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映画『ゲット スマート』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ゲット スマート』の概要:極秘諜報機関「コントロール」の不運な分析官マックスは、犯罪組織からの襲撃をきっかけに念願の現場エージェントとして任務に就くことになる。全米興行収入ランキング初登場第1位を記録した痛快アクション・コメディ。

映画『ゲット スマート』の作品情報

ゲット スマート

製作年:2008年
上映時間:110分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:ピーター・シーガル
キャスト:スティーヴ・カレル、アン・ハサウェイ、アラン・アーキン、ドウェイン・ジョンソン etc

映画『ゲット スマート』の登場人物(キャスト)

マックスウェル・スマート / エージェント86(スティーブ・カレル)
コントロールの優秀な分析官。運は悪いが、頭は働く。何気ない日常会話から、人物が抱えている問題を考察する能力がある。通称マックス。
エージェント99(アン・ハサウェイ)
コントロールの現場エージェント。スパイとして数々の任務を遂行し、チーフから高く評価されている。敵組織に顔がばれてしまったため、整形をしてコントロールに帰ってきた。
エージェント23(ドウェイン・ジョンソン)
コントロール内で敏腕と称される現場エージェント。ロシアで、マックスと99の任務の後始末をした。
チーフ(アラン・キーラン)
眼鏡をかけた初老の男。責任者としてコントロール本部の舵を取っている。凄腕のパイロット。
シーグフリード(テレンス・スタンプ)
国際犯罪組織カオスの幹部。ダリープを含め、部下を嘲りの対象と見ている。
ダリープ(ダリープ・シン)
カオス内での便利屋。あまり喋らない。ラジオ番組「アメリカン・トップ40」のファン。
クリスティック(デビット・S・リー)
カオスに核爆弾の材料を提供する兵器屋。華やかな社交パーティーを開く。

映画『ゲット スマート』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ゲット スマート』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ゲット スマート』のあらすじ【起】

極秘諜報機関コントロールで分析官として働くマックスは、現場エージェントに転身するために昇任試験を受け続けている。8度目の正直で合格できたマックスだったが、チーフはマックスの分析能力を活かすために内勤のままにする。マックスが息抜きの散歩から帰ってくると、コントロール本部は襲撃されていた。

国際犯罪組織カオスは、各地でコントロールのエージェントの暗殺を始める。カオスに兵器を提供しているのがロシアにいるクリスティックという人物だと判明する。新しいエージェント86に任命されたマックスは、エージェント99とロシアへ向かう。

行きの機内で99はダリーブを発見する。間抜けなマックスは、航空保安官に取り押さえられる。トイレにあるエージェント用パラシュートを使って脱出を試みるマックス。不運にもエアロックを作動させてしまい、そのまま飛行機から落とされる。99はマックスがパラシュートを着けていないことを知り、急いで降下する。

2人の後を追って脱出したダリーブのパラシュートを切り裂くことに成功した99。ダビードはマックスと99を掴んで離さない。機転を利かせた99はキスでダビードを動揺させ、追い払うことに成功する。

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映画『ゲット スマート』のあらすじ【承】

カオスの工作員の会話を盗み聞きしていたマックスは、カオスが核爆弾の製造を始めていると分析する。放射能センサーも反応しており、99はマックスの分析に賛同する。マックスと99はその工作員を尾行し、クリスティックのパーティー会場へ潜入する。

変装した99はクリスティックの興味を引き、その間にマックスはチーフにパーティー会場の赤外線スキャンを依頼した。マックスと99は事務所がある離れへ潜入する。パソコン内のデータへアクセスした2人は、リストの中から雷管がモスクワのパン屋に出荷されていることを突き止める。雷管は核爆弾の材料だった。

99はマックスの能力を次第に認め始める。マックスは運が悪く間抜けだが、ズバ抜けた洞察力と分析力を持っていた。2人は巧みな協力プレイでクリスティックを殺害し、モスクワへ向かう。

協力してクリスティックを倒したことで、マックスは自分と99はチームワークを発揮していると感じる。コントロール本部の襲撃から二重スパイがいると考えていた99は、相棒だとしても信用してはいけないと答える。

映画『ゲット スマート』のあらすじ【転】

無線機を着けたマックスと99は、別々のルートでカオスの工場へ向かう。パン屋のルートから工場へ潜入したマックスを、シーグフリードと部下のシュターカーが出迎える。シーグフリードに騙されて、シュターカーと共に閉じ込められたマックス。通気口から侵入しようとしていた99は無線でそのことを知り、マックスを助けに行く。

シュターカーを倒したマックスは部屋の扉を開け、工場の内部を探る。ウランを発見したマックスは、工作員から逃げながら工場のあちこちに爆弾を仕掛ける。マックスは99と合流し、核物質に影響しない程度の爆発だと伝える。

マックスと99はダリープに追い込まれる。99はダリープに立ち向かうが敵わない。マックスはダリープを説得し続け、心を動かされたダリープは2人を逃がそうとする。それを見て安心したマックスと99を裏切り、ダリープは1人だけで工場から脱出する。

シーグフリードはマックスと99を殺し損ねた後、核燃料を工場から秘密裏に搬出する。後始末をしに来た23は、99とチーフに工場の跡地に核爆弾の製造を示す証拠はないと報告する。99は工場の内部を自分の目で確認していなかった。そのことから、マックスは二重スパイとされる。

シークリードは政府に脅迫の電話を掛ける。政府の首脳陣はカオスの要求を呑まず、いたずらと片付ける。シークリードは見せしめとして、爆破の計画を開始する。

映画『ゲット スマート』の結末・ラスト(ネタバレ)

コントロール本部内にある拘置室で過ごすマックスは「アメリカン・トップ40」の番組内で取り上げられたダリーブからのメッセージを聞く。マックスはコントロール本部から抜け出し、ロサンゼルスへ向かう。

チーフは99と23を連れ、ロサンゼルスに大統領を説得しに来るが失敗に終わった。ヘリコピターへ乗り込もうとする3人の元にマックスが現れる。マックスがカオスの爆破計画を知った真相を聞いたチーフと99は、マックスをまた仲間として迎え入れる。

爆破の対象のコンサートホールで、マックス達はシークレット・サービスに追い返される。23から放射能が感知されたことで、本物の二重スパイが23だと判明する。23は99を連れ去る。

車で逃げる23は、アタッシュケースの中の爆破起動スイッチを入れる。手すりに手首を縛られた99は拘束を解こうとする。マックスとチーフは小型ヘリに乗り込み、23と99を追いかける。マックスは23の車に飛び乗り、アタッシュケースを奪い合う。車は脱線し線路で列車と衝突しそうになるが、間一髪の場面で23を振り切ったマックスと99。

コンサートで「歓喜の歌」が演奏されると、クライマックスの音を感知した装置が自動的に爆発する仕掛けだった。マックスは指揮者に飛び掛かり、演奏を中断させる。ピアノの下に爆弾が隠されていることを指摘したマックスに、観客は拍手を送る。

事件の終息後、正式にエージェント86となったマックスは99と公司を共にする相棒となる。

映画『ゲット スマート』の感想・評価・レビュー

極秘諜報機関のエージェントの活躍をコミカルに描くスパイアクション映画。

スパイ映画の定番をコミカルに表現している点がユニークな作品。かといって単純なコメディ映画にならずにアクションやスパイ同士の駆け引き、観客の予想を覆す展開など他のスパイ映画にも引けをとらない演出が見事である。非常にバランスが良く多くの人が楽しむことが出来る作品となっている。またアン・ハサウェイやドウェイン・ジョンソンら脇を固めるキャストにも注目。(男性 20代)


アクションとコメディが融合した、爆笑間違いなしの作品です。
分析係から夢だったスパイエージェントとなった、少しドジなマックスがスーパーエージェント99とコンビを組み大活躍する映画です。
ドジで失敗しそうなところがなぜか運よく成功してしまう、そんなドタバタの展開の中、最後には抜群のコンビネーションで事件を解決していきます。

ドラマヒーローで一躍有名となった日本人俳優マシ・オカもエンジニアとして参戦。彼の活躍も見逃せません。(女性 20代)


昔のテレビシリーズのリメイクだったのを知らずに観ていました。コメディが良いアクセントになった、軽いノリで楽しめるアクション作品でした。
そもそも、観てみようと思ったのは『HEROS』で一躍人気俳優となったマシ・オカが出演しているという情報を耳にしたからです。端役ではありましたが、やっぱりキャラクターが際立ってました。
スパイものでのコメディ、こういう感じならアリだと思わせてくれました。(女性 20代)


痛快アクションコメディ。登場するエージェント達の腕は確かなのに、どこか緊張感に欠けていて、隠密に遂行できた任務が一つもない(笑)。肝っ玉が大きすぎるマックスの、どんな時でも窮地でもボケることを忘れない姿勢が素晴らしい。スティーブ・カレルの真顔もずるい。最高に笑えます。そしてその気になれば強い。作中の真面目な場面では銃弾は一発も外してないですしね。相棒のアン・ハサウェイが綺麗なのは勿論ですが、コメディを演じるのは凄く新鮮に感じました。(男性 20代)


スティーブ・カレル演じるマックスがスパイとは思えないドジさと胡散臭さでとにかく笑える今作。マックスとバディを組むエージェント99を演じるのはアン・ハサウェイ、彼らの上司にドウェイン・ジョンソンとかなり豪華なキャストが揃っていますが、全員笑わせに来ているのが最高です。
スティーブ・カレルはこういったコミカルな役を演じるのはもちろん、少しシリアスで大物感のある役どころも物凄く上手く演じられる、素晴らしい役者だなと思いました。(女性 30代)


おっちょこちょいの分析官である主人公に何度笑わされたことだろう。下品だったり、痛々しいシーンは数えきれない。しかしながら、どんな極悪人でも、中身まで心底腐っているわけではなく、実は日常生活のストレスにさらされていたりするなどの悩みを持つ、人間らしい人間であることを理解しなければならないという、自分の信念を信じ、突き進む姿に応援したくなる。アン・ハサウェイとの掛け合いは最初から最後まで笑いを誘った。(女性 20代)

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