この記事では、映画『恐怖に襲われた街』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『恐怖に襲われた街』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0072536
製作年 | 1975年 |
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上映時間 | 125分 |
ジャンル | アクション ミステリー |
監督 | アンリ・ヴェルヌイユ |
キャスト | ジャン=ポール・ベルモンド シャルル・デネ レア・マッセリ アダルベルト・マリア・メルリ |
製作国 | フランス |
映画『恐怖に襲われた街』の登場人物(キャスト)
- ルテリエ警部(ジャン=ポール・ベルモンド)
- 身体能力の高い中年男性。過去には銀行強盗事件で相棒を亡くし、その上組織犯罪課を追われた。強盗犯のことで頭がいっぱいで、いたずら電話をするミノスを軽く見てしまう。署長からは「筋肉ばかりで頭は空っぽだ」と責められた。
- モアサック刑事(シャルル・デネ)
- ルテリエと常に行動を共にしている刑事。常識的でルテリエとの相性も良い。
- ノラ・エルメール(レア・マッセリ)
- 最近夫を亡くした女性。ミノスから嫌がらせの電話を受けた直後に死亡する。
- エレーヌ・グラモン(カトリーヌ・モラン)
- ミノスから付き纏われている若い女性。看護師。看護局長と不倫している。ルテリエと口論ばかりしていたが、次第に彼に気を許すようになる。
- ピエール・ワルデック / ミノス(アダルベルト・マリア・メルリ)
- エレーヌと同じ職場に勤める同僚。常にサングラスをかけている男性。陰ではミノスと名乗っている。
- サバン署長(ジャン・マルタン)
- ルテリエの上司。落ち着きのある思慮深い人物。ミノスを注意深く観察するよう、ルテリエに説教をする。
映画『恐怖に襲われた街』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『恐怖に襲われた街』のあらすじ【起】
パリのマンションの17階から、未亡人のノラが転落し死亡した。
一方ルテリエ警部は、過去の銀行強盗事件の犯人を追っていた。この事件の現場にいたルテリエは、相棒を失った悲しみからマルクッチという男を憎んでいる。
上司から連絡を受けたルテリエは、ノラの死亡現場へ向かう。ノラは死ぬ直前にいたずら電話を受け、通報していた。
マルクッチがパリに戻ってきたという情報が入った。ノラの死因については、ストーカーへの恐怖で心臓が止まり、その後窓から落ちたのだと分かる。ルテリエ宛にノラのストーカー犯から電話が入った。自身をミノスと名乗るその犯人は、情欲にふけるみだらな女性を嫌悪し、嫌がらせをしているようだった。
ミノスは警察や新聞社に自らの情報を提供した。だがモアサックを逮捕したいルテリエは、ミノスに無関心である。サバン署長はルテリエに、最近電話番号を変えた女性について調べるよう指示した。
ルテリエは仕方なくこの捜査に取りかかる。まず看護師エレーヌの働く病院を訪ね、ストーカー被害の事情を聞いた。エレーヌの同僚ピエールも彼女を心配している。
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映画『恐怖に襲われた街』のあらすじ【承】
ルテリエとモアサックは、次にドアゾンという女性を訪問する予定だった。ミノスと名乗るストーカー犯は実はピエールだったのだが、ルテリエたちはそのことを知らない。ピエールはルテリエよりも早くドアゾンを訪ね、殺害した。
その後ルテリエは、その部屋でドアゾンの死体を見つける。ピエールは屋上へ逃げ、ルテリエは後を追った。ピエールの左目の義眼が外れ、ルテリエはその粉々になった破片を拾う。だがそれが何かは分からなかった。
ピエールはショッピングセンターへ逃げる。彼がバイクを拾い逃走したので、ルテリエたちは車で彼を追った。だが部下からマルクッチが動いたと無線連絡が入る。そこでルテリエはピエールを逃がし、マルクッチを追った。
ミノスは「警察が故意に犯人を逃がした」と、警察や新聞社に告発する。新聞には、ルテリエが女性殺しのミノスより銀行強盗犯への復讐を選んだ、と書かれていた。サバン署長はミノスを危険人物だと判断する。彼の犯行には、自分の道徳観に反する人物に制裁を加えるという特徴があった。ルテリエは、ミノスの落とした破片を鑑識に出した。
映画『恐怖に襲われた街』のあらすじ【転】
ルテリエはエレーヌの家に泊まり込み、ミノスからの連絡を待つ。不意打ちでピエールが来たが、2人とも彼がミノスだとは気づかない。ピエールが帰るとルテリエは、子供の頃憧れていた仕事とは大違いだと愚痴る。エレーヌはルテリエを寝かせマッサージをした。ミノスから電話がかかってきたので、エレーヌは「男と寝るところだったの、正常な男の男らしい体と両手。あなた女を抱けないの?」と挑発的な発言をした。
エレーヌに急患が入ったので、ルテリエは彼女を病院へ送る。ロッカー室ではピエールがエレーヌを待ち伏せしていた。彼が「正常な男の男らしい体と両手」と言ったのでエレーヌはミノスの正体を知る。だがその直後に絞殺された。
ピエールは堂々と警察へやって来て、エレーヌの事件についてお悔みを言い意見を述べた。彼がタバコを吸おうとすると、モアサックがライターを差し出した。だが左目が見えないピエールは視野が限られており、それに気づかなかった。
その直後鑑識に出した破片が義眼だったと分かる。タバコを吸おうとしたルテリエは、犯人がピエールだとようやく気づいた。
映画『恐怖に襲われた街』の結末・ラスト(ネタバレ)
ルテリエがピエールの自宅を捜査すると、次はポルノ女優のパメラが狙われていると分かる。
その頃ピエールは、パメラの映画を観ようと並んでいるお客に手榴弾を投げ込んだ。さらにパメラの高層住宅へ行き、彼女やその家族を人質に取って、爆弾で街全体を破壊すると脅す。大勢のマスコミが押し寄せ、人々の関心がこの事件に集まった。
ピエールはマスコミや狙撃手の撤退を望み、ルテリエはその要望に応える。深夜になり、ピエールは時限爆弾をセットした。そしてオルリー空港まで行くための車や、空港からの飛行機を手配しろと要求する。ルテリエは、頭を悩ませるサバン署長に「時間稼ぎ」を提案した。
翌日の早朝。警察はピエールに電話をかけ「約束の車を用意した」と録音したルテリエの声を聞かせる。ルテリエはヘリに吊り下がり、ピエールのいる部屋のガラス窓を蹴って飛び込んだ。そして動揺するピエールを何度も殴る。他の刑事も高層住宅に侵入し、ようやくピエールを拘束した。サバン署長は「見事だったよ」とルテリエを褒める。ピエールは「空っぽ頭と筋肉だけで楽勝でした」と陽気に返事をした。
映画『恐怖に襲われた街』の感想・評価・レビュー
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映画『恐怖に襲われた街』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『恐怖に襲われた街』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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