12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『ファイナル・カウントダウン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ファイナル・カウントダウン』の概要:アメリカに実在した原子力空母、ニミッツ号が、なんとタイムスリップに巻き込まれるSF作品。彼らがタイムスリップした先は、なんと40年前の真珠湾攻撃。戦地に飛ばされてしまった彼らに待ち受ける運命とは。

映画『ファイナル・カウントダウン』の作品情報

ファイナル・カウントダウン

製作年:1980年
上映時間:104分
ジャンル:SF
監督:ドン・テイラー
キャスト:カーク・ダグラス、マーティン・シーン、ジェームズ・ファレンティノ、キャサリン・ロス etc

映画『ファイナル・カウントダウン』の登場人物(キャスト)

マシュー・イーランド海軍大佐(カーク・ダグラス)
ニミッツ号の船長を務める海軍大佐。タイドマンに依頼されてニミッツ号にやってきたラスキーを迎え入れた。
ウォーレン・ラスキー(マーティン・シーン)
大手企業であるタイドマン工業の会長に、最新鋭原子力空母、ニミッツ号の視察を頼まれた青年。しかし、彼が乗り込んだニミッツ号がとある不思議な現象に巻き込まれる。
リチャード・T・オーウェンス(ジェームズ・ファレンティノ)
ニミッツ号に乗り込んでいる中佐。約40年前に起きた、真珠湾攻撃について調査をしていた。不可思議な竜巻に巻き込まれる。
サミュエル・チャップマン上院議員(チャールズ・ダーニング)
歴史上では、真珠湾攻撃の際に行方不明になったとされている男性。タイムスリップしたニミッツ号によって助け出される。次期大統領候補とされている。
ローレル・スコット(キャサリン・ロス)
サミュエルの秘書として働く女性。とある形で、40年後のラスキー達と関わることになる。

映画『ファイナル・カウントダウン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ファイナル・カウントダウン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ファイナル・カウントダウン』のあらすじ【起】

1980年のアメリカ、ハワイでのことである。当時、ラスキーという人物がタイドマン重工という大手会社の会長であるタイドマンに依頼され、最新鋭原子力空母、ニミッツ号を見学することになった。

その空母を任されているのは艦長であるマシューで、ラスキーはマシューに迎え入れられ船へと乗り込んだ。早速空母の中を見回るラスキー。すると、彼はオーウェンス中佐という人物の私室に辿り着いた。彼はアメリカにとって忘れることのできない、第二次世界大戦における日本による真珠湾攻撃に関する研究をしていた。

机の上に広がる貴重な資料の数々に、ラスキーはオーウェンスに、本を出すべきだと提案するのだった。ラスキーらを乗せ、ニミッツ号はハワイ湾を進む。しかし、突如として天候が荒れ始め、彼らの前に信じ難い光景が広がり始める。なんと、水色に染まった竜巻が、彼らの前に現れたのだ。さらに、船に搭載されたあらゆる計器類が一切に狂い始めたのだった。

映画『ファイナル・カウントダウン』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『ファイナル・カウントダウン』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『ファイナル・カウントダウン』のあらすじ【承】

突如として酷い頭痛に襲われる船員達。竜巻がようやく去ると、船員達の頭痛も不思議と消え去るのだった。そして、レーダーもなんとか復旧する。その時、ニミッツ号の無線が、とある音声を受信した。「ソ連とアメリカとドイツが開戦した」、そんな無線に、とうとう第三次世界大戦が勃発したのだ、と船員達は身を硬くする。

状況を知るためにラジオをつけた船員達。しかし、なんとそこには現在は既に放送されていない番組が流れていたのだ。現状を把握するため、マシューは偵察機を発進させた。そして、その偵察機が目にした光景は衝撃的なものだった。なんと、外に広がる光景は、第二次世界大戦中のものと全く一緒だったのである。

外に停泊している船は、オーウェンスの資料にあったものと全く一緒だった。そんな時、ゼロ戦がラスキー達の目の前を進んでいたヨットを攻撃した。マシュー達はそのゼロ戦に攻撃を仕掛け、乗り込んでいたシムラとカジマ大尉を捕らえるのだった。

映画『ファイナル・カウントダウン』のあらすじ【転】

そして、彼らがヨットから救出したのは、真珠湾攻撃の際に行方不明になったとされる、サミュエル・S.・チャップマン上院議員だった。マシュー達は、とあることを確信する。彼らは何らかの奇跡によって、1941年、真珠湾攻撃の際のハワイへとタイムスリップしてしまったのだ。

動揺する一行の隙を突き、シムラがラスキーやサミュエルを人質にとってしまう。シムラは「無線を使わせろ」とマシュー達を脅す。そんなシムラの前に立ちはだかったのが、オーウェンスだった。オーウェンスは、日本が今回の作戦において使用している空母が赤城、加賀、飛龍、蒼龍、瑞鶴、翔鶴であること、そして、これから353機が真珠湾に攻撃をしかけることを言い当てた。さらに、彼は日本軍の暗号まで言い当ててみせたのだ。

それは未来の世界では広く知られている内容ではあるが、この世界においては、日本軍以外誰も知る由のない極秘情報だった。自分達の情報が全て筒抜けになっていることに衝撃を受けたシムラは、その動揺の最中射殺されてしまうのだった。

映画『ファイナル・カウントダウン』の結末・ラスト(ネタバレ)

また、サミュエルもそんなオーウェンス達に愕然としていた。マシュー達は、未来を知っている自分達が真珠湾攻撃を食い止めようという結論に至る。一般人であるサミュエルと彼の秘書、ローレルを守るため、オーウェンスが彼らをヘリに乗せ無人島へと向かうこととなる。しかし、自分も真珠湾に向かいたい、とサミュエルが暴れたためにヘリが爆発してしまう。ローレルとオーウェンスはなんとか無人島へと降り立つものの、サミュエルは爆発に巻き込まれ命を落とすのだった。

一方、マシュー達の前には再び例の竜巻が発生していた。そして、彼らは成すすべもないまま、再び1980年のハワイへと戻っていくのだった。現実世界に戻った彼らの前に、タイドマンとその妻が姿を現した。それはなんと、オーウェンスとローレルだったのだ。彼らはその後結ばれ、タイドマン重工を立ち上げたのである。今や自分よりも40歳近く年上になった仲間との再会を、彼らは心から喜ぶのだった。

映画『ファイナル・カウントダウン』の感想・評価・レビュー

1980年代に製作された、いわゆるタイムスリップを題材にしたSF映画。タイムスリップに関しての詳細はあまり説明されていないが、不可思議な現象に巻き込まれ、過去にタイムスリップした空母と乗組員の話となっている。タイムスリップなど、時間を超越する系の作品は、未来に影響を及ぼすものと、歴史は変わらないといったものの大体2パターンがあるが、これはどちらかといえば後者であるが、過去に戻った事で、現在の知らなかった事実が判明したというもの。歴史には干渉せず、最後になるほどと思える綺麗な終わり方はスッキリしていて良いと思う。(男性 30代)

みんなの感想・レビュー