映画『ファインド・アウト』の概要：2012年アメリカ製作のサスペンス・スリラー映画（原題：Gone）。レ・ミゼラブルにも出演していたアマンダ・セイフライドが主演を演じた映画で話題を呼んだ作品である。
映画『ファインド・アウト』 作品情報
- 製作年：2012年
- 上映時間：94分
- ジャンル：サスペンス
- 監督：エイトール・ダリア
- キャスト：アマンダ・セイフライド、ジェニファー・カーペンター、ダニエル・サンジャタ、セバスチャン・スタン etc
映画『ファインド・アウト』 評価
- 点数：70点／100点
- オススメ度：★★★☆☆
- ストーリー：★★★☆☆
- キャスト起用：★★★☆☆
- 映像技術：★★★☆☆
- 演出：★★★☆☆
- 設定：★★★☆☆
[miho21]
映画『ファインド・アウト』 あらすじ（ストーリー解説）
映画『ファインド・アウト』のあらすじを紹介します。
1年前何者かに誘拐され監禁、凍死寸前の状態で発見されたジル（アマンダ・セイフライド）だったが、彼女が話す証拠や事実は全く解明されず捜査は打ち切りに。
彼女の暴走で虚言であると診断されてしまった。
しかし事実だと主張し、その後も暗闇に怯える生活は続いていた。
そんな矢先、彼女の妹モリーまでもが失踪。
誘拐事件だと警察に訴えるも、とりあってくれないので彼女は一人で妹を探すことにした。
手段は選ばず、その場で嘘を重ね重要な情報を次々と手に入れていくジル。
いよいよ犯人に近づいたその時、犯人の罠にまんまとはめられついに恐怖の場所へ舞い戻る。
しかしそこには妹の姿はなかった。
実は彼女は自力で脱出して保護されていたのだった。
ジルは１人で犯人と対峙、ついに息の根を止めることに成功した。
その足で自宅に戻り妹と再会、喜びをわかちあっていた。
しかし犯人の恐怖に妹は怯えてしまう。
そこでジルは本当のことを彼女に耳打ちする。
安心した妹であったが警察は犯人の情報をジルからも聞きたがり始めた。
そこでジルは「全て妄想だ」と言って終わらせる。
しかしその後匿名で警察に証拠を送るジル、警察は捜査を再開させるのであった。
映画『ファインド・アウト』 感想・評価・レビュー（ネタバレ）
映画『ファインド・アウト』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
行動的な女性像が飽きさせない
素人が犯人を突き止めるにはあまりにスムーズでそんなに行方不明になっているのに警察よりも先に解決してしまうもの？と疑問に思う場面もあるにはあるが、そこは映画。
何しろこの映画は飽きなくて良い。
展開も早く、中だるみの少ないのでそのテンポ感にうまくはめられてしまうのである。
妄想か事実かで最初は鑑賞者にも不信感を与え、まさか妄想のオチだったらと思わせる演出にもこだわっている。
しかし実際にはリアルな事件なわけで、納得のいく映画であった。
また撮影の手法も主人公目線。
それがまた緊迫感を出し、ハラハラさせられた。
かなりあっさりのラスト
困難を極めラストがどうなるのか気になっていたが、いともあっさりと思わってしまうのが少し呆気にとられてしまう。
もう少し丁寧に描かれていても楽しめたし、そのせいで時間が増えるとしても見ていたかったという気持ちの方が強い。
それまでが壮絶な感じだったので少々物足りなさが残るエンディングだった。
日本でも問題視される警察の態度
ストーカー事件や行方不明事件は後を立たず、最近では日本でもその体質が問題視されている。
いくら相談しても実際に何かおこるまでは何もしてくれないという警察の悪いところを皮肉って描いているようにも思える。
もし自分だったら、身内だったらと考えると非常に胸が詰まるような思いである。
このような映画が増え事件を軽視しないような体制になっていけば良いのにと痛感する作品である。
しかも最後は今まで否定していたジルからも犯人像の協力を得ようとするなど矛盾点も多い警察。
ジルが全ては妄想だったというシーンなどはまさに賛成できる態度である。
そのような態度をとってしまうのも無理は無いのである。
映画『ファインド・アウト』 まとめ
最近この手の短い時間のジェットコースターサスペンスは少ない。
昔はもっとたくさんあって見やすく人気があったものである。
サスペンス・スリラー好きとしてはこのようなジャンルは増えて欲しいと願うのだが、中々増えない。
そういった点でも本作は面白かった。
96分という時間の短さもリアルさを増し、緊迫感に包まれたまま見終わることができた。
サスペンス・スリラーはだらだら長いと面白みが薄れてしまうので勢いでどんどん進んでくれるので気持ちが良い。
また主人公のアマンダも最近話題の旬女優さんで華を添えている。
他の映画は見ていないが見たくなるような顔立ちと演技力があり、今後が楽しみな女優の1人である。
みんなの感想・レビュー
NetFlixで観ました。
面白い映画でしたが新任刑事が無駄な存在だったので、その時間を犯人との攻防に使ってほしかったですね。