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映画『フレディのワイセツな関係』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『フレディのワイセツな関係』の概要:大卒28歳独身引きこもりのゴードは、父からの期待に応えたい気持ちと裏腹に、アニメーターになる夢を諦められずくすぶっていた。ひょんなことから車椅子のロケットで空を飛ぶ夢を追うベティーと出会い、自身もアニメーターを目指しハリウッドへ向かう。

映画『フレディのワイセツな関係』の作品情報

フレディのワイセツな関係

製作年:2001年
上映時間:87分
ジャンル:コメディ
監督:トム・グリーン
キャスト:トム・グリーン、リップ・トーン、エディ・ケイ・トーマス、マリサ・カフラン etc

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映画『フレディのワイセツな関係』の登場人物(キャスト)

ゴード / ゴードン(トム・グリーン)
28歳独身の冴えない男。ジムからはブロディ家の長男として大きな期待をされているが、アニメーターになる夢を諦めきれず家に引きこもっている。動物のペニスへ異様に興味を示したり、嘘を吐いてその場を凌いだり、奇声を発して騒ぎ立てたりと何かとトラブルを起こす。スケボーが趣味。
ベティー(マリサ・コクラン)
女医。車椅子利用者で下半身の感覚は一切無い。ロケット工学に造詣が深く、自作のロケット車椅子で飛ぶことが目標。ゴードの人柄に惹かれ、彼の夢を心から応援している。笑い方が独特。
ジム・ブロディ(リップ・トーン)
ゴードの父。長男のゴードには就職して家から出て行くことを望んでいるが、中々自立できない彼へ業を煮やしている。ゴードの嘘によりフレディは連れて行かれ、妻も出て行った。
フレディ(エディ・ケイ・トーマス)
ゴードの3歳年下の弟。兄とは対照的に銀行マンとして働いており、実家の近くで一人暮らししている。ゴードが「父が弟に性的なイタズラをしていた」と嘘の証言をしたため、25歳にも関わらず性的虐待被害児童収容施設へ保護された。
秘書(ドリュー・バリモア)
アニメ制作会社社長、ピーター・デヴィッドソンの秘書。嘘に嘘を重ね侵入して来たゴードの言葉を信じてデヴィッドソンの居場所を教える。

映画『フレディのワイセツな関係』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『フレディのワイセツな関係』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『フレディのワイセツな関係』のあらすじ【起】

アニメーターを目指している28歳引きこもりのゴードは、ある日天才的なアニメのアイデアを閃いた。彼は遂に夢を叶えるための一歩を踏み出し、ハリウッドにあるアニメ制作会社へ自身のイラストを売り込むべく、会社の近くにあるサンドウィッチ工場への就職を決めた。

両親とフレディは浮き足立つゴードの見送りに駆け付け、ジムは彼へ車を贈った。車を買ってもらった兄を羨むフレディへ、ゴードは「愛情が少ないからだ」と嫌味を言ってハリウッドを目指した。そんな息子を見送ったジムは「自立した!」と喜びの咆哮を上げた。

「父さんの誇りになる」と意気込みハリウッド・チーズ・サンド工場へ出勤したゴードは、昼休みにアニメ制作会社へ押し入りピーター・デヴィッドソン社長の秘書へ「社長の奥さんが死んだ」と嘘を吐き、ランチへ出掛けた彼の居場所を聞き出した。

デヴィッドソンのいるレストランを訪れたゴードは、強引にアニメの原画を見せ企画を語った。渋々彼のイラストに目を通したデヴィッドソンだったが、突飛で内容のない“X線キャット”のアイデアに呆れ「構想を練り直してちゃんと笑えるモノにしろ。動物の身になって理解しなきゃダメだ」と的確なアドバイスを送った。まさかの不採用にショックを受けたゴードは、サンドウィッチ工場で働いているからそこまでできないと言い訳をした。デヴィッドソンは「本気でやるならせこい仕事は辞めろ」と言い放ちレストランを後にした。

映画『フレディのワイセツな関係』のあらすじ【承】

夢破れハリウッドを去ったゴードは、途中で見つけたシカの死骸を見てデヴィッドソンの言葉を思い出した。ゴードはシカの内臓を引きずり出すと体内に入り、文字通り“動物の身に”なった。ジムは、一日で夢を諦めた挙句何故か血塗れで帰宅したゴードに激怒した。

家に戻ったゴードは、深夜3時に友人のダレンを呼び出してスケボー台を制作した。ゴードはスーツ姿のダレンにスケボー台を試すよう言い、革靴のまま滑り出した彼は膝を逆に折って骨が飛び出す重症を負った。

ダレンの見舞いに来たゴードは、病院の受付でガムシロップを転がして遊んでいた女医、ベティーと意気投合しデートへ誘った。良い返事を貰ったゴードは舞い上がったが、受付を去る彼女は車椅子に乗っていた。

ベティーの自宅を訪れたゴードは、自らを投資家であると偽った。すっかり彼の嘘を信用しているベティーは自作のロケット車椅子を見せた後、感覚のない下半身を竹の棒で力いっぱい叩くよう願った。

スランプに陥りイラストが描けなくなったゴードは、就職活動をするとジムへ嘘を吐いた。ゴードのいつもの手口を怪しんだジムが昼休みにこっそり帰宅すると、ゴードは彼のスーツを後ろ前逆に着て「後ろ向きで歩ける男」と言いながら踊っていた。その場面を見られたゴードは咄嗟に「コンピューター会社の夜勤に受かった」と嘘を吐いた。

その夜、ゴードはジムのスーツを着てベティーとディナーへ出掛けた。二人が食事するレストランにはゴードの自立を祝う両親の姿もあり、夜勤へ行っているはずの息子を見つけたジムは激怒した。激しい親子喧嘩の末、ゴードは逮捕された。

映画『フレディのワイセツな関係』のあらすじ【転】

ベティーに保釈金を払ってもらい出所したゴードは、身分を偽っていたことを謝罪し、アニメのイラストを描いていると打ち明けた。ベティーは夢を追う彼を励まし、食事や音楽でリラックスしながら絵を描くようアドバイスした。

ベティーのアドバイスを真に受け、食事とキーボード演奏と絵を描くことを同時に行うゴードの元を訪れたダレンは、彼が描いていた“ジムに怒られる自分”のイラストを絶賛し「俺から見たらお前の親父は面白いキャラだ」と言った。

ゴードは、両親と共にカウンセリングを受けに行った。「息子さんのやりたいことを認めて」と言うカウンセラーに反発するジムへ怒りを露わにしたゴードは、父が弟に性的なイタズラをしていたと嘘を吐いて逃亡した。ゴードの証言を真に受けたカウンセラーは、警察と共にフレディのアパートを訪れると、彼を性的虐待被害児童収容施設へ保護した。

スランプを脱したゴードは、自室に篭り次々とイラストを仕上げた。そこへ酔ったジムが乱入し罵声を浴びせ、ゴードは堪らず「ファック・ユー!」と悪態を吐いた。その言葉を受け、ジムは自らの尻を出しゴードをからかった。その様子を偶然目撃した妻は卒倒、翌日家を出て行った。

夢を諦める決心がついたゴードは、イラスト帳を捨てて地元のチーズ・サンドウィッチ店でバイトを始めた。ゴードは、飛行場でロケット車椅子で飛び立つ練習をしているベティーの元を訪れると、「アニメーターになる夢は捨てる」と言い、彼女の夢さえも罵って去った。

映画『フレディのワイセツな関係』の結末・ラスト(ネタバレ)

サンドウィッチ屋で嫌々バイトするゴードは、閉店後の店内でテレビに釘付けになった。ニュースではベティーの車椅子ロケットでの飛行が取り上げられており、それを見たゴードは「やったな」と呟き、自分はアニメーターになるのだと再び決意した。

バイトを辞めて家を飛び出したゴードに激怒したジムはダレンを問い詰め、ゴードが売り込みでハリウッドに行ったことを知り後を追った。

ゴードはまたしてもデヴィッドソンのオフィスへ押しかけ、新作“米国のシマウマ一家”の原案をプレゼンした。初めは難色を示していたデヴィッドソンだったが、ゴードを追って突入してきたジムを役者だと勘違いして「最も独創的な売り込みだった」と絶賛。ゴードのアイデアを100万ドルで買い取った。ゴードとジムのドタバタを元にした“米国のシマウマ一家”は、瞬く間に大ヒットとなった。

ハリウッドから戻ったゴードはベティーに宝石を贈った後、自宅で眠るジムへ麻酔銃を撃った。

一週間後。ゴードはジムが眠る自宅をパキスタンまでレッカー移動させ、100万ドルを使いきった。目を覚ましたジムはゴードを追いかけ回し、ゴードは町を破壊しながら逃げた。追い詰められたゴードはゾウのペニスを激しく擦りあげ、大量のスペルマで攻撃した。ジムはどうしてこんな真似ができたのかと問い、100万ドルで絵が売れたと言う息子をようやく認めた。和解した父子だったが、二人は町を壊されたことに怒った地元民によって拉致された。

18ヶ月後。解放されアメリカへ帰還した二人は、多くの“米国のシマウマ一家”ファンに出迎えられた。

映画『フレディのワイセツな関係』の感想・評価・レビュー

2002年度のゴールデン・ラズベリー賞受賞作品ながら、個人的には面白可笑しく鑑賞できた。とは言え、サイテーと評される理由はとてもよく分かる。

ゴードが医者の真似をして嬰児を取り上げるシーンは直視できなかった。へその緒を歯で嚙み千切るくらいならまだ良いが、へその緒が付いたままの赤ん坊を振り回して遠心力で泣かせるというのはナンセンスだ。まあ全体を通してナンセンスの連続なのだが、こればかりは許し難かった。

他にも動物虐待や障害を持つ人への差別・偏見、アニメーターという職業を馬鹿にしているような描写など枚挙に暇はないが、コメディとは(多分)このくらい大袈裟で丁度良いものなのだ。(MIHOシネマ編集部)

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