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映画『フライト・ゲーム』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『フライト・ゲーム』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『フライト・ゲーム』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『フライト・ゲーム』の結末までのストーリー
  • 『フライト・ゲーム』を見た感想・レビュー
  • 『フライト・ゲーム』を見た人におすすめの映画5選

映画『フライト・ゲーム』の作品情報

フライト・ゲーム

製作年:2014年
上映時間:107分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ジャウマ・コレット=セラ
キャスト:リーアム・ニーソン、ジュリアン・ムーア、ミシェル・ドッカリー、ルピタ・ニョンゴ etc

映画『フライト・ゲーム』の登場人物(キャスト)

ビル・マークス(リーアム・ニーソン)
機内で事件に巻き込まれた航空保安官。単独事件解決のために捜査を開始する。
ジェン・サマーズ(ジュリアン・ムーア)
飛行機内でビルの隣に乗っていた女性。心臓に爆弾を抱えている。
トム・ボーウェン(スクート・マクネイリー)
飛行機に乗り合わせていた学校の教師。
ザック・ホワイト(ネイト・パーカー)
機内にいたスマートフォンのプログラマー。ビルに協力する。
ジャック・ハモンド(アンソン・マウント)
ビルと同じ航空保安官。実は、とある悪事を働いている。

映画『フライト・ゲーム』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『フライト・ゲーム』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『フライト・ゲーム』のあらすじ【起】

ビルは、長年航空保安官として働いてきたベテランの捜査官である。そんなビルは、ある日ニューヨーク発ロンドン行きの飛行機に乗り込んでいた。しかし、太平洋の上空辺りを飛行機が差し掛かる頃、ビルの携帯電話に一通のメールが届く。そのメールを見たビルは緊張をはしらせる。そのメールには「指定する口座に1億5000万ドルを送金せよ。送金がない場合20分毎、機内の人間が一人ずつ死んでいく」という文面が記載されていたのだった。

ビルは機内を見回すが、当然ながら犯人と思しき人物を絞り込むことはできなかった。そこでビルは、同じ機内にいたハモンドという男にメールを見せ相談する。ハモンドもビルと同じく、航空保安官として働く男だったのだ。しかしそのメールを見たハモンドはそれが悪戯だと判断し、ビルへの協力を断るのだった。ビルは機長やTSA(運輸保安局)などにも連絡を仰ぐが、ビルがフラストレーションのあまりトイレ内でタバコを吸っていると、そのことを犯人からメールで指摘されたのだ。犯人はビルの様子を近くで見ることができる者、つまり犯人はこの飛行機内のどこかにいるとビルは判断する。

ビルは飛行機内を再度注意深く見渡す。そしてビルの目に一人の不審者の姿が映った。それは、もう一人の航空保安官であるハモンドだった。ハモンドは異常なまでに携帯を確認しており、その様子をビルは不審に思ったのだった。ビルはハモンドを問い詰めるが、ハモンドはそれに逆上、二人はトイレ内で乱闘にもつれこんでしまう。殺さなければ自分が殺される、とビルはハモンドの首を負って彼を止めるのだった。

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映画『フライト・ゲーム』のあらすじ【承】

こうして、ビルが防ぐはずだった連続殺人は、苦しくもビルがハモンドを殺したことで幕を開けるのだった。しかし、ハモンドはこの騒動の真犯人ではなかった。航空保安官は仕事柄、飛行機に乗り込む際に荷物検査を受ける必要がない。そのことを利用し、ハモンドは秘密裏にコカインの密輸をしていたのだった。そして、ビルにそのことを掴まれたと思い彼に抵抗したのだ。

ビルは本格的に連続殺人を止めるべく、乗客に自らが航空保安官であることを明かす。そして乗客全員の身体検査を行ったビルだったが、その検査でも怪しい人物は見つからない。頭を抱えるビルのもとに、新たなメールが届くのだった。第二の殺人を知らせるそのメールのあと、予告通り1体の遺体が見つかった。その遺体はこの機体の機長のものだった。しかし、機長室に行ける人間は限られている。そこでビルは、捜査のターゲットを乗客だけでなく、乗組員にも広げるのだった。

ここでビルは一人の人物に協力を仰ぐ。彼の名前はザック・ホワイト、スマートフォンのプログラマーをしている人物だった。ザックは犯人のものと思われる連絡先にウイルスメールを送りつける。そしてその直後、一人の乗客の携帯が鳴るのだった。しかしその乗客はその携帯は自分のものではないと否定、そしてその後何故か泡を拭いて倒れてしまうのだった。再び行き詰まったビルは、再びトイレでタバコを吸っていた。すると、そのタバコの煙が奇妙な流れでどこかに流れていく。その流れの先には小さな穴が開いていた。ビルはその穴を見て、犯人はこの穴から毒針を飛ばし、機長を殺したに違いないと考えるのだった。

映画『フライト・ゲーム』のあらすじ【転】

そこでビルは機内でトイレを使用した人物に狙いをつけ、改めて捜査を続行する。そして、ジェンというビルの隣の席に座っていた女性もトイレを使用していたことが判明する。彼女は心臓に病を抱えており、次に発作が起きれば死ぬとも言われているほど重篤な状態にある女性だった。

一方、ビルにとって予想外の出来事が起こる。何と機内に乗り合わせていたドイツ人の男性が現在の緊迫した機内の様子を撮影、それをネットにアップしたのだった。そしてその動画を見た視聴者やマスコミ、挙句の果てに運輸保安局までもがビルをハイジャック犯に仕立て上げたのだ。

マスコミがこういった対応をとったことには理由があった。実はビルは以前最愛の娘を亡くした悲しみに負け、酒に溺れていた過去があったのだ。そしてその際、ビルは警官という職業から追われていた。そういった過去、そして、犯人が指定した口座がなんとビルのものであったこともあり、世間はビルを犯人と決めつけたのだった。

映画『フライト・ゲーム』の結末・ラスト(ネタバレ)

しかし、そんな逆風の中でもビルは諦めることはなかった。青年が撮影した動画に何か手がかりが残されているかもしれない、とビルはその動画を隅々までチェックした。すると、その動画で不審な動きをしている人物がいたのだった。その男の名前はトム、普段は学校の教師をしている人物だ。そしてビルの読み通り、彼こそが一連の事件の犯人だった。

しかし、トムは単独犯ではなく協力者がいた。その人物は、先程ビルに協力してくれたように見えたプログラマー、ザックだったのだ。二人の狙いは、政府の評判を下げることにあった。犯行が露見したトムとザックは仲間割れを起こし、何とトムがザックに向けて銃の引き金を引く。そして、トムはそのまま自分達の邪魔をしたビルへと銃口を向ける。

さらに最悪なことに、その機内にはハモンドがコカインの中に潜ませていた爆弾も乗せられていた。そんな一触即発の状態で向かい合った二人であったが、ビルが見事トムを下し、更にまだ生きていたザックも倒すのだった。飛行機は無事着陸、乗客は無事だった。一度は犯人に仕立て上げられたビルだったが、今度はビルは英雄として世間に認知されることになる。

映画『フライト・ゲーム』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

飛行機という狭い機内で起こる殺人事件を、リーアム・ニーソン扮するビルが逆境に追い込まれながらも、犯人を追い詰めていくというストーリー。冒頭こそ、犯人の良いように操られていたビルだったが、するどい着眼点で犯人をあぶりだしていく様はお見事である。ただ、最初の犠牲者であるジャックは、ある意味勘違いから起こったものである為、犯人としても予想外だったのではないだろうか。結果的にビルが犯行を暴き、円満解決となるが、こういった作品であれば、最後にもうひとひねりあっても良かったのではと感じるところもある。(男性 30代)


リーアム・ニーソンって本当にこういう役が得意ですよね。皆を守るために身体ひとつで戦うけど、味方を作るのが本当に苦手。というかいつも味方がいない。リーアム・ニーソンが演じるのは航空機内の警備を担当する、連邦保安官ビル・マークス。不幸が重なり、落ち込んでいたビルは飛行機に乗り、目的地まで静かに過ごそうとしていましたが、ある陰謀でテロの犯人に仕立て上げられ乗客乗員全員に疑われながらも真犯人を探すというストーリー。
とにかくハラハラドキドキ面白い。出てくる人全員が怪しくて、本当に犯人が分かりません。リーアム・ニーソンが出ると作品全体に重厚感が出ますね。(女性 30代)


しょっちゅうトラブルに巻き込まれ、追い込まれるリーアム・ニーソンを全力で応援したくなりました。ジュリアン・ムーアのキャスティングはやけに贅沢に感じます。航空機という、いわば空飛ぶ密室を舞台とした作品はいくつか鑑賞しましたが、『フライト・ゲーム』が一番おすすめです。アクション、ミステリー、エアパニックと緊迫感溢れる要素が満載ですから、見て損はありません。航空機が揺れるため、画面酔いしやすい人は気をつけながら鑑賞してください。(女性 30代)


刻々と迫るタイムリミット、畿内という密室の殺人、1分先も読めない展開、手に汗握る映画とはこういう映画だと知りました。犯人は1人なのか、あの人も怪しい、この人が犯人だったらと、常に疑いながら観てしまう。乱暴な捜査をする主人公にも疑いの目を向けてしまいました…主人公に立ち向かった男達に犯人がいなかったというのも印象的で、勇気を讃えたい。とにかく伏線が多く一瞬も見逃せないので、130分あっという間です。後半の着陸シーンも迫力が凄く、緊迫感で身体が強張るほどでした。(男性 20代)


密室サスペンスとして完成度が高く、2時間ずっと息が詰まるような緊張感が続いた。特に、誰が犯人か全く分からない中で、乗客すべてが怪しく見える演出は秀逸。最終的に“乗員の中に犯人がいた”という展開も納得感があってスッキリした。リーアム・ニーソンの渋さと説得力はさすがの一言。(20代 男性)


一見すると王道のアクション映画かと思いきや、心理戦の要素が強くてすごく引き込まれました。飛行機という逃げ場のない舞台での攻防は、女性でも楽しめる知的サスペンスでした。主人公が冤罪をかけられながらも信念を貫く姿がかっこよかったし、最後に“自分を信じてくれた人”がいたことにほっとしました。(30代 女性)


緊張の連続で、冒頭からラストまで一気に観られるテンポの良さが最高でした。毎20分ごとに誰かが死ぬというタイムリミット設定も、観てる側の心拍数を上げてくる。携帯のメッセージだけで脅迫が進行する展開も現代的でリアリティがある。アクションとミステリーのバランスがちょうど良い作品です。(40代 男性)


飛行機という特殊なシチュエーションに女性ひとりで巻き込まれていくのかと身構えたけど、リーアム・ニーソンの頼もしさが逆に安心感だった(笑)。テロ対策に関する裏の描写など、社会性も垣間見えて深かった。ラストで真犯人が“英雄の顔をして乗っていた”という皮肉が効いていて、ゾッとした。(20代 女性)


正直リーアム・ニーソンが出ている時点で「またタフな中年が無双するんでしょ」と思って観たけど、その予想を良い意味で裏切られた。今回は強さより“信頼されない悲しさ”や“孤独”が描かれていて、後半の逆転劇には鳥肌が立った。ヒロイン役のジュリアン・ムーアもただの添え物ではなく重要な役割で好印象。(30代 男性)


犯人探しのミステリー要素と、ハイジャックかと思わせてからのどんでん返しに痺れた。女性の視点から見ると、主人公のように“信頼を得られない立場”に置かれる怖さがすごくリアルだった。だけど、最後にはちゃんと信頼を回復して終わる構成に救われた。女性にもおすすめできるサスペンス映画だと思います。(40代 女性)

映画『フライト・ゲーム』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『フライト・ゲーム』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

アンノウン(Unknown)

この映画を一言で表すと?

“自分の存在が消された男が挑む、記憶と陰謀のサスペンス!”

どんな話?

事故に遭い昏睡から目覚めた男が、自分の身元を他人に奪われていた――。誰も自分の存在を覚えていない中、真実を求めて奔走する男の姿を描いた心理スリラー。

ここがおすすめ!

リーアム・ニーソン主演という共通点もあり、冤罪や正体不明の敵との闘いというテーマは『フライト・ゲーム』と相性抜群。ラストのどんでん返しまで緊張感が途切れず、知的なスリルを求める人に最適です。

スネーク・フライト(Snakes on a Plane)

この映画を一言で表すと?

“飛行機内で大量の毒蛇が解き放たれる、パニック×アクションの異色作!”

どんな話?

FBIの護送中、証人を消すために放たれた何百匹もの毒蛇が、上空の飛行機で猛威を振るう。極限の密室で、乗客たちは命がけで生き延びようとする。

ここがおすすめ!

『フライト・ゲーム』のような密室空間でのサバイバルを求めるなら外せない一本。パニック映画としてもエンタメ性が高く、緊迫感と笑える要素のバランスが絶妙です。飛行機ホラー好きに特におすすめ。

エアフォース・ワン(Air Force One)

この映画を一言で表すと?

“テロリストを相手に、アメリカ大統領が自ら戦う!”

どんな話?

大統領専用機エアフォース・ワンがハイジャックされ、大統領自身が家族と乗員を救うべく戦うアクション・スリラー。信念と責任が交錯する男の孤独な戦いが描かれる。

ここがおすすめ!

飛行機内での緊張感、孤立したヒーロー、時間との戦いといった要素は『フライト・ゲーム』と共通。ハリソン・フォードの熱演と、クラシックな正義感あふれる展開は今見ても胸が熱くなります。

スピード(Speed)

この映画を一言で表すと?

“止まったら爆発――疾走するバスの上で繰り広げられるスリル!”

どんな話?

ロサンゼルスの市バスに仕掛けられた爆弾。時速80キロを下回ると爆発するという極限状況の中、警察官ジャックはバスの乗客を救うべく奔走する。

ここがおすすめ!

スピード感と密室サスペンス、そして“見えない敵との頭脳戦”という点で『フライト・ゲーム』と非常に近い作品。アクション映画の金字塔であり、緊迫感を味わいたい方には間違いなく刺さります。

ザ・テイク(The Commuter)

この映画を一言で表すと?

“通勤電車で起こる一通の依頼――元刑事が選ぶのは正義か生存か!”

どんな話?

毎日通う電車内で「ある人物を見つければ報酬を払う」と持ちかけられた男。しかしそれは事件の序章に過ぎなかった。次第に乗客の命を賭けた心理戦へと発展する。

ここがおすすめ!

本作もリーアム・ニーソン主演で、『フライト・ゲーム』とそっくりな構成。乗り物内での密室劇、誰が敵か分からない不安、個人vs組織という構図が好きな方にはドンピシャの一本です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    リーアム・ニーソンと言えば、大傑作『シンドラーのリスト』のシンドラー役です。イケイケ男を演じさせても良し、苦悩・後悔に押しつぶされそうな男を演じさせても良し。お気に入りの俳優です。
    しかし、近年は筋肉俳優としての出演が多くなりました。『バットマン・ビギンズ』、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』、『96時間』シリーズ、『THE GREY』など。いくつか好きな作品もありますが、やはり演技派として、落ち着いた映画にも出演して欲しいと思っています。
    本作は『96時間』のヒットを受けて製作されたのでしょう。職務に燃え、犯人探しに奔走しながらも最悪のシナリオを回避しなくてはいけない。常人にはとても不可能な困難に立ち向かう男。確かに、リーアム・ニーソンが適役です。