映画『ドラゴンボールZ 危険なふたり!!超戦士はねむれない』の概要:悟空亡き後の平和な地球に伝説のスーパーサイヤ人ブロリーがやって来た。悟空への復讐に燃えるブロリー。父に代わって息子の孫悟飯は、弟の悟天やベジータの息子であるトランクスと共に復活したブロリーに立ち向かう。
映画『ドラゴンボールZ 危険なふたり!!超戦士はねむれない』の作品情報
上映時間:50分
ジャンル:アクション、アドベンチャー、アニメ
監督:山内重保
キャスト:野沢雅子、古川登志夫、堀川亮、草尾毅 etc
映画『ドラゴンボールZ 危険なふたり!!超戦士はねむれない』の登場人物(キャスト)
- 孫悟飯(野沢雅子)
- 死んだ父悟空に代わって地球を守るサイヤ人と地球人のハーフ。逞しい青年に成長し、普段はサタンシティにある高校へ通っている。友人のビーデルには頭が上がらず、彼女にスーパーサイヤ人である事を隠している。
- トランクス(草尾毅)
- ベジータの息子。タイムマシーンで20年後の未来からやって来たトランクスとは別人で性格もやんちゃ。悟天とは仲が良く、一緒に遊んだりいたずらをしたりする。子供であってもスーパーサイヤ人に変身できる。
- 孫悟天(野沢雅子)
- 悟飯の弟。悟空が死んだ後に生まれた為、父との思い出はあまりないが天真爛漫な性格をしている。風貌は子供の頃の悟空に似ており、トランクスよりも年下だが彼もまたスーパーサイヤ人になれる。
- クリリン(田中真弓)
- 悟空が少年時代に共に修行を積んだ仲間。悟飯や仲間のピンチに駆け付ける。
- ビーデル(皆口裕子)
- 悟飯のクラスメイトの女の子。地球を救ったヒーローとされるミスター・サタンの娘で、それを誇りにしつつも決してひけらかさない。格闘センスが高く父であるサタンを遥かに越えている。
- ブロリー(島田敏)
- 7年前に悟空が倒した伝説のスーパーサイヤ人。悟空との戦いで傷を負い、宇宙をポッドで彷徨った後に地球へ漂着。悟空への復讐に燃える。戦闘力が非常に高く、数人で掛かっても倒せない。
- 孫悟空(野沢雅子)
- 7年前にブロリーを倒した悟飯と悟天の父。サイヤ人名はカカロット。サイヤ人としては下級戦士の出身であったが、厳しい修行の末に高い戦闘力を身に付け何度も地球を救った。7年前に人造人間セルとの闘いで死んでしまい、今はあの世で気楽に生活している。
映画『ドラゴンボールZ 危険なふたり!!超戦士はねむれない』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ドラゴンボールZ 危険なふたり!!超戦士はねむれない』のあらすじ【起】
地球を幾度も救った孫悟空が死んでから7年。地球に1つの宇宙ポッドが漂着した。中からは悟空が7年前に新惑星ベジータで倒したはずの伝説のスーパーサイヤ人ブロリーが出てきた。しかし彼は悟空との闘いで負ったダメージが酷くそのまま気絶してしまう。
一方、トランクス、孫悟天、そしてビーデルはドラゴンボールを探していた。それぞれの願いを叶える為に必死に探すが、最後の1個のドラゴンボール探しが難航する。ドラゴンレーダーで最後の1個を求めて3人はかつて水晶で栄えたナタデ村にやって来た。しかし、この村は怪物に襲われて困窮を極めていたのだ。怪物を鎮めようと生贄を差し出そうとする祈祷師。トランクス達は怪物を退治すると申し出る。
村の人達が恐れる怪物とは恐竜のことであった。その大きさにたじろぐビーデルであったが、彼女を他所にトランクスと悟天は余裕の表情。しまいには恐竜で遊びだしてしまう始末だ。そしてあっさりとその恐竜を倒してしまう。
映画『ドラゴンボールZ 危険なふたり!!超戦士はねむれない』のあらすじ【承】
翌日、村では再び祈祷師が祈りを捧げていた。湖の方では爆発音もしており、ビーデルが向かう。そこには金色の髪を逆立たせた人物がいた。伝説のスーパーサイヤ人ブロリーが目を覚ましたのだ。7年前に悟空から負った傷は癒え、暴れ回るブロリー。彼を止めようと攻撃を仕掛けるビーデルだが、ブロリーには何の意味もなさず、逆にダメージを受けてしまう。
そこへトランクスと悟天がやって来る。そしてブロリーは悟天を見るなり「カカロット」と呟く。悟天を悟空と勘違いしたブロリーは一気に気を上昇させ2人に襲い掛かる。トランクスと悟天もスーパーサイヤ人に変身してブロリーに2人で挑むが全く歯が立たない。徐々に追い詰められていく2人。その時、悟天が残りのドラゴンボールを見つける。2人は神龍に頼んでブロリーを倒してもらおうと考える。トランクスが囮になっている内に悟天はドラゴンボールを追いかける。そしてやっとの事でドラゴンボールを手に入れたが、神龍が出て来ない。悟天は神龍の呼び出し方を知らなかったのだ。取り敢えずその場から逃げ出そうとするトランクスと悟天だがブロリーのエネルギー弾の爆風でダメージを負ってしまう。
映画『ドラゴンボールZ 危険なふたり!!超戦士はねむれない』のあらすじ【転】
トランクスと悟天が追い詰められたその時、孫悟飯がやって来る。ブロリーの強い気を察知して向かってきていたのだ。
トランクス達に代わってブロリーに闘いを挑む悟飯。子供の頃よりも随分とパワーアップしたはずの悟飯だが、そのパワーをもブロリーは上回っていたのだ。闘いの中でパワーを増していくブロリー。悟飯に向かってエネルギー弾を放つ。悟飯はそれを堪えようとするが、実はブロリーの狙いは悟空に似た悟天だった。悟飯はエネルギー弾をはじき返すと爆風からみんなを守ろうとする。しかし、それも虚しくみな大きなダメージを浴びてしまう。
再びブロリーと対峙する悟飯はスーパーサイヤ人に変身する。するとブロリーも通常のスーパーサイヤ人から伝説のスーパーサイヤ人の形態へと姿を変える。そのパワー差は比べようがなく圧倒的にブロリーが勝っていた。悟飯は攻撃を受ける中でブロリーを倒すにはマグマの中に落とすしかないと考えた。ブロリーの攻撃から逃げて彼を誘き寄せる悟飯。ギリギリの所で悟飯はブロリーをマグマの中へ落とす事に成功する。しかし悟飯にも体力が残っておらずその場で気絶してしまった。溶岩に飲まれそうになった悟飯をピッコロが助ける。
悟飯は目を覚ますとピッコロにお礼をしようとするが、よく見るとそれはクリリンだった。クリリンは服装をピッコロみたいにしていたのだ。そんな談笑をしているとマグマの中からブロリーが出てきたのだ。ブロリーはバリヤーを張ってマグマを凌いでいたのだ。
映画『ドラゴンボールZ 危険なふたり!!超戦士はねむれない』の結末・ラスト(ネタバレ)
ブロリーはあっさりとクリリンを倒し、再び悟飯に攻撃を仕掛ける。ブロリーのエネルギー弾を体に受けてしまった悟飯は体力を著しく減らしてしまう。その後もブロリーは攻撃の手を緩めず悟飯を追い詰めていく。ブロリーに捕まり、逃げ出す事が出来ない悟飯。そこへ気絶していたビーデルが現れ、ブロリーに僅かな攻撃をする。ブロリーが一瞬彼女に気を取られた隙に悟飯はブロリーから逃げ、最後の力を振り絞ってかめはめ波を放つ。しかし、悟飯1人の力ではブロリーの巨大なエネルギー弾には到底敵わない。そこへ悟天が現れ、兄と同じくかめはめ波を放つ。しかしそれでもブロリーの圧倒的なパワーの前では及ばず、徐々に押されてしまう。
悟飯は歯を食いしばり耐え、悟天は心の中で神龍に助けを求める。その時、悟天達が集めたドラゴンボールが光り輝く。そして悟飯と悟天の2人に父悟空の声が届く。悟空は2人に発破をかけ、自分自身も下界に降り立ち息子達と共にかめはめ波を放つ。ブロリーは悟空の姿に気付き、徐々にエネルギー弾の威力を高めていく。悟空は息子達にもっと力を出すように伝える。悟飯と悟天は力を必死に貯めている。ブロリーの追い打ちは一向に収まらない。そこへトランクスが放ったエネルギー弾が飛んでくる。ブロリーは一瞬それに気を取られる。その瞬間、悟空が声を掛け悟飯と悟天は気を一気に爆発させ、最大のかめはめ波を放つ。3人のかめはめ波はブロリーのエネルギー弾を砕き、ブロリーに直撃する。かめはめ波に押され、ブロリーは太陽へと落とされそのまま爆発するのだった。
ドラゴンボールは再び世界中に飛び散り、悟飯と悟天が気付いた時にはそこに悟空の姿はもうなかった。天に帰って行った悟空に礼を言う悟飯。その姿は父と同様に地球を守る逞しい姿へと変わっていた。
映画『ドラゴンボールZ 危険なふたり!!超戦士はねむれない』の感想・評価・レビュー
最強のスーパーサイヤ人であるブロリーが、悟空亡き地球に降り立ち、今度は息子悟飯と悟天と対峙するといった作品。ブロリーが登場する劇場版は全部で3作品となるが、今回は2作品めである。初回作品と同様、ブロリーの他を寄せ付けないパワーは相変わらず健在であり、悟飯も悟天もまったくといって良いほど歯が立たないという絶望感が、実に手に汗握るものである。本作品の見所はなんといっても、親子三人でのかめはめ波だろう。セルを倒した時も、悟空と悟飯による親子かめはめ波が印象強いが、今回はそこに悟天も加わるというレアなショットが見れる。悟空の越えられない父としての存在感と、逞しく成長した悟飯の姿が、なんとも胸を熱くさせる内容であった。(男性 30代)
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