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映画『DRAGON BLACK』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『DRAGON BLACK』の概要:父親の不審死に疑問を覚えたスタントマンの息子。死の真相を探るべく謎を追い、癒着する組織の暗部へと巻き込まれていく。誰が敵で味方か、謎が謎を呼ぶシリーズ第1弾。激しく生々しい肉弾戦が見もの。

映画『DRAGON BLACK』の作品情報

DRAGON BLACK

製作年:2015年
上映時間:120分
ジャンル:アクション
監督:石川二郎
キャスト:虎牙光揮、武田梨奈、亜紗美、六平直政 etc

映画『DRAGON BLACK』の登場人物(キャスト)

赤根龍斗(虎牙光揮)
スタントマン。15年前、警察学校に通っており元警察官。同じスタントマンだった桃子と結婚間近。普段はとても真面目で明るく優しい人物だが、父親の死に不審を抱き組織の暗部に巻き込まれる。
古内桃子(武田梨奈)
元スタントマンで龍斗の恋人。結婚を間近に控え現在、妊娠中。龍斗が関東蛇蝎会に関わってしまったために巻き込まれ、撃たれてしまう。
今野徳治(六平直政)
撮影用銃器専門家。火薬や銃の扱いに長けており、龍斗の父親とも旧知の仲。元自衛隊員。龍斗の依頼でクロップガンを改造し、大切なものを守れと励ます。
赤根正蔵(斎藤洋介)
龍斗の父親で現職の警察官。犯罪組織対策課の課長でもうじき定年を迎えようとしていた。警察組織とも関係のある関東蛇蝎会を捜査していたが、見せしめに殺害される。
花凛(亜沙美)
関東蛇蝎会の女性組員。修羅場をくぐり抜けて来た凄腕だが、春樹により殺害される。
西城祐介(永岡佑)
犯罪組織対策課に勤務する警察官。警察学校時代、龍斗と同窓だった。何かと龍斗を助けて警告を発するも、最終的には殺人を犯した龍斗を見捨てる。
宮嶋春樹(木原勝利)
警察学校時代、龍斗と同窓だった。人一倍正義感の強い人物だったが、現在は関東蛇蝎会の幹部。実は公安のスパイとして潜入し、2年で幹部へとのし上がった実績を持つ。

映画『DRAGON BLACK』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『DRAGON BLACK』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『DRAGON BLACK』のあらすじ【起】

元警察官としての身体能力を生かしスタントマンとして活躍する赤根龍斗は、同じスタントマンとして活躍していた恋人、古内桃子との結婚を間近に控えていた。
ある日、仕事の都合で現職警察官である父親、赤根正蔵の元を訪れた龍斗。正蔵は定年を控え以前と比べて老け込んだように見えたが、息子の結婚を知り老後も楽しみだと笑っていた。
しかし、翌日。龍斗の元に正蔵が自殺したという連絡が入る。前日の様子からすると、自殺するとはとても考えられなかったため、彼は急いで遺体が安置されている病院へ向かった。

警察学校時代の同窓生でもあった西城祐介は現在も警官として活躍しており、正蔵の事件を担当している。彼の話によると正蔵は女子高生を強姦した挙句、罪悪感に苛まれ自殺したと言う。だが、父の遺体を目にした龍斗は残された傷痕に不審を覚える。

検死結果によって詳細が明らかにされるだろうと思っていた龍斗だったが、正蔵が未成年暴行犯で自殺したことが報道されてしまう。そのせいで仕事もクビにされ、桃子との結婚話も一旦、保留とされてしまう。

しかし、検死結果も自殺と判断され、憤りを隠せない龍斗。彼は西城に意を唱え正蔵の死の真相を自らが明らかにすると決意。西城から半ば無理矢理、女子高生の情報を聞き出すことに成功する。

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映画『DRAGON BLACK』のあらすじ【承】

被害者とされる女子高生の話を裏路地にたむろする若者から聞くと、彼女は薬物中毒で薬を買ために誰とでも寝るような女だと言う。女子高生の所在を聞き出そうとした龍斗。しかしその時、当の被害者がビルの屋上から落下。目前にて息を引き取ってしまう。咄嗟に屋上を見上げた龍斗は、そこに犯人と思しき何者かの影を目撃するのだった。

再び西城と会った龍斗は彼から更なる情報を得る。正蔵の死も被害者の死も、とある闇組織が全て関わっていると言うのだ。その組織は警察とヤクザ、更には中国マフィアとも横の繋がりがあるらしい。組織の名は関東蛇蝎会。正蔵が最後のヤマとして捜査していた組織だった。しかも、その組織の組員リストには、かつて警察学校で苦楽を共にした宮嶋春樹も記載されていた。

龍斗は奴らが根城とするクラブへ乗り込み、変わり果てた春樹と対面。人一倍正義感の強い春樹がなぜ組織へと所属することになったのか。龍斗は正蔵の仇を討つべく、組員達との戦闘を開始しそして、春樹との対決へ。だが、奴は生死の境を生き続ける傑物である。龍斗は春樹に負けてしまう。しかも、組織のボスに桃子の危険をも匂わされ、慌ててクラブから逃走。西城に助けを求めた。

同じ頃、桃子の元に蛇蝎会の組員が訪れる。彼女は果敢にも戦う姿勢を示し、凄腕の女組員花凛と対決。善戦するも酷く痛めつけられてしまう。それでも、桃子は立ち去ろうとした組員へ意趣返しをした。しかし、そのせいでかっとなった組員により、銃で撃たれてしまう。
丁度、その場面へと遭遇した龍斗。恋人が撃たれる姿に駆け寄ろうとして、彼も撃たれてしまうのだった。

映画『DRAGON BLACK』のあらすじ【転】

病院にて覚醒した龍斗は西城からその後の経過と桃子が生存中でしかも、妊娠していることを聞く。彼は意識の戻らない恋人の元へ向かい、自分の行いを悔やむのだった。
そして、組織への更なる憎悪を滾らせる。

病院から密かに抜け出した龍斗は、懇意にしていた撮影用銃器専門家である今野徳治の元を訪れる。彼は元自衛隊員であり、実際の戦場へも派遣されていたことがあった。龍斗は撮影用の音だけが鳴るクロップガンを改造し、殺傷能力のある銃の作製を依頼。今野は飽くまでも撮影として、龍斗の依頼を快諾する。

今野の手により、5丁の銃が完成。射程範囲は20メートル以内だが、本物と引けを取らない出来だった。桃子を守るため、龍斗は戦う決意を新たにして組織の下っ端を襲う。銃の威力は間違いようもなく、彼は2人の組員を銃殺した。

その後も下っ端を襲おうとした龍斗。しかし、こんな時に限ってクロップガンが上手く動かない。奴らは本物の銃を所持していたため、危険を回避しつつ奴らを叩きのめし、本物の銃を奪った。

再び、根城であるクラブへ。銃を乱射して雑魚を片付ける。桃子を撃った奴らも始末した。しかし、そこへあの花凛が現れる。女と対峙した龍斗。負けそうになりつつ、闘志を燃やして激しい戦闘を展開。そうして勝利を収め、花凛を脅してボスの所へ案内させる。しかし、彼女が案内した部屋は正蔵がリンチされた部屋だった。

映画『DRAGON BLACK』の結末・ラスト(ネタバレ)

隙を突かれナイフで抵抗された龍斗は再び、女と対決し負けそうになる。だが、そこへ春樹が登場し花凛を撃ち殺した。
かつての同窓生と対峙した龍斗だったが、春樹から真実を明かされる。

実は、春樹は公安の警察官であり、関東蛇蝎会へスパイとして潜入。2年を費やし幹部へとのし上がったのだった。その間に得た情報で組織の捜査はある程度終了していたが、彼は更なる事実を掴んでいた。それは、ある組織との癒着の事実である。春樹は蛇蝎会のボスを法廷に立たせ、癒着の事実を明らかにしようとしていた。

だが、肝心の蛇蝎会ボスが殺害されてしまう。そこへパトカーのサイレンが聞こえる。春樹の機転により、根城から脱出した龍斗。春樹の説明により、自分の状況をようやく理解する。龍斗は今や蛇蝎会へ乗り込み、大量殺人を犯した凶悪犯である。更に蛇蝎会はヤクザの組とも癒着していたため、組織を潰した龍斗はヤクザからも追われることになってしまったのだ。

味方は恐らく、目の前にいる春樹のみ。しかも、警察組織は正蔵殺害を蛇蝎会へ依頼し、龍斗へ復讐させようと画策。まんまと罠に嵌った龍斗は凶悪犯となり、警察は犯人逮捕への大義名分を得た。
全ての仕組みを理解した龍斗は春樹と共に、にやりと笑う西城を悔しげに見つめるのであった。
物語は第2章へと続く。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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