映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』の概要:2010年制作のアメリカ映画。人気トワイライトシリーズの第三作目における作品で、ヴァンパイアになりたいベラとエドワードが再びむずばれ、婚約するまでを描いたファンタジー作品。
映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』 作品情報
- 製作年:2010年
- 上映時間:125分
- ジャンル:ファンタジー、ラブストーリー
- 監督:デヴィッド・スレイド
- キャスト:クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン、テイラー・ロートナー、アシュリー・グリーン etc
映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』 評価
- 点数:80点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★★☆
映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』 あらすじ【起・承】
エドワードが傍にいなかった時のベラの行動が酷かったことから、父親に外出禁止令を出された。
そんなベラの元にエドワードは夜ごと通ってくれた。
しかしベラを愛しているジェイコブとは敵になってしまい、そのことだけが気がかりである。
父親は今までの交友関係を大事にするのならばと、外出許可を出した。
ベラはジェイコブに会いに行き、それをエドワードも理解するようになる。
ワシントンでは失踪事件、連続殺人事件と物騒な事件が続いていた。
カレン一族は一連の事件をヴァンパイアが起こしたものと判断。
イタリアのヴァンパイアが介入する前に自分たちで片付けようとする。
一方で、ジェイコブは押さえられない気持ちをベラに告白。
ヴァンパイアにはならないでくれと懇願し、キスをした。
ベラが遂に高校を卒業した。
その夜カレン邸でベラの卒業パーティーをしている時、アリスはヴィクトリアがベラを殺しに来ると予知した。
ヴィクトリアが連れてくるのは新生ヴァンパイアと呼ばれる新人種で、手強いという。
映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』 結末・ラスト(ネタバレ)
ここでジェイコブが率いる人狼グループとカレンたちが手を組み、ヴィクトリアと一戦交えようということになった。
この夜から特訓は始まった。
ジャスパーは元軍人であり、新生ヴァンパイアと戦ったこともあることから特訓は彼が担当した。
しかし、エドワードのことが心配でならないベラはエドワードには戦場にいかないでほしいと懇願する。
そして彼はそれを了承した。
決戦日の前にエドワードとベラは婚約した。
エドワードとジェイコブはベラを守るため、山中でキャンプをする。
しかしそこで婚約したことを聞いたジェイコブは取り乱してしまう。
そんな彼を愛しく思ったベラは思わずキスをする。
いよいよ、決戦が始まった。
カレン達は強かったが、ジェイコブが仲間をかばって重症をおってしまう。
そしお見舞いに行ったとき、ベラはやはりエドワードを愛しているのだと告げた。
そしてジェイコブに二人の結婚式の招待状が届いた。
映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
いつのまにかバトル映画へ
本作品はもともと人間の初恋を描いた極めて美しい恋愛映画だったわけである。
それがやがて恋愛が原因で命を狙われてしまい、ヴァンパイアの彼に命を守ってもらうという、どこからどうみてもか弱い人間レディの物語だった。
ところがいつからだろう。
本シリーズは何故か恋愛が引きおこしたバトル映画へ変わっていく。
きっかけは確かに恋愛だったが、段々何で命を狙われているかもよくわからなくなり、なんでジェイコブが人狼なのかにも納得が出来ず当たり前の設定に麻痺していってしまうのだ。
ベラはいつからこんなに強くなったのか?
エドワードの方が立場も上だったが、今じゃヴァンパイアにしてくれとかなり強めに出ている。
このベラの強さにも観客側が慣れてきて楽しめなくなってくる。
ジェイコブの格好良さが凄い
この作品はシリーズが増していく度にジェイコブが格好良い。
筋肉も隆々、顔も渋くなりたくましく、絶対エドワードよりもジェイコブの方が良い。
この俳優自体次第に人気が出て、もしかしたら制作サイドもそんな筈ではなかったのかもしれない。
しかしエドワードよりも人気が出ることは早くに気がついた方が良かっただろう。
ベラの優柔不断な態度にいらつく
この作品ではベラの態度にいらいらする。
エドワード一筋でありヴァンパイアになることを一心不乱に願っているくせに、ジェイコブの気持ちを受け入れるかのようなそぶりを見せる。
挙げ句の果てには自分からキスをするというような不埒な行動に出てしまうのだ。
これにはさすがに三流ドラマを観ているかのような不愉快さが生まれた。
女性人気がめちゃくちゃ高い『トワイライト』シリーズですが、個人的には良さがイマイチ分かりません。エドワードよりもジェイコブのほうが絶対強くて優しいのに…と毎回思ってしまいますが、今作でもその感想は変わりませんでした。単に、ロバート・パティンソンが好きじゃないのも理由の一つかもしれませんが、ベラのどっちつかずな態度にも問題があると思います。二人に愛されていることにあぐらをかいてどちらにもいい顔をする。エドワードと婚約したのにキスするなんてありえません。終始ジェイコブがいいように使われていて可哀想でした。(女性 30代)
映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』 まとめ
このシリーズは面白い。
純粋に恋愛映画としても、ファンタジーとしてもそう思うからこそ続きが観たいと多くの人が思うのだろう。
シリーズが進むに連れ注目したのがベラの行動だ。
ジェイコブにもエドワードにもいい顔するようになるのは安っぽい恋愛映画に落ちぶれてしまったかのような残念さを感じてしまう。
だがスケールの大きさやヴァンパイア同士のバトルシーンなどはCG処理も素晴らしく、前回よりも激しさもUP。
このあたりはやはりヴァンパイアという題材が良く作用していると思う。
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