映画『ファイナル・スコア』の概要：元特殊部隊隊員のマイケルは、戦友の娘ダニーとサッカー観戦に行き、テロリストによるスタジアム爆破計画に巻き込まれる。人質となったダニーを救うため、マイケルは凶悪な犯人たちに立ち向かう。
映画『ファイナル・スコア』の作品情報
上映時間：105分
ジャンル：アクション
監督：スコット・マン
キャスト：デイヴ・バウティスタ、レイ・スティーヴンソン、アレクサンドラ・ディヌ、ララ・ピーク etc
映画『ファイナル・スコア』の登場人物（キャスト）
- マイケル・ノックス（デイヴ・バウティスタ）
- 元アメリカ海軍特殊部隊のタフな男。アフガニスタンで親友が戦死し、その責任を感じてロンドンに住む彼の遺族を度々訪れている。彼の娘ダニーをサッカースタジアムに連れて行った際、テロリストの爆破計画に巻き込まれる。
- アルカディ・ベラフ（レイ・スティーヴンソン）
- 17年前にロシアからの独立を目指す革命運動を起こした指導者、ベラフ兄弟の弟。長年の服役後、死んだはずの兄が生きていると知り、血眼になって行方を捜す。
- ディミトリ・ベラフ（ピアース・ブロスナン）
- ベラフ兄弟の兄。表向きは17年前の紛争で死亡したことになっているが、本当は諜報部による偽装死であり、顔を整形してロンドンで生きている。
- ダニー・ホロウェイ（ララ・ピーク）
- マイケルの戦友の娘。父の死後は母と2人で暮らしており、度々訪れるマイケルを慕っている。反抗期の真っ只中のティーンエイジャー。
- ファイザル・カーン（アミット・シャー）
- スタジアムの警備員で中東出身。外見から差別されることはあるが、真面目に勤務している。マイケルに協力してダニーを捜しているうちに、事件に巻き込まれる。
映画『ファイナル・スコア』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ファイナル・スコア』のあらすじ【起】
17年前。ベラフ兄弟はロシアからの独立を目指し、過激な革命運動を起こしていた。兄のディミトリが殺害された後、弟のアルカディは投獄されたため、彼らの活動は終息する。
現在のロンドン。出所したアルカディは兄の死が偽装であったと知り、行方を捜すため男を拷問する。一方、元アメリカ海軍特殊部隊のマイケル・ノックスはロンドンに来て、アフガニスタンで死んだ戦友の遺族が経営するパブを訪れた。マイケルは戦友の娘のダニーを連れて、サッカーの試合を見に行くことになった。
ウエスト・ハムスタジアムには多くのファンが集まった。アルカディはディミトリが観戦に来るという情報を掴み、部下を伴ってスタジアムに入る。マイケルはダニーと座席に着いたが、ダニーはボーイフレンドと一緒に見たいがために、マイケルにホットドッグを買いに行かせ、その間に席を移動した。
アルカディ一味は制御室を占拠し、施設内の電源を停電させる。電源復旧後、彼らは警備室で主任以外を射殺し、スタジアムの扉を完全封鎖した。マイケルが座席に戻るとダニーがいないため携帯に電話するが、電波が遮断されていて通じなかった。彼は近くにいた中東系の警備員ファイザルに、ダニーを捜してくれと助けを求める。
映画『ファイナル・スコア』のあらすじ【承】
アルカディは顔認証システムで、スタジアム内にいるはずのディミトリを捜すが難航する。マイケルとファイザルはダニーを捜そうとして、アルカディの一味に遭遇する。マイケルはエレベーターで男を殺害し、死体をトイレに隠した。男の所持品には大量のプラスチック爆弾の燃料があった。
マイケルは警備室の無線機を使って警察に連絡する。連絡を受けたスティード警視総監はスタジアムの警備主任に連絡をして、彼の口ぶりからスタジアムの異変を察知した。一味はトイレで仲間の死体を発見し、彼らを邪魔するマイケルの存在に気付く。
マイケルは殺した男のカードキーとトランシーバーを持っていたため、アルカディに居場所を突き止められる。マイケルは新たに送り込まれた一味を撃退し、その遺体をスタジアムの外に落として緊急事態を知らせた。
スタジアムの外には続々と警察車両が到着するが、スタジアムの中はこの騒動に気づいていなかった。アルカディたちはスタジアム内の放送センターの生放送に侵入し、アナウンサーに声明文を読ませる。ディミトリの居場所を教えなければ、スタジアム内の100個の爆弾を爆破するという声明は生中継され、その直後、アナウンサーや解説者は射殺された。
映画『ファイナル・スコア』のあらすじ【転】
スタジアムの外は大騒ぎとなるが、外部と遮断されたスタジアムは相変わらず異変に気付かず、試合がスタートする。マイケルは屋根の上からダニーを捜そうとした。警視総監はアルカディと交渉を試みるが、彼は強硬姿勢を変えなかった。
警視総監の元にチョウ捜査官が現れ、諜報部がディミトリの死亡偽装に関わっていたことを明かす。アルカディは監視カメラの映像を見て、マイケルがダニーを捜していることに気付き、彼女を人質に取ろうと館内放送で呼び出しをした。マイケルはスタジアムを走り回り、追っ手を振り払ってダニーと再会する。
マイケルたちはスタジアムの出口で大量の爆弾を発見し、警視総監に伝える。爆発を阻止するにはディミトリを捕らえるしかないという結論に達し、マイケルが捜すことにした。ダニーとファイザルは少しでも安全な場所に避難する。
マイケルは武装グループのタチアナに追われて施設内をバイクで激走し、スタジアムの屋根をジャンプして逃げ切った後、観客席にディミトリを発見する。アルカディはその様子を監視カメラで見ていたため、ダニーを人質に取る。マイケルは屋上でディミトリを捜査官に引き渡そうとしたが、ダニーが人質に取られたことを知り、引き渡しを中断する。
映画『ファイナル・スコア』の結末・ラスト（ネタバレ）
スタジアムの屋根の上でダニーとディミトリの人質交換が行われるが、アルカディの元に来たディミトリは変装したマイケルであった。警視庁のヘリがマイケルを援護し、激しい銃撃戦となる。マイケルは屋根から落ちそうになりながら、大型スクリーンに体当たりして落下を免れ、しぶとく追ってくるタチアナを撃退した。彼女は死ぬ間際、爆弾は解除できないと言い残した。
ディミトリはダニーと逃げようとして一味に捕まり、アルカディと17年ぶりに再会する。弟が再び革命運動を起こそうとしていると知ったディミトリは、弟の凶行を止めるには自分が死ぬしかないと考え、その場で拳銃自殺をした。
ファイザルは爆弾近辺の観客たちをスタジアムから逃がすため、自分が中東系であることを利用して「アラーは偉大なり！」と叫び、観客たちを一斉に避難させた。マイケルは大型ビジョンに映し出されたダニーを見て激走するが間に合わず、爆弾は大爆発し、放送室を含めてスタジアムの一部が吹き飛んだ。
マイケルは映像が録画だったと見抜き、ダニーを連れて逃げるアルカディを発見する。マイケルの合図でダニーがアルカディに頭突きを食らわせ、マイケルが射殺した。ファイザルは爆発に巻き込まれながらも、年配の女性と一緒に奇跡的に助かる。ダニーはスタジアムに駆けつけた母と抱き合い、マイケルと一緒に無事を喜ぶのだった。
映画『ファイナル・スコア』の感想・評価・レビュー
レスラー出身デイヴ・バウティスタが、サッカースタジアムを占拠するテロリストを相手に大暴れするアクション映画。スタジアムの屋根の上をバイクが走り回り、ヘリも飛んで激しい銃撃戦が繰り広げられるのだが、なんと選手や観客はそんな事態に全く気付かずにゲームが続行される。試合と銃撃戦が同時進行という突っ込みどころ満載のドタバタな展開ではあるが、そんな疑問を忘れさせるほどの激しいアクションの連続で、最後は悪を成敗してスカッとした。（MIHOシネマ編集部）
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