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映画『フューリー(1978)』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『フューリー(1978)』の概要:元CIA秘密諜報員ピーターは目の前で、超能力者を操れる息子のロビンを誘拐される。ピーターは命を狙われながらも超能力の少女ジリアンの力を借りて、息子の奪還に走り回った。

映画『フューリー』の作品情報

フューリー

製作年:1978年
上映時間:119分
ジャンル:SF、ホラー、サスペンス
監督:ブライアン・デ・パルマ
キャスト:カーク・ダグラス、ジョン・カサヴェテス、エイミー・アーヴィング、チャールズ・ダーニング etc

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映画『フューリー』の登場人物(キャスト)

ピーター(カーク・ダグラス)
元CIAの秘密諜報員。海水浴中に黒ずくめの武装集団に襲われて、息子ロビンをさらわれる。ロビンを取り戻すため命懸けで奔走する。
ロビン(アンドリュー・スティーブンス)
ピーターの息子。超能者であり念力を操れる。政府の秘密機関に収容され、殺人者になるための特殊訓練を受けさせられる。
ジリアン(エイミー・アーヴィング)
超能力者の高校生。超能力の実験を行う特別授業で特殊能力に目覚める。同じ超能者のロビンと意識を同化させることができる。
ヘスター(キャリー・スノッドグレス)
ピーターの恋人。超能力を研究するパラゴン研究所で働いている。ピーターの息子捜しに協力する。
チルドレス(ジョン・カサヴェテス)
ピーターの元同僚で20年間の付き合いであった。ある日ピーターを裏切ってロビンを誘拐し、殺人者にするための訓練を受けさせる。

映画『フューリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『フューリー(1978)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『フューリー』のあらすじ【起】

1977年の中東。元CIA秘密諜報員のピーターは、超能力を持つ息子のロビンと海水浴を楽しんでいた。すると突然、黒ずくめの武装集団に襲われる。ロビンは誘拐されてしまい、ピーターが乗っていたボートは爆破された。ロビンを誘拐したのは、ピーターの元同僚の諜報員チルドレスだった。

1978年のシカゴ。高校生のジリアンは他の人に比べて記憶力がずば抜けて高く、友達から羨ましがられていた。ある日学校で、パラゴン研究所による超能力の特別授業を行われ、ジリアンは念力やテレパシーなどの潜在能力を一気に開花させる。しかし、手を触れたクラスメートの鼻や目から大量の出血をさせてしまい、ジリアンは自分の能力を恐ろしく感じ始めた。

ピーターは武装集団から逃れた後、ホテルに潜伏していた。追っ手の気配を感じてパンツ姿で逃走し、民家で服を盗んで警察官の車を乗っ取り、尾行する政府の車とカーチェイスを繰り広げて追っ手を撃退する。その後、パラゴン研究所で働く知人女性ヘスターを訪ね、息子の救助の助けを求めた。

映画『フューリー』のあらすじ【承】

クラスメートを傷付けたことですっかり落ち込んだジリアンは塞ぎ込み、パラゴン研究所で2週間のプログラムを受けることになった。ヘスターは助手としてジリアンをサポートする。この研究所には他にも何人かの子供たちが超能力の訓練を受けていたが、ジリアンの能力は特別だった。

ジリアンはカードゲームを全て言い当てるなど、透視能力に特に優れていた。ヘスターたちが驚くほどのスピードで超能力を向上させるジリアン。ある日、ジリアンの手が偶然所長の手に触れた瞬間、彼女の脳裏に所長の記憶のビジョンが投影された。それは以前、この研究所にロビンという青年が連行され、2階から転落したという実際に起きた映像だった。

所長はジリアンの能力が本物だと確信。本格的なテストを開始するが、彼女が超能力を発揮する度に強力な電磁波が発生するため、慎重な準備が必要であった。翌朝、研究所にチルドレスが現れ、ロビンが政府の極秘施設で超能力を発揮していることを報告した。

映画『フューリー』のあらすじ【転】

ジリアンがロビンの写真を手に目を閉じると、現在実験中で苦しんでいる彼のビジョンが脳裏に投影された。しかし、ビジョンだけでなく彼の苦しみまで伝わり、ジリアンも苦しみ始める。すると、隣に座っていた研究所職員にも衝撃が伝わり、職員は頭部から大量の血を流して死んでしまった。

ジリアンも政府の極秘施設に移されることになり、へスターは彼女を逃がすことにした。ヘスターの手伝いで脱出するジリアンだったが、ヘスターは彼女を守ろうとして車に撥ねられ死んでしまう。その場に居合わせたピーターはヘスターの死を悲しみ、その後、ジリアンを連れて高速バスに飛び乗った。

一方、ロビンは超能力の実験結果により、その能力は原子力に匹敵することが判明する。しかしまだまだ不安定であるため、適度な休息が必要であった。ロビンを心身ともにサポートしている女性博士が、彼を屋内遊園地に連れて行った。ロビンは博士が他の男と話をしただけで嫉妬に駆られ、超能力を爆発させる。回転マシーンなどの遊戯を高速回転させて、遊園地をパニックに陥らせた。

映画『フューリー』の結末・ラスト(ネタバレ)

ジリアンはまるで受信機のように、ロビンが考えていることや見ているものが見えるようになり、ロビンがいる秘密施設を目指した。ロビンはその施設で、精神不安定で苛立っていた。女性博士を食堂に閉じ込めると、念力を使って彼女を宙に浮かせて、駒のように高速で回転させた。

ピーターとジリアンは秘密施設で警備員に捕まり、チルドレスの部屋に連行された。ピーターは異変に気付いて食堂へ走り、血まみれになった女性博士の死体を発見。その頭上では宙に浮いたロビンが、ピーターをじっと見下ろしていた。

ロビンは自分を制御できない状態に陥っており、父であるピーターに襲い掛かった。2人は窓から飛び出して屋根を転がり、ロビンは手を放してひとりで落下して死んでしまう。ピーターはショックを受けて、後を追うように命を絶った。

チルドレスはロビンの代わりにジリアンを研究しようとしたが、ジリアンは怒りを爆発させる。地獄に落ちろと念力をかけて、チルドレスの体を木っ端微塵に破裂させるのだった。

映画『フューリー』の感想・評価・レビュー

ブライアン・デ・パルマ監督による超能力映画。1978年の作品なのでテンポはゆっくりめで落ち着いて見られる。ラストのチルドレス爆破シーンは度肝を抜かれたが、中盤にジリアンがロビンのビジョンを見るシーンなど、今見てもかっこよく感じられる斬新なシーンが多かった。

その一方で、カーク・ダグラス演じるピーターがパンツ姿で逃走し、高齢の母と暮らす中年夫婦の家で服を拝借するシーンがまるでコントだった。時間も割と長く割かれて重要なのかと思ったらそうでもないので、一体何だったのかと不思議な気分になった。(MIHOシネマ編集部)

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