映画『ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラ』の概要:死体写真家だった曾祖父の呪われたカメラを手に入れた男性と、その呪いに巻き込まれる親しい人間たちの姿を描いたホラー映画。原題は「DEAD STILL」。ファイナルデッドシリーズとは無関係。
映画『ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラ』 作品情報
- 製作年:2014年
- 上映時間:90分
- ジャンル:ホラー、サスペンス
- 監督:フィリップ・エイドリアン・ブース
- キャスト:レイ・ワイズ、ベン・ブロウダー etc
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映画『ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラ』 評価
- 点数:30点/100点
- オススメ度:★★☆☆☆
- ストーリー:★☆☆☆☆
- キャスト起用:★★☆☆☆
- 映像技術:★☆☆☆☆
- 演出:★☆☆☆☆
- 設定:★★☆☆☆
[miho21]
映画『ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラ』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラ』 あらすじ【起・承】
デイヴィス写真スタジオを営むブランドンは、19世紀末に遺体写真家として人気を集めたウェントンを曾祖父に持ち、彼に憧れていた。
ある日、祖父の遺産を相続して古い屋敷を手に入れたブランドン。
話す事ができない息子ボビーと共に祖父の屋敷を訪れ、そこで曾祖父の使っていた古いカメラを見つける。
生きたまま墓場に埋められてしまった時のための“墓場のベル”を持ち帰ったボビーに、困ったときは助けに来ると約束する。
仕事用に曾祖父のカメラを使い始めるブランドンだったが、アシスタントのアイビーはそれを不気味に感じ始める。
買い出しに出たアイビーは、ブランドンにカメラを教えていたマクラーレン教授に出会う。
彼はウェントンについての本を執筆していたが、アイビーからカメラの存在を聞かされると態度を一変させ、関わったものが全員死ぬという“死のカメラ”への忠告をする。
カメラで撮影した人々が怪死している事、現像した写真の異様さを知ったアイビーは、マクラーレンに助けを求める。
しかしマクラーレンは、ブランドンの父の交通事故死さえもカメラの呪いであり、ウェントンの日記と共にカメラを破壊するしかないとだけ伝えてアイビーを追い出す。
映画『ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラ』 結末・ラスト(ネタバレ)
ブランドンに写真を撮られていたアイビーも怪死する。
曾祖父とカメラに操られて写真を撮っていたことに気が付き、その中に妻ジェンナの写真もあると思い出すが、ジェンナも怪死してしまう。
手がかりを求めて屋敷に向かったブランドンは、ウェントンに曾祖母を殺されたザモーラと出会う。
ザモーラの曾祖母の呪いでカメラの中に閉じ込められたウェントンを永遠に封じ込めようとするが、ボビーがカメラの中に吸い込まれてしまった。
“墓場のベル”でボビーの居場所を知ったブランドンは、自分の写真を撮ってカメラの中に向かう。
ボビーとブランドンは、ザモーラの血縁でウェントンの最後の写真の少女レラに救われ、ウェントンと対決する。
ウェントンは遺体写真家ではなく、被写体を殺害して写真を撮っていた。
そんな秘密が書かれた日記をマクラーレンに渡し、世間に公表するように頼んだことを伝えると、ウェントンの世界に亀裂が入りだす。
ボビーを巻き添えにしようとするウェントンだったが失敗し、彼は消滅した。
ウェントンの被害者たちに捕らえられたブランドンはカメラの世界に残り、ボビーとレラは元の世界に戻った。
20年後、成長したボビーは“死のカメラ”で撮影を行っていた。
映画『ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
ありふれた設定ばかり
死の運命から逃れようとする若者たちの姿を描いた「ファイナル・デスティネーション」をはじめとする、ファイナルデッドシリーズによく似たタイトルだが関連性は無く、近年多く見られるようになったヒット作の新作と勘違いさせるようなタイトル。
また、“事実を元にした”という出だしも、近年のホラー映画ではありふれたもの。
死体写真は19世紀まで実際に存在した文化だが、有名ではないせいかリアリティは全くない。
大人になったボビーが、呪われたカメラを手にしているというラストもありがちで、面白味はない。
ツッコミどころだらけのストーリー
古いカメラの見た目や作りが凝っていて、いかにも何かが起こりそう、という期待を裏切らない。
そして“墓場のベル”も、カメラに閉じ込められたボビーが居場所を伝えるという、予想通りの使い道で意外な展開はない。
カメラの中で自分は生きていると言うレラだが、ザモーラの回想シーンやウェントンの日記によれば最後に殺された人物であり、つじつまが合わないツッコミどころ。
前半はアシスタントのアイビーとブランドンを中心に進むが、ブランドンはカメラに取り憑かれた状態だし、後半ではボビーの冒険要素が強くなるため、一貫性が無く見ていて疲れる作品。
残酷描写に注意
ボビーとレラを背後に隠したブランドンとウェントンが対峙していたはずが、ありえない方向にボビーが立っているなど、カメラワークはおかしい部分だらけ。
マクラーレン教授が呪いの影響を受ける意味は謎だが、自分で自分を傷つけるシーンや、妻ジェンナが巨大ヒルに襲われたり、アイビーの死の瞬間もきっちり描いているのはすごい。
しかし、残酷描写が苦手な場合は、注意が必要になっている。
映画『ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラ』 まとめ
2008年のイギリス映画「ファイナル・デッドクルーズ」に続き、ファイナルデッドシリーズ最新作とにおわせるタイトルだが、関連は無い作品。
実際に行われていた死体写真という文化、同じカメラで撮影された人物の連続怪死事件という事実にインスピレーションを受け、製作された映画になっている。
死体写真家の行っていた殺人という着地点はあるものの、写真に詳しくなければよくわからない殺害方法。
残酷描写だけは精巧に作られており、思わず目をそらしたくなるシーンが多く描かれているが、それ以外はイマイチの作品。
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