふさわしいと考え、勇敢に無欲を襲わせようと考えたのだった。しかし、その注射はフォーとトリスには効かなかった。実はトリスだけではなく、フォーも異端者だったのである。

映画『ダイバージェント』の結末・ラスト(ネタバレ)

2人は博学に立ち向かうべく行動を起こすが、多勢に無勢、フォーが敵に捕らえられてしまう。トリスもピンチに陥ったその時、彼女の母親、ナタリーが華麗な動きでトリスを助け出すのだった。実は、ナタリーは元々勇敢の出身だったのだ。ナタリーはトリスを守りきるが、しかし、最後に彼女は銃弾に倒れ命を落としてしまう。

家族の元まで辿り着いたトリスは、父親と、そして博学から逃げ出してきたケイレブと共に博学の本拠地へと乗り込むのであった。しかしその道のりは険しく、途中で、父、アンドリューを殺されてしまう。そして本拠地では、洗脳されたフォーが待ち構えていた。操り人形となったフォーは容赦なくトリスに襲いかかるが、トリスはフォーに必死に訴えかけ、何とか彼の洗脳を解くのだった。

そして、ジャニーンに例の注射を打ち込み、彼女を操り勇敢の無欲に対する攻撃をやめさせるのであった。これを機にトリス達は派閥を辞め、自由を手にするべく旅立つことになる。

映画『ダイバージェント』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

近未来を舞台にしたSF作品。適性検査により所属する集団が決められる世界ですべての集団に所属できる適性を持った少女の活躍を描く。

自らの人生を適性によって診断されより良い人生が送れると確約された世界で主人公・トリスはその適性の広さゆえに「異端者」と呼ばれることになるのだが、適性の広さゆえではなく、自らの意思を貫くため自身の生き方を選択するトリスの強さに胸を打たれるとともに、人生の適正とは?と問いかけているように感じる作品。(男性 20代)


アメリカの小説を映画化したもの。人間は産まれた時に、4つの中の1つの能力を身につけている。それを16歳になると決められる。ただ、どこにも属さなかった主人公は政府に楯突いて自分の能力を磨いていきます。

政府に反発しながら、たくましく成長していくのは設定的にはよくあります。内容的には話しがありえない方向に進んでいて無理があるような気がします。(女性 30代)


人類を五つの属性のどれか一つに分類して生活を強いると言う世界観が、とても新鮮でした。複数の属性を持つ人物はダイバージェントと呼ばれ、危険分子とみなされる。僕に言わせれば、個性的で貴重な存在と思うだけに、この映画ではダイバージェントたちがどうなってしまうのか、終始気になりました。
またこう言った独特の世界観の映画というのは、自分自身がこの世界に入ったら、どこに所属するのだろうという想像も働いて面白い。そう言った想像が働くため、それぞれの属性の動きにも興味を持って見ることができる作品でした。(男性 40代)


全ての人間が5つの属性に分けられ、同じ属性の仲間たちを家族とし生きている世界が今作の舞台です。5つの属性、無欲・高潔・博学・平和・勇敢にはそれぞれの役割があり、それによって世界が成り立っています。しかし、その5つに分類できない能力を持つ人間は異端児とされてしまうのです。
このように属性ごとに分けられて生きることは安全であり、安心できる未来が待っていると思います。しかし、本当にそれで良いのでしょうか?自分らしさ、自分の能力について考えさせられると同時に、自分の能力を好きなように発揮出来る場があることはとても幸せだと感じました。(女性 30代)


適正によって属性を決められる近未来という設定で、異端者と診断された少女が自らの生き方を選んでいくという内容。
閉鎖的な近未来の国で、合理的に民衆を統制して国を運営していくとなったら、適正を定める方法が恐らく一番、やりやすいのだろうと思う。そんな中、ヒロインは異端者診断されてしまい、勇敢と偽って処刑から逃れる。この時点で何かが起こるフラグが立ったなと感じる。彼女には兄がいるのだが、この兄が妹を見捨ててしまうシーンが一番印象強く、ショッキングだった。そして、統率者のケイト・ウィンスレットの貫禄が半端ない。ヒロイン役のシャイリーン・ウッドリーの体当たりの演技がなかなかいい。(女性 40代)


近未来を舞台にした世界観がとても魅力的で、トリスの成長物語に胸が熱くなりました。特に、彼女が異端者であることを隠しながら自分を貫こうとする姿には共感しました。セリフもテンポよく、トビアスとの恋愛も自然でよかったです。ただ、終盤の急展開は少し駆け足だった印象も。原作を読んでからもう一度観たくなりました。(20代 女性)


序盤から世界観に引き込まれたものの、中盤の訓練シーンが少し長く感じました。でも、トリスが次第に力をつけていく過程は見応えがあり、ラストの反乱シーンには手に汗握りました。ジェニーンという存在がなぜここまで支配的になったのか、もっと深堀りしてほしかったかな。(30代 男性)


青春映画っぽさもありつつ、ディストピアものとしても楽しめました!トリス役のシャイリーン・ウッドリーがとにかく魅力的で、強さと脆さをうまく表現していました。終盤、親との別れのシーンは涙なしでは見られませんでした。ちょっと恋愛要素がベタすぎるかなと思いましたが、全体的には満足です。(10代 女性)


社会の枠組みに無理やり当てはめられる世界観が怖かった…。トリスが自分の意思で道を切り拓く姿に勇気をもらいました。ただ、勢力図や派閥の説明が少し曖昧で、もう少し背景を丁寧に描いてほしかった。続編も観たいと思わせるラストでした!(40代 男性)


キャラクターたちが個性的で、訓練シーンもアクション満載で楽しめました。特に、トリスとトビアスの距離が縮まるシーンが自然でよかったです。ダイバージェントという存在が持つ意味が重く、現代社会へのメッセージも感じました。若干説明不足な点もありましたが、全体的にテンポよくまとまっていました。(30代 女性)

映画『ダイバージェント』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ダイバージェント』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ハンガー・ゲーム

この映画を一言で表すと?

命を懸けたサバイバルゲームの中で、自らの運命を切り開く少女の物語!

どんな話?

独裁国家「パネム」で毎年行われる生死をかけた競技「ハンガー・ゲーム」。主人公カットニスは、妹を守るために自ら出場し、残酷なルールの中でサバイバルに挑みます。やがて彼女は単なるゲーム以上のものに巻き込まれていきます。

ここがおすすめ!

若きヒロインが巨大な権力に立ち向かう姿が圧巻!緊張感あふれるバトルと、成長物語の両方が楽しめます。シリーズを通して描かれる革命のドラマは見応え抜群で、『ダイバージェント』好きなら間違いなくハマる作品です。

メイズ・ランナー

この映画を一言で表すと?

謎だらけの迷路世界で生き残りをかけた脱出劇!

どんな話?

記憶を失った少年トーマスは、巨大な迷路に囲まれた謎の場所に放り込まれます。仲間たちと協力して迷路を突破しようとする中、次々と明かされる衝撃の真実。生き残りを懸けたサバイバルと謎解きが絡み合うSFアクションです。

ここがおすすめ!

スピード感のある展開と、息をのむアクションシーンが満載!迷路の謎に迫るドキドキ感がたまりません。青春群像劇としての側面もあり、『ダイバージェント』の世界観が好きな人にぴったりのスリリングな一本です。

エンダーのゲーム

この映画を一言で表すと?

少年たちが地球の運命を担う、知略と戦略のSF戦争映画!

どんな話?

地球は異星人の侵略に備え、優秀な子供たちを訓練して軍のエリートに育成していた。天才的な資質を持つ少年エンダーは、熾烈なバトル訓練を重ねながら、人類の未来をかけた最終決戦に臨むことになります。

ここがおすすめ!

バトルスクールで繰り広げられる知的な戦略ゲームの数々が圧巻!少年少女たちの成長と葛藤が重厚に描かれ、単なるSFアクションを超える深みがあります。『ダイバージェント』で自己成長の物語に感動した人におすすめ!

ザ・ギバー 記憶を注ぐ者

この映画を一言で表すと?

完璧な秩序の裏に隠された真実を知る少年の物語!

どんな話?

痛みも争いもない「完璧な社会」で育った少年ジョナス。しかし彼は、過去の記憶を受け継ぐ特別な役割を与えられたことで、社会に隠された恐ろしい真実を知ってしまいます。自由と感情をめぐる壮大なドラマが始まります。

ここがおすすめ!

色彩さえ奪われた世界が少しずつ鮮やかになっていく演出が見事!支配された社会の歪みに気付く過程が丁寧に描かれ、『ダイバージェント』のテーマと深く共鳴します。静かながらも力強い感動が味わえる名作です。

アリータ:バトル・エンジェル

この映画を一言で表すと?

最強のサイボーグ少女が、自分の過去と未来を取り戻す戦い!

どんな話?

未来の荒廃した世界。サイボーグの少女アリータは、過去の記憶を失ったまま目覚めます。自らの正体を探る旅の中で、アリータは並外れた戦闘能力に目覚め、支配する巨大勢力に立ち向かっていきます。

ここがおすすめ!

圧倒的な映像美と、アリータの成長ドラマが胸を打つ!アクションの迫力も一級品で、世界観への没入感が抜群。自らの運命を切り開く少女という点で『ダイバージェント』と通じる部分が多く、絶対に観るべき一本です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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