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映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』の概要:後にリメイク版も制作されるほどの人気を誇った、『ファンタスティック・フォー』の第2弾。前作でファンタスティック・フォーの前に立ちはだかった最大の敵、ビクターも再び登場する。

映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』の作品情報

ファンタスティック・フォー 銀河の危機

製作年:2007年
上映時間:92分
ジャンル:アクション、SF
監督:ティム・ストーリー
キャスト:ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス etc

映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』の登場人物(キャスト)

リード・リチャーズ(ヨアン・グリフィズ)
ファンタスティック・フォーのリーダー的存在。身体を伸縮させる能力を持つ。
スーザン・ストーム(ジェシカ・アルバ)
リードの恋人。身体を透明化させ、バリアを張ることができる。
ジョニー・ストーム(クリス・エヴァンス)
スーザンの弟。炎を操る強力な力を持つが、女ったらしな一面がある。
ベン・グリム(マイケル・チクリス)
リードの相棒。屈強な身体と怪力を手に入れた。
ビクター・フォン・ドゥーム(ジュリアン・マクマホン)
前作でのリード達の敵。今回とある経緯から手を組むことになる。
シルバー・サーファー(ダグ・ジョーンズ)
突然地球上に現れた謎の生命体。彼が降り立った惑星は8日後に滅びると言われている。

映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』のあらすじ【起】

かつて、地球に接近してきた宇宙嵐という不思議な現象に巻き込まれて以降、突如その体に超能力を宿すことになった4人。彼らの内リーダー格であり天才発明家、体を自由に伸縮させることができるMr.ファンタスティックことリード・リチャーズ。リードの恋人であり、身体を透明化させることができ、防御能力にも優れたインヴィジブル・ウーマンことスーザン・ストーム。スーザンの弟で女好きな遊び人、炎を自由に操り自身も炎に変化できるヒューマン・トーチことジョニー・ストーム。そして、リードの右腕で、かつては自身の体に宿った超能力を憎んでいた、岩のような頑丈な体と怪力を持つザ・シングことベン・グリム。

彼ら4人は、『ファンタスティック・フォー』という超能力ユニットを結成し、今まで数多くの危機を防いできた。そして、そんな世間の人気者であるメンバーのうち、リードとスーザンが、長きに渡る交際の末、とうとう晴れて結婚することになったのだ。

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映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』のあらすじ【承】

人気者同士の結婚に世間は大騒ぎ。彼らの結婚式は町中の話題となる。しかし、その頃再び地球に危機が迫っていた。謎の彗星状のエネルギー体が、地球に迫っていたのだ。そのエネルギー体が通った駿河湾の海は凍り、ロサンゼルスは大停電に見舞われ、そして、なんとあのエジプトに雪が降った。

そんな異常気象を起こしながら、エネルギー生命体は地球に降り立ったのである。そして、そんなエネルギー体が次々と怪奇現象を巻き起こす中、リードとスーザンの結婚式が執り行われようとしていた。ようやく彼らが結ばれる、そんな時。なんとエネルギー体は式が執り行われているニューヨークに姿を現したのである。

リードはヒーローとして、自分達は出動しなければいけないとスーザンに言い聞かせる。そして、彼らの念願だった式は滅茶苦茶になってしまうのだった。いち早くそのエネルギー生命体に追いついたのはジョニーだった。ジョニーは、ハッキリとそのエネルギー体を目にする。それは全身が銀色で、サーフボードのようなものに乗りながら空を自由に行き来していた。

映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』のあらすじ【転】

そのエネルギー体の名前はシルバー・サーファーといい、ジョニーはシルバー・サーファーに勝負を持ちかける。しかし、シルバー・サーファーの力はあまりに強大で、ジョニーの力を持ってしても全く歯が立たないのだった。

そして、シルバー・サーファーと対峙して以降、ジョニーは奇妙な現象に見舞われることとなる。なんと、ジョニーは触れたメンバーと能力が一時的に入れ替わってしまうようになったのだ。そして、リードは科学者として、未だ謎に包まれたシルバー・サーファーについて調べ始める。そして、今までシルバー・サーファーが現れた惑星は、必ず8日後に滅びているという衝撃の事実を突き止めるのだった。つまり、ファンタスティック・フォーがなんとかしなければ、地球はあと8日間に破壊されるのだ。

シルバー・サーファーを止めるため、リードは米軍の命令で思わぬ人物と手を組むことになる。それは、前作でリード達と対峙した強大な敵、ビクターだった。

映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』の結末・ラスト(ネタバレ)

シルバー・サーファーを倒す鍵は、彼の持つボードにあった。彼とボードを切り離すことで、シルバー・サーファーはその圧倒的な力を失うのだ。そして、彼らはボードを奪うことに成功するが、ここでビクターが裏切った。彼は、なぜかボードを持つとそのままどこかへ消えて行ったのだ。

実は、これまでの全ての超常現象を起こしていたのはシルバー・サーファーではなく、『ギャラクタス』という名のそのボードだったのだ。そして、ビクターはそのギャラクタスを自らの野望のために利用しようとしていたのである。

ファンタスティック・フォーは、ビクターを倒すため彼の前に立ちはだかる。しかし、元々の力に加えギャラクタスの能力も手に入れたビクターには敵わない。そこで、彼らは、自分達の力をジョニーに託す。そして、ジョニーは4人の力をフル活用し、なんとか勝利を収めるのだった。シルバー・サーファーは、その危険なボードと心中するという道を選ぶ。そして、平和が戻り、スーザンとリードは改めて結婚式を挙げていた。しかし、やはり再びその最中に新たな敵が現れるのだった。

映画『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』の感想・評価・レビュー

シルバーサーファーというキャラクターが敵役として登場するファンタスティックフォーの続編。圧倒的な力で4人を圧倒するシルバーサーファーなのだが、その力の源はギャラクタスというボードの方だったという不思議な展開。そして、最終的にはギャラクタスを手に入れ、より強大になったDr.ドゥームと対決するのである。シルバーサーファーは元々ノリンラッドという普通の宇宙人であり、ギャラクタスを手に入れた事でシルバーサーファーとなったようなのだが、あまり詳しい描写が無いので、少し腑に落ちない部分もある。全体的にちょっと強引で駆け足な印象を受けた。(男性 30代)

関連作品

前作 ファンタスティック・フォー 超能力ユニット

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    2005年に公開された前作「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」のヒットにより製作された続編映画だが、ダースベイダーを真似たとしか思えないビクターの格好、ヒーロー側に都合の良すぎる展開の多さに、がっかりしてしまう作品。
    VFX技術や特殊メイクはふんだんに使われているが、前作でも同じように使われていたためか、二番煎じという印象を強く受ける。

    アメコミを原作としたヒーロー映画にありがちなストーリーや設定の連続で、強く印象に残る部分はあまり無い。

    2015年10月に、1作目のリブート映画が日本でも公開された。宇宙放射線が原因になるという設定や、ジョニー役が黒人になるなど、様々な変更が施されてた内容になっている。

  2. 匿名 より:

    ①どこかで見た事のあるようなシーンの連続

    天才科学者リード、恋人のスーザン(スー)、スーの弟でパイロットのジョニー、リードの親友ベンの4人が宇宙で実験をしようとして事故を起こし、その影響で手に入れた特殊能力を使って地球を守るSFアクション映画の2作目。

    リードの身体が伸び縮みする能力、スーの透明になれる能力、ジョニーの火を操る能力、ベンの岩のような見た目と怪力は前作と全く変わらない。
    それがシルバーサーファー(ノリン・ラッド)の影響で、ジョニーに触れると能力が交換されるというのは面白いが、結局は同じ力が巡るだけなので新鮮味に欠ける。

    また、シルバーサーファーを助けようとしたスーが命を落としかけるシーンでも、わざわざ危ない場所に動かず立っているシルバーサーファーの行動はわざとらしい。
    前作で命を落としたはずの敵、ビクターがシルバーサーファーの影響で生き延びていてその力を奪い、シルバーサーファーが仲間になるという展開も大雑把。
    ビクターの見た目がダースベイダーそっくりになるのも、大きなツッコミどころになっている。

    ②アメリカ人のイメージだけで作られた日本

    序盤で日本の駿河湾が凍りついたり、ラストシーンでリードとスーが日本で結婚式を挙げる。
    エジプト、ドイツ、中国と、アメリカ以外の場所という設定が多い中、日本が2回出てくるのは見ていて嬉しい。
    しかし、日本人の役者は起用せずに中国系や韓国系の役者を起用するという、アメリカ映画ならではのキャスティングになっている。

    着物での結婚式も、いかにもアメリカ人がイメージしたものという印象が強く、神父の後ろに鳥居が見えるのには唖然とさせられる。

    3.11の大震災と原子力発電所に関しての問題を考えると、宇宙放射線の影響で特殊能力を得た、という設定にも戸惑ってしまう部分がある。