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映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』の概要:トワイライト・サーガ最終章の前編。ヴァンパイアと人間の恋を描いた壮大なファンタジーラブストーリー。紆余曲折を経て、ヴァンパイアのエドワードと結婚することになったベラ。彼女は新婚初夜で彼の子供を宿してしまう。

映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』の作品情報

トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1

製作年:2011年
上映時間:118分
ジャンル:ファンタジー、ラブストーリー、アドベンチャー
監督:ビル・コンドン
キャスト:クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン、テイラー・ロートナー、ビリー・バーク etc

映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』の登場人物(キャスト)

ベラ・スワン(クリステン・スチュワート)
地味で一風変わった女の子。エドワードと運命の出会いを果たし、彼の仲間になることで毛嫌いしていた結婚を決意する。頑固者だが、包容力がある。
エドワード・カレン(ロバート・パティンソン)
100年以上もの時を生きるヴァンパイア。心を読む能力を持ち、唯一心の読めない存在であるベラに恋をする。獣の血だけで生きる保守派で苦悩の末、ベラを仲間に迎え入れることを決意する。落ち込みやすく、優しい性格で古風。
ジェイコブ・ブラック(テイラー・ロートナー)
ネイティブアメリカンで人狼の血族。ベラに恋をしている。ヴァンパイアの数が増えたことで人狼の血に目覚める。ベラとエドワードの子供が運命の相手。
アリス・カレン(アシュリー・グリーン)
エドワードの姉でベラの親友。ヴァンパイア。未来予知の能力を保持。お洒落が大好きで、地味なベラを着飾ることに執心している。

映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』のあらすじ【起】

ベラ・スワンは離婚した両親の都合により、父親の元へ引っ越して来た。そして、転校先の高校で運命の男性エドワード・カレンと出会う。エドワードには独特な雰囲気があり、底知れぬ魅力があった。しかし、彼がヴァンパイアであることが判明。2人は共に恋へ落ちるも、人間と化け物という狭間で思い悩む。命の危険と紆余曲折を乗り越えた末、高校卒業と同時にベラはエドワードと結婚することを決意する。

ベラには心を寄せるもう1人の存在がいる。それがジェイコブ・ブラックだ。年下だが、とても優しく、落ち込んだ時のベラを支えてくれた大事な存在だった。彼はネイティブアメリカンで、人狼の血を引く一族である。一族には伝説の昔話が伝わっていたが、ベラとエドワードが出会ったことにより、ヴァンパイアの数が増え、ジェイコブも人狼の血に覚醒。巨大な狼へと変容するようになってしまった。

ヴァンパイアと狼は常に対立し、相容れない存在だった。狼はヴァンパイアを粛正する存在だからだ。その壁は今も存在しており、多少の歩み寄りがあるだけで精いっぱいだった。

カレン家で結婚式を終えた後、エドワードとベラは新婚旅行へ。誰にも邪魔されない孤島の別荘で2人は、ようやく身体を重ねるに至った。
だが、ヴァンパイアは人間よりも非常に強い力を持ち、行動速度も早い。普段はスローモーションで動くことを意識し、人と触れ合う場合は壊れ物を触るかのように細心の注意を払っている。しかも、人間は捕食対象でもある。ベラと触れ合い過ごすことは、飢えとの戦いでもあった。

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映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』のあらすじ【承】

エドワードは彼女と体を重ね、力の加減ができなかったことを悔い、以降は人間の彼女と体を重ねることはしない。
ベラの青あざが消えた頃、彼女はどうにも恋しくなり、エドワードとの触れ合いを強請った。

翌日、自分で作った料理に吐き気を催し、ベラが嘔吐。ふと、彼女は生理が遅れていることに気付く。まさかとは思うが、妊娠したのだろうか。いくらなんでも早過ぎる。だが、ヴァンパイアとの子だ。人間規定では考えられない。その時、未来を予知したアリスから電話がある。医師である父親と話したエドワードは荷物まとめ、早々に帰る準備を始めるのだった。

妊娠したことにより、ベラが死ぬかもしれないことを知ったエドワード。彼は2人の子供を処分すると言い始める。

帰宅して2週間後。ベラの話を耳にしたジェイコブが、カレン家へ乗り込んで来る。彼はそこで痩せ細ったベラと対面。病気だという話は本当だったのだ。しかし、立ち上がったベラが妊娠していることを知る。胎児は急速に成長しており、ベラの命を食い尽くそうとしているのだった。

エドワードはジェイコブに子供を諦めるよう説得して欲しいと頼む。ヴァンパイアが狼に頼みごとをするなど、考えらえないことであり、それだけエドワードがベラを失いたくないと思っている表れだった。

ジェイコブは言葉を尽くして説得を試みるが、ベラは大丈夫の一点張り。どこからその余裕が出てくるのか。彼女はこうと決めたら頑固である。ジェイコブはベラを失う恐怖に苛まれ、狼となり森をやみくもに駆け回った。荒れる彼に仲間が集まって来る。狼は群れで感情を共有する。ジェイコブが感じたことや記憶はすぐさま、仲間達の知るところとなった。

映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』のあらすじ【転】

ジェイコブはベラの一件で、群れのボスにやり込められそうになり反抗。群れから抜けることにする。彼は直系の血筋でボスに成り得る存在でもあった。ボスの群れから抜けたジェイコブは、1匹狼となりベラを守るため、ヴァンパイア側へつくことを決意。そして、彼の思いに賛同した仲間が2匹ついて来た。これにより、ジェイコブは群れのボスとなるのだった。

カレン家は大家族で、全員がヴァンパイアだったが、人間がヴァンパイアの子を産む術を知らなかった。長い年月を生きているはずだが、幸いなのは長である父が医者であることだけ。ベラの子は彼女の命を吸い取っている。そのせいで、ベラは人間の食べ物を受け付けず、衰弱していく一方であった。だが、彼女の心はすでに決まっており、産む以外にない。エドワードとベラは口論となる。誰もが必死にベラを救おうと解決策を模索していた。

そんなある日、ジェイコブが皮肉交じりに胎児の牙がうずいていると発言。そのことで、1つの希望が見出される。試しに人間の輸血パックをベラに飲ませてみると、これが効果を奏した。

ひとまずは、ベラの栄養失調を補うことができるようなり、彼女に血色が戻ってきた。すると、エドワードと成長した赤子の対話が可能となり、ベラとの仲が回復する。ジェイコブはそんな2人を目にし、複雑な心境になるのだった。

映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』の結末・ラスト(ネタバレ)

ジェイコブが抜けた群れはベラの出産に反対している。新たなヴァンパイアを増やすことは、協定に反しているからだ。ジェイコブは群れのリーダーと話し合い、条件を提示することで攻撃を一旦、止めることに成功する。

問題は出産だ。子供の名前が決まったと家族で笑い合っている時だった。突然、産気づいて体勢を崩すベラ。とにかく急がなければ、ベラの命にも関わる上に赤子も窒息してしまう。
激痛に苦しむベラ。麻酔が効く前に腹部を切開し、エドワードの牙で胎盤を剥がした後、父親自らが赤子を取り上げた。しかし、ベラは待望の赤子を目にし、美しいと言葉を残して意識を失う。エドワードは自分の毒を心臓に直接注入し、ベラの蘇生を必死で行うも、兆候は表れない。
ジェイコブは見ていられず、泣きながら外へ。そして、ベラの子を殺すべく赤子の元へ戻った。

だが、女の子である赤子の目を見た途端。ジェイコブは彼女との未来を目にする。これが、狼族の刻印だと本能で知ることになるのだった。刻印とは運命の相手ということである。
その頃、ベラにヴァンパイアの毒が行き渡り、彼女が息を吹き返す。

赤子の出産と同時に、人狼族が群れでカレン家へと押し寄せる。だが、赤子がジェイコブの刻印の相手だと知ると、掟に従い群れを引き上げていくのだった。運命の相手は家族も同然だからである。

ベラの変容には数日の時を要する。痩せこけていた体が元へ戻り髪は以前より、より艶やかに。肌は真珠のように輝き、抜けるように白くなる。人間だった頃よりも、美しく変容したベラ。誰もがその時を待っていた。そうしてベラは、ヴァンパイアへと生まれ変わるのであった。

映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』の感想・評価・レビュー

ティ―ンを中心に爆発的な人気を誇った「トワイライト」シリーズ。期待して観始めたが、今回の内容は二人の初夜やベラの壮絶な出産シーンというかなりヘビーな内容。そのため、これまでの様に純粋な二人の恋愛模様が観られると期待していた観客には、かなりショッキングな作品だったのではないかと思う。映画前半の幸せそうなベラとは打って変わり、後半の出産シーンでは一瞬ホラー作品かと勘違いしてしまいそうなほど栄養失調でやせ細っていくベラ…。おぞましすぎて、正直最後まで見てられなかった。(女性 20代)


ヴァンパイアと人間との禁断の恋愛の物語の続編です。今回は、結婚式から出産にと一度に沢山詰め込んだなと思いました。ベラが、どんどん変化していく姿は、少し観ていて迫力があり過ぎていて逆に気持ち悪くもありました。

母親は強しと言いますけど、この映画を観て改めて感じました。そして、ラストはやはりベラもヴァンパイアになってしまうんですね。(女性 30代)


原作はステファニー・メイヤーの『トワイライトⅣ』でシリーズ4作目にして最終章の前編。
人間とヴァンパイアの運命の恋から結婚するに至り、更に予想だにしない妊娠・出産が描かれている。原作を読破している身としては、原作通りの展開に胸を躍らせた。エドワードは古風でベラをとても愛している。だが、頑固なベラは子供を産むの一点張りで夫の言うことを聞こうとしない。故に、ベラを失うことを恐れるエドワードは仕方なく彼女の願いを叶えるしかなかった。それまでに2人はかなり口論もしたし、何度も話し合っている。出産シーンはかなりヘヴィーなシーンで、ベラが生きるか死ぬかの瀬戸際に陥りハラハラする。かなり切迫したシーンで一瞬、絶望が過るという俳優たちの演技の魅せどころだったと思う。そして、ラストシーンでは生まれた娘が実はジェイコブの運命の相手だったという驚愕の流れ。流れ的にはある意味、完璧である。(女性 40代)


ベラが妊娠し、出産を経て、そしてヴァンパイアとして蘇生な段階を踏んでいくのですが、その移行ごとに変わり果てていくクリステン・スチュワートの表情や姿が、見ていて痛々しさを感じるほど、まるでホラー映画のようでしたが、見事なものでした。なんといってもベラとエドワードの結婚式からハネムーンのシーンは、このシリーズの見どころシーントップ10にランクインしそうなほど、素敵な世界観で描かれています。(女性 20代)

関連作品

次作 トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2
前作 エクリプス/トワイライト・サーガ

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