映画『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ！』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は？

映画『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ！』の概要：『ウォレスとグルミット』シリーズで知られるニック・パーク監督が手がけたクレイアニメ作品。先史時代を舞台に土地を奪われた石器人が故郷を取り戻すために青銅器人にサッカーの試合を挑む。

映画『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ！』の作品情報

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映画『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ！』の登場人物（キャスト）

ダグ（エディ・レッドメイン）

石器人の青年。石器人にはウサギを狩って生活する以上の能力があると信じている。ホグノブという豚のペットを飼っている。

ヌース卿（トム・ヒドルストン）

青銅器人の貴族。ダグ達を故郷の谷から追い払う。サッカーの試合を開催し、強制的に観戦料を徴収して金儲けしている。

グーナ（メイジー・ウィリアムズ）

青銅器人の女性。大観客の前でサッカーをすることに憧れているが、女であるがためにそれを実現できずにいる。

映画『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ！』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ！』のあらすじ【起】

地球に隕石が落下して、恐竜が絶滅する。生き延びた類人猿は、その隕石を蹴ってサッカーを始める。そしてその様子を壁画に記録する。

時が流れ、緑豊かな谷に暮らすダグが森で果実を採取する。そしてダグは長老の元に行き、石器人の仲間とウサギ狩りに出掛ける。皆は素早いウサギに振り回されながらも、捕まえることに成功する。ウサギを焼こうとしていたところに、ヌース卿率いる青銅器人がマンモスに乗って現れる。谷で採取できる鉱物を狙ってきたのだ。恐れをなした石器人は谷から逃げる。怒ったダグはヌース卿に襲いかかろうとするが、鉄球にぶつかって気を失い、マンモスが引く荷台の中に落下してしまう。

ダグが意識を戻した時には、既に青銅器人の村に着いていた。ダグはうろたえながら村を歩き回り、グーナと出会う。その瞬間に村中に鐘が鳴り響き、人々が競技場に向かい始める。ダグも競技場に向かうが、入り口でお金を払わなかったために兵隊に追われてしまう。ダグは鎧を身にまとい変装するが、屈強な男達に見つかって競技場の真ん中に連れ出される。

映画『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ！』のあらすじ【承】

競技場は実はサッカー場で、ダグはチャンピオンチーム「レアル・ブロンジオ」のメンバーと勘違いされたのだ。ルールが分からないダグがオウンゴールを決めてしまい、正体がばれてしまう。そこでダグはヌース卿に「レアル・ブロンジオ」と石器人チームが対戦し、勝てば谷を明け渡すように挑戦を申し込む。金儲けになると思ったヌース卿はその条件を飲む。

谷に戻ったダグは祖先がサッカーをしていたから大丈夫だと言って、仲間達を説得する。そして皆でサッカーの練習を始める。ホグノブも参加したがるが、ダグはそれを認めてあげない。石器人は練習に苦戦し、唯一のボールをパンクさせてしまう。一方、ヌース卿は試合のことを聞きつけた女王から怒りの伝言を受け取る。

ダグはボールを手に入れるために青銅器人の競技場に侵入する。そこではグーナが一人でサッカーをしていた。グーナはサッカー選手になることに憧れていたのだ。それを見たダグはグーナにコーチになってもらうことを思いつく。2人は途中で兵隊に見つかってしまうが、追跡をかわして谷に戻る。

映画『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ！』のあらすじ【転】

グーナはダグと仲間達に「レアル・ブロンジオ」のメンバーの特徴を説明し、チーム力が弱点であることを指摘する。ダグは仲間意識を武器に立ち向かおうと呼びかける。グーナは、長老をゴールキーパーにすることを決め、全員で厳しい特訓を開始する。石器人には長いサッカーの歴史があることを知ったヌース卿は彼らをおとしめる手を考える。

ダグは青銅器人に誘拐され、ヌース卿の前に連れてこられる。ヌース卿はダグを洞窟の中に案内し、洞窟の壁を見せる。そこには石器人の先祖がサッカーをしていたものの、負けてばかりだった様子が描かれていた。ヌース卿は石器人にはサッカーの才能がないと説明して、取引を持ちかける。絶望したダグはそれを受け入れることにする。

試合の日になり、競技場には女王も観戦に訪れる。ダグは一人で競技場に姿を現し、ヌース卿に降伏を宣言しようとする。しかし、そこに同じく壁画を見た長老が仲間を連れてやって来る。そして長老は壁画ではなく、仲間を信じて戦おうとダグを説得する。勇気づけられたダグは、再び挑戦を宣言する。

映画『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ！』の結末・ラスト（ネタバレ）

試合が始まり、石器人チームは瞬く間にボールを奪ってゴールを決める。しかし、これで「レアル・ブロンジオ」が本気を出し、立て続けに3点を奪い返す。ダグは皆を勇気づけ、石器人チームはボールを奪い取ることに成功する。そして、その勢いで2点目のゴールを決める。さらにグーナがドリブルで何人も抜き去り、同点ゴールを決める。競技場は大歓声に包まれ、グーナは歓喜する。

焦ったヌース卿は審判として試合に介入し、「レアル・ブロンジオ」の反則プレーを全て見逃す。「レアル・ブロンジオ」の強烈なシュートを受け止めた長老が倒れ込んだしまった上に、ダグのプレーが反則を取られてしまう。ペナルティ・キックとなり、ホグノブが代わりにゴールに立つ。ホグノブは懸命にボールをはじき返し、ダグは宙に舞ったボールにオーバーヘッドキックを決める。ボールは見事にゴールネットに突き刺さり、石器人チームが試合に勝利する。

ヌース卿はお金を持って逃げよとするが、ダグ達の手で懲らしめられる。女王はダグに優勝トロフィーを渡し、故郷の谷を返す。そしてダグはグーナや仲間と共に元の生活に戻る。

映画『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ！』の感想・評価・レビュー

ニック・パーク監督となると、どうしても代表作の『ウォレスとグルミット』と比較せざる得なくなってしまう。そういう意味で主人公ダグと相棒のホグノブのコンビは、造形からしてやや魅力に欠けたのが残念だ。また、ストーリーも単純明快で、予想がつく展開ばかりだった。大人が楽しむには物足りず、もう少しひねりがほしかった。逆に、子供には安心して見せられる内容になっており、小さい子供を持つ親にはありがたい作品かもしれない。（MIHOシネマ編集部）

これがサッカーの起源！？まだ、地球上にマンモスがいた時代がこのお話の舞台です。勇敢な少年ダグは山の谷間で平和に暮らしていましたが、谷で採れる青銅を狙う暴君に、故郷を追われてしまいます。暴君から故郷を取り戻すために、サッカーで戦いに挑む原始人の少年と仲間の絆を描いた、ストップモーションアニメ。
映像が凄いです。かなりリアルなのに柔らかさもあり、観ていて温かい気持ちになります。笑って泣ける王道ストーリーですが、大満足の作品でした。（女性 30代）