この記事では、映画『フローズン・ブレイク』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『フローズン・ブレイク』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『フローズン・ブレイク』の作品情報

上映時間:85分
ジャンル:サスペンス
監督:チグラン・サーキアン
キャスト:イリーナ・アントネンコ、アンドレイ・ナジモフ、アナスタシア・グラチョーヴァ、イングリッド・オレリンスカヤ etc
映画『フローズン・ブレイク』の登場人物(キャスト)
- カーチャ(イリーナ・アントネンコ)
- 恋人キリルの子供を妊娠しているが、煮え切らない恋人のせいで出産か堕胎かで悩んでいる。自撮り動画をサイトで公開しており、年越しの動画をスキー場の頂上で撮影しようと考えている。
- キリル(アンドレイ・ナジモフ)
- カーチャの恋人。カーチャへの愛情は確固たるものではあるが、優柔不断な面があり少々、自信もない。年越しを機にカーチャへとプロポーズしようと考えていたが、失敗する。
- ヴィク(イングリッド・オレリンスカヤ)
- カーチャとキリルの友人で、デニスの恋人。デニスが浮気しているのではないかと疑っている。
- デニス(デニス・コシャコフ)
- キリルとカーチャの友人で、スキー場での年越しを企画した人物。頼りになりそうな面は垣間見えるものの、浮ついたところもある。
映画『フローズン・ブレイク』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『フローズン・ブレイク』のあらすじ【起】
大晦日、恋人のキリルとヴィク、デニス、友人の総勢5人で新年を迎えるため、雪山のスキー場へとやって来たカーチャ。彼女はキリルとの間に子供を妊娠していたが、彼に相談もせず堕胎しようと考えていた。だが、新年を最悪の気分で迎えたくないという理由で、真実を明かさずにいる。ゴンドラの係員と申し合わせ、秘密裏に乗り込んだ一行。しかし、キリルはホテルに忘れ物をしたため、カーチャにホテルへ戻ろうと誘ったものの、彼女は頂上で動画を撮るのだと言って聞かない。結局、キリルを除いた4人だけでゴンドラが出発。
仕方ないので、キリルはリフトにて頂上を目指すことにした。ところが、係員がゴンドラの運行状態を確認している際、滑車に巻き込まれ死亡。リフトに鉄棒が挟まってしまいゴンドラが停止してしまう。
同じ頃、キリルが頂上へと1人でやって来た直後、カウントダウンが開始され年が明ける。スキー場では花火を打ち上げ、新年を盛大に祝う。宙吊り状態となったにも関わらず、危機感など全く持たないカーチャ達も花火には大喜び。彼らは浮かれて停止したゴンドラ内にてシャンパンを飲み、酔っぱらって寝入ってしまうのだった。
映画『フローズン・ブレイク』のあらすじ【承】
そうして、夜が明け目覚めたカーチャ達はゴンドラが停止したままで、ようやく宙吊り状態の危険な状況であることを認知。スマホの電波は圏外であるため、助けを呼ぶこともできない。そこで、デニスが非常口から脱出しようと言い出す。しかし、ハーネスはあってもロープがない。
4人は防寒具を着用していたが、それでも極寒であることに変わりない。ひとまずは暖を取るため、燃える物を使って室内を温めた。そこで、カーチャはようやくロープがあったことを明かす。救助が来るはずだと信じていた彼女は、ロープを見つけても口を噤んでいたのだ。そのせいで、責め合いが発生しデニスと男友達が取っ組み合うというトラブルが発生したが、どうにか気を持ち直しまずはデニスがロープで下へと降りてみることにした。
ところが、ロープの束を投下したところ、雪崩が発生しそこが崖の狭間であることが判明。デニスは一旦、ゴンドラへ戻ろうとしたが、ロープを結んだ手すりが壊れ男友達共々、ゴンドラの外へ宙吊りになってしまう。男友達は何も言わずにロープを断ち切り、デニスを見殺しにすると、自分だけが助かってしまうのだった。
恋人を殺されたヴィクは激情に駆られ男友達を酷く責めたが、手すりが壊れた際、彼女も足に酷い怪我を負っており出血多量にてその場に倒れる。ひとまずはベルトで止血し彼女を勇気づけるカーチャ。
映画『フローズン・ブレイク』のあらすじ【転】
その時、ヘリのプロペラ音が聞こえゴンドラの天井から発煙筒で助けを求めたが、カーチャがもたついたこともあり発煙筒を発火させた頃には、ヘリは遠くへ。そのせいで、男友達は怒ってしまい本性を顕わにする。彼は自分だけが助かろうと彼女を投げ飛ばし、その拍子に天井の扉が閉まってしまう。慌てて外へ出たカーチャは薄着であったため、冷たい風で凍えている。男友達は必死に扉を開こうとしたが、ヴィクも意識を失っており扉も開かない。
カーチャは協力して扉を開こうと言ったが、男友達は彼女を殺そうとする。当然、カーチャも脅威から逃げようと必死の攻防。男友達はゴンドラの接続部から鉄棒を力任せにもぎ取り、ゴンドラの側面へと逃れた彼女を執拗に襲う。どうにか、扉の鍵を使って中へ逃れたカーチャ。
取り残された男友達は天井の扉を開こうとしたが、衝撃により鉄棒を取り外した接続部が外れてしまいバランスを崩して転落。その反動でカーチャもゴンドラの床に打ち付けられ意識を失ってしまうのだった。
一方、傷心のキリルは夕方になって帰国しようと空港へやって来たが、どうにも様子がおかしい。カーチャや他の仲間と連絡が取れないせいだ。彼はそこで、はっとして踵を返した。
意識を失っているうちに日が暮れる。悪夢にうなされ目覚めたカーチャだったが、床の脱出口が開いたままで室内は極寒。彼女の手も凍結で床に張り付いていた。どうにか引き剥がしヴィクの傍へ向かったものの、彼女もすでに息絶えている。途方に暮れるカーチャ。
持ち物の中から消毒できそうな物を見つけ、とりあえず手の応急処置をし、スノーボードと荷物で非常口を閉じる。燃えやすそうな物を集めライターで火を点した。ところが、接続部から外れた機具がゴンドラの窓を破壊してしまい室内は再び、吹きさらしの極寒へと舞い戻ってしまう。カーチャは死を覚悟し、スマホの動画にて遺言を残した。
映画『フローズン・ブレイク』の結末・ラスト(ネタバレ)
同じ頃、スキー場へ戻って来たキリルは、ラジオにて天候が悪化することを知りスキー場へ救助を要請。だが、天候の悪化を理由に雪上車は出せないと断られる。それでも、キリルが助けに向かおうとしたため、係員は仕方なしに雪上車を走らせることにした。
子供とキリルと公園で遊ぶという束の間の楽しい夢を見て目覚めたカーチャは、諦めてはいけないと思い直し荷物を背負い行動を開始。ゴンドラは強風に煽られ今にも落ちそうである。男友達のせいで2つある内の接続部の1つが既に外れている。そうしている内に案の定、ゴンドラが落下。カーチャはワイヤーに繋がっているアームに掴まり、どうにか助かった。
ゴンドラが落下したことで、機械室では警報が鳴る。雪上車にてゴンドラ乗り場までやって来たキリルは、ゴンドラと共にカーチャが落下したのではないかと絶望。
その頃、アームに乗って助かったカーチャは、強風に晒されながら電飾を付けた凧を空へと飛ばした。新年を祝おうと持って来たクリスマスツリーの電飾と、ふざけて持って来た凧だった。
ゴンドラ乗り場にて、光る凧を奇跡的に見つけたキリル。カーチャが生きている可能性を信じ、滑車に挟まっている鉄棒を係員と協力して取り外した。すると、ゴンドラが無事に起動。そのお陰もあり、カーチャは息も絶え絶えであったが、命に別状はなく無事に助け出されるのであった。
映画『フローズン・ブレイク』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
新年をスキー場で迎えようとする若者はとても多いと思うが、運行を終えたゴンドラで頂上を目指そうとする時点ですでに嫌な予感がする。5人の若者には、それぞれに思惑や普段からの疑念などがあって、折に触れて内情が漏れ出る。中でも独り身の男友達は、ヒロインに色目を使っていることから、あまり良い性格ではなさそうで案の定と言うべき結果になる。雪山のゴンドラに取り残されるという極限状態の中で描かれるのは、窮地に立たされた人の姿だろう。(MIHOシネマ編集部)
極寒のスキー場でゴンドラに取り残されるという設定がとてもシンプルなのに、想像以上に怖い映画でした。主人公たちが最初は軽い気持ちで残ったことを後悔しながら、少しずつ状況の深刻さに気づいていく過程がリアルです。特に一人が飛び降りて足を折り、さらに狼に襲われる場面はかなり衝撃的でした。寒さ、孤独、恐怖がじわじわと迫ってくる演出がうまく、観ているこちらまで凍えそうな気分になります。最後に女性だけが生き残るラストは静かですが、強く印象に残りました。(30代 男性)
シチュエーションスリラーとしてとても緊張感のある映画でした。スキー場のゴンドラに取り残されるだけの話なのに、極寒という環境がそれだけで恐怖になります。最初は冗談を言い合っていた3人が、時間が経つにつれて絶望していく流れがリアルでした。特に一人が飛び降りたあと、骨折して動けないところを狼に襲われるシーンは本当に怖かったです。最後に主人公の女性が必死に滑り降りて助かる展開はホッとしましたが、かなり重い余韻が残る映画でした。(20代 女性)
閉鎖空間の恐怖をうまく描いた作品だと思いました。ゴンドラに閉じ込められるという単純な状況なのに、寒さや孤独が徐々に精神を追い詰めていく様子がリアルです。飛び降りるという決断が裏目に出てしまい、狼に襲われる展開はかなりショッキングでした。人間の判断が極限状態でどれだけ難しくなるのかを感じます。最後に女性が一人で生き残るラストは、希望と悲しさが混ざったような複雑な気持ちになりました。(40代 男性)
この映画は派手な展開があるわけではないのに、ずっと緊張感が続く作品でした。ゴンドラに取り残された3人が寒さや恐怖で精神的に追い詰められていく様子がとてもリアルです。特に飛び降りた男性が重傷を負ってしまう場面は見ていて辛かったですし、その後に狼が現れる展開は絶望的でした。最後に女性が必死に脱出する場面は応援したくなります。静かな恐怖が続くタイプのスリラーでした。(30代 女性)
シンプルな設定なのに、これほど緊張感のある映画になるのかと驚きました。ゴンドラの上で取り残されるという状況が想像以上に怖く、寒さや高さの恐怖がよく伝わってきます。飛び降りるかどうかの判断を巡る会話もリアルで、人間の心理がよく描かれていると感じました。狼に襲われるシーンは衝撃的で、自然の怖さを思い知らされます。最後に一人だけ生き残る展開も印象的でした。(20代 男性)
この映画を見てからスキー場のゴンドラが少し怖くなりました。3人が閉じ込められた状況で、寒さと恐怖に耐えながら夜を過ごすシーンはとてもリアルです。最初は助かる方法を探していたのに、状況がどんどん悪化していくのが辛いです。特に飛び降りた男性が狼に襲われるシーンはショックでした。最後に女性が一人で生き残るラストは静かな希望を感じますが、かなり切ない気持ちにもなりました。(40代 女性)
極限状態に置かれた人間の心理がよく描かれている映画でした。ゴンドラの上で取り残されたとき、どう行動するのが正しいのか誰にも分からない状況が怖いです。飛び降りる決断が悲劇につながる展開はかなり残酷でした。狼が登場することで自然の恐怖も加わり、さらに緊張感が増します。ラストで女性が必死に逃げるシーンは見ていて手に汗を握りました。(30代 男性)
派手な演出がない分、リアルな恐怖が伝わる映画でした。極寒の中で助けも来ない状況に置かれた3人の絶望がじわじわと描かれます。飛び降りる場面は見ていて本当に怖く、その後の展開はかなり残酷でした。狼に囲まれるシーンは特に印象に残ります。最後に女性が滑り降りて逃げる場面は、緊張が一気に解ける瞬間でした。シンプルですが強烈な印象を残す映画です。(20代 女性)
この映画は状況設定の巧さが光っていると思います。ゴンドラに取り残されるというだけで恐怖が成立するのがすごいです。時間が経つにつれて寒さが厳しくなり、希望が消えていく様子がリアルでした。飛び降りる判断や仲間同士の会話も人間らしく、極限状態の心理が伝わってきます。最後に女性が生き残る展開は救いがありますが、犠牲になった二人を思うと複雑な気持ちになります。(50代 男性)
映画『フローズン・ブレイク』を見た人におすすめの映画5選
フローズン
この映画を一言で表すと?
スキー場のゴンドラに閉じ込められた若者たちの極限サバイバルスリラー。
どんな話?
スキー旅行に来た3人の若者が、リフトの営業終了に気づかないままゴンドラに乗り続けてしまう。気づいたときには地上からはるか高い場所に取り残され、次の営業日は数日後。極寒の夜の中で、彼らは寒さ、恐怖、そして限られた選択肢の中で生き延びる方法を模索することになる。
ここがおすすめ!
閉鎖空間スリラーの緊張感が非常に強い作品です。高所と寒さという恐怖が観客にもリアルに伝わり、極限状態での判断の難しさが描かれています。派手な演出に頼らず、状況そのものの怖さで観客を引き込むサスペンス映画として高い評価を受けています。
127時間
この映画を一言で表すと?
極限状態の中で生き延びようとする男の壮絶な実話サバイバル。
どんな話?
アウトドア好きの青年アーロンは、ユタ州の峡谷で一人ハイキングをしている最中に落石事故に遭い、腕を岩に挟まれてしまう。助けも呼べない孤独な場所で、彼は限られた水と食料で数日間を過ごしながら、なんとか生き延びる方法を模索する。
ここがおすすめ!
実話をもとにしたサバイバル映画で、主人公の心理描写が非常にリアルです。極限状態に置かれた人間がどのように決断し、生きるための行動を選ぶのかが強烈に描かれています。緊張感と人間ドラマの両方を味わえる作品です。
オープン・ウォーター
この映画を一言で表すと?
海のど真ん中で取り残された夫婦の恐怖を描くリアルサバイバル。
どんな話?
ダイビングツアーに参加した夫婦は、船の人数確認ミスにより海の真ん中に取り残されてしまう。周囲には陸地も助けもなく、広大な海の中でただ漂うしかない状況。やがて夜が訪れ、恐怖と絶望が二人を追い詰めていく。
ここがおすすめ!
極限の孤独と自然の恐怖をリアルに描いたサバイバル映画です。派手な演出は少ないものの、現実に起こり得る状況だからこそ強い恐怖を感じます。人間の心理と自然の脅威を描いた作品として高く評価されています。
ザ・グレイ
この映画を一言で表すと?
極寒の大地で狼と戦いながら生き延びる男たちの壮絶なサバイバル。
どんな話?
石油採掘施設で働く男たちを乗せた飛行機が、アラスカの雪原に墜落してしまう。生き残った数人は極寒の環境の中で助けを求めて移動を開始するが、そこには獰猛な狼の群れが待ち受けていた。
ここがおすすめ!
自然の脅威と人間の生存本能を描いた緊張感のあるサバイバル映画です。寒さ、飢え、恐怖という極限状況の中での人間の心理がリアルに描かれています。重厚なストーリーと迫力ある映像が魅力の作品です。
スリザー
この映画を一言で表すと?
閉ざされた空間で恐怖が広がる緊張感あふれるサスペンス。
どんな話?
巨大な山岳トンネルで事故が発生し、多くの車が閉じ込められてしまう。内部では煙と炎が広がり、出口も塞がれた状態。逃げ場のないトンネルの中で、人々は恐怖と混乱の中で脱出方法を探すことになる。
ここがおすすめ!
閉鎖空間での恐怖とサスペンスを巧みに描いた作品です。限られた空間の中で人々がどう行動するのか、人間の心理がリアルに描かれています。極限状況の緊張感を味わいたい人におすすめの映画です。



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