この記事では、映画『憂鬱な楽園』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『憂鬱な楽園』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0034793
製作年 | 1996年 |
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上映時間 | 112分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | ホウ・シャオシェン |
キャスト | カオ・ジエ リン・チャン 伊能静 シュウ・グイイン |
製作国 | 台湾 日本 |
映画『憂鬱な楽園』の登場人物(キャスト)
- ガオ(ガオ・ジェ)
- 40才を目前にして全くうだつが上がらない中年ヤクザ。弟分のピィエンと恋人のマーホァを自分の家に置いてやり、いつもつるんで行動している。恋人のアインと結婚しいつか一旗上げてやろうと考えているが、やっていることは毎回行き当たりばったり。
- ピィエン(リン・チャン)
- ガオの弟分。すぐカッとなる性格で、いつも面倒を起こしてガオの手を焼かせる。
- マーホァ(伊能静)
- ピィエンの恋人。アインが勤めるバーでホステスをやっている。気は効かないが根は優しい。
- アイン(シュウ・グイイン)
- ガオの恋人。マーホァと同じ店に勤める先輩ホステス。自分との将来について、いつまで経ってもはっきりしないガオに歯痒い思いをしている。
- シイ(キン・ジェウェン)
- ガオの兄貴分。ガオやピィエンに仕事をさせて面倒を見ている。
映画『憂鬱な楽園』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『憂鬱な楽園』のあらすじ【起】
台北。チンピラのガオは、未だにヤクザの下っ端として食い扶持をつないでいた。舎弟のピィエンと彼の恋人のマーホァを自分の家に居候させて、三人で当て所ないその日暮らしの毎日を送っている。バーでホステスをしている恋人のアインには、投資事業で一発当てていずれ上海で一緒にディスコでも開こうと夢を語っている。しかし、アインは堅実な仕事をしてもらいたいと思っており、いつも話半ばに聞いていた。
ガオ達は、兄貴分のシイに賭博の胴元を頼まれて田舎町の平渓にやって来た。しかし、マーホァは遊んでいるだけで何もせず、ピィエンは住民にくだらない喧嘩を吹っ掛けて面倒を起こす。
ガオはシイと組んで進めていた投資で大損する。取引相手のシュウから金は戻らないと言われたシイは、怒ってシュウを監禁しようとする。そこへマーホァが自殺を図ったとアインから電話が掛かって来る。マーホァは、ホストクラブの借金100万元を踏み倒すつもりだったらしい。ガオは、知っていて止めなかったピィエンを怒鳴り散らす。
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映画『憂鬱な楽園』のあらすじ【承】
翌朝。ガオの実家の姉から、引っ越しをするから手伝えと電話が掛かって来る。ピィエンとマーホァを伴って三人はガオの実家へ向かう。引っ越しだけでなく、家の食堂の手伝いもさせられる羽目になった三人。相変わらずピィエンは役に立たず、マーホァは何もしない。
閉店後、ガオは父親と話をする。父はもともと中国本土の人間で台湾にやって来た外省人だった。故郷の上海へ戻って店をやりたいとガオに話すが、ガオは気の利いた言葉を掛けてやれない。
そこへシイが仲間のアトンを連れて、新たな儲け話を持ってやって来る。電力会社がシイの知り合いの土地を買収することになったらしく、土地と共に飼育ブタも資産として評価されるとのこと。種豚を他所から借りて来て増やせば、土地の評価額が上がって大儲けできる算段だと言う。早速、ガオとシイは養豚場を訪ねて、六千頭の豚をかき集める。
映画『憂鬱な楽園』のあらすじ【転】
今回の仕事はうまく行き、カラオケ・バーで宴会をして皆で成功を祝う。
ガオは宴会で酒を飲まされ泥酔状態で帰宅。さらに、父親に何もしてやれないこと、アインにプロポーズできないことを愚痴り始め、自分は社会に出ても何も出来ないと弱音を吐く。ピィエンとマーホァは、そんなガオを心配して慰める。
次の日、嘉義にあるピィエンの実家を訪れることになった3人は、バイクに乗って山道を登って行く。ピィエンは兄に、数年前に実家の土地が政府に買い上げされた話を持ち出す。そして、自分だけが分け前を貰えなかったのは何故だと詰め寄る。それに対して、土地の話をした時ピィエンが権利を自ら放棄したと兄は指摘した。そして、自分は一家の幸せを祈願して宗教に寄付したので、もう金はないと話した。ピィエンは身分証とハンコを送っただろと言って食い下がるが、もう自分はタッチしていないので叔父に聞けと兄に言われてしまう。
映画『憂鬱な楽園』の結末・ラスト(ネタバレ)
ガオが滞在するホテルにアインがやって来る。姉がいるアメリカに行こうと考えているとガオに話すアイン。そして、将来の見通しは立てているのかどうか改めてガオに問い詰める。それに対して、ガオは相変わらずはっきりとした答えを示せない。また、英語が喋れないのでアメリカには行けないと言ってアインを呆れさせる。
するとピィエンから電話が掛かって来る。叔父を訪ねて金を貰おうとしたところ、刑事をやっている従兄のミンランに警察に連れて行かれ、暴行を受けたと訴える。頭に血が昇っているピィエンは復讐すると息巻くが、ガオは冷静になれと宥める。ピィエンが言うことを聞かないので、ガオは仕方なくシイに拳銃を手配してもらう。
しかし、結局二人は密告されてミンランに捕まってしまう。これを知り嘉義に出向いて来たシイは、地元の代議士に根回ししてミンランを丸め込み、二人を釈放してもらう。
車で留置場を出た二人とマーホァは、途中ミンラン達に車のキーを放り捨てられて夜の山道に置き去りにされる。暗闇の中三人で鍵を探し、見つかった頃にはもう夜明け。その後も、車が畑に突っ込んで立ち往生してしまう。まるで、この後の三人の行く末を暗示しているようでもあった。
映画『憂鬱な楽園』の感想・評価・レビュー
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映画『憂鬱な楽園』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『憂鬱な楽園』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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