映画『ゲーム・ナイト』の概要：マックスはゲームを通じてアニーと知り合った。2人は結婚した後、週に1回ゲームの日を開催し、友人達を家に招いて遊んでいた。そんなある日、マックスの兄のブルックスが訪ねてくる。ブルックスは殺人推理ゲームを企画した。
映画『ゲーム・ナイト』の作品情報
上映時間：100分
ジャンル：コメディ
監督：ジョン・フランシス・デイリー、ジョナサン・ゴールドスタイン
キャスト：レイチェル・マクアダムス、ジェイソン・ベイトマン、カイル・チャンドラー、シャロン・ホーガン etc
映画『ゲーム・ナイト』の登場人物（キャスト）
- マックス・デイヴィス（ジェイソン・ベイトマン）
- 兄のブルックスに対して強いコンプレックスを抱いている。ゲームを通じてアニーと仲良くなり、結婚する。
- アニー・デイヴィス（レイチェル・マクアダムス）
- マックスの妻で良き理解者。妊娠を望んでいる。ハキハキした明るい性格の女性。ゲームが好き。
- ブルックス・デイヴィス（カイル・チャンドラー）
- 投資家と言っていたが、本当は闇市場で芸術品の売買を行っている。器用な性格で、ズルをしながら人生を渡り歩いてきた。
- ゲイリー・キングスブリー（ジェシー・プレモンス）
- マックス夫妻の隣人。別れた妻のことが忘れられずにいる。警官。どこか不気味な雰囲気を漂わせている。
映画『ゲーム・ナイト』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ゲーム・ナイト』のあらすじ【起】
マックスとアニーはゲームを通じて知り合い、結婚をした。2人は子供をもうけようとしていたが、なかなか妊娠には至らなかった。病院を受診した結果、不妊の原因がマックスにあり心理的な要因によるものだということが分かった。マックスは負けず嫌いで、本人は認めていないが兄のブルックスに対して強いコンプレックスを抱いていた。
マックスとアニーは週に1回ゲームの日を開催し、友人達（ライアン、ケヴィン、ミシェル）を家に招いて遊んでいた。隣人のゲイリーから参加したいと声をかけられるが、嘘を吐いて断った。マックス達は仲間外れにすることに罪悪感を抱きながらも、ゲイリーのことを不気味に感じて誘うことができないでいた。
ケヴィンとミシェル、ライアンがガールフレンドのマディソンを連れてマックス達の家を訪ねてきた。そこに、ブルックスが高級車のコルベットに乗って颯爽と現れる。隣の家の玄関先にゲイリーが立っており、マックス達の姿をじっと見ていた。ブルックスがマックスの制止を無視して話したため、ゲイリーにケヴィン達が来ていることがバレてしまう。マックスは気まずい思いをした。
マックス達はブルックスを仲間に入れてゲームに興じた。しかし、ブルックスに過去の恥ずかしい出来事をバラされ、ゲームで負けてしまう。マックスの心は傷つくが、ブルックスはマックスの気持ちを思いやることなく、来週自宅に来るよう和やかな態度で皆を誘った。マックスとアニーはそんなブルックスの態度に腹を立てた。
映画『ゲーム・ナイト』のあらすじ【承】
1週間後。マックス達はブルックスの家を訪ねた。そこには既にケヴィン達の姿があり、ライアンは会社の経理を任せているサラを連れてきていた。マックスはボードゲームを持参していたが、ブルックスに投げ捨てられる。ブルックスは殺人推理ゲームを考えていた。誘拐された者を殺される前に見つけるという内容で、プロの俳優に協力してもらう予定を立てていた。そして、優勝商品としてコルベットをプレゼントするつもりだった。
FBI捜査官のヘンダーソンが訪ねてきた。ライアン達は殺人推理ゲームが始まったと喜んだ。ヘンダーソンの話を聞いていると、男達が玄関を壊して現れた。ヘンダーソンは殴って気絶させられ、ブルックスは襲われてしまう。ブルックスは抵抗するが、捕まって連れ去られた。マックス達は演技だと思っており、呑気にしゃべっていた。
マックスとアニー、サラとライアン、ケヴィンとミシェルはそれぞれブルックスの捜索を始めた。マックス達は携帯を追跡し、ブルックスを誘拐した1人を見つける。誘拐犯はバーに入っていった。マックス達は後をつけ、捕まっているブルックスを見つける。しかし、誘拐犯側にそのことが気づかれてしまう。アニーは誘拐犯とブルックスが格闘していたときに落ちた銃を使い、誘拐犯達を跪かせた。
映画『ゲーム・ナイト』のあらすじ【転】
ケヴィン達が目を覚ましたヘンダーソン（本名ロン）に手がかりを聞いていると、誘拐犯役の俳優達がやってきた。そこで、ブルックスが本物の誘拐犯に捕まったことに気づく。ロンは会社に連絡を取り、そのことを報告した。
マックス達はブルックスを助けた。そこで、本物の誘拐が起きていることを教えられる。マックス達は話を信じなかった。だが、アニーが持っていた銃が暴発しマックスの腕に弾が当たったことで本当だと信じざる負えなくなる。マックス達は車で逃走しながらブルックスに説明を求めた。ブルックスは闇市場で芸術品の売買を行っており、「ブルガリア人」と呼ばれるヤバい人物と取引を行った。「ブルガリア人」に言われてインペリアル・イースター・エッグを手に入れたのだが、2倍の金を払うと言われ別の男（マーロン・フリーマン）に売っていた。そのことでつけ狙われ、誘拐されそうになったのだった。警察に内通者がいるため、通報することはできなかった。
ブルックスはマックス達を巻き込むわけにはいかないため、車から飛び降りた。誘拐犯達が銃を撃ってきたため、マックス達はブルックスを助けることができなかった。さらに、警察に通報される恐れがあったため、病院に行くことができなかった。そこで、アニーがマックスの腕の治療を行うことになった。
マックス達はケヴィン達に事情を説明し、マーロンを探すことにした。マーロンが偽名だったため、本名を探る必要があった。アニーは警官のゲイリーの家のパソコンを調べることを思いつく。アニー達がゲイリーとゲームを行っている間に、マックスがパソコンを調べて偽名のデータベースを確認した。マーロンの本名はドナルド・アンダートンだった。ブルガリア人についても調べると、殺人容疑や人身売買容疑で手配されていることが分かった。
マックスの腕から血が垂れてしまい、ゲイリーの犬と床が汚れてしまう。マックスは近くにあった布と水で拭き取るが、血を拭うことはできなかった。しかも、犬が体を震わせたため、血が辺りに飛び散ってしまう。マックスは掃除を諦め、逃げることにした。
映画『ゲーム・ナイト』の結末・ラスト（ネタバレ）
マックスの携帯に誘拐犯から連絡があり、12時に橋に来なければブルックスを殺すと脅される。12時まであと1時間もなかった。マックス達はインペリアル・イースター・エッグを盗むため、ドナルドの家に忍び込んだ。そこでは、ファイト・クラブが開催されていた。皆で手分けしてエッグを探し、ライアンが見つける。だが、盗んだことがバレてしまったため、皆でエッグを守りながら逃げ出した。
マックス達は車で橋へと移動した。その途中、急ブレーキを踏んだ拍子にインペリアル・イースター・エッグが壊れてしまう。そのエッグは偽物で、プラスチック製だった。エッグの中には「WITSEC（証人保護プログラムの人物リスト）」と書かれた紙が入っていた。ブルガリア人はそれを手に入れようとしていたのだ。
マックス達はブルックスを助けるため、橋の上でブルガリア人の一味と会った。ブルックスは助けに来てくれたマックスに対して、自分よりも良い人間だと言葉をかけた。ブルックスが今までマックスに勝っていたのはズルをしていたからで、優秀で幸せな人生を送っているマックスのことを羨んでいた。今回企画した殺人推理ゲームで償いをしようと思っており、マックスのポケットにコルベットの鍵を忍び込ませていた。
マックス達が殺されそうになったとき、ゲイリーが現れ助けられる。しかし、ブルガリア人の一味が生き残っており、ゲイリーが撃たれてしまう。マックス達はゲイリーに駆け寄り、今まで冷たくしていたことを謝罪した。その時、ゲイリーの体に血糊が付着していることに気づく。撃たれたのは嘘で、ゲイリーが殺人推理ゲームをジャックして遊んでいただけだった。
ゲイリーは「WITSEC」と書かれた紙のことは何も知らなかった。皆の前にブルガリア人と男が現れ、ゲイリーが撃たれてしまう。マックスは「WITSEC」と書かれた紙を渡し、穏便に話を終わらそうとした。しかし、ブルックスはブルガリア人達が逃がしてくれるとは思えず、紙を丸のみした。ブルックスはブルガリア人達に連れ去られてしまった。
ブルガリア人の一味はブルックスを連れて飛行機に乗り飛び立とうとしていた。マックスはコルベットを使い、飛行機の離陸を止めた。そして、激しい戦いの末、ブルックスを救い出すことに成功する。マックスは兄に対してのコンプレックスを克服し、子供を作りたいと思うようになった。3か月後。ブルックス主催で、マックスやゲイリー達はゲームを行っていた。アニーは妊娠したことを皆に報告した。
映画『ゲーム・ナイト』の感想・評価・レビュー
コメディ作品ではあるのだが、二転三転するストーリーがとてもおもしろかった。そこら辺のミステリー映画よりもきっちり物語が作り込まれていたように思う。ゲイリーが始めもの凄く怖くて、ホラー映画に登場してくるような不気味さがあった。しかし、皆の仲間に入ろうと必死な姿を見ていると、少しだけ応援したくなった。マックスがコンプレックスを克服して、アニーが妊娠した終わり方はとても素敵で良かったと思う。（MIHOシネマ編集部）
シリアスなサスペンス作品だと思って鑑賞しましたが、思っていたよりもコメディ要素が強く、それほど意気込まずに見ることが出来ました。
ゲームが大好きな夫婦が友人を招いてゲームパーティをしますが、そこで起こる事件をハラハラドキドキさせながら、どんでん返しもありつつ描いています。
兄のブルックスがとにかく嫌な奴でイライラしましたが、後半は彼は痛い目に遭うので最初は少し我慢して見て欲しいです。ハッピーな気持ちになれるラストはとても良かったと思います。（女性 30代）
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