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映画『恋するマドリ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『恋するマドリ』の概要:突然結婚すると言い始めた姉と喧嘩をしたユイは、初めての1人暮らしをすることになった。引っ越しをきっかけに、ユイを取り巻く環境は変わっていく。偶然の出会いが作り出す、不思議な三角関係を描いたラブストーリー。新垣結衣初主演作品。

映画『恋するマドリ』の作品情報

恋するマドリ

製作年:2007年
上映時間:113分
ジャンル:ラブストーリー
監督:大九明子
キャスト:新垣結衣、松田龍平、菊地凛子、中西学 etc

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映画『恋するマドリ』の登場人物(キャスト)

青木ユイ(新垣結衣)
20歳の美大生。課題として、イスのデザインをしている。アツコが住んでいた部屋に、入れ替わるように引っ越してきた。タカシのことが少し気になっている。大人しい性格だが、時にとんでもない行動力を発揮する。
大野タカシ(松田龍平)
ユイの真上の部屋の住人。針葉樹の色素から発光体を抽出する研究をしている。奈良の山師一族の長男で、木に詳しい。何も告げずに引っ越していった恋人のアツコを探している。
順田アツコ(菊地凛子)
ユイの部屋の元住人で、現在はユイが姉と暮らしていた家に住んでいる。一級建築士。タカシとは別れたつもりでいる。熱狂的なプロレスファン。海外留学する予定。
田中(ピエール瀧)
タカシが勤める研究室の主任。タカシのことを先生と呼んでいる。
野田きつこ(内海桂子)
ユイの隣の部屋の住人。ユイが悩んでいるときに、度々声をかけてくれる。
マイ(江口のりこ)
ユイの姉。長年の夢だったカフェをオープンする3ヶ月前に妊娠が発覚し、結婚する。
サチ(廣田朋奈)
ユイの大学の友人。タカシがいる研究室で働く予定だった。通称サッチ。
アキラ(世良公則)
アツコの父。アツコが幼い時にアツコの母とは離婚しており、海外へ留学するアツコを見送りに来た。

映画『恋するマドリ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『恋するマドリ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『恋するマドリ』のあらすじ【起】

ユイは姉のマイが長年の夢を叶え、3ヶ月後にカフェをオープンすることを楽しみに待っていた。そのカフェでは自分がデザインしたイスを使ってもらう予定だった。しかし、マイは妊娠を理由に結婚すると言い出す。

マイと喧嘩したユイは、1人暮らしを始める。引っ越しの日、ユイが依頼したのは現役のプロレスラーが作業員として働いているヘラクレス運輸で、荷解きの際に割ってしまった茶碗のお詫びとしてユイはプロレスの試合のチケットを渡される。

引っ越しの挨拶を終えたユイ。ユイは母親との電話で、前途多難な1人暮らしの始まりに愚痴をこぼしてしまう。上の階に住むタカシには冷たく断られてしまい、きつこ以外の住人は引っ越し蕎麦を受け取ってくれなかった。

前に住んでいた家に忘れ物を取りに行ったユイは、アツコに出会う。ユイは庭に置かれているイスに見惚れる。後日、そのイスを作ったのがアツコだと知ったユイはアツコの家を訪れる。コンペ用のイスを作る相談に乗ってほしいと頼むユイ。アツコは期間限定で了承する。そんなとき、アツコの携帯電話に着信がある。アツコはその電話を無視する。

ユイの部屋。不審な物音に気が付いたユイは、ドアスコープを覗き込む。そこには鍵を開けようとするタカシがいた。不審に思い扉を開けたユイに、タカシは階を間違えたと説明する。

映画『恋するマドリ』のあらすじ【承】

ユイとサチは大学の課外授業で木の市を訪れる。そこでタカシを発見し、サチの腕を掴んで逃げるように走り出すユイ。転んだサチは、怪我をする。

翌日。サチの代わりとして働くことになったユイが訪れた研究室には、タカシがいた。針葉樹の色素から発光体を作る研究をしているタカシは、2週間後に大きな発表を控えている。実用化には赤青緑の3色のバイオELが必要だが、緑色ELの発光量はまだ不十分だった。タカシは、それが発表会までの課題だと説明する。

タカシに、キッチンの床下収納で種の世話をするよう頼まれたユイ。そこで前の住人が忘れていった布を見つける。その布は、アツコが作ったイスに使われていた。前の住人がアツコだと気が付いたユイは、それを持ってアツコの家に行く。気持ちを切り替えるために引っ越したアツコは、付き合っていた彼氏と自然消滅したとユイに告げる。

買い出しからの帰り道。タカシを見かけたユイは声をかけ、2人は共に帰路につく。ユイのポストには、アツコへの郵便物が届いていた。直接アツコへ渡すために郵便物を持ち帰ろうとするユイ。タカシは、ユイの部屋の前の住人がどこに引っ越したのかをどうしても知りたいと言う。ユイの部屋に住んでいたアツコは、音信不通となったタカシの彼女だった。

仕事中、ユイはタカシに彼女の存在について問いかける。タカシはアツコと同棲の計画を立てており、自分がストーカーではないと否定する。

映画『恋するマドリ』のあらすじ【転】

タカシとアツコの関係を知ったユイ。きつこの歌からヒントを得たユイは、内緒でタカシとアツコを会わせることにする。タカシとアツコをそれぞれ和菓子屋へ誘うというユイの計画は、うまくいかなかった。

ユイはアツコに、和菓子屋での計画を打ち明けようとする。試合が始まり興奮するアツコ。試合後、Tシャツにサインしてもらったアツコは、これで心置きなくインドへ留学に行けると満足げにする。

研究発表の前日。緑色ELの発光量はまだ足りない。発表の時間までにまだやれることがあるとユイに促されるタカシ。残り少ない材料を使い、2人はタカシの部屋で実験を始める。ユイがタカシの想定外の動きをしたことで、実験は成功する。

発表の準備中、ユイはバイオELが入った試験管を落として割ってしまう。焦るユイに、タカシはアツコが予備を持っていると口走る。それを聞いたユイは、アツコの家まで走る。ユイとタカシはアツコに電話を掛けるが、一向に繋がらない。

携帯の着信に合わせて緑色に光るストラップ。それが予備だと確信したユイは、タカシを助けたい一心でアツコに詰め寄る。アツコからストラップを受け取ったユイは、会場まで戻る。発表が成功した後、タカシはユイからアツコの居場所を聞き出す。

タカシはユイに案内され、アツコの家に来る。そこに、アキラを連れて帰ってきたアツコ。タカシは無言で立ち去る。アツコの居場所を教えなかったことを怒るタカシ。ユイはアキラの存在を知らなかった。それでもタカシの気持ちは収まらない。

映画『恋するマドリ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ユイの部屋に、種を取りに来たタカシ。アツコを思い続けるタカシに、ユイは現実を突きつける。タカシは謝るだけで、それ以上何も言わなかった。

翌朝。アツコが留学している間“にっこりイス”を預かる約束をしていたユイは、アツコの家を訪れる。暗い顔をするユイに、アキラを父だと紹介するアツコ。ユイはまさかの事実に驚愕する。

ユイが何度電話をしても、タカシは出ない。アツコもタカシに会おうとするが、結局会えなかった。アツコは気持ちを割り切り旅立つと宣言するが、ユイの心は複雑だった。

アツコが出発する日。窓の外に小さな虹を見たユイは、タカシが部屋にいることに気が付く。ベランダで水やりをするタカシ。ユイは全てを伝え、タカシを説得する。結局、ユイは1人で空港へと向かう。

ヘラクレス運輸とアキラの尽力もあり、ユイは空港へ到着する。インド行きの便がもうすぐ離陸することを確認したユイは、そのまま展望デッキへと向かう。飛行機に向かって思いの丈を叫ぶユイ。周囲は騒然とする。その中に、登場する便を変更して時間を潰していたアツコもいた。警備員に連行されるユイは、アツコの後ろにいるタカシを指さす。

季節が変わり、春。引っ越しをして新たなスタートをきることにしたユイは、穏やかな顔をしたタカシに見送られる。

映画『恋するマドリ』の感想・評価・レビュー

キャストが凄い豪華。新垣結衣さんは2015年に公開された映画『くちびるに歌を』での落ち着いた大人の女性の演技が頭に残っているため、初々しい演技が懐かしくて可愛らしいなと思った。主人公の青木ユイの心の成長が感じられる物語で、好感が持てた。20歳の等身大の女性の姿が描かれていたと思う。野田きつこ役の内海桂子さんが登場すると、安心感がある。ユイのことを気に掛ける優しいキャラクター性も素敵だった。(女性 30代)


初めての一人暮らしって不安と期待で何とも言えない不思議な気持ちになりますよね。そんな沢山の人が経験した事のある「大人」になる過程を物凄く優しい雰囲気で描いていました。
新垣結衣と言えば、ドラマにCMに引っ張りだこな人気女優ですが、今作は彼女の映画デビュー作品だそう。新垣結衣のナチュラルな雰囲気と、作品の世界観がマッチしていて見ていてほっこりしました。深く考えずに見られる作品なのでながら見にもぴったりです。(女性 30代)

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