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映画『絵文字の国のジーン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『絵文字の国のジーン』の概要:スマホの中の絵文字の国。役割通りの顔ができない主人公は、国から追われる羽目になる。名うてのハッカーを頼りプログラムの書き換えを考えた主人公。様々な経験を経て個性や友人の大切さを学んでいく。お馴染みのアプリが多数登場する長編アニメ。

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映画『絵文字の国のジーン』の作品情報

絵文字の国のジーン

製作年:2017年
上映時間:86分
ジャンル:コメディ、アドベンチャー、アニメ
監督:トニー・レオンディス
キャスト:T・J・ミラー、ジェームズ・コーデン、アンナ・ファリス、マーヤ・ルドルフ etc

映画『絵文字の国のジーン』の登場人物(キャスト)

ジーン(T・J・ミラー)
あらゆる顔文字ができる絵文字で、デフォルトは“ふーん”。両親も“ふーん”の顔文字で徹底したプロ。役割を全うできないせいで自信がなく、緊張に弱い。明るく前向きで勇敢な面を持つ。
ハイタッチ(ジェームズ・コーデン)
一世を風靡した過去を持つも、現在は落ちぶれている。逃げ出して来たジーンを助け、ハッカーからプログラムの書き換えをしてもらい、再び人気を取り戻そうとしている。折れない心を持ちキャンディーが大好き。
ジェイル・ブレイク(アンナ・ファリス)
プログラムの書き換えができる女性ハッカー。実は顔文字の“プリンセス”だが、そんな自分を恥じている。一度は外の世界を目指してテキストポリスから逃亡するも、クラウドの前に立ちはだかるファイヤーウォールの前に屈した過去を持つ。口笛で鳥を呼び出す能力を持つ。
スマイラー(マーヤ・ルドルフ)
顔文字の中で最初にできた絵文字で、常に満面の笑みを浮かべ早口。不動の地位を保持しつつ絵文字の役員もしており、役割を全うできないジーンを削除しようとする。

映画『絵文字の国のジーン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『絵文字の国のジーン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『絵文字の国のジーン』のあらすじ【起】

スマートフォンの中、絵文字の世界テキストポリス。様々な絵文字たちが暮らす世界はいつでもハッピーで、顔文字の“ふーん”であるジーンは役割通りの顔を維持するのに苦労していた。彼の両親は顔文字のプロで、役割について徹底している。絵文字たちはキューブという場所で絵文字の仕事をするが、ジーンは“ふーん”の顔が維持できないために両親からの許可が中々下りなかった。

初仕事初日。両親を説得したジーンは、常に満面の笑みを浮かべるスマイラーの案内で自分のキューブへ入る。だが、いきなり選ばれパニック状態となった彼は、役割以外の顔をメールへ送信。そのせいで大騒動が勃発し、キューブ内の装置を破壊してしまうのだった。

早々に絵文字の役員が会議を開き、ジーンの処遇が話し合われる。両親はやはり時期尚早だったと肩を落とし、期待を裏切ってしまったジーン。更に会議では彼の処分が決定され、スマイラーから削除すると言われてしまうのだった。

その場で即座に消去されそうになったジーン。会議室から命からがら逃げ出し、ビル内にあるクラブで顔文字のハイタッチと出会う。しばらく選ばれずにやさぐれていたハイタッチは、逃げ出して来たジーンをとある場所へと案内した。

そこは負け犬ラウンジと呼ばれる場所で、一度も使われたことのない絵文字たちが集まる部屋だった。ハイタッチはジーンにジェイル・ブレイクというハッカーにプログラムを書き換えてもらおうと提案。ジーンは自分の役割を徹底して全うできるよう、ハッカーに頼もうと考える。

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映画『絵文字の国のジーン』のあらすじ【承】

ハイタッチの案内でメールアプリからホーム画面へ。そこには様々なアプリが並び、中ではアプリごとに世界が展開されていた。ジェイル・ブレイクを捜して違法アプリへ向かう。中ではスパムやウィルスが闊歩しており非常に危険な場所だが、目的の人物はここに身を隠しているらしい。

ジェイル・ブレイクは名うての女性ハッカーだった。過去にも“プリンセス”の顔文字をスマホの外へ逃亡させたと専らの噂で、ハイタッチとジーンもプログラムの書き換えを頼もうとする。だが、ジェイルは2人の話に頷かない。説得を試みようとしたハイタッチとジーンだったが、そこへテキストポリスからの追手がやって来る。追手のポッドはウィルスや指名手配犯を問答無用で消去してしまう恐ろしい存在である。

ポッドの登場に驚いたジーンが役割以外の顔を見せたことで、驚愕したジェイル。本来なら顔文字は与えられた役割以外の顔はできないはずだからだ。彼女は2人を連れて裏口から逃走した。

隣のアプリであるキャンディークラッシュへの逃走に成功した3人。ジーンがキャンディークラッシュのゲームに巻き込まれるというアクシデントが起こるも、どうにか解決。
その頃、現実世界ではスマホの持ち主である少年が、勝手に立ち上がるアプリのせいでスマホが壊れたと思い修理を依頼してしまうのだった。

ジーンの依頼を受けることにしたジェイル。彼女曰く、プログラムの書き換えには一旦、クラウドへ向かう必要があるらしい。クラウドへ向かうには、リズムアプリのジャストダンスの隣にあるドロップボックスというアプリを経由する。だが、ネット世界にあるクラウドへ向かうには、更にファイヤーウォールという壁を抜けなければならなかった。ファイヤーウォールは顔認証であるため、あらゆる顔ができるジーンなら突破できるだろう。

映画『絵文字の国のジーン』のあらすじ【転】

ジェイルの案内でプログラムの裏道を進む3人。ジェイルもクラウドの世界へ向かい、そこで自由に暮らしたいと望んでいたが、ファイヤーウォールから先へ向かうことができず、何か月も格闘していたらしい。

裏道からジャストダンスへ入った3人だったが、ハイタッチのせいでアプリが起動してしまう。3人は強制的にリズムゲームへ参加する羽目に。ダンスができずにバツが3つつくと脱落してしまうため、ジーンはダンスが苦手だと言うジェイルを助けるのだった。
楽しむことで急接近するジェイルとジーン。盛り上がったせいで、ジェイルが実は逃亡に成功したと言われていた“プリンセス”の顔文字であったことが露呈してしまう。

現実世界では、勝手に起動したアプリのせいで授業中に恥ずかしい思いをする持ち主の少年。彼は焦ってジャストダンスのアプリを削除。そのせいで、必死に逃走する3人は窮地に陥ってしまう。後ろからはポッドが追って来る。しかし、逃げ遅れたハイタッチがポッドに捕まってしまい、そのままゴミ箱へと落ちてしまうのだった。

目前にはドロップボックスがあり、すぐにでもクラウドへ向かおうとするジェイル。だが、ジーンはハイタッチを助けようと言う。彼は自分に不具合があるせいだと言うが、ジーンの言葉に目から鱗が落ちたように納得するジェイル。彼女は考え直してジーンと協力し、ハイタッチを助けることにするのだった。

一方、テキストポリスではスマホの持ち主が修理を依頼したことで、今後の対策が話し合われていた。そこで、スマイラーが秘策を持ち出しポッドの違法アップグレードを行い、何としてでも逃げ出したジーンの逮捕へと乗り出す。

ゴミ箱へ向かうため、スポーティファイのアプリを経由するジェイルとジーン。プリンセスの顔文字であるジェイルは、自分に課せられた役割から逃れようと今に至った経緯を話して聞かせた。
同じ頃、ゴミ箱で絶望していたハイタッチだったが、そこへジーンが現れ彼を助ける。3人は感動の再会をして一路、ドロップボックスへと向かう。

映画『絵文字の国のジーン』の結末・ラスト(ネタバレ)

しかし、またもドロップボックスを目前に違法アップグレードしたポッドが立ち塞がる。3人はそれぞれに協力してポッドの足止めをし、無事にドロップボックスへ。そして、最後の難関であるファイヤーウォールへと到達する。だが、認証ができず苦戦してしまう。思い悩む2人だったが、そこへハイタッチがゴミ箱で見つけたメールから、スマホの持ち主が思いを寄せる少女へのメールを見つけたと言う。恐らくはその少女の名前が合言葉なのだ。

削除されたメールから認証コードを発見したジェイル。そのお陰でファイヤーウォールを無事に突破。夢のクラウドへ到達した。ジーンはジェイルからプログラムの書き換えをしてもらうことにするも、これまでの経緯を振り返り今のままでも良いのではないかと思い直す。そして、ジェイルと一緒にクラウドで暮らそうと言うも、彼女からはやんわりと拒絶されてしまう。彼はがっかりしてしまい、奇しくも役割通りの冴えない顔文字“ふーん”になってしまうのだった。

その直後、ジーンは追って来たポッドに捕縛され、テキストポリスへと強制送還される。ハイタッチから助けを求められたジェイルは、とうとうプリンセス特有の能力を発揮。口笛を吹いてツイッターの鳥を召喚し、ジーンの救出へ向かった。

スマイラーの前へ連行されたジーン。他の顔文字たちはスマイラーはやり過ぎだと非難していたが、彼女は不具合を削除すると言い張る。そこへ、ジーンの両親が登場し実はジーンが役割に徹することができないのは、父親からの遺伝のせいだと言う。“ふーん”親子は危うくポッドに削除されそうになるも、そこへジェイルとハイタッチが現れポッドの電源を落とすことに成功するのだった。

しかし、一息つく間もなく、データの削除が開始されてしまう。スマホの持ち主である少年が携帯ショップで修理を依頼したためだ。次々にアプリデータが削除される中、この窮地を救うにはジーンの特殊な顔文字しかないと言うジェイル。自信の無い彼を最後まで励まし、ジーンの万華鏡のような特殊な顔文字を送信。

少年は現れた特殊な顔文字に驚き、気になる少女へとそれを送った。そのお陰で少女から声をかけられ恋が発展。少年はジーンの顔文字を消すまいとデータの削除を中断する。1つの顔文字で様々な表情をする絵文字は、今までに見たことがない。少年は変なスマホだけど、使い続けてみると言う。スマホのデータは復元され、テキストポリスも無事に復活。一同はジーンを英雄として崇め、今までよりも増してハッピーな生活を送るのだった。

映画『絵文字の国のジーン』の感想・評価・レビュー

海外のアニメらしいカラフルな色彩が目を引く作品。いつも使っている絵文字達が心を持ち、働いて暮らしている設定がおもしろい。キャンディーが大好きなハイタッチが、憎めないキャラクターで好きだった。「第38回ゴールデンラズベリー賞・最低作品賞」を受賞するなど、あんまり評価が良い作品ではないのだが、親子で気軽に楽しめる作品だと思う。日本語の吹き替えは豪華な声優達が担当している。字幕だけでなく、吹き替えで楽しむのも良いと思う。(女性 30代)


スマホのテキスト内にある絵文字が大活躍する3Dコンピューターアニメーション。テキスト内に付属する絵文字が役割を全うするため、スマホ内を冒険して行くという内容だが、使われない絵文字があることや、お馴染みのアプリが登場する場面などはなかなか面白い。スマホを使用する上でのあるあるというか、そういったことも多数あり納得できることも多い。込み入ったストーリー内容ではなく、非常に分かりやすい展開で構えずにただ楽しんで観ることができる。吹き替えの声優も豪華なので、字幕版の他に吹き替え版も楽しめると思う。個人的には、ジェイルがTwitterの鳥を呼び出すシーンがお気に入りである。(女性 40代)


絵文字って日本発祥だって知っていましたか?外国でも「emoji」で通じるのだとか。今作の登場人物はズバリ「絵文字」です。人間以外のものが言葉をしゃべり、感情を持つ作品は沢山ありますが、「絵文字」が主人公の作品は初めて見ました。
絵文字の仕事は「自分の役割=顔」を全うすることです。主人公ジーンの役割は「ふーん」の顔。しかしジーンは表情が豊かで「ふーん」以外の顔もしてしまうため、欠陥品だと思われてしまいます。
ストーリーがわかりやすく、子供が見ても楽しい作品になっていました。(女性 30代)

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