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映画『タイム・トラップ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『タイム・トラップ』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『タイム・トラップ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『タイム・トラップ』の結末までのストーリー
  • 『タイム・トラップ』を見た感想・レビュー
  • 『タイム・トラップ』を見た人におすすめの映画5選

映画『タイム・トラップ』の作品情報

タイム・トラップ

製作年:2017年
上映時間:87分
ジャンル:SF、アクション、アドベンチャー
監督:マーク・デニス、ベン・フォスター
キャスト:ライリー・マクレンドン、キャシディ・ギフォード、ブリアンヌ・ハウイー、オリヴィア・ドレアギツェヴィチ etc

映画『タイム・トラップ』の登場人物(キャスト)

ホッパー(アンドリュー・ウィルソン)
考古学者。両親が「若返りの泉」の謎を追い、行方不明になっている。ボスという名の愛犬がいる。
テイラー(ライリー・マクレンドン)
ホッパーの助手。仲間思いの熱い男。友人のカラに思いを寄せている。頭の回転が早い。

映画『タイム・トラップ』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『タイム・トラップ』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『タイム・トラップ』のあらすじ【起】

考古学者のホッパーは助手の付き添いを拒み、ボスと名付けた愛犬を連れて洞窟に調査に行った。2日後。ホッパーが戻って来なかったため、助手のジャッキーとテイラーは友人のカラとカラの異母姉妹のヴィーヴズと一緒に探しに行くことにした。

ホッパーは70年代に消えたヒッピーを探していた。2人のヒッピーは「若返りの泉」を探しに行き、そのまま行方不明になっていた。ホッパー捜索の同行者に、ヴィーヴズの友人であるファービィが新たに加わった。

ジャッキー達が洞窟に向かうと、古い車が放置されていた。その車の中にあった写真を確認し、ホッパーが探していたヒッピーが彼の両親だったことが判明する。車にはロープが繋がれており、洞窟の中に続いていた。ジャッキー達はそのロープを辿って洞窟の中に入った。

ホッパーは人の後姿を追いながら洞窟の中を探索していた。その時、不気味な物音と悲鳴が聞こえた。ホッパーは慌てて洞窟の外に飛び出すが、そこにいるはずのボスの姿が見えなかった。さらに、自分の車が何年も放置していたかのように錆びれ、植物が絡みついていた。近くにあった車の中を確認すると、ジャッキーの鞄があった。ホッパーはジャッキー達を探すため、ケミカルライトをばら撒きながら洞窟の中を探索した。

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映画『タイム・トラップ』のあらすじ【承】

洞窟内を探索していたカラ達は、悲鳴を聞き引き返すことにした。しかし、ロープが切られてしまい、戻れなくなる。しかも、ジャッキーが足を負傷し、彼女を助けたテイラーも指を骨折した。入り口付近で待機しているファービィの仕業を疑うが、崖下から呼びかけても何の返答もなかった。

無線を通じて、ファービィが助けを求めてきた。しかし、彼の声とは全く違う声のように感じ、違和感を抱く。テイラー達は何が起きているのか分からず困惑する。怪我をしているジャッキーをその場に残し、テイラー達は洞窟の探索を行った。

テイラー達は首が折れているファービィと切れたロープを見つける。ロープは何者かが切った形跡があった。テイラー達はその場にあったファービィのカメラを確認した。すると、洞窟内で1時間しか経っていないにも関わらず、動画では数日が経っていた。テイラー達は何が起きているか分からず困惑する。

ファービィはホッパーの車の中から彼の父の日記を見つけていた。ホッパーの妹が病に倒れたため、彼の両親は「若返りの泉」を探したのだった。

カラが岩場を登って外に脱出し、救助を求めることになった。テイラーはカラの身を案じ、SOSを発進するGPSビーコンを渡した。カラは何とか外へと脱出するが、空気が変で息苦しく感じた。何かが爆発したのか、周囲には木も草もなく岩だけで地表がむき出しになっていた。しかも、信号を受信できなくて、GPSビーコンは役に立たなかった。さらに、空には奇妙な物体が浮いていた。

映画『タイム・トラップ』のあらすじ【転】

カラはテイラー達の元に戻った。すると、崖を登ってから 2秒しか経っていないと言われる。カラは持って行ったカメラを皆に見せ、テイラーは洞窟内で撮っていた動画をカラに見せた。すると、洞窟の外では30分経っていたにも関わらず、洞窟内では数秒しか経っていないことが分かった。テイラーはこのことから、ファービィのロープが切れたのは時間の流れによる摩擦だと推察した。つまり、洞窟内では時間の流れが遅いのだ。

テイラーはファービィの無線機がいつ壊れたのか疑問を抱き、動画を確認した。すると、テイラーが呼びかけたときには、まだファービィが生きていたことが分かった。ファービィはロープが切れて落下した際に亡くなったのではなく、洞窟内にいた何者かにやられていた。

ヴィーヴズはファービィが撮ったビデオを確認し、洞窟の外では数百年の時が経過していることに気づく。その時、スーツを着た何者かが洞窟内に降りてきて、原始人に襲われた。スーツを着た人物は武器を使って反撃し、原始人を倒した。テイラー達は急いでその場を逃げ出した。

映画『タイム・トラップ』の結末・ラスト(ネタバレ)

テイラー達はホッパーの両親の遺体を見つける。近くには原始人の姿もあった。テイラーは原始人と戦い、カラ達を逃がした。その後、カラはやって来ないテイラーを心配し、引き返した。そして、頭から血を流して倒れているテイラーを見つける。カラがテイラーに縋って泣いていると、スーツを着た人物が現れた。スーツを着た人物はテイラーを治療水の中に入れて救った。

原始人に襲撃され、スーツを着た人物はマスクを奪われてしまう。スーツを着た人物は息ができなくて苦しそうだった。テイラー達は助けようとするが、手遅れだった。その時、スーツを着た人物に襲われた原始人達が眠りについた。スーツを着た人物は機械を使い、人類が火星の植民地化に向けて動いていることを伝えた。洞窟の外では数千年の時が流れていた。

テイラーはホッパーを見つけた。だが、彼は怪我を負っていた。ホッパーの近くには時間に捕らわれたホッパーの妹の姿があった。洞窟全体で泉を守っており、層によって時間が流れる速度は違った。ホッパーの妹がいる場所はゆっくりとした時間が流れており、一度空間に入れば出ることはできなかった。

テイラーはホッパーを救おうとするが、拒まれてしまう。ジャッキー達に呼ばれ、仕方なく皆の元に戻った。そして、ファービィを救うため、彼を治療水の中に運んだ。その時、原始人が襲ってきた。テイラー達はスーツを着た人物が使っていた梯子を使って洞窟の外に出ようとした。しかし、原始人に襲われ、カラだけが洞窟の外に出てしまう。その数秒後、テイラー達はスーツを着たカラに助けられる。

ファービィが水の中から飛び出すと、火星に向かう宇宙船の中にいた。ホッパーや彼の家族も水の中から現れた。ファービィとホッパーは何が起きているのか分からず困惑する。宇宙船の中にはテイラー達の姿があり、家には帰れないが皆一緒にいれることを告げた。

映画『タイム・トラップ』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

何だかよく分からない物語のまま、力技でハッピーエンドを納得させるような作品だった。原始人と未来人と現代人が争う場面は意味が分からなくてコントのように感じたし、未来人が現代人を救う意味もよく分からなかった。洞窟内と外で時間の流れが違うという設定はおもしろかったので、ストーリーがペラペラで非常に残念に感じた。キャラクターの中では、ファービィが可愛くて良い味を出していたと思う。ただ、意味もなく死んで意味もなく生き返ったように感じて、扱いがちょっと可哀想だった。(MIHOシネマ編集部)


暗闇がそこまで得意じゃないせいか、洞窟を探索しているシーンだけでもちょっと怖く感じた。ホッパー教授を探しに行ったジャッキー達が、色々と危険な目に遭うのだが、初めは殺人鬼でも潜んでいるのかと思った。なので、洞窟の外で数百年の時が経過していることが判明したとき、予想外のストーリーに唖然とした。原始人が現れたり、宇宙船が登場したり、とにかく最後まで驚きの連続だった。自分は上手くストーリーを把握することはできなかったのだが、独創的な作品だったことは間違いない。(女性 30代)


時間の流れが違う洞窟を舞台に家族や大切な人を捜索するうちに、計画に巻き込まれていくというストーリーなのですが、敵と味方の区別が付きにくいので理解するまでに少し時間がかかりました。
洞窟の中と外では時の流れるスピードが違うということは徐々に分かりますが、原始人やスーツの人間たちなど過去・未来の人間が一緒になって登場するのはめちゃくちゃな設定かなと感じます。
最終的には宇宙船に乗って…というよく分からないことになっているので話を壮大にしすぎてしまったのが失敗かなと思います。(女性 30代)


低予算ながらもアイデアとテンポで最後まで楽しめたSF作品でした。洞窟内の時間の流れが外界と大きく異なるという設定はとても新鮮で、観ていて常に先が読めないスリルがありました。特に、時間のズレによって外の世界が何百年も経過していたというラストの展開には驚愕。小さな冒険のように始まった物語が、宇宙規模のSFに発展していく展開にワクワクしました。(20代 男性)


最初は学園モノの探検映画かと思いきや、意外にもディープなSFで驚きました。洞窟の中で過ごした数時間の間に、外の世界では何百年も経っていたというラストは衝撃的。タイムスリップものではなく、時間の流れそのものが違うという設定が面白く、思わず物理の本を読みたくなりました。家族で観るというより、SF好きな大人向けかもしれません。(30代 女性)


「時間の中に閉じ込められる」というアイデアだけで、ここまでワクワクできるとは思いませんでした。洞窟内の時間の遅れを発見した瞬間から、ただの冒険が一気にスケールアップしていく感覚がたまりません。文明崩壊後の人類、未来人、そして不老不死の騎士まで登場し、アイデアの宝庫のような作品。粗もあるけど、この発想力に拍手したい。(40代 男性)


SF初心者でも楽しめるような作りになっていて、難しい理論よりも感覚的な驚きが味わえる作品でした。子どもたちの好奇心が、思いがけず世界の変化に直面するという展開は、どこかジュブナイル的でもあり、懐かしさすら感じました。最後に宇宙船のような未来人に救われるラストはちょっと安直にも見えましたが、希望があって好きでした。(20代 女性)


コンパクトな尺の中で、よくこれだけの世界観を構築できたなと思いました。時間の遅れが進化論や人類の歴史にまで波及していく展開には圧倒されます。洞窟の中のシーンがメインなので、閉塞感があるかと思いきや、むしろそれがサスペンスと緊張感を高めていました。細かい設定の詰めは甘いですが、コンセプト勝ちの良作です。(30代 男性)


予算の少なさは感じましたが、それを感じさせないくらいに設定が面白かったです。時間の概念を視覚的に描くアイディアが秀逸で、特に洞窟内での動作と外の時間のズレの描写が効果的でした。登場人物たちが置かれている状況の過酷さもリアルに伝わってきて、心理的な緊張感も◎。最後に登場する未来人の存在で、一気に物語がスケールアップしたのも見事。(40代 女性)


「時間の流れが違う空間に閉じ込められる」というシンプルな設定が、とても効果的に働いていたと思います。観ながら、もし自分が同じ状況にいたら…と何度も考えてしまいました。途中で登場する不老の存在や文明崩壊の伏線も興味深く、思っていた以上にSFとして深掘りされていて驚きました。テンポがよく、飽きずに最後まで観られました。(50代 女性)

映画『タイム・トラップ』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『タイム・トラップ』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

プリデスティネーション

この映画を一言で表すと?

時空を超えて「自分自身」を追う、驚愕のタイムパラドックス・ミステリー。

どんな話?

ある時空エージェントが、未来を変えるために過去を行き来しながら、連続爆破犯「フィズル・ボマー」を追う物語。物語が進むにつれて複数の時代と人物が交錯し、観る者の予想を次々と裏切っていく構成が魅力。

ここがおすすめ!

『タイム・トラップ』が持っていた“時間の仕掛け”をさらに複雑かつ深く描いた傑作。驚きのラストは、「時間とは何か」「自分とは誰か」を考えさせられます。SF好きなら絶対に一度は観ておきたい1本です。

ARQ(アーク)

この映画を一言で表すと?

1日が何度もループする中で、真実に近づくSF密室スリラー。

どんな話?

とある研究施設で目覚めた男が、目の前で起こる侵入者の襲撃を食い止めようとするが、毎回同じ“朝”に戻ってしまう。彼は限られた時間の中で、事件の真相と、自分が抱える運命的な役割を明かしていく。

ここがおすすめ!

『タイム・トラップ』同様、時間が持つ“異常性”に焦点を当てたスリリングなストーリー。1つの空間で展開されるにも関わらず、緊張感と謎解きが加速していく展開はクセになること間違いなし。Netflixオリジナルでサクッと観られる点も◎。

イン・ザ・シャドー・オブ・ザ・ムーン

この映画を一言で表すと?

9年ごとに現れる連続殺人犯の正体に迫る、時間を超えた刑事サスペンス。

どんな話?

1988年、警官トーマスは奇妙な手口で人を殺す犯人を追う。しかし犯人は時を超えて9年ごとに現れ、事件は過去と未来を巻き込んで複雑に交錯する。やがて彼は、自分自身も予期せぬ運命に巻き込まれていく。

ここがおすすめ!

SF要素と刑事ドラマの融合が見事で、時間を“点”ではなく“線”として描く構成が『タイム・トラップ』の魅力とも通じます。伏線が丁寧に張られたストーリー展開は、最後に鳥肌が立つこと間違いなし。

ザ・バタフライ・エフェクト

この映画を一言で表すと?

過去を変えれば未来も変わる、記憶と運命が交差する感情系SF。

どんな話?

過去の記憶を読み返すことで、その瞬間に“戻れる”力を持つ青年が、自分と周囲の人々を救おうと何度もタイムリープを繰り返す。しかし小さな選択が想像もしない未来を引き起こしてしまう。

ここがおすすめ!

『タイム・トラップ』に通じる「時間操作による代償」のテーマが軸にあり、観る者の心を揺さぶります。予測不能な展開と、複数のエンディングが生む切なさは、SF映画としてもヒューマンドラマとしても傑作。

パンドラム

この映画を一言で表すと?

目覚めたら宇宙船、記憶なし、そして何かが潜んでいる——極限の閉鎖SFサバイバル。

どんな話?

宇宙移民船で目覚めた2人の兵士が、自分たちの任務も過去も思い出せないまま、船内で何か異常な存在に襲われる。船の奥深くを探索していく中で、彼らは信じがたい真実にたどり着く。

ここがおすすめ!

閉鎖空間+時間のズレという意味で『タイム・トラップ』のファンにハマる要素が満載。サバイバルとミステリー、そして壮大なSF要素が次々に展開し、最後の種明かしで衝撃を受けること必至です。隠れた名作です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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