この記事では、映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0048163
製作年 | 2018年 |
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上映時間 | 73分 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
監督 | エミール・クストリッツァ |
キャスト | ホセ・ムヒカ ルシア・トポランスキー エレウテリオ・フェルナンデス=ウイドブロ マウリシオ・ロセンコフ |
製作国 | アルゼンチン ウルグアイ セルビア |
映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』の登場人物(キャスト)
- エミール・クストリッツア(本人)
- 本作品の監督。映画の中で、自らがムヒカのインタビューを行う。最初は、仏頂面だったがムヒカに心を開くにつれ、チャーミングな笑顔が増える。
- ホセ・ムヒカ(本人)
- ウルグアイ第40代大統領。愛称はペペ。自身の質素な生活と、畑、そして妻ルシアを愛している。何より国民のことを第一に考えている。穏やかな性格。
- ルシア・トポランスキー(本人)
- ウルグアイ副大統領で、ムヒカの妻。激動の時代を駆け抜けた夫ムヒカを支える。知的で、おっとりした性格。
映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』のあらすじ【起】
ムヒカは、政治家らしからぬ質素な生活をすることから「世界でいちばん貧しい大統領」という名で世界から注目される。2014年、大統領退任まで1年がせまった頃、自宅の庭でテーブルを囲むムヒカとクストリッツア監督。ムヒカへのインタビューを進めながら映画は進んでいく。
ホセ・ムヒカ(愛称ペペ)は、ウルグアイの首都モンテビデオ郊外に生まれた。ウルグアイはブラジルから独立後、1940年から1950年代には政治経済が安定し「南米のスイス」と呼ばれ民主主義国家に成長する。
1959年にキューバ革命が起きると、若きペペは影響を受けて都市型ゲリラ活動に参加する。非合法活動に参加したことで、1973年クーデターにより誕生した軍事独裁政権の下、逮捕される。
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映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』のあらすじ【承】
ペペは政治囚人として13年間収監され国中の刑務所を移動させられる等ひどい扱いを受ける。しかし、この13年間でペペは現在の考え方の全てを培ったと言う。「この経験がなければ、成果主義で短絡的で尊大な人間になっていただろう」とペペは言う。
1985年軍事政権が倒れ、ペペも出所する。そして、伝統2政党を経たウルグアイは2005年に史上初の左派政権が誕生する。ペペは左派団体から出馬しており、農牧水産相となる。そして2010年から2015年の間大統領となった。
武力行動のさなか、活動中に出会ったのが妻ルシアだった。ペペは激動の時代にルシアと過ごした日々を想い出し、「パートナーはお互いにとっての緊張状態からの避難場所だ」と語る。
映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』のあらすじ【転】
ムヒカは私財を基に財団を創設しており、自分の財産はすべて財団に寄付する予定だという。そして、いくつかのプロジェクトを実行していた。
一つは、貧困地区に住宅を建てる「会社福祉住宅計画」だった。住宅の建築や修復、下水道の工事も行う。「貧困層が住宅を購入するのは困難だ、そして貧困地区には子供が多い」とペペは語る。給料の7割をこのプロジェクトに支払っていると言い、1500戸の家が建ち、86の家族に家が与えられた。プレハブではなく、安心できる住宅で暮らすことが出来た人々は「雨の日も子供たちは家で濡れずにいられる」「彼は弱者を支えてくれる、子供のために働くシングルマザーを」と声をそろえてペペに感謝した。
ウルグアイの貧困率は、9年前で39%、ムヒカの政策後は11%までに下がり、学校へ通える子供たちも増えた。
映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』の結末・ラスト(ネタバレ)
もう一つのプロジェクトに、「農業学校の設立」を行った。開校式では、「学校一つで世界は変えられないが、変えるためにはたくさんの学校が必要だ」とスピーチした。「貧困層には花の育て方を教えるべきだ、お金があれば人は花を買う。富の分配だ」とペペは語る。
退任式当日。ペペは着慣れたスーツと、愛車の水色のミニカーに乗って会場へ向かう。会場までの道にも国民が押し寄せた。道中ペペは「資本主義では解決しない。別の道を探さねば。それも積極的に」と語った。
会場には、溢れんばかりの国民が集まった。ペペはスピーチで「人生が2回あったらどちらも皆さんの闘いを支えるために使います。それは人生を愛する最良の道です」と語り、後任大統領にたすきを渡した。国民からの歓声が響きわたった。
愛車で自宅に帰ったペペは、激動の時代、そして政治家時代を共にした妻ルシアと、町の小さなレストランで乾杯する。
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映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
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