この記事では、映画『ヘンリー』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ヘンリー』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0049227
製作年 | 1986年 |
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上映時間 | 82分 |
ジャンル | クライム スリラー |
監督 | ジョン・マクノートン |
キャスト | マイケル・ルーカー トム・トウルズ トレイシー・アーノルド キャム・ヘスキン |
製作国 | アメリカ |
映画『ヘンリー』の登場人物(キャスト)
- ヘンリー・リー・ルーカス(マイケル・ルーカー)
- 無差別に殺人を繰り返す連続殺人鬼。少年時代に、売春婦だった母親から心理的虐待を受けたことから人格が歪んでしまう。
- オーティス・トゥール(トム・トウルズ)
- ヘンリーの相棒。服役中、刑務所で彼と知り合う。保護観察中の身だが、裏では薬物を売り捌いている。
- ベッキー(トレイシー・アーノルド)
- オーティスの妹。夫から暴力を受け家出、兄を頼って来る。ヘンリーと共鳴し、好意を寄せるようになる。
映画『ヘンリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ヘンリー』のあらすじ【起】
草叢に横たわる女性の死体。
ヘンリー・リー・ルーカスはカフェで食事を済ませた後、店員の女性と和やかな会話を交わし会計を済ませて店を出る。しかし実はヘンリーは、無差別に殺人を繰り返すシリアルキラーだった。バーを営む老夫婦、公衆トイレで声を掛けて来た売春婦、ヒッチハイクの女性…行く先々で当たり前のように人を殺して行くヘンリー。
ヘンリーは害虫駆除の仕事をしながら、刑務所で知り合ったオーティス・トゥールという男と一緒に暮らしていた。ある日、オーティスの妹のベッキーが兄を頼ってやって来る。ベッキーは夫のリーロイからDVを受けて家出して来たという。娘のローラを母親に預けて、ひとまず仕事を探すのでしばらく置いて欲しいということ。こうして、三人はしばらく同居生活をすることになる。
ベッキーはヘンリーが留守の間に、彼のことを根掘り葉掘りオーティスに尋ねる。オーティスはヘンリーと刑務所で知り合ったと答え、彼が母親をバットで殴り殺したという過去も話した。
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映画『ヘンリー』のあらすじ【承】
その夜、オーティスが出掛けヘンリーと二人になったベッキーは、病気で幼くして死んだ弟がいるとヘンリーから聞かされる。するとベッキーも、過去に父親から性的虐待を受けていたことを告白する。
さらにベッキーは、ヘンリーにオーティスから聞いた過去の母親殺しのことを尋ねた。ヘンリーは、売春婦の母親が男性を家に連れ込み、無理矢理ヘンリーに女装させて性行為を見せるなど精神的苦痛を与えられたので殺したと語った。ヘンリーは母親を刺し殺したと話すが、バットで殴り殺したとオーティスに聞いていたベッキーは不思議に思う。その後も撃ち殺したと言ったり話がころころ変わるが、特に気には留めなかった。ともあれ、ベッキーはヘンリーと自分の境遇を重ね合わせ、彼にシンパシーを感じ始める。
美容院で雇ってもらえることになったベッキーは、ヘンリーとオーティスに祝ってもらう。オーティスがふざけてベッキーにキスをすると、ヘンリーは急にものすごい剣幕で怒り出した。気まずい空気になったので、ベッキーは外へ飲みに行くように促し、二人は渋々それに応じる。
映画『ヘンリー』のあらすじ【転】
その後、ヘンリーとオーティスは売春婦二人を車に連れ込んでことに及ぼうとするが、ヘンリーは女二人を次々に殺害。何の躊躇いもなく殺人を犯すヘンリーに、オーティスは只々呆然とする。
次の日オーティスは、映らなくなった家のテレビをイライラして破壊してしまう。新しいテレビを買いに、二人はガレージで闇商売をしている男のところに出向く。ヘンリーは、足元を見て法外な値段を吹っ掛けて来る店主を殺害し、カラーテレビとビデオカメラを盗んで立ち去る。
オーティスは出所してからも保護観察官と月1回の面談がある。そのためガソリンスタンで真面目に働くふりをして、裏では薬物を売り捌いていた。彼はバイセクシャルで、ある日取引相手の男子学生に関係を迫ろうとする。しかし、拒絶されたことでストレスを鬱積させていた。
イライラを募らせるオーティスを見かねたヘンリーは、人を殺してストレスを発散すればいいと言って銃を渡す。ただし、足がつくので自分と関わりのない人物を狙うように忠告する。二人は車が故障しているふりを装い、車を止めた見ず知らずの若者を銃殺。味をしめたオーティスはその後もヘンリーと一緒に殺人を重ねるようになる。
映画『ヘンリー』の結末・ラスト(ネタバレ)
ビデオカメラで殺害の様子を撮影するなど快楽的に殺人を行うオーティスに対し、ヘンリーは相変わらず「息をするように」淡々と人々を手に掛けていく。そんなヘンリーもベッキーにだけは紳士的に接し、ベッキーもヘンリーに好意を寄せるようになる。ベッキーは娘の元に戻りたいと話し、一緒に来て欲しいとヘンリーを誘う。ヘンリーは返事を保留し、ひとまず二人で食事に行くことになる。
帰宅するとオーティスが酔って寝ていたので、ベッキーはヘンリーに関係を迫る。しかし、気付いたオーティスに見つかって冷やかされたため、ヘンリーはそそくさと出掛けて行く。
ヘンリーが帰って来るとオーティスがベッキーを暴行していた。ヘンリーはオーティスを殴り付け、二人は揉み合いになる。ベッキーが櫛でオーティスの目を突き刺すと、ヘンリーが止めを刺しオーティスは絶命する。ヘンリーは遺体を切断し、バッグに詰め込んでベッキーと車に乗って逃げる。途中バラバラにした遺体を川に捨て、二人はそのままモーテルに泊まる。
翌朝、モーテルから出て来たのはヘンリー独りだった。しばらく車を走らせてから停車したヘンリーは、トランクから大きなスーツケースを取り出す。そして車道脇にスーツケースを置いてそのまま走り去っていった。
映画『ヘンリー』の感想・評価・レビュー
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映画『ヘンリー』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ヘンリー』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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