映画『ドラゴンボールZ 神と神』の概要:『ドラゴンボールZ 神と神』は、世界的に大ヒットした『ドラゴンボール』シリーズの劇場版第18作。魔人ブウ編終結後の数年後を描くオリジナルストーリー。原作者・鳥山明が原案。
映画『ドラゴンボールZ 神と神』 作品情報
- 製作年:2013年
- 上映時間:85分
- ジャンル:アクション、コメディ、アドベンチャー、アニメ
- 監督:細田雅弘
- キャスト:野沢雅子、鶴ひろみ、堀川りょう、佐藤正治 etc
映画『ドラゴンボールZ 神と神』 評価
- 点数:60点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『ドラゴンボールZ 神と神』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『ドラゴンボールZ 神と神』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『ドラゴンボールZ 神と神』 あらすじ【起・承】
魔人ブウとの戦いが終わった数年。地球は平和を取り戻し、悟空は界王の星で修業をしていた。
その頃、破壊神ビルスが長い眠りから目を覚ました。ビルスは宇宙のバランスを保つ存在でもあり、気に入らないことがあればどんな星でも破壊してしまう恐ろしい神だった。ビルスは、予言で聞いた「超サイヤ人ゴッド」という破壊神の自分にも匹敵する力を持つ人物と戦うために目覚めたのだった。
ビルスは伝説の戦士を探して界王の星や地球に現れる。
その頃地球では、ブルマの誕生パーティが開かれていた。ベジータは界王から破壊神ビルスがやってくることを忠告され、幼いころに見たビルスの記憶を思い出す。少しでもビルスの怒りに触れると地球や家族が危ないと悟ったベジータは、ビルスの機嫌をとるために歌ったり踊ったりと似合わないことまでして必死に行動するが、プリンをめぐってビルスとブウが争い、ベジータの努力は水泡に帰す。
暴れるビルスに、ピッコロや天津飯などが立ち向かうとするが、破壊神を前にしては全く歯が立たない。
目的だった超サイヤ人ゴッドがいないなら意味はないと地球を破壊することを宣言したところへ、界王の元から悟空が帰ってきた。
映画『ドラゴンボールZ 神と神』 結末・ラスト(ネタバレ)
パーティのビンゴ大会の景品であったドラゴンボールを使い、神龍を呼び出して超サイヤ人ゴッドについての伝説を聞き出すことができた。超サイヤ人ゴッドになるには、正しい心を持ったサイヤ人が6人必要だという。だが、悟空・ベジータ・悟飯・トランクス・悟天の5人しかいない。そこへ、ビーデルが悟飯との子を身ごもっていることを発表し、なんとか6人がそろった。
6人が力を合わせ、悟空は超サイヤ人ゴッドに変身した。
今まで感じたこともないような強力なパワーを手にした悟空は、ビルスと戦いながら興奮する。しかし、この力は自分の努力で得たものではないのが引っかかった。
戦いは長引き、全力で戦っている内に悟空の変身は解けてしまう。ところが、戦力が落ちるどころかそれまでと同等のパワーで戦い続けることができた。
しかしそれだけのパワーをもってしてもビルスと互角にもならない。ビルスの強力な攻撃を受けた悟空は、地球もろとも崩れ去るかと思われたが、一瞬だけ超サイヤ人神に戻ることができ、ビルスの攻撃を相殺した。
こうして地球は守られ、ビルスは満足して帰って行った。
映画『ドラゴンボールZ 神と神』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ドラゴンボールZ 神と神』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
新しい章の幕開け
今回の映画は、『ドラゴンボールZ』の魔人ブウ編の後を描くストーリー。『ドラゴンボール』シリーズとしては、約20年ぶりの新作ということでファンの期待も高かった。
シリーズの中でもおそらく一番人気だったと思われるZ直後ということで、まだまだ最強の悟空やベジータの活躍を見ることができる。GTになるともう世代交代してしまっているので、ファンにとっては嬉しい。
しかも、GTとは違って原作の鳥山明が制作に関わっているので観る価値は十分にある。
魔人ブウ編でもう上り詰めた感があったが、「超サイヤ人ゴッド」となり、まだまだ強くなった。
完成度には期待しない方がいい
ファン待望の新作とはいえ、前作からかなり年月が経ち、デジタルリマスター版(リメイク版)である『ドラゴンボール改』が放送され、今回の映画はそのおまけ要素が強い。だから、ストーリーを楽しむよりも、ただ盛り上がることを考えて作られているように思う。
ストーリーもなにもないし、キャラクターのイメージが変わりすぎていて受け付けない人もいたと思う。特にベジータは酷い。過去、孤高の戦士だった面影はもうない。ギャグ要素の強い作品だけど、ベジータのキャラクターは守ってほしかったと思う。
新しいキャラクターとしては、破壊神ビルスとその付き人であるウイスの二人ともよくできていて、新しいテレビシリーズでもメインキャラクターの一員になっている。今回のよかった点はまじめに考えるとこれくらいだろう。
映画『ドラゴンボールZ 神と神』 まとめ
最近立て続けに公開された今作と『復活のF』は、ファンに向けたご褒美という印象。バカ騒ぎ・お祭り騒ぎを楽しむのがメインなので、あまりストーリーの出来栄えなどは考えずに観るのが一番いい。
ストーリーの内容はともかく、日本でも世界でも大ヒットを記録したのは間違いなく、そのおかげで次回作『復活のF』、そしてテレビ新シリーズ『ドラゴンボール超』が作られたと思うので、『ドラゴンボール』シリーズ復活のいいきっかけになった作品である。
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