この記事では、映画『FOUND ファウンド』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『FOUND ファウンド』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『FOUND ファウンド』の作品情報

上映時間:103分
ジャンル:サスペンス、ホラー
監督:スコット・シャーマー
キャスト:ギャヴィン・ブラウン、イーサン・フィルベック、フィリス・マンロー、ルーイー・ローレス etc
映画『FOUND ファウンド』の登場人物(キャスト)
- マーティ(ギャヴィン・ブラウン)
- ホラー映画が大好きな少年。学校でいじめられていている。同じ趣味のデヴィッドが唯一の友達で、一緒にグラフィックノベルを書いている。授業で描いた絵が問題になり、母親から腫れ物に触るような扱いを受けるようになった。家族の秘密を覗き見するのが好きで、兄が殺人鬼だと知っている。
- スティーヴ(イーサン・フェルベック)
- マーティの兄。数日置きに黒人を殺し、生首を部屋に隠している。両親との仲は最悪だが、父と同じく黒人を嫌っていて、黒人を狙って殺人を犯している。マーティに対しては優しく、同じようにホラーマニア。学校を中退し、工場で働いている。
映画『FOUND ファウンド』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『FOUND ファウンド』のあらすじ【起】
偶然、兄スティーヴの荷物の中に、人間の生首を見つけてしまったマーティ。
兄は殺人鬼だった。
マーティはスティーヴの部屋にこっそり入り、数日置きに新しくなる生首を見るのをやめられなかった。
母親が隠し持っている古いラブレター、父親が隠し持っているポルノ雑誌も、こっそり見ていた。
マーティは、家族の秘密を覗き見るのが好きだった。
学校でいじめられているマーティ。
その現場を校長先生に見られ、いじめっ子のマーカスは居残りを命じられる。
早退することになったマーティは、迎えに来た母には何も言わなかった。
母は仕事に戻り、1人になったマーティは、スティーヴの部屋の生首を見ようとする。
しかし、その日は生首が無かった。
飾ってあったガスマスクを着けていると、スティーヴが帰宅する。
驚くマーティに、勝手に部屋に入った事を叱るスティーヴ。
早退した理由を打ち明けると、やられたらやり返すべきだと言う。
やり返しても、マーカスと同じ程度の罰しか受けないだろうと勇気付けるスティーヴ。
その後、親友デヴィッドから、マーカスがマーティの悪口を言いふらしていると聞き、ショックを受けるマーティ。
映画『FOUND ファウンド』のあらすじ【承】
マーティをいじめているマーカスが黒人だと知ると、黒人を差別している父は激怒。
マーティは、しばらく学校を休むことになった。
母と一緒にホラー映画を借りに行くと、「HEADLESS」という作品が盗まれているとわかる。
マーティは、「HEADLESS」が気になって仕方がなかった。
その日の夜、停電が起こる。
スティーヴに懐中電灯を借りようとするマーティだったが、スティーヴは留守のようだった。
こっそり部屋に入って懐中電灯を見つけるが、突然スティーヴが現れる。
隠れて様子を窺っていると、スティーヴは独り言を言いながら出ていった。
普段の優しいスティーヴは好きだが、殺人鬼の兄には恐怖し、いつか自分も殺されるのではないかと考えるマーティ。
翌朝、マーカスに反撃することが怖いと、スティーヴに弱音を吐くマーティ。
スティーヴは優しくマーティを元気づける。
ビデオを借りたいというマーティに、部屋に入ることを許した。
そこでマーティは、「HEADLESS」のテープを見つける。
その夜、泊まりに来たデヴィッドと映画を見るマーティ。
一緒に「HEADLESS」を見ていると、登場する残虐な殺人鬼がスティーヴと重なり、マーティは怖くなる。
映画『FOUND ファウンド』のあらすじ【転】
弱虫扱いされたマーティは、デヴィッドと喧嘩になって縁を切ることに。
ホモ扱いされ、いじめられているマーティと友達でいるのは大変だと怒るデヴィッド。
頭に血が上ったマーティは、スティーヴが殺人鬼だと話してしまう。
そしてスティーヴの部屋から生首が入ったバッグを持ち出し、それをデヴィッドに見せる。
ショックを受けたデヴィッドは、気分が悪いと言い訳して泣きながら帰った。
2人が見たのは、マーカスの生首だったのだ。
デヴィッドがトイレで吐いている間に、スティーヴが帰宅してしまった。
生首を戻すタイミングを失ったマーティは、スティーヴの秘密を知っている事を、スティーヴ本人に知られてしまう。
話がしたいというスティーヴの伝言を無視し、父と外出するマーティ。
追ってきたスティーヴは、誰にも話さないようにとマーティに釘を刺した。
帰宅したマーティは、デヴィッドと一緒に書いた絵を燃やした後、お気に入りの場所でうたた寝してしまう。
迎えに来たスティーヴは、マーティだけは傷つけないと約束した。
そして憎んでいる黒人だけを標的にしている、と告げた。
映画『FOUND ファウンド』の結末・ラスト(ネタバレ)
自分だけがいじめられている事を、理不尽だと感じ始めたマーティ。
母親と教会の集まりに行くと、同年代のトレヴァーからいじめられる。
マーティはトレヴァーを殴った。
黒人の牧師の言葉も、マーティの耳には届かない。
両親の身勝手さに失望したマーティは、絶対に自分は悪くないと言い張る。
マーティを助けようとしたスティーヴは、家から追い出される。
その夜、スティーヴがこっそり家に戻ってくる。
スティーヴが両親を殺すつもりだと悟ったマーティは、スティーヴを止める。
2人の声を聞いて庭に出た父は、スティーヴとマーティを罵倒する。
しかしスティーヴは父を殴り倒し、母に襲い掛かる。
マーティは、スティーヴを止めようとして気絶した。
気付くと、ベッドに縛り付けられていたマーティ。
両親の悲鳴が聞こえ、やがて静かになった。
ガスマスクだけを身に着け、血塗れの姿でマーティの前に現れたスティーヴ。
マーティが泣くと、スティーヴは錯乱してしまう。
翌朝、血まみれのままで家から出て行ったスティーヴ。
マーティは死んだ両親に挟まれ、助けが来るのを待っていた。
映画『FOUND ファウンド』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
家庭は厳しいが一見よくいる少し過激な家庭と変わらない。しかし、兄の行動は現代でも度々問題視されているのが違う視点でのホラーを演出している。兄もまた弟マーティを可愛がる家族の一員ですが、かなり行き過ぎている。これが常人ならばホラー映画とはならず右往左往する家族の物語にでもなりそうなのだが…
映画終盤のマーティの「モンスターは誰」とワンシーン。この一言がこの作品を観た全ユーザーの中で様々な考察を呼ぶだろう。それもまたこの作品の醍醐味。(男性 20代)
弟思いの兄が実は殺人鬼という、兄弟を中心に描いたホラー作品。
兄が殺人鬼だと気づいている弟はこっそりと兄の部屋に入り、カバンに隠されている生首を眺める。この時点で弟も弟で普通ではない。ぶっ飛んでいる内容も多くB級感は否めない作品ではあるものの、何故か観てしまう、そんな作品である。
個人的に、この映画の中で弟が観ているホラー映画のチープさが異常で忘れられない。
ジャンルは間違いなくホラーであるが、気楽に観れる作品。(女性 20代)
ホラーとしての残酷さ以上に、兄弟関係の歪みが強烈に印象に残った作品だった。主人公が兄の秘密を知ってしまうことで日常が崩れていく展開は静かな恐怖があり、終盤に向かって一気に不穏さが増していく。特にラストで家族全体が狂気に飲み込まれていく描写は後味が悪く、観終わった後もしばらく引きずった。単なるスプラッターではない不気味さがある。(30代 男性)
グロテスクな描写が多い作品だが、それ以上に子どもの視点で描かれる恐怖がリアルで怖かった。兄の異常性に気づきながらもどうすることもできない主人公の無力さが胸に刺さる。最後に事態が完全に崩壊する展開は衝撃的で、救いのなさに言葉を失った。精神的にかなり重い作品だった。(20代 女性)
いわゆるホラー映画とは違い、心理的な不安がじわじわと積み重なっていくタイプの作品。兄の正体が明らかになっていく過程が静かである分、余計に怖い。終盤の展開はかなり過激で、人によっては受け入れがたいかもしれないが、テーマ性は強い。家族という存在の恐ろしさを考えさせられた。(40代 男性)
子どもの日常と恐怖が隣り合わせにある描写がとてもリアルだった。学校でのいじめや孤独感と、家庭内の異常がリンクしていく構造がよくできている。兄の行動がエスカレートしていくにつれて、観ている側も逃げ場がなくなるような感覚に陥る。ラストはあまりにも救いがなく、強烈な印象が残る作品だった。(30代 女性)
過激なシーンが多く賛否が分かれる作品だと思うが、単なるショック演出ではなくテーマ性がしっかりしている点が評価できる。主人公が恐怖と向き合いながらも成長していく過程が描かれているが、結末はあまりにも残酷で救いがない。観る人を選ぶが、記憶には強く残る映画だと思う。(50代 男性)
ホラーが苦手な自分にはかなりきつい内容だったが、それでも最後まで観てしまう力があった。兄の異常性が徐々に明らかになる流れが不気味で、日常が崩れていく感覚がリアル。ラストの展開はショックが大きく、観終わった後もしばらく気分が落ち込んだ。軽い気持ちでは観られない作品。(20代 男性)
女性として、家庭という安全であるはずの場所が崩れていく描写に強い恐怖を感じた。兄の狂気だけでなく、家族全体の歪みが徐々に露わになっていくのが怖い。主人公の視点だからこそ伝わる無力感がリアルで、最後の展開は非常にショッキングだった。後味は悪いが印象深い作品。(40代 女性)
低予算ながらも雰囲気作りが上手く、独特の不気味さがあった。ホラー映画としての派手さはないが、心理的な圧迫感が強く、じわじわと追い詰められる感覚がある。終盤の暴走する展開はかなり衝撃的で、観る人を選ぶ内容だが、その分強烈な印象を残す作品だと感じた。(30代 男性)
映画『FOUND ファウンド』を見た人におすすめの映画5選
ヘレディタリー/継承
この映画を一言で表すと?
家族の闇が連鎖し、逃げ場のない恐怖へと変わる戦慄のホラー。
どんな話?
祖母の死をきっかけに、ある家族に奇妙で不気味な出来事が次々と起こり始める物語です。母親を中心に、家族の過去や秘密が徐々に明らかになり、やがて取り返しのつかない悲劇へと発展していきます。日常の中に潜む狂気と、逃げられない運命が絡み合い、観る者を深い恐怖へと引き込みます。
ここがおすすめ!
映画『FOUND ファウンド』のように、家族という閉じた空間で生まれる恐怖が好きな人に強くおすすめできます。本作はショック描写だけでなく心理的な圧迫感が非常に強く、観るほどに不安が膨らんでいきます。じわじわと精神を追い詰める演出が秀逸で、観終わった後も長く余韻が残る重厚なホラーです。
エスター
この映画を一言で表すと?
完璧な少女の裏に潜む狂気が暴かれる衝撃のサイコホラー。
どんな話?
子どもを亡くした夫婦が養子として迎え入れた少女エスターは、一見聡明で礼儀正しい存在だった。しかし次第に周囲で不審な出来事が起こり始め、彼女の異常性が露わになっていきます。家族の中に潜む恐怖と、少女の正体が明かされるにつれて物語は予想外の方向へ進んでいきます。
ここがおすすめ!
映画『FOUND ファウンド』と同じく、家庭内に潜む異常が徐々に明らかになる構造が魅力です。本作は緊張感のある展開と意外性のある真実が見どころで、ラストにかけての展開は強烈なインパクトを残します。家族という安心できるはずの場所が崩れていく恐怖を体感したい人におすすめです。
グッドナイト・マミー
この映画を一言で表すと?
母親の正体を疑う双子がたどり着く、静かで狂気的な真実。
どんな話?
顔を包帯で覆った母親が帰宅したことをきっかけに、双子の兄弟は彼女が本当に母親なのか疑い始めます。日常の中に違和感が積み重なり、やがて疑念は暴走していきます。子どもたちの視点で描かれるため、現実と妄想の境界が曖昧になり、不安が徐々に膨らんでいく構成が特徴です。
ここがおすすめ!
映画『FOUND ファウンド』のように、子どもの視点から描かれる不穏な世界観が好きな人にぴったりです。本作は派手な演出に頼らず、静かな違和感を積み重ねることで強烈な恐怖を生み出します。ラストで明かされる真実も印象的で、心理的な怖さをじっくり味わいたい人におすすめです。
マーターズ
この映画を一言で表すと?
極限の苦痛と狂気を描く、観る者を選ぶ衝撃的なホラー。
どんな話?
幼少期に監禁されていた少女が脱出し、やがて自分を苦しめた存在への復讐を試みる物語です。しかしその先には、想像を超える恐ろしい真実が待ち受けています。暴力的で過激な描写の中に、人間の極限状態や信念が描かれており、観る者に強い衝撃を与えます。
ここがおすすめ!
映画『FOUND ファウンド』のように、過激な描写と深いテーマ性を兼ね備えた作品を求める人におすすめです。本作は単なる残酷描写ではなく、人間の本質や精神の限界を問う内容になっています。非常にハードな作品ですが、その分強烈な印象を残し、観る者の価値観に揺さぶりをかける一本です。
イット・フォローズ
この映画を一言で表すと?
逃げても追ってくる“それ”が日常を侵食する新感覚ホラー。
どんな話?
ある出来事をきっかけに、主人公は正体不明の存在に追われるようになります。その存在はゆっくりと確実に近づいてくるため、逃げ続けるしかありません。誰にでも姿を変える不気味な存在と、逃げ場のない恐怖が日常の中に入り込んでくる構成が特徴的な作品です。
ここがおすすめ!
映画『FOUND ファウンド』のように、じわじわと迫る恐怖や逃げられない状況が好きな人におすすめです。本作はシンプルな設定ながらも不安感を持続させる演出が秀逸で、観る者を緊張状態に保ち続けます。派手な恐怖ではなく、静かに精神を侵食していくタイプのホラーを楽しみたい人にぴったりです。



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