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映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ザ・ワン・アイ・ラブ』の結末までのストーリー
  • 『ザ・ワン・アイ・ラブ』を見た感想・レビュー
  • 『ザ・ワン・アイ・ラブ』を見た人におすすめの映画5選

映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0079514

製作年 2014年
上映時間 91分
ジャンル コメディ
ヒューマンドラマ
監督 チャーリー・マクダウェル
キャスト マーク・デュプラス
エリザベス・モス
テッド・ダンソン
メアリー・スティーンバージェン
製作国 アメリカ

映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』の登場人物(キャスト)

イーサン(マーク・デュプラス)
ソフィーの夫。気難しく頑固だが、ソフィーを真剣に愛している。いつもメガネをかけていて、地味な雰囲気の男性。内向的な性格で、マジックショーをじっくり観察するようなタイプ。過去に浮気をしたことで、自分を責めている。山荘では、これまで嫌なことがあっても傍にいてくれたソフィーに、感謝の気持ちを伝える。
ソフィー(エリザベス・モス)
イーサンの妻。夫婦生活が倦怠期を迎えるが、セラピーに通い夫とかつてのような関係を築こうと努力する。楽しいことが好きで、陽気な性格。嫌いな食べ物はベーコン。

映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』のあらすじ【起】

結婚後倦怠期を迎えたイーサンとソフィーは、夫婦生活を以前のように充実させるべくセラピーに通っていた。夫婦の関係に亀裂が入った主な原因は、夫イーサンの浮気である。そこでセラピストは、夫妻に田舎の山荘で過ごすよう勧める。

夫婦は車でその隠れ家に向かった。何組ものカップルが、そこで関係を修復している。2人は大自然に囲まれた快適な環境で、以前のような良好な関係を保てるかもしれないと期待した。ワインを飲み大麻を吸い、新婚当時のように振る舞った。ソフィーはイーサンに、メガネをかけないでと要求する。

敷地内には「ゲストハウス」と書かれた家があった。夕食後ソフィーは、その家の中にフラフラと入る。するとすぐにイーサンが来て、成り行きでセックスをした。だがその後彼女が母屋に着替えを取りに行くと、母屋の居間のソファにもイーサンがいる。ソフィーが先ほどの性交について語ると、イーサンはギョッとした。その場にずっといたイーサンには、ソフィーと寝た記憶がないのだ。

翌朝ソフィーの作った朝食に彼女の嫌いなベーコンが入っていたので、イーサンは何かが変だと感じる。

映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法については、以下の記事をご覧ください。

映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
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映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』のあらすじ【承】

その日夫婦は前日にセックスをしたか、してないかで揉める。理由を探るためイーサンがゲストハウスに入ると、偽者のソフィーがシャワーを浴びていた。びっくりして外に出るイーサン。ソフィーがゲストハウスに入ると、メガネをかけていない偽者のイーサンが筋トレをしていた。ソフィーも外に出て「これは何?」と驚く。

夫妻は近所のレストランへ行き、起こったことについて話し合った。奇妙だがあの部屋には、自分たちとそっくりの夫婦がいたのだ。イーサンは帰ろうと言うが、ソフィーはもう1人のイーサンと過ごした時間が忘れられない。結局ソフィーの要望から、2人は山荘に戻る。イーサンは、ソフィーが自分以外の男と寝たと知り嫉妬した。

山荘に戻ると夫妻は、ゲストハウスでのルールを決めた。セックスや親密な触れ合いを禁止し、隠し事をしないことにした。またどちらかがやめたくなったら終了し、荷物をまとめると約束する。

ソフィーはゲストハウスで、偽イーサンとの時間を楽しんだ。彼は話が上手く、メガネもかけていない。内向的なイーサンとは違う魅力を持っていたのだ。

映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』のあらすじ【転】

イーサンは妻に過去のことを謝る。信頼を取り戻した2人はキスをした。

留守電で母や友人からの伝言を聞いたイーサンは、偽夫が自分の住所を調べていると知る。だがソフィーに相談すると、彼女は偽夫を擁護しはじめた。そこでイーサンは買い物に行くふりをして、ゲストハウスに忍び込み偽夫になりすます。ソフィーは、偽夫になりすましたイーサンとベッドで交わった。イーサンは約束を破った妻に怒りを覚える。

一方ソフィーは偽夫にのめり込んでいき、帰らないと言いだした。夫妻が居間へ戻るとそこには偽イーサンと偽ソフィーが座っており、4人で夕食をとることになった。食事中2人のイーサンの意見は対立し、険悪なムードが漂う。また偽夫は、先日イーサンが買い物に行かず自分になりすましたことを、ソフィーにばらした。ソフィーは怒り、夫に出ていってと言う。

その晩イーサンはゲストハウスのPCから、笑顔で写る偽夫婦の画像を見つける。それは夫婦がこの山荘に満足したことを、次の訪問者に見せるためのものだった。その後、イーサンは部屋に閉じ込められてパニックになる。だが叫んでも誰も助けに来なかった。

映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』の結末・ラスト(ネタバレ)

翌朝偽ソフィーが助けに来て、イーサンはここの事情を聞いた。偽夫婦が何者かは分からないが、彼らは訪問した夫婦の関係を壊すことができれば、ここから脱出できるようだった。だが偽夫がソフィーを愛してしまったため、状況が変わりややこしくなったのだ。

ソフィーと偽夫は母屋の方にいた。偽ソフィーはそこで、ソフィーと同じブルーのカットソーを借りる。そしてソフィーになりすまし、偽夫に「ここを一緒に出よう」と持ちかけた。すると偽夫はそれに合意してキスをする。偽ソフィーは裏切られたと感じ、涙を流した。

イーサンがソフィーに事情を話していると、偽イーサンが来て喧嘩になった。偽夫はソフィーを連れ出そうとしたが、彼女は戸惑う。結局偽夫は1人でここからの脱出を試み、見えない壁に衝突して倒れた。

イーサンは同じ服を着た妻2人を眺める。1人は悲しみ、もう1人は微笑んでいた。そこで微笑んでいるのが自分の妻だろうと思い、彼女を連れて帰宅する。

帰宅後、夫婦の関係は良好だった。ある日イーサンは、妻がベーコンエッグを作ると言ったので、本当の妻を置いてきてしまったのだと初めて気づいた。

映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

夫婦関係の修復を描いた作品かと思いきや、まさかのSF的な展開に驚かされました。別荘に現れる「完璧なもう一人のパートナー」の存在が、相手への理想や不満をあぶり出していくのが面白い。最後に妻が“本物”ではなく“コピー”の夫を選んでしまう余韻は強烈で、愛とは何かを深く考えさせられました。奇抜だけど人間臭い映画でした。(20代 男性)


観ていて不気味さと切なさが同時に込み上げてきました。夫婦が別荘で出会う“もう一人の自分”は単なるドッペルゲンガーではなく、相手が求めていた理想像そのもの。それに惹かれてしまう心理がとてもリアルで共感できました。特にラストで本物が置き去りにされる展開は残酷ですが、妙に納得できるのも怖い。小規模なのに心をえぐる映画でした。(30代 女性)


正直、途中までは奇妙なコメディとして楽しんでいましたが、ラストの展開で背筋が凍りました。完璧な“もう一人”と比べられることで、本物が負けてしまう。これは夫婦関係の縮図だなと思いました。人は相手に理想を求めすぎて、現実の欠点を受け入れられなくなる。見終わったあと、自分の恋愛観にも問いかけられているようでモヤモヤが残りました。(20代 女性)


低予算なのに、アイデアと脚本でここまで引き込ませるのはすごい。舞台はほぼ一軒家だけなのに、二人のやり取りともう一人の存在でサスペンスフルに進む。特に、妻が“コピーの夫”に本気で惹かれてしまう描写が怖かった。本物の存在意義が揺らぐラストは衝撃で、夫婦の関係を根本から考えさせられました。シンプルだけど深い映画です。(40代 男性)


「自分の理想と現実をどう受け入れるか」がテーマのように感じました。妻にとっての“コピーの夫”は、求めていた優しさや愛情を完璧に与えてくれる存在。でもそれは裏を返せば、本物に足りない部分の証明でもあります。だからこそ、彼女が最後にそちらを選ぶのは自然な流れ。愛は努力か、幻想か…と考えさせられました。夫婦で観ると気まずいかも。(30代 女性)


SF的設定を使いながらも、本質はとても人間的なドラマでした。もう一人の自分と出会うことで、相手が抱えていた不満が暴かれていく。その過程がとてもリアルでした。特に、妻が「あなたは私のことを本当に見ていなかった」と突きつける場面が印象的。本物とコピー、どちらが“愛している夫”なのか観客にも選択を迫ってくるようで、心に刺さりました。(50代 男性)


女性としては、この映画は少し怖い共感がありました。優しくて理想的なコピーの夫に惹かれてしまう妻の気持ちは、完全に理解できるからです。でもそれは同時に「現実の夫への諦め」でもある。最後にコピーを選ぶのは残酷に見えて、ある意味では女性の正直さの表れかもしれません。愛はロマンではなく現実、その厳しさを突きつけられた映画でした。(20代 女性)


小さな物語なのに哲学的な問いを投げかけてくる作品。人はなぜ“本物”を愛するのか?もし“理想のコピー”が現れたら、選ぶのはどちらか?観客自身に突きつけられるような感覚がありました。特に夫が置き去りにされる結末は、自分がもし同じ立場だったらと思うとゾッとする。静かな作品だけど、じわじわ効いてくるタイプの傑作だと思います。(40代 女性)


面白かったのは、ホラーでもありコメディでもあり、そして夫婦ドラマでもあるところ。観る人によって解釈が変わる映画だと思います。私はラストの選択を「妻が現実を捨てて理想を選んだ」と解釈しましたが、むしろ「夫が妻を取り戻す努力を怠った結果」だとも言える。いろんな角度で考えられる奥深さが魅力です。余韻が強烈に残りました。(30代 男性)


この映画は、夫婦や恋人同士に突きつける“究極のもしも”だと思います。理想的な相手が現れたとき、自分はどうするのか。妻が最後に選んだのは「本当の夫ではなく、夫の理想像」。それは残酷だけど、現実的な選択かもしれません。観終わってから自分のパートナーを見つめ直したくなる映画で、ホラー的な怖さよりも精神的な重さが心に残りました。(20代 男性)

映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ザ・ワン・アイ・ラブ』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

エターナル・サンシャイン(2004)

この映画を一言で表すと?

記憶を消しても消せない、愛の軌跡を描く切ないラブストーリー。

どんな話?

恋人同士のジョエルとクレメンタインが別れをきっかけに、互いの記憶を消す手術を受ける。しかし記憶が失われていく過程で、ジョエルは彼女との思い出を失いたくないと気づき、心の中で必死に抗う。愛の記憶と喪失を描く物語。

ここがおすすめ!

独創的な映像表現と緻密な脚本で「愛とは何か」を問いかける名作。『ザ・ワン・アイ・ラブ』と同じく、一風変わった設定を通して恋愛や人間関係の本質を描きます。切なくも温かい余韻が残る作品です。

アナザー・アース(2011)

この映画を一言で表すと?

“もうひとつの地球”に自分のもうひとりがいる、静かなSFドラマ。

どんな話?

ある日、地球そっくりの“アナザー・アース”が空に出現。事故で人生を狂わせた女性が、そこで別の自分に出会うかもしれない可能性に希望を見出す。SF的要素を取り入れつつも、人間の罪と贖いを描いた内面的な作品。

ここがおすすめ!

『ザ・ワン・アイ・ラブ』同様、SF設定を使いながら人間の心理や人間関係を深く掘り下げるドラマ。派手さはないが、静かで美しい映像と心に迫るテーマ性が印象に残ります。余韻に浸りたい人におすすめ。

コヒーレンス(2013)

この映画を一言で表すと?

小さな集まりが一夜にして悪夢に変わる“パラレルワールド・スリラー”。

どんな話?

仲間内のディナーパーティの夜、彗星が通過したことで世界が不思議に歪み、別の自分たちが現れる。現実とコピーが交錯する中で、友情や恋人関係が疑心暗鬼に陥っていく。低予算ながら緊迫感あふれる展開。

ここがおすすめ!

「もうひとりの自分」というモチーフは『ザ・ワン・アイ・ラブ』に通じます。密室劇のような緊張感と次々に起きる不可解な出来事が観客を引き込み、観終わったあとに誰かと語り合いたくなる作品です。

パーフェクト・ストレンジャーズ(2016/伊)

この映画を一言で表すと?

スマホが暴く秘密で、人間関係が崩壊していく心理劇。

どんな話?

友人夫婦たちの集まりで、スマホに届くメッセージを全員で公開するというゲームが始まる。最初は軽いノリだったが、次々と明らかになる秘密や裏切りで関係性が壊れていく。閉じた空間で展開する人間ドラマ。

ここがおすすめ!

「身近な存在に知らない顔がある」という恐怖は『ザ・ワン・アイ・ラブ』と近いテーマ。シンプルな舞台設定で、友情や夫婦の信頼が一気に崩壊していく過程がゾクッとするほどリアルに描かれています。

ブラック・スワン(2010)

この映画を一言で表すと?

理想と現実、自分ともうひとりの自分がせめぎ合う狂気のバレエ映画。

どんな話?

清純派のバレリーナが『白鳥の湖』の主役に抜擢されるが、役に必要な“黒鳥”の妖艶さを体現できず苦しむ。やがて完璧を求めるあまり、幻覚やもう一人の自分に追い詰められていく。ナタリー・ポートマン主演。

ここがおすすめ!

「理想の自分」と「現実の自分」の狭間で苦しむ姿は、『ザ・ワン・アイ・ラブ』のテーマとも重なります。心理描写の深さと映像の美しさ、そして狂気に至る過程の緊張感は圧巻で、一度見たら忘れられない衝撃作です。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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